台本概要
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タイトル | 雫(しずく) |
---|---|
作者名 | 椿 麗華 (@Tsubaki_Reika) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
6月・梅雨の時期にぴったりな額紫陽花と恋のお話です。 ひとり読み・朗読用 所要時間 4分程度 性別不問です *配信アプリ、動画サイト、ディスコード、ツイキャス等でのご使用にあたって、個別の連絡は不要ですが、必ず「作者名」「作品名」の表記をお願い致します。 157 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
私 | 不問 | - | 語り手。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
0:朝に見る
0:額紫陽花の葉に光る露
0:
0:どこか泪に似ていて
0:情緒的で
0:
0:
0:零れそうで零れない
0:静かに光る恥じらいの雫は
0:女のそれに似ていて
0:どことなく艶(なま)めかしい
0:
0:誰に触れられなくても
0:その身を濡らし
0:凛としたふりをしながら
0:心を震わせる
0:
0:
0:本当は
0:もっと主張したいのに
0:
0:
0:「謙虚」という花言葉を持つ
0:額紫陽花
0:
0:ほかの紫陽花たちの隙間に
0:少し申し訳なさそうに
0:ひっそりと佇み
0:花を咲かせる
0:
0:
0:花に光る無数の朝露が
0:太陽に照らされ
0:きらきらと
0:
0:風が吹くと
0:くるくると回る風車に見えて
0:
0:その姿が愛らしくて
0:ついつい、ここに来てしまう
0:
0:
0:今度はあなたと二人で
0:ここに来よう
0:傘をさして
0:雨の下
0:
0:相合い傘で
0:あの橋を渡って
0:
0:
0:静かに燃ゆる恋心を
0:そっと抱きしめながら
0:あなたを想う
0:
0:永遠に
0:私だけのあなたに
0:なることはないと知りつつも
0:
0:ただ寄り添いたくて
0:あなたの隣で
0:
0:
0:水たまりの上に
0:泪が零れる
0:ひとしずく
0:
0:
0:額紫陽花の、恋の泪が
0:葉の先端からぽたりと零れ
0:また次に葉を濡らす、夜を待つ
0:
0:
0:(終わり)
0:
0:朝に見る
0:額紫陽花の葉に光る露
0:
0:どこか泪に似ていて
0:情緒的で
0:
0:
0:零れそうで零れない
0:静かに光る恥じらいの雫は
0:女のそれに似ていて
0:どことなく艶(なま)めかしい
0:
0:誰に触れられなくても
0:その身を濡らし
0:凛としたふりをしながら
0:心を震わせる
0:
0:
0:本当は
0:もっと主張したいのに
0:
0:
0:「謙虚」という花言葉を持つ
0:額紫陽花
0:
0:ほかの紫陽花たちの隙間に
0:少し申し訳なさそうに
0:ひっそりと佇み
0:花を咲かせる
0:
0:
0:花に光る無数の朝露が
0:太陽に照らされ
0:きらきらと
0:
0:風が吹くと
0:くるくると回る風車に見えて
0:
0:その姿が愛らしくて
0:ついつい、ここに来てしまう
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0:
0:今度はあなたと二人で
0:ここに来よう
0:傘をさして
0:雨の下
0:
0:相合い傘で
0:あの橋を渡って
0:
0:
0:静かに燃ゆる恋心を
0:そっと抱きしめながら
0:あなたを想う
0:
0:永遠に
0:私だけのあなたに
0:なることはないと知りつつも
0:
0:ただ寄り添いたくて
0:あなたの隣で
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0:水たまりの上に
0:泪が零れる
0:ひとしずく
0:
0:
0:額紫陽花の、恋の泪が
0:葉の先端からぽたりと零れ
0:また次に葉を濡らす、夜を待つ
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0:
0:(終わり)