台本概要

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タイトル アマゾネス女子会
作者名 パサコ
ジャンル コメディ
演者人数 4人用台本(女4)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界観:男子禁制の女による女の為の部族。
強い女性=美しい女性とされ、美しさは器量に左右されない美的感覚の部族。
成り立ちは孤児の女や他の村から幼い女を拐ってきて成り立っている。

※アマゾネスという設定上キャラクターの性別は変更不可ですが役者の性別は自由です
(なんならライラと長老は男性のほうがやりやすいまであるかもしれません)
※共演者さんに迷惑かからなければ何をやってくれても大丈夫です!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ライラ 68 ライラ 若い女の中では集落で一番強いとされているアマゾネス。ゴリラみたいな屈強な女。
アイシャ 58 アイシャ ライラの腰巾着。まぁまぁの強さ。チンパンジーみたいな女。
サラ 74 サラ 集落で一番弱い女。最近外の世界では自分は村の誰よりもイケてるんじゃないかと気づき始めてしまった。
長老 49 長老 族長、誰よりも強く、誰よりも掟に厳しいババァ。The、村長的な老害。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:〜本編〜 0:  0:  ライラ:(M)アマゾンの奥地に、ある一つの集落かあった。 アイシャ:(M)その集落には男が一人も存在しなかった。 サラ:(M)では、何故その集落が滅びないのか。 ライラ:(M)その集落での世代交代とは、狩り遠征部隊から引退する者が、孤児や近隣の村から幼い少女を拐い、我が子として育てること。 長老:(M)そう、つまりは、比喩や暗喩ではなく、この集落のアマゾネスは誰一人として男女の交わりを行った事がないのだ。 アイシャ:(M)女による女のみの女の為だけの世界に住むアマゾネス。 ライラ:(M)そんなアマゾネス達の価値基準として、美しいとはイコールとして強い女性のことをさしていた。 長老:(M)生きる力が強い女性を、美しく、価値がある女性と。毛が濃くても、鼻の穴が大きくても、足が臭くても、強い女性が美なのである。 サラ:(M)だからアタシは、集落で一番細くひ弱なアタシは、このセカイでは何者よりも醜くい女性として過ごしてきた。 ライラ:(M)だが、彼女は知ってしまった。 サラ:(M)男という種類の人間を。 アイシャ:(M)受けてしまった。 サラ:(M)自分に注がれる熱い視線を。 長老:(M)気付いてしまった。 サラ:(M)あれ、自分ってもしかして集落出たらけっこうイケてるんじゃないか、と。 0:  0:  0:  ライラ:…………。で、掟から自分を解放してほしい、と? サラ:はい…! アイシャ:ハァ?村一番のドブスが何ほざいてやがんだぁ? アイシャ:男に会った?美しいと言われた?…ハッ!真っ昼間から目ェ開けたまま寝言かァ!? サラ:違います!田中さんは言ってくれたんです! サラ:アタシの、コシのある艷やかで、でも柔らかくウエーブした長い黒髪に、ぱっちりと黒目がちな瞳にクリンと長く上を向いた睫毛、ぷっくりしっとりした唇に、きめ細やかな肌、細くて健康的で引き締まった腰に、重力知らずなお尻と乳房!!その全てが美しいって!!美しいってぇ!! ライラ:………(今美しいと言われた要素が理解できず、ヤレヤレとため息をつく) アイシャ:イヤイヤ、それのどこと美しいって言葉に繋がるんだよ? アイシャ:美しいってのは、ライラねぇ様みたいな、太く逞しい御腕(みうで)、鋭く光る眼光、力強く香る体臭、野性的で思わず顔を埋めたくなる全身に色濃く生え揃う体毛のようなことを言うんだよ!! ライラ:よせよ、フフ、照れるじゃないか…。 アイシャ:テメェにゃ一生かかったって手に入らない要素だけどなぁ! サラ:……………フフ(馬鹿にしたような吹き出し笑い) アイシャ:ヤイ、テメェ!何笑ってやがる! サラ:や、おかしくって ライラ:何が面白いってんだい? サラ:コホン。いえ、別に? アイシャ:ねぇ様ァ〜。なぁんかコイツ、調子のってません? ライラ:あぁ、言いたいことあるならはっきり言ったらどうなんだ? サラ:なら、その前にアタシからもききたいことがあるんですが、答えていただけますか? ライラ:なんだ? サラ:ライラさんに、アイシャさん…………あなた達、男性に興味はありますか? アイシャ:あるわけねぇだろ?! サラ:アイシャさんは、そうかもしれませんね。 サラ:で、ライラさんは? ライラ:……… アイシャ:アタイ達は誇り高きアマゾネスなんだぜ!?男だぁ?ハッ!そんな生物に興味なんか……… ライラ:ちょっとある…。 アイシャ:あるの!? ライラ:ちょっとね、ちょっとだけ。 アイシャ:いや、ちょっとでもあるんですよね!?なんで!? ライラ:いや、遠征したときに何度か見たことあるんだけどさ。アタイ達より身体がでかくて、鍛えてないヤツでもなんか、こう、ゴツゴツしてて…なんか、みてると胸が……な? アイシャ:な?じゃないですよ!え、ねぇ様何その顔!?え、なんか花とんでる!? ライラ:それに、なんか、いいニオイがしたんだよ…!たまらなくなる、野性的なニオイが!! アイシャ:ニオイ…? サラ:それは、フェロモンですよ。 ライラ:ふぇろもん? サラ:えぇ、フェロモンです。 サラ:男性は女性を誘惑するために独特なニオイを噴出していると田中さんにききました。 アイシャ:なんだってそんな?! サラ:子を作るためです!! ライラ:!!!! アイシャ:はぁ?子を作るためだぁ? サラ:アイシャさん、子供はどうやったらできるか、知ってますか!? アイシャ:村からはえてくんだろ?常識じゃねぇか! サラ:いいえ、違います。……ね?ライラさん? ライラ:………。 アイシャ:え…違うって…。ねぇ様!?あ、アイツまたでたらめ言ってやがるんですよね!? ライラ:いや、でたらめなんかじゃない…。子供は…………村からはえてこないんだ!! アイシャ:な、なんだってェ!?じ、じゃあどうやって…!? サラ:こちらの書物にその答えが全て記されています。 ライラ:そ、それは!? サラ:えぇ、あなたはよくご存知ですよね? サラ:あなたの寝所に大切にしまわれていたモノなのですから。 ライラ:か、返せ!!ソイツァ私の!! サラ:そう、ライラさんの隠し持っていたエロ本です! ライラ:〜ッ! アイシャ:エロ本って!!掟で禁止されている!? アイシャ:ねぇ様!?どういうことですか!? ライラ:スマナイ、アイシャ……!どうしても、好奇心という欲望に勝てなかったんだ…ッ!! アイシャ:そんな……ねぇ様のような屈強な戦士が負けちまう程の………。 サラ:アイシャ。それ程に、男という生き物は魅力的で、素晴らしい生物なんです。 ライラ:クッ…! アイシャ:ねぇ様…。 サラ:ね、アイシャも知りたくはありませんか?……男を。 0:  0:男伝授後 0:  アイシャ:クゥ〜!!男、ヤベェじゃんかよ〜!! アイシャ:ライラねぇ様、いや、ライラァ〜!こんな刺激的なモン、アタイに黙って独り占めしてたってぇのかぁ!? ライラ:ご、ごめんてぇ〜。だって、長老にバレたらどうなるかわかんなかったしぃ〜! アイシャ:ったくよぉ、肝心なとこで変に小心者だよなぁ、テメェはよぉ! ライラ:ふみゅぅ~。 サラ:さ、みなさん、男についてひとしきり知識が備わったところで…、アタシから良い知らせがあります。 アイシャ:良い知らせだぁ? サラ:アタシが、田中さんと良き仲になるにあたって、田中さんからとある提案を受けました。 ライラ:もったいぶらずに、さっさというんだよ! サラ:それは… ライラ:それは…? アイシャ:それは…? サラ:合コンです!! 0:  0:  0:  ライラ:長老!!! 長老:なんだいなんだい。若い衆が3人も揃って。 ライラ:長老、長老にお願いがあるんだ! 長老:どうしたんだい、餌を見つけたグリズリーのように鼻息を荒らげて。 ライラ:掟を……変えてくれ!!! 長老:掟を……? ライラ:あぁ。 アイシャ:アタイら、男と合コンしてぇんだ!! 長老:!!! アイシャ:だから、男関係の掟を…… 長老:誰の入れ知恵じゃ?………サラか? サラ:っ ライラ:サラは悪くない。私はサラに教わる前から男についてはかなり興味があった! 長老:…チィ。エロ本を読むだけで満足してるようだったから黙っていてやったものを…。 アイシャ:長老にもエロ本ばれてたんだね? ライラ:クソぅ!! サラ:エロ本の存在をご存知ということは、長老も男の素晴らしさを知っておいでですよね!? 長老:……。 サラ:でしたら、お願いします!私達、合コンに行きたいんです! 長老:ならん。 アイシャ:今しかないんすよ!! 長老:ならん! ライラ:長老もしってんだろ!?フェロモンのヤバさを!! 長老:ならん!!! ライラ:なぜですか!? 長老:……確かに、男は素晴らしい。我ら女人だけでは味わえない幸福感を与えてくれるじゃろう。 長老:今迄沸き起こったことの無い様々な感情を呼び覚まし、アマゾネス達の心をより一層豊かにしてくれるじゃろう。 サラ:なら……! 長老:だがならん!!! サラ:なぜ!! 長老:掟だからじゃ。 アイシャ:掟掟って、それって、合コンより大事なものなんですか!? 長老:大事じゃ。 ライラ:自分達の子孫を残すことよりも大事なのかよ!? 長老:大事じゃ! サラ:ならなぜ大事なのか、理由を説明してください! 長老:ウッサイわヴァーーーーーーカ!!!!! サラ:!? アイシャ:!? ライラ:!? 長老:ワシかて行きてぇわ合コン!!!ワシかて男とまぐわいてぇわ!!! ライラ:な、なら… 長老:じゃけど、貴様ら若い衆と違ぉてワシ70超えてんじゃよ!!なんならアラ80じゃわ!!3桁の大台だって夢じゃない年齢なんじゃヴァーーーカ!! 長老:それなのに馬鹿正直に掟守ってぇ?この年まで操(みさお)を箱入り娘させてぇの?天然記念物級の新品未使用キラキラピッカーンってかぁ!? ライラ:長老……? 長老:@#$%*&%%%ゞ仝ぞゴルァ!! ライラ:え、なんて!? 長老:良いよなぁ貴様らはぁ、合コン〜?ヒョヒョヒョ、若くてぴちぴち乙女なぁんて男どもも飢えたピューマのように飛びつくじゃろうなぁ? アイシャ:………。 長老:ちゅうわけで。掟は絶対なのじゃ。 サラ:…まさかとは思いますが、アタシ達を道連れにするために…? 長老:当たり前じゃろ。同じアナのムジナじゃ。 アイシャ:クソッババァ!!! ライラ:アイシャやめろ。 アイシャ:でもライラ! ライラ:私が殺る。 長老:ヒョヒョヒョ!良いのかライラ?お主気付いとらんじゃろうが、お主もどちらかといえばワシよりの立場なんじゃよ? ライラ:なんだと!?私はまだ18だ!!いけるはずだ!! 長老:ちちちち。年齢の話ではないわい。 ライラ:じゃあなんだってんだ! 長老:外見じゃよ。 サラ:っ!? ライラ:外見!? 長老:サラ、ライラに話してやる事があるんじゃないのか? サラ:……(顔背け) ライラ:……どういうことだよ? アイシャ:……あ。 ライラ:な、なんだ、どうしたんだアイシャ!? アイシャ:そういえば、サラから聞いてなかった…。 ライラ:何をだ!? アイシャ:含笑いの、理由を…。 ライラ:(バッとサラをみる) サラ:……っ ライラ:なぁ、サラもしかしてババァのいってた事と何か関係があるのか? サラ:………。 ライラ:そうなんだな!?なぁ、教えてくれ。あのときお前は何故笑ったんだ? サラ:……………。 ライラ:黙ってないでこたえろよ!!! サラ:………ライラ……さん……。 ライラ:頼むよ、サラ……。 サラ:………っ。わか、りました…。  サラ:…ライラさん、今からお伝えする話、気を強く持ってきいてくださいね。 ライラ:あ、あぁ…。 サラ:実は……。 ライラ:ゴクリ。 サラ:ライラさん。今のあなたは………男性には絶対もてません! ライラ:ッ!!!!? アイシャ:そんな…! サラ:この集落での、美意識は…外の世界での美的感覚と真逆のモノなんです…。 アイシャ:う、うそだろ!? サラ:本当です…。 アイシャ:じ、じゃあ、鋭い眼光は!? サラ:怖がられます。 アイシャ:野性的なニオイは!? サラ:不潔に思われます。 アイシャ:力強く生え揃った体毛は!? サラ:女性ではありえないです。 アイシャ:じ、じゃあ、逞しい筋肉も…… サラ:それは一部マニアには大うけしますが。 アイシャ:あ、それはいい……いや良くないじゃん一部マニアとか。 サラ:一般的には受け入れ辛い要素ではありますね…。 アイシャ:……そ、そんな………。 ライラ:……グスッ………ズズッ アイシャ:ライラ……。 サラ:ごめんなさい……ライラさん…。 ライラ:……いや、いい。サラが謝ることじゃないさ。 ライラ:それに、薄々、気付いてはいたんだ。 サラ:…え? ライラ:私が男に好かれる容姿じゃないってことをさ。 サラ:ど、どうして!? ライラ:………これさ。 アイシャ:それは、……エロ本! サラ:まさか! ライラ:あぁ、その中で男に愛されている女はみんな私と真逆の容姿をしている。 ライラ:そう、サラ、お前のようにな。 サラ:……っ ライラ:だから、薄々は気付いてたよ。 ライラ:…でも、認めたくなくてッ、私はぁ!気付かないッ……ふりを………グス、していたんだッ サラ:ライラ…。 アイシャ:ライラ、もういい!もうわかったから喋るな! ライラ:……ウッ…グスッ……グスッ! アイシャ:辛かったな……グスッ、辛かったなぁ…ライラァ…!! 長老:ふん、これでわかったじゃろ?貴様はワシ同様、掟を守る方が幸せなのじゃと。 アイシャ:酷すぎるぜ…!こんなのってあんまりだ…! アイシャ:アタイは男とまぐわいてぇ、でも、そうするとライラは!! 長老:ひょひょひょ、長年慕ってきた友を見捨てる等非道な真似は、流石にできんよなぁ? アイシャ:クソババァ…!!! 長老:さぁ、大人しく掟を受け入れるのじゃ! サラ:いいえ。 アイシャ:サラ!? 長老:サラよ、お主には血も涙もないのか?見捨てるというのか?ライラを。 サラ:いいえ、見捨てません! 長老:なにぃ? サラ:男性との出会いも、ライラさんとアイシャさんの友情も!どちらも諦めません!! 長老:ほざけぇ!相容れぬ2つの事象を両立させることは出来ぬのじゃあ!! サラ:できます!! 長老:ならば問おう。お主はどうやってこの問題を解決するというのじゃ!!? サラ:それは…これに全て記されています!! 長老:それは……エロ本!? サラ:このページからの流れ、長老も読んだことはありませんか!? 長老:……こ、こり(れ)は!? サラ:受け入れられないなら、変えれば良いのです! 長老:ハァッ!! サラ:ニオイが気になるなら身体を洗い香水をふればいい、体毛が気になるなら剃ればいい!顔が不細工なら化粧と髪型で誤魔化せばいい! 長老:そ、そんな手が…!いや、体型、筋肉はどうにもなるまい!? サラ:言ったでしょう?筋肉が好きで好きでたまらない男性もいるって。 長老:まさか!? サラ:そう既に、田中さんに合コンにそのような女性がタイプの男性をピックアップしていただいているのです! ライラ:…ということは………? アイシャ:ライラも合コンで男性ゲットできるってことだよ!! サラ:です! ライラ:………サラ! アイシャ:やったやった!これで気兼ねなく合コンにいける! 長老:……まさか、そんな……まさか……ワシは… サラ:それに、長老、アタシはあなたのことだって見捨ててはいません。 長老:なん、じゃと…? サラ:熟女好き。…という言葉をご存知ありませんか? アイシャ:熟女好き? ライラ:何だそれは? 長老:ま、まさか…! サラ:えぇ、そのまさかです。熟れた女性が好きな男性も合コンに呼んでありますよ。 長老:…おぉ、まさか、知識として認知してはいたが、実在したのか………では、ワシも…… サラ:はい、宜しければ、ご一緒に。 長老:おぉ………サラよ………ありがとう……ほんとうに………ありがとう………! サラ:では、掟は! 長老:あぁ!今、この時を持って男性関連の掟を全面廃止にする! アイシャ:てことは、アタイ達は合コンに!? 長老:あぁ、行ける!むろん、ワシもじゃ! アイシャ:ヤッターーー!!サラーーー!!ありがとうサラーーー!! サラ:ふふ、ではみなさん合コンにふさわしく身支度しなくてはですね! ライラ:あぁ!さぁ、みんな! 長老:まーぐわうぞーーーー!!! 0:  0:  0:続く………?

0:〜本編〜 0:  0:  ライラ:(M)アマゾンの奥地に、ある一つの集落かあった。 アイシャ:(M)その集落には男が一人も存在しなかった。 サラ:(M)では、何故その集落が滅びないのか。 ライラ:(M)その集落での世代交代とは、狩り遠征部隊から引退する者が、孤児や近隣の村から幼い少女を拐い、我が子として育てること。 長老:(M)そう、つまりは、比喩や暗喩ではなく、この集落のアマゾネスは誰一人として男女の交わりを行った事がないのだ。 アイシャ:(M)女による女のみの女の為だけの世界に住むアマゾネス。 ライラ:(M)そんなアマゾネス達の価値基準として、美しいとはイコールとして強い女性のことをさしていた。 長老:(M)生きる力が強い女性を、美しく、価値がある女性と。毛が濃くても、鼻の穴が大きくても、足が臭くても、強い女性が美なのである。 サラ:(M)だからアタシは、集落で一番細くひ弱なアタシは、このセカイでは何者よりも醜くい女性として過ごしてきた。 ライラ:(M)だが、彼女は知ってしまった。 サラ:(M)男という種類の人間を。 アイシャ:(M)受けてしまった。 サラ:(M)自分に注がれる熱い視線を。 長老:(M)気付いてしまった。 サラ:(M)あれ、自分ってもしかして集落出たらけっこうイケてるんじゃないか、と。 0:  0:  0:  ライラ:…………。で、掟から自分を解放してほしい、と? サラ:はい…! アイシャ:ハァ?村一番のドブスが何ほざいてやがんだぁ? アイシャ:男に会った?美しいと言われた?…ハッ!真っ昼間から目ェ開けたまま寝言かァ!? サラ:違います!田中さんは言ってくれたんです! サラ:アタシの、コシのある艷やかで、でも柔らかくウエーブした長い黒髪に、ぱっちりと黒目がちな瞳にクリンと長く上を向いた睫毛、ぷっくりしっとりした唇に、きめ細やかな肌、細くて健康的で引き締まった腰に、重力知らずなお尻と乳房!!その全てが美しいって!!美しいってぇ!! ライラ:………(今美しいと言われた要素が理解できず、ヤレヤレとため息をつく) アイシャ:イヤイヤ、それのどこと美しいって言葉に繋がるんだよ? アイシャ:美しいってのは、ライラねぇ様みたいな、太く逞しい御腕(みうで)、鋭く光る眼光、力強く香る体臭、野性的で思わず顔を埋めたくなる全身に色濃く生え揃う体毛のようなことを言うんだよ!! ライラ:よせよ、フフ、照れるじゃないか…。 アイシャ:テメェにゃ一生かかったって手に入らない要素だけどなぁ! サラ:……………フフ(馬鹿にしたような吹き出し笑い) アイシャ:ヤイ、テメェ!何笑ってやがる! サラ:や、おかしくって ライラ:何が面白いってんだい? サラ:コホン。いえ、別に? アイシャ:ねぇ様ァ〜。なぁんかコイツ、調子のってません? ライラ:あぁ、言いたいことあるならはっきり言ったらどうなんだ? サラ:なら、その前にアタシからもききたいことがあるんですが、答えていただけますか? ライラ:なんだ? サラ:ライラさんに、アイシャさん…………あなた達、男性に興味はありますか? アイシャ:あるわけねぇだろ?! サラ:アイシャさんは、そうかもしれませんね。 サラ:で、ライラさんは? ライラ:……… アイシャ:アタイ達は誇り高きアマゾネスなんだぜ!?男だぁ?ハッ!そんな生物に興味なんか……… ライラ:ちょっとある…。 アイシャ:あるの!? ライラ:ちょっとね、ちょっとだけ。 アイシャ:いや、ちょっとでもあるんですよね!?なんで!? ライラ:いや、遠征したときに何度か見たことあるんだけどさ。アタイ達より身体がでかくて、鍛えてないヤツでもなんか、こう、ゴツゴツしてて…なんか、みてると胸が……な? アイシャ:な?じゃないですよ!え、ねぇ様何その顔!?え、なんか花とんでる!? ライラ:それに、なんか、いいニオイがしたんだよ…!たまらなくなる、野性的なニオイが!! アイシャ:ニオイ…? サラ:それは、フェロモンですよ。 ライラ:ふぇろもん? サラ:えぇ、フェロモンです。 サラ:男性は女性を誘惑するために独特なニオイを噴出していると田中さんにききました。 アイシャ:なんだってそんな?! サラ:子を作るためです!! ライラ:!!!! アイシャ:はぁ?子を作るためだぁ? サラ:アイシャさん、子供はどうやったらできるか、知ってますか!? アイシャ:村からはえてくんだろ?常識じゃねぇか! サラ:いいえ、違います。……ね?ライラさん? ライラ:………。 アイシャ:え…違うって…。ねぇ様!?あ、アイツまたでたらめ言ってやがるんですよね!? ライラ:いや、でたらめなんかじゃない…。子供は…………村からはえてこないんだ!! アイシャ:な、なんだってェ!?じ、じゃあどうやって…!? サラ:こちらの書物にその答えが全て記されています。 ライラ:そ、それは!? サラ:えぇ、あなたはよくご存知ですよね? サラ:あなたの寝所に大切にしまわれていたモノなのですから。 ライラ:か、返せ!!ソイツァ私の!! サラ:そう、ライラさんの隠し持っていたエロ本です! ライラ:〜ッ! アイシャ:エロ本って!!掟で禁止されている!? アイシャ:ねぇ様!?どういうことですか!? ライラ:スマナイ、アイシャ……!どうしても、好奇心という欲望に勝てなかったんだ…ッ!! アイシャ:そんな……ねぇ様のような屈強な戦士が負けちまう程の………。 サラ:アイシャ。それ程に、男という生き物は魅力的で、素晴らしい生物なんです。 ライラ:クッ…! アイシャ:ねぇ様…。 サラ:ね、アイシャも知りたくはありませんか?……男を。 0:  0:男伝授後 0:  アイシャ:クゥ〜!!男、ヤベェじゃんかよ〜!! アイシャ:ライラねぇ様、いや、ライラァ〜!こんな刺激的なモン、アタイに黙って独り占めしてたってぇのかぁ!? ライラ:ご、ごめんてぇ〜。だって、長老にバレたらどうなるかわかんなかったしぃ〜! アイシャ:ったくよぉ、肝心なとこで変に小心者だよなぁ、テメェはよぉ! ライラ:ふみゅぅ~。 サラ:さ、みなさん、男についてひとしきり知識が備わったところで…、アタシから良い知らせがあります。 アイシャ:良い知らせだぁ? サラ:アタシが、田中さんと良き仲になるにあたって、田中さんからとある提案を受けました。 ライラ:もったいぶらずに、さっさというんだよ! サラ:それは… ライラ:それは…? アイシャ:それは…? サラ:合コンです!! 0:  0:  0:  ライラ:長老!!! 長老:なんだいなんだい。若い衆が3人も揃って。 ライラ:長老、長老にお願いがあるんだ! 長老:どうしたんだい、餌を見つけたグリズリーのように鼻息を荒らげて。 ライラ:掟を……変えてくれ!!! 長老:掟を……? ライラ:あぁ。 アイシャ:アタイら、男と合コンしてぇんだ!! 長老:!!! アイシャ:だから、男関係の掟を…… 長老:誰の入れ知恵じゃ?………サラか? サラ:っ ライラ:サラは悪くない。私はサラに教わる前から男についてはかなり興味があった! 長老:…チィ。エロ本を読むだけで満足してるようだったから黙っていてやったものを…。 アイシャ:長老にもエロ本ばれてたんだね? ライラ:クソぅ!! サラ:エロ本の存在をご存知ということは、長老も男の素晴らしさを知っておいでですよね!? 長老:……。 サラ:でしたら、お願いします!私達、合コンに行きたいんです! 長老:ならん。 アイシャ:今しかないんすよ!! 長老:ならん! ライラ:長老もしってんだろ!?フェロモンのヤバさを!! 長老:ならん!!! ライラ:なぜですか!? 長老:……確かに、男は素晴らしい。我ら女人だけでは味わえない幸福感を与えてくれるじゃろう。 長老:今迄沸き起こったことの無い様々な感情を呼び覚まし、アマゾネス達の心をより一層豊かにしてくれるじゃろう。 サラ:なら……! 長老:だがならん!!! サラ:なぜ!! 長老:掟だからじゃ。 アイシャ:掟掟って、それって、合コンより大事なものなんですか!? 長老:大事じゃ。 ライラ:自分達の子孫を残すことよりも大事なのかよ!? 長老:大事じゃ! サラ:ならなぜ大事なのか、理由を説明してください! 長老:ウッサイわヴァーーーーーーカ!!!!! サラ:!? アイシャ:!? ライラ:!? 長老:ワシかて行きてぇわ合コン!!!ワシかて男とまぐわいてぇわ!!! ライラ:な、なら… 長老:じゃけど、貴様ら若い衆と違ぉてワシ70超えてんじゃよ!!なんならアラ80じゃわ!!3桁の大台だって夢じゃない年齢なんじゃヴァーーーカ!! 長老:それなのに馬鹿正直に掟守ってぇ?この年まで操(みさお)を箱入り娘させてぇの?天然記念物級の新品未使用キラキラピッカーンってかぁ!? ライラ:長老……? 長老:@#$%*&%%%ゞ仝ぞゴルァ!! ライラ:え、なんて!? 長老:良いよなぁ貴様らはぁ、合コン〜?ヒョヒョヒョ、若くてぴちぴち乙女なぁんて男どもも飢えたピューマのように飛びつくじゃろうなぁ? アイシャ:………。 長老:ちゅうわけで。掟は絶対なのじゃ。 サラ:…まさかとは思いますが、アタシ達を道連れにするために…? 長老:当たり前じゃろ。同じアナのムジナじゃ。 アイシャ:クソッババァ!!! ライラ:アイシャやめろ。 アイシャ:でもライラ! ライラ:私が殺る。 長老:ヒョヒョヒョ!良いのかライラ?お主気付いとらんじゃろうが、お主もどちらかといえばワシよりの立場なんじゃよ? ライラ:なんだと!?私はまだ18だ!!いけるはずだ!! 長老:ちちちち。年齢の話ではないわい。 ライラ:じゃあなんだってんだ! 長老:外見じゃよ。 サラ:っ!? ライラ:外見!? 長老:サラ、ライラに話してやる事があるんじゃないのか? サラ:……(顔背け) ライラ:……どういうことだよ? アイシャ:……あ。 ライラ:な、なんだ、どうしたんだアイシャ!? アイシャ:そういえば、サラから聞いてなかった…。 ライラ:何をだ!? アイシャ:含笑いの、理由を…。 ライラ:(バッとサラをみる) サラ:……っ ライラ:なぁ、サラもしかしてババァのいってた事と何か関係があるのか? サラ:………。 ライラ:そうなんだな!?なぁ、教えてくれ。あのときお前は何故笑ったんだ? サラ:……………。 ライラ:黙ってないでこたえろよ!!! サラ:………ライラ……さん……。 ライラ:頼むよ、サラ……。 サラ:………っ。わか、りました…。  サラ:…ライラさん、今からお伝えする話、気を強く持ってきいてくださいね。 ライラ:あ、あぁ…。 サラ:実は……。 ライラ:ゴクリ。 サラ:ライラさん。今のあなたは………男性には絶対もてません! ライラ:ッ!!!!? アイシャ:そんな…! サラ:この集落での、美意識は…外の世界での美的感覚と真逆のモノなんです…。 アイシャ:う、うそだろ!? サラ:本当です…。 アイシャ:じ、じゃあ、鋭い眼光は!? サラ:怖がられます。 アイシャ:野性的なニオイは!? サラ:不潔に思われます。 アイシャ:力強く生え揃った体毛は!? サラ:女性ではありえないです。 アイシャ:じ、じゃあ、逞しい筋肉も…… サラ:それは一部マニアには大うけしますが。 アイシャ:あ、それはいい……いや良くないじゃん一部マニアとか。 サラ:一般的には受け入れ辛い要素ではありますね…。 アイシャ:……そ、そんな………。 ライラ:……グスッ………ズズッ アイシャ:ライラ……。 サラ:ごめんなさい……ライラさん…。 ライラ:……いや、いい。サラが謝ることじゃないさ。 ライラ:それに、薄々、気付いてはいたんだ。 サラ:…え? ライラ:私が男に好かれる容姿じゃないってことをさ。 サラ:ど、どうして!? ライラ:………これさ。 アイシャ:それは、……エロ本! サラ:まさか! ライラ:あぁ、その中で男に愛されている女はみんな私と真逆の容姿をしている。 ライラ:そう、サラ、お前のようにな。 サラ:……っ ライラ:だから、薄々は気付いてたよ。 ライラ:…でも、認めたくなくてッ、私はぁ!気付かないッ……ふりを………グス、していたんだッ サラ:ライラ…。 アイシャ:ライラ、もういい!もうわかったから喋るな! ライラ:……ウッ…グスッ……グスッ! アイシャ:辛かったな……グスッ、辛かったなぁ…ライラァ…!! 長老:ふん、これでわかったじゃろ?貴様はワシ同様、掟を守る方が幸せなのじゃと。 アイシャ:酷すぎるぜ…!こんなのってあんまりだ…! アイシャ:アタイは男とまぐわいてぇ、でも、そうするとライラは!! 長老:ひょひょひょ、長年慕ってきた友を見捨てる等非道な真似は、流石にできんよなぁ? アイシャ:クソババァ…!!! 長老:さぁ、大人しく掟を受け入れるのじゃ! サラ:いいえ。 アイシャ:サラ!? 長老:サラよ、お主には血も涙もないのか?見捨てるというのか?ライラを。 サラ:いいえ、見捨てません! 長老:なにぃ? サラ:男性との出会いも、ライラさんとアイシャさんの友情も!どちらも諦めません!! 長老:ほざけぇ!相容れぬ2つの事象を両立させることは出来ぬのじゃあ!! サラ:できます!! 長老:ならば問おう。お主はどうやってこの問題を解決するというのじゃ!!? サラ:それは…これに全て記されています!! 長老:それは……エロ本!? サラ:このページからの流れ、長老も読んだことはありませんか!? 長老:……こ、こり(れ)は!? サラ:受け入れられないなら、変えれば良いのです! 長老:ハァッ!! サラ:ニオイが気になるなら身体を洗い香水をふればいい、体毛が気になるなら剃ればいい!顔が不細工なら化粧と髪型で誤魔化せばいい! 長老:そ、そんな手が…!いや、体型、筋肉はどうにもなるまい!? サラ:言ったでしょう?筋肉が好きで好きでたまらない男性もいるって。 長老:まさか!? サラ:そう既に、田中さんに合コンにそのような女性がタイプの男性をピックアップしていただいているのです! ライラ:…ということは………? アイシャ:ライラも合コンで男性ゲットできるってことだよ!! サラ:です! ライラ:………サラ! アイシャ:やったやった!これで気兼ねなく合コンにいける! 長老:……まさか、そんな……まさか……ワシは… サラ:それに、長老、アタシはあなたのことだって見捨ててはいません。 長老:なん、じゃと…? サラ:熟女好き。…という言葉をご存知ありませんか? アイシャ:熟女好き? ライラ:何だそれは? 長老:ま、まさか…! サラ:えぇ、そのまさかです。熟れた女性が好きな男性も合コンに呼んでありますよ。 長老:…おぉ、まさか、知識として認知してはいたが、実在したのか………では、ワシも…… サラ:はい、宜しければ、ご一緒に。 長老:おぉ………サラよ………ありがとう……ほんとうに………ありがとう………! サラ:では、掟は! 長老:あぁ!今、この時を持って男性関連の掟を全面廃止にする! アイシャ:てことは、アタイ達は合コンに!? 長老:あぁ、行ける!むろん、ワシもじゃ! アイシャ:ヤッターーー!!サラーーー!!ありがとうサラーーー!! サラ:ふふ、ではみなさん合コンにふさわしく身支度しなくてはですね! ライラ:あぁ!さぁ、みんな! 長老:まーぐわうぞーーーー!!! 0:  0:  0:続く………?