台本概要
504 views
タイトル | 『中村助手シリーズ』〜エピソードゼロ〜 |
---|---|
作者名 | Juuki (@Juuki_Voice) |
ジャンル | ミステリー |
演者人数 | 3人用台本(男2、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
〜あらすじ〜 これは中村助手がラン丸探偵と出会う前のおお話。 とある施設にて、寺岡弁護士と桃井が何者かに殺害された状態で発見された。 探偵の窪塚と中村助手は、容疑者であるDr.棚田川を追い詰める! * シリーズ的に全然進んでないのにエピソードゼロを書いちゃってることには目をつむってほしいプチ台本。 いろいろとガバガバなギャグミステリーとなっております。 ノリでやってください。 504 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
中村 | 不問 | 38 | 口の悪い探偵助手。中性的な見た目で、年齢や性別は秘密。 |
窪塚 | 男 | 31 | 推理力のあまりない探偵。中村の上司 |
棚田川 | 男 | 32 | 今回の事件の第一容疑者。常識人。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
中村助手 #0
中村:さぁ、追い詰めましたよ…観念しなさいDr.棚田川!呼びにくい名前しやがって…この悪人面!さてはお前、今指名手配されてる極悪人だな!?
棚田川:余計なお世話だ!このポンコツ探偵!!そして顔で人を判断するな!
中村:ふふん…残念ながら、この中村はポンコツでもなければ探偵ですらないんですよ!
棚田川:何を勝ち誇ってるんだ!それ何の自慢にもなってないからな!!
窪塚:中村くん、本当に棚田川さんはこの事件の犯人なのかい?
中村:ええ、そうですよ、窪塚さん。寺岡弁護士と桃井さんを殺し、近藤さんを犯人に仕立てあげ、さらにアルティメットサファイアを盗んだ犯人は、このDr.棚…たな…た、棚だ…えっと、たながわ…なんですよ!!
棚田川:お前さっきはちゃんと言えてたよな!?俺の苗字!!
窪塚:プチ台本なのにムダに要素が多いのはさて置き…アルティメットサファイアとかはどこにあったんだい!?見たことないけども!!
中村:さ、大人しくお縄に付けー!!人間の底辺!!
棚田川:お前口悪いの早めに直しといた方がいいぞ!!
棚田川:そして俺は冤罪だ!!信じてください探偵さん!!
窪塚:……彼はああ言ってるぞ?
中村:犯人はみんなそう言うんです、信用しないように!
窪塚:しかしだな…中村くんの提示した証拠にはいささか無理があるようにしか思えないのだが…
中村:ええっ!?ちょっとちょっと、何を仰っているんですか窪塚さん!本気で言ってるんですか!?
窪塚:いや…面目ない。…あれ?なんで謝ってるんだろう私…
中村:では、こうしましょう。今ここでこの中村が事件を一から整理していきましょう、さっきもやったんですけどねー!!
窪塚:あぁ、頼むよ中村くん!
棚田川:そういうのはそっちで勝手にやってくれないかなぁ!?
中村:まず、第一の事件、寺岡弁護士殺しから推理していきましょう!さっきもやったんですけどねー!!
窪塚:うん、何度もお手間をおかけしてすまないんだけども、もう一度お願いするよ。
中村:まず、寺岡弁護士の死因はなんでしょうか!はい、あなた!
棚田川:あ、俺!?えっと…青酸系の毒物による中毒死、じゃなかったのか?
中村:難しい言葉を使わないでください!! 偉そうに!!!
棚田川:え、何で怒られたの今!?
中村:はい、そうですね。ヤバいもんペロっちゃったからですね!!
窪塚:それはちょっとざっくりしすぎではないかな!
棚田川:それがどうしたってんだ!毒のビンは誰でも開けられる戸棚に入っていたし、俺じゃなくても殺人は可能だったはずだ!
窪塚:そうだよ、中村くん。あの戸棚には鍵なんてかかってなかったし、桃井さんでも、近藤でも手に取ることはできたわけだから
中村:ふふん、そんなのでうまく言い逃れたつもりですか?たなださん…
棚田川:棚田川だ!いい加減覚えろバーカ!
中村:大事なことを見落としていますよ、ビンに書いてあったラベルを思い出してみてください
棚田川:ビンには《シアン化ナトリウム》と、毒物の名前が書いて貼ってあっただけだが…それがどうした
中村:日本語でお願いします!!
棚田川:知能指数ゼロかお前は!
窪塚:つまるところ、中村くんは何が言いたいんだい?
中村:あのビンには言葉で《毒物です》と、書かれていたわけではないんですよ?
中村:そしてあの戸棚には他にもいくつか薬品がありましたが、毒性があるものはそれだけだった
棚田川:何が言いたい…?
中村:秘書の桃井さんも清掃員の近藤さんも、シアン何とかという、そんなわけのわからない名前だけを見て、それが確実に相手を死に至らしめる毒物だと、わかるわけないじゃないですか!!
中村:しかし、あなたにはわかったはずです…なんてったって、Dr.ドナウ川!あなたは博士なんですから!!
棚田川:棚田川だ!!そして俺はお医者さんだ!
窪塚:確かに、彼の言うとおりだ…棚田川さん!説明をお願いします!
棚田川:だから…!お二人も見たでしょう?毒とは書いてないけど、ラベルにドクロマークがあるのを!あれ見りゃ誰でも毒だってわかりますよ!
中村:ふふ……ハッハッハッハ!!!わすれてました!!
窪塚:え、だ…大丈夫、なの、かい?中村くん…!?
棚田川:で、次はなんだ?桃井さんが銃殺された件についてか?言っておくが、俺はピストルなんて持ってないからな
窪塚:一回考え直そう!中村くん!証拠の見直しから──
中村1:それについては、もう解けています!
窪塚:ねぇ、聞いてる!?
中村:あの現場からは薬莢(やっきょう)はおろか、銃弾すら見つかっていない、桃井さんの体内からも検出はされていない…これはどういうことかわかりますか?
棚田川:それはあれじゃないか?凶器のピストルは──
中村:あなたには聞いていません!ナイル川!
棚田川:なぜだろう…怒りすら湧かない
窪塚:んー…ダメださっぱりわからん、中村くんの推理を聞かせてくれないかい?
中村:いいでしょう!冥土の土産に!!
窪塚:私はまだ死にたくないのだけどね
中村:まず、桃井さんは銃殺ではありませんよ?
窪塚:な、何っ? そ、それじゃあ、あの頭に残された弾痕は何なのだ?
中村:ハッハッハ、今から説明しますよ!あぁ、それともCMとかはさんじゃいますか?
棚田川:うぜぇ…
中村:ピストルなんかなくても、あの弾痕のような傷は偽装できるんですよ。Dr.ミシシッピ川!あなたならね!!
棚田川:くそ…文字数すら合ってねぇよもう…
中村:あなたの経歴を少し調べさせていただきました…おぉ、探偵っぽい♪はい、そして…この中村、ある大会の記録に目をつけたわけです
窪塚:ある大会とは一体なんなんだい!?
中村:アマゾン川さんはその大会で優勝されていますね…?
中村:覚えてらっしゃらないかと思いますが、その大会で優勝できてしまう実力があれば、ピストルなんかいらないんですよ
窪塚:は、早く教えてくれ!このままCM入るのとか無しだからね!?
中村:その大会、とは…『さくらんぼの種飛ばし大会』です!!
窪塚:お、おぉおおおぉぉおおおお…!??
中村:ハドソン川さんの記録は10.7m! それだけの飛距離を出すことができれば人間の頭をさくらんぼの種で撃ち抜くことすら余裕でしょう!!
中村:さぁ!何か言い訳してみてください! 最も、僕を納得させられれば、の話ですがね!!
棚田川:現場にさくらんぼの種は落ちてたのか?
中村:いいえ!!!
棚田川:なんでそんな自身満々だったんだよ!!ちょっと恐怖すら感じるよ!!
中村:そんなに言うんなら!リオグランデ川さんがこの事件の説明をしてみてくださいよ!
中村:銃殺でありながら、現場には弾も落ちてなかったんですよ!?こんなクソ難しい事件ありますか!?
窪塚:実は……私も手詰まりで困っていまして…少しお知恵をお借りできませんでしょうか
棚田川:そんな急に振られてもな…た、例えば、ですけど…掃除機あるじゃないですか?それをパイプか何か、筒状のものにつないで空気を吸い出し、中を真空の状態にするんです。
棚田川:そして一方には厚手のビニールか何かで蓋をして、もう片方には弾になり、かつ証拠が残らないもの…多分氷とかだと思うんですけど、それを隙間のないように詰めておくんです。
棚田川:標準を桃井さんに向けて、ビニールに穴をあければ、空気圧で氷が勢いよく飛び出し、頭を貫く…つまり空気砲ですね。あとはその空気砲をバラして清掃用具と一緒に回収してしまえば、近藤さんにも犯行は十分に可能なんじゃないですかね
窪塚:…え、神田川さんすごくない?
棚田川:「いや、別に…思ったこと言っただけですけど。あと、棚田川です
窪塚:え、じゃあじゃあ!最後のアルティメットサファイアの件についてはどうでしょうか!?私はそんなもの見たことないんだけど
棚田川:それは俺も初めて聞きましたよ
窪塚:え、じゃあ何、アレなんだったの?
棚田川:知らないですけど。そういえば近藤さん、今指名手配中の怪盗に良く似ているような気がしますね…
棚田川:そのアルティメットナントカを盗んだところを、あの寺岡弁護士とその秘書の桃井さんに見られてしまっていたとしたら…殺さざるを得ない。だから清掃員として潜入し、命を奪った…ってところでしょうかね
窪塚:はぁ〜〜、なるほどなぁ…さすが利根川さん…!
棚田川:棚田川です。…いい加減、俺の疑いは晴れましたか?
窪塚:んー…かと言ってそう言われたらそうでもないような…アリバイとか色々あるだろうし
窪塚:…あれ?そういえば先ほどから近藤の姿が見えないな。…さては逃げたか…!?
中村:あ、終わりました?
窪塚:聞いてなかったのかい!?駿河湾さんの今の見事な推理を!
棚田川:川ですらねえ!!!
中村:ええ。きれいさっぱり聞いてませんでした。漫画読んでました
窪塚:あのさ、中村くん。えっと…大変申し上げにくいんだけどもさ、君のことクビにしていいかな
中村:えぇ~、そんなぁ…じゃあこれから僕はどうすればいいんですか!?
中村:ま、別にいいですけど。まだアテがありますので!それでは、ごきげんよう!
窪塚:え、あっ…ちょっと?中村くん!? もうちょっと粘ろうとかないわけ?ねぇ! 中村くん!!ちょっと!!
窪塚:あ、オホーツク海さんはここで待機を!!どこ行くんだい!中村くーん!
棚田川:…………棚田川、です……
中村助手 #0
中村:さぁ、追い詰めましたよ…観念しなさいDr.棚田川!呼びにくい名前しやがって…この悪人面!さてはお前、今指名手配されてる極悪人だな!?
棚田川:余計なお世話だ!このポンコツ探偵!!そして顔で人を判断するな!
中村:ふふん…残念ながら、この中村はポンコツでもなければ探偵ですらないんですよ!
棚田川:何を勝ち誇ってるんだ!それ何の自慢にもなってないからな!!
窪塚:中村くん、本当に棚田川さんはこの事件の犯人なのかい?
中村:ええ、そうですよ、窪塚さん。寺岡弁護士と桃井さんを殺し、近藤さんを犯人に仕立てあげ、さらにアルティメットサファイアを盗んだ犯人は、このDr.棚…たな…た、棚だ…えっと、たながわ…なんですよ!!
棚田川:お前さっきはちゃんと言えてたよな!?俺の苗字!!
窪塚:プチ台本なのにムダに要素が多いのはさて置き…アルティメットサファイアとかはどこにあったんだい!?見たことないけども!!
中村:さ、大人しくお縄に付けー!!人間の底辺!!
棚田川:お前口悪いの早めに直しといた方がいいぞ!!
棚田川:そして俺は冤罪だ!!信じてください探偵さん!!
窪塚:……彼はああ言ってるぞ?
中村:犯人はみんなそう言うんです、信用しないように!
窪塚:しかしだな…中村くんの提示した証拠にはいささか無理があるようにしか思えないのだが…
中村:ええっ!?ちょっとちょっと、何を仰っているんですか窪塚さん!本気で言ってるんですか!?
窪塚:いや…面目ない。…あれ?なんで謝ってるんだろう私…
中村:では、こうしましょう。今ここでこの中村が事件を一から整理していきましょう、さっきもやったんですけどねー!!
窪塚:あぁ、頼むよ中村くん!
棚田川:そういうのはそっちで勝手にやってくれないかなぁ!?
中村:まず、第一の事件、寺岡弁護士殺しから推理していきましょう!さっきもやったんですけどねー!!
窪塚:うん、何度もお手間をおかけしてすまないんだけども、もう一度お願いするよ。
中村:まず、寺岡弁護士の死因はなんでしょうか!はい、あなた!
棚田川:あ、俺!?えっと…青酸系の毒物による中毒死、じゃなかったのか?
中村:難しい言葉を使わないでください!! 偉そうに!!!
棚田川:え、何で怒られたの今!?
中村:はい、そうですね。ヤバいもんペロっちゃったからですね!!
窪塚:それはちょっとざっくりしすぎではないかな!
棚田川:それがどうしたってんだ!毒のビンは誰でも開けられる戸棚に入っていたし、俺じゃなくても殺人は可能だったはずだ!
窪塚:そうだよ、中村くん。あの戸棚には鍵なんてかかってなかったし、桃井さんでも、近藤でも手に取ることはできたわけだから
中村:ふふん、そんなのでうまく言い逃れたつもりですか?たなださん…
棚田川:棚田川だ!いい加減覚えろバーカ!
中村:大事なことを見落としていますよ、ビンに書いてあったラベルを思い出してみてください
棚田川:ビンには《シアン化ナトリウム》と、毒物の名前が書いて貼ってあっただけだが…それがどうした
中村:日本語でお願いします!!
棚田川:知能指数ゼロかお前は!
窪塚:つまるところ、中村くんは何が言いたいんだい?
中村:あのビンには言葉で《毒物です》と、書かれていたわけではないんですよ?
中村:そしてあの戸棚には他にもいくつか薬品がありましたが、毒性があるものはそれだけだった
棚田川:何が言いたい…?
中村:秘書の桃井さんも清掃員の近藤さんも、シアン何とかという、そんなわけのわからない名前だけを見て、それが確実に相手を死に至らしめる毒物だと、わかるわけないじゃないですか!!
中村:しかし、あなたにはわかったはずです…なんてったって、Dr.ドナウ川!あなたは博士なんですから!!
棚田川:棚田川だ!!そして俺はお医者さんだ!
窪塚:確かに、彼の言うとおりだ…棚田川さん!説明をお願いします!
棚田川:だから…!お二人も見たでしょう?毒とは書いてないけど、ラベルにドクロマークがあるのを!あれ見りゃ誰でも毒だってわかりますよ!
中村:ふふ……ハッハッハッハ!!!わすれてました!!
窪塚:え、だ…大丈夫、なの、かい?中村くん…!?
棚田川:で、次はなんだ?桃井さんが銃殺された件についてか?言っておくが、俺はピストルなんて持ってないからな
窪塚:一回考え直そう!中村くん!証拠の見直しから──
中村1:それについては、もう解けています!
窪塚:ねぇ、聞いてる!?
中村:あの現場からは薬莢(やっきょう)はおろか、銃弾すら見つかっていない、桃井さんの体内からも検出はされていない…これはどういうことかわかりますか?
棚田川:それはあれじゃないか?凶器のピストルは──
中村:あなたには聞いていません!ナイル川!
棚田川:なぜだろう…怒りすら湧かない
窪塚:んー…ダメださっぱりわからん、中村くんの推理を聞かせてくれないかい?
中村:いいでしょう!冥土の土産に!!
窪塚:私はまだ死にたくないのだけどね
中村:まず、桃井さんは銃殺ではありませんよ?
窪塚:な、何っ? そ、それじゃあ、あの頭に残された弾痕は何なのだ?
中村:ハッハッハ、今から説明しますよ!あぁ、それともCMとかはさんじゃいますか?
棚田川:うぜぇ…
中村:ピストルなんかなくても、あの弾痕のような傷は偽装できるんですよ。Dr.ミシシッピ川!あなたならね!!
棚田川:くそ…文字数すら合ってねぇよもう…
中村:あなたの経歴を少し調べさせていただきました…おぉ、探偵っぽい♪はい、そして…この中村、ある大会の記録に目をつけたわけです
窪塚:ある大会とは一体なんなんだい!?
中村:アマゾン川さんはその大会で優勝されていますね…?
中村:覚えてらっしゃらないかと思いますが、その大会で優勝できてしまう実力があれば、ピストルなんかいらないんですよ
窪塚:は、早く教えてくれ!このままCM入るのとか無しだからね!?
中村:その大会、とは…『さくらんぼの種飛ばし大会』です!!
窪塚:お、おぉおおおぉぉおおおお…!??
中村:ハドソン川さんの記録は10.7m! それだけの飛距離を出すことができれば人間の頭をさくらんぼの種で撃ち抜くことすら余裕でしょう!!
中村:さぁ!何か言い訳してみてください! 最も、僕を納得させられれば、の話ですがね!!
棚田川:現場にさくらんぼの種は落ちてたのか?
中村:いいえ!!!
棚田川:なんでそんな自身満々だったんだよ!!ちょっと恐怖すら感じるよ!!
中村:そんなに言うんなら!リオグランデ川さんがこの事件の説明をしてみてくださいよ!
中村:銃殺でありながら、現場には弾も落ちてなかったんですよ!?こんなクソ難しい事件ありますか!?
窪塚:実は……私も手詰まりで困っていまして…少しお知恵をお借りできませんでしょうか
棚田川:そんな急に振られてもな…た、例えば、ですけど…掃除機あるじゃないですか?それをパイプか何か、筒状のものにつないで空気を吸い出し、中を真空の状態にするんです。
棚田川:そして一方には厚手のビニールか何かで蓋をして、もう片方には弾になり、かつ証拠が残らないもの…多分氷とかだと思うんですけど、それを隙間のないように詰めておくんです。
棚田川:標準を桃井さんに向けて、ビニールに穴をあければ、空気圧で氷が勢いよく飛び出し、頭を貫く…つまり空気砲ですね。あとはその空気砲をバラして清掃用具と一緒に回収してしまえば、近藤さんにも犯行は十分に可能なんじゃないですかね
窪塚:…え、神田川さんすごくない?
棚田川:「いや、別に…思ったこと言っただけですけど。あと、棚田川です
窪塚:え、じゃあじゃあ!最後のアルティメットサファイアの件についてはどうでしょうか!?私はそんなもの見たことないんだけど
棚田川:それは俺も初めて聞きましたよ
窪塚:え、じゃあ何、アレなんだったの?
棚田川:知らないですけど。そういえば近藤さん、今指名手配中の怪盗に良く似ているような気がしますね…
棚田川:そのアルティメットナントカを盗んだところを、あの寺岡弁護士とその秘書の桃井さんに見られてしまっていたとしたら…殺さざるを得ない。だから清掃員として潜入し、命を奪った…ってところでしょうかね
窪塚:はぁ〜〜、なるほどなぁ…さすが利根川さん…!
棚田川:棚田川です。…いい加減、俺の疑いは晴れましたか?
窪塚:んー…かと言ってそう言われたらそうでもないような…アリバイとか色々あるだろうし
窪塚:…あれ?そういえば先ほどから近藤の姿が見えないな。…さては逃げたか…!?
中村:あ、終わりました?
窪塚:聞いてなかったのかい!?駿河湾さんの今の見事な推理を!
棚田川:川ですらねえ!!!
中村:ええ。きれいさっぱり聞いてませんでした。漫画読んでました
窪塚:あのさ、中村くん。えっと…大変申し上げにくいんだけどもさ、君のことクビにしていいかな
中村:えぇ~、そんなぁ…じゃあこれから僕はどうすればいいんですか!?
中村:ま、別にいいですけど。まだアテがありますので!それでは、ごきげんよう!
窪塚:え、あっ…ちょっと?中村くん!? もうちょっと粘ろうとかないわけ?ねぇ! 中村くん!!ちょっと!!
窪塚:あ、オホーツク海さんはここで待機を!!どこ行くんだい!中村くーん!
棚田川:…………棚田川、です……