台本概要

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タイトル 雫(しずく)
作者名 椿 麗華  (@Tsubaki_Reika)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 6月・梅雨の時期にぴったりな額紫陽花と恋のお話です。

ひとり読み・朗読用
所要時間 4分程度
性別不問です

*配信アプリ、動画サイト、ディスコード、ツイキャス等でのご使用にあたって、個別の連絡は不要ですが、必ず「作者名」「作品名」の表記をお願い致します。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 - 語り手。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:  0:朝に見る 0:額紫陽花の葉に光る露 0:  0:どこか泪に似ていて 0:情緒的で 0:  0:  0:零れそうで零れない 0:静かに光る恥じらいの雫は 0:女のそれに似ていて 0:どことなく艶(なま)めかしい 0:  0:誰に触れられなくても 0:その身を濡らし 0:凛としたふりをしながら 0:心を震わせる 0:  0:  0:本当は 0:もっと主張したいのに 0:  0:  0:「謙虚」という花言葉を持つ 0:額紫陽花 0:  0:ほかの紫陽花たちの隙間に 0:少し申し訳なさそうに 0:ひっそりと佇み 0:花を咲かせる 0:  0:  0:花に光る無数の朝露が 0:太陽に照らされ 0:きらきらと 0:  0:風が吹くと 0:くるくると回る風車に見えて 0:  0:その姿が愛らしくて 0:ついつい、ここに来てしまう 0:  0:  0:今度はあなたと二人で 0:ここに来よう 0:傘をさして 0:雨の下 0:  0:相合い傘で 0:あの橋を渡って 0:  0:  0:静かに燃ゆる恋心を 0:そっと抱きしめながら 0:あなたを想う 0:  0:永遠に 0:私だけのあなたに 0:なることはないと知りつつも 0:  0:ただ寄り添いたくて 0:あなたの隣で 0:  0:  0:水たまりの上に 0:泪が零れる 0:ひとしずく 0:  0:  0:額紫陽花の、恋の泪が 0:葉の先端からぽたりと零れ 0:また次に葉を濡らす、夜を待つ 0:  0:  0:(終わり)

0:  0:朝に見る 0:額紫陽花の葉に光る露 0:  0:どこか泪に似ていて 0:情緒的で 0:  0:  0:零れそうで零れない 0:静かに光る恥じらいの雫は 0:女のそれに似ていて 0:どことなく艶(なま)めかしい 0:  0:誰に触れられなくても 0:その身を濡らし 0:凛としたふりをしながら 0:心を震わせる 0:  0:  0:本当は 0:もっと主張したいのに 0:  0:  0:「謙虚」という花言葉を持つ 0:額紫陽花 0:  0:ほかの紫陽花たちの隙間に 0:少し申し訳なさそうに 0:ひっそりと佇み 0:花を咲かせる 0:  0:  0:花に光る無数の朝露が 0:太陽に照らされ 0:きらきらと 0:  0:風が吹くと 0:くるくると回る風車に見えて 0:  0:その姿が愛らしくて 0:ついつい、ここに来てしまう 0:  0:  0:今度はあなたと二人で 0:ここに来よう 0:傘をさして 0:雨の下 0:  0:相合い傘で 0:あの橋を渡って 0:  0:  0:静かに燃ゆる恋心を 0:そっと抱きしめながら 0:あなたを想う 0:  0:永遠に 0:私だけのあなたに 0:なることはないと知りつつも 0:  0:ただ寄り添いたくて 0:あなたの隣で 0:  0:  0:水たまりの上に 0:泪が零れる 0:ひとしずく 0:  0:  0:額紫陽花の、恋の泪が 0:葉の先端からぽたりと零れ 0:また次に葉を濡らす、夜を待つ 0:  0:  0:(終わり)