台本概要
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タイトル | 空っぽ人間 |
---|---|
作者名 | 大輝宇宙@ひろきうちゅう (@hiro55308671) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
声を使うSNSをしている女性視点の一人読みです 共感できる方もいるかもしれません あまり人に見せない 汚いと言われるような、でも誰にでもあるような妬みや渇望を書きなぐりました。 女性向け語調ですが、男性の使用可です。内容を大きく変えなければ、アドリブや語尾変更なども可です。 不明点はお問い合わせください。 499 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り手 | 女 | - | どこにでもいるかもしれない人 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
0:
:私は 誰かの一番になれない
:みんな楽しそうなのに
:私もそこにいるのに
:私はいつだって特別にはなれない
0:
:あの子は歌がうまい
:あの子は芝居がうまい
:あの子は話がうまい
:あの子は・・・
:あの子には納得できない
:あの子は何にも優れてないのに
:いつも周りに人がいて
:いつも楽しそうで
:何もできてはいないのに
:何もうまくできないのに
0:
:私はこんなにもやってるのに
:みんなの作品を開いて
:みんなのSNSにもひとつひとつコメントして
:あの能無しと同じようにしてるのに
:どうして私の周りには
:誰もいないんだろう
:今日も誰かの望む言葉を
:今日も誰かの望む私をこんなにこんなに与えてるのに
:どうして私の手の中には
:なにひとつ残らないんだろう
0:
:ねぇ私のほうが優れてるでしょう?
:私のほうがいい声でしょう?
:私のほうが優しいでしょう?
:なんであんな適当な女にいいねが押されて私にはないんだろう
0:
0:
:何もかも虚しく思えて
:一度は離れていた場所に
:やっぱり他に居場所はなくて
:こうして戻ってきてしまった
0:
:ねぇ誰か
:私を見て
:私を褒めて
:私を必要として
:私が優れていると言って
:私を輪の中心に置いて
:遊ぶ時は私に声をかけて
0:
:ほら、これをあげるから
:きっとあなたの欲しいものだから
:ほら受け取って
:何も見返りはいらないから
:どうか私の望む顔を私に向けていてください
:あの子にはできないこと
:あの子にはしてあげないことを
:あなた達にはしてあげるから
:あの子と仲良くするのはやめて
0:
0:
:なにがいけないのか分からない
:私にはこれしかないのに
:なにがいけないのか
:あの子の何がいいのか
:分からない
:分からない
:分からない
:みんなの望む言葉を 喜ぶ言葉を
:探して
:盗んでまで
:書き綴ってるのに
:どうして私を見てくれないの?
:あの子が裏で何かしてるの?
:でもきっと
:私を見てくれる人はいる
0:
:「やっぱり私がいて良い場所じゃないんだ」
:誰かに向けて書いた言葉
:いくつかのハートとひとつのコメント
:そのコメントは私を鏡で映したみたいに
:私のほしい言葉を書いてくれたものだった
0:
0:
:分かってしまった
:見てほしい私なんてどこにもいないんだ
:全部上っ面の
:他人を認める気なんて全く無い
:空っぽの私だったんだから
:いないものをどうやって見ろっていうのか
:いないものをどうやって好きになるというのか
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0:
:こうして私は 顔をなくした
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:私は 誰かの一番になれない
:みんな楽しそうなのに
:私もそこにいるのに
:私はいつだって特別にはなれない
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:あの子は歌がうまい
:あの子は芝居がうまい
:あの子は話がうまい
:あの子は・・・
:あの子には納得できない
:あの子は何にも優れてないのに
:いつも周りに人がいて
:いつも楽しそうで
:何もできてはいないのに
:何もうまくできないのに
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:私はこんなにもやってるのに
:みんなの作品を開いて
:みんなのSNSにもひとつひとつコメントして
:あの能無しと同じようにしてるのに
:どうして私の周りには
:誰もいないんだろう
:今日も誰かの望む言葉を
:今日も誰かの望む私をこんなにこんなに与えてるのに
:どうして私の手の中には
:なにひとつ残らないんだろう
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:ねぇ私のほうが優れてるでしょう?
:私のほうがいい声でしょう?
:私のほうが優しいでしょう?
:なんであんな適当な女にいいねが押されて私にはないんだろう
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:何もかも虚しく思えて
:一度は離れていた場所に
:やっぱり他に居場所はなくて
:こうして戻ってきてしまった
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:ねぇ誰か
:私を見て
:私を褒めて
:私を必要として
:私が優れていると言って
:私を輪の中心に置いて
:遊ぶ時は私に声をかけて
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:ほら、これをあげるから
:きっとあなたの欲しいものだから
:ほら受け取って
:何も見返りはいらないから
:どうか私の望む顔を私に向けていてください
:あの子にはできないこと
:あの子にはしてあげないことを
:あなた達にはしてあげるから
:あの子と仲良くするのはやめて
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:なにがいけないのか分からない
:私にはこれしかないのに
:なにがいけないのか
:あの子の何がいいのか
:分からない
:分からない
:分からない
:みんなの望む言葉を 喜ぶ言葉を
:探して
:盗んでまで
:書き綴ってるのに
:どうして私を見てくれないの?
:あの子が裏で何かしてるの?
:でもきっと
:私を見てくれる人はいる
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:「やっぱり私がいて良い場所じゃないんだ」
:誰かに向けて書いた言葉
:いくつかのハートとひとつのコメント
:そのコメントは私を鏡で映したみたいに
:私のほしい言葉を書いてくれたものだった
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:分かってしまった
:見てほしい私なんてどこにもいないんだ
:全部上っ面の
:他人を認める気なんて全く無い
:空っぽの私だったんだから
:いないものをどうやって見ろっていうのか
:いないものをどうやって好きになるというのか
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:こうして私は 顔をなくした
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