台本概要
227 views
タイトル | 飲みすぎだよ宮田くん |
---|---|
作者名 | あかいあめ企画(あかおう&あめがやまない合作) (@akaouwaikasuki) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
|°ω°ᔨ後半一部おセンシティブ スペシャルサンクス:あめがやまない先生 【声劇・配信での使用/連絡不要】 ★配信での投げ銭が発生する場合でも連絡不要です。 ★あなたの気が向いたら・・・(励みになるのでいずれかしてくれたら嬉しいな♪しなくてもOK) →シナリオタイトル横の「つぶやく」を押してご自身のTwitterでツイートする。 →赤王(@akaouwaikasuki)メンションでご自身のTwitterでツイートする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートにいいねする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートをRT。 →その他思いやりある行動で大切にしてくださったら嬉しいです。 【禁止事項】 ★ライターの呼び捨て表記。 ★盗作・自分が書きましたと言う行為。 ★無断で一部分を切り取っての使用や投稿。 ★上記以外で赤王が非常識と判断した行動・表記。 以上をされた方は即ブロックさせて頂き、以降赤王のシナリオ使用を禁止とさせて頂きます。 【YouTube・舞台・朗読等入場料を取る場合】 連絡必須:許可が下りるまで使用しないでください。 227 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
宮田 | 男 | 135 | 宮田悟(みやた さとる) 葉月の会社の後輩 |
葉月 | 女 | 134 | 葉月ことの(はづき ことの) 宮田くんの会社の先輩 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
宮田:(元気が無い声)葉月先輩。
葉月:あ、宮田くん。どう?プレゼン資料出来た?ちょっと見せてもらうね~
宮田:はい。
葉月:んー、共有クラウドのどこに格納した?
宮田:あ、えっと「会議」フォルダの所に・・・
葉月:あ、おっけ。直下に格納してあるのね。えっと一応次回からで良いんだけど、格納する時は「今月」っていうタイトルのフォルダに格納してね~
宮田:はい。すみません・・・・
葉月:・・・・・うん、うんうん。いいねぇ。イイ感じ!うん、グラフも一目で売上のギャップがわかる。これならクライアントに伝わりやすい!
宮田:はい・・・ありがとうございます・・・・
葉月:・・・宮田くん?
宮田:・・・・はい。
葉月:・・・どうしたの?
宮田:・・・・いえ、何でもないです・・・。
葉月:そう?じゃ、これで部長に完了報告してくれる?メールは、先週私が送信してるやつをコピペで大丈夫だからさ。
宮田:・・・・・・はい。わかりました・・・。
葉月:・・・?どうしたの?なんか元気ないね?体調悪い?
宮田:いえ・・・別に・・・・
葉月:・・・そっか。あ、ちょうどあと少しで六時だ。それ送信したら帰っていいよ~。
宮田:・・・・はい。
葉月:・・・・?
宮田:・・・・(溜息)はぁ・・・・。
葉月:・・・・宮田くん?
宮田:はい?
葉月:大丈夫?本当に。病院とか行ったら?
宮田:いえ別に、そういうんじゃないんで・・・。
葉月:そっか。
宮田:はい・・・。
葉月:・・・よし!私も終わった!じゃ!私も帰るかぁ~。
宮田:あっ!
葉月:ん?
宮田:葉月先輩。
葉月:うん?どした?
宮田:・・・・今日この後、お時間ありますか?
葉月:うん?あるけど??
宮田:あの・・・もしご迷惑じゃなかったら、僕と飲みに行きませんか?
葉月:おお??うん、別に構わないけど・・・。
宮田:あ、じゃあ行きましょう。
葉月:あ、うん?(モノローグ)・・・・・珍しいな・・・。普段は物凄い真面目で、お固い宮田くんが飲みに誘ってくるなんて・・・なんかあったのかな・・・
葉月:はっ!!もしかして会社辞めたい!とかかな・・・うわぁ!私一応メンターなのに!!・・・やっぱ教育係引き受けるんじゃなかったなぁ・・・
葉月:はぁ・・・ユウウツだなぁ・・・もし本当にそうだったら・・・・。
0:
0:
0:
葉月:はー。良かったね、個室丁度開いてて!ここ人気のお店だから平日でも全然空いてないからさぁ。
宮田:・・・へぇ。そうなんですね。
葉月:そそ!ここの焼き鳥のさ、隠れメニューあるの知ってる?私も先輩に教えて貰ったんだけどさ。
宮田:はぁ・・・。
葉月:・・・・えっと、宮田くんも生でいいかな?
宮田:・・・はい。
葉月:えーっとタッチパネルどこだ~?あった。あとは~適当に頼むけど、嫌いなものとか~食べたいものある?サラダはとりあえずどれに・・・
宮田:あっ!シーザーサラダで!!
葉月:お、おお。・・・・シーザーサラダね・・・。
宮田:あっ!・・・いや、シーザーサラダは・・・いいです。やっぱり・・・。
葉月:え?もう頼んじゃった。
宮田:ああ!!!・・・シーザーサラダは見たくないです・・・
葉月:ええっ!?
宮田:いえ・・・。大丈夫です・・・すみません。こっちの都合なんで・・・。
葉月:・・・シーザーサラダ嫌いとか?
宮田:・・・いえ、思い出したくない事があっただけで・・・でもいつもの癖でオーダーしてしまって・・・。
葉月:・・・??うん?よくわなかんないけど、まぁ、食べたくなかったら私一人で全部食べれるし!
宮田:いえ、そんなの申し訳なさすぎます・・・僕も・・・食べますから・・・大丈夫ですから・・・。
葉月:うん・・・?無理はしないで??
宮田:・・・・はぁ・・・・。
葉月:あ!生来たよ~。(店員さんに)ありがとうございまーす。はい、宮田くん。
宮田:・・・あ、ありがとうございます。
葉月:うん!とりあえずじゃぁ!乾杯!!
宮田:かんぱい・・・。
葉月:(飲む)ぷはー!あーおいしっ!!やっぱさー。働いた後のお酒って美味しいよねぇ。
宮田:・・・そうですね。
葉月:・・・・(咳払い)ごほん。えっと、宮田くん?
宮田:はい。
葉月:元気・・・ないね?
宮田:・・・そんな事ないですよ。
葉月:いや、明らかに元気ないよ。
宮田:別に・・・元気ですよ?・・・はぁ・・・・。
葉月:ほらー!また溜息ついた!今日一日中溜息ついてたよ?
宮田:え?本当ですか?気が付かなかった。
葉月:・・・えっと。そのさ。もし仕事で・・・ね。ツライ事とかあれば相談乗るし。ほら、私一応君のメンターでしょ?
葉月:いやまぁ、そのなんて言うか、教育係としては凄く未熟者でさ?至らない点が多過ぎて・・・その・・・頼りにはならないかもしれないけど。
宮田:そんな事ないです。というか葉月先輩がメンターのお陰で、毎日仕事楽しいです。
葉月:そっか・・・。
宮田:・・・・はぁ・・・。
葉月:あ・・・。
宮田:・・・すいません。また溜息ついちゃいました。
葉月:・・・いや、別に良いんだけどさ。
宮田:・・・はぁ・・・・。
葉月:・・・み、宮田くん?
宮田:はい?
葉月:・・・・・なんかあったの?あ!いや、プライベートな話だったらごめん。話したくないだろうからいいんだけどさ。
宮田:・・・あの。
葉月:うん?
宮田:(生ビールを飲み干す)ごっごっごっ・・・ぷはー!!
葉月:わぁ!宮田くん!?一気飲みはダメだよ!危ないからしちゃダメ!
宮田:え?そうなんですか?
葉月:そう。一気飲みはダメ。自分でも他人にもしちゃダメなの。それに宮田くん確か、あんまりお酒強くなかったよね?余計にダメ。
宮田:・・・へへ。そうですか・・・。えーっと、タッチパネルタッチパネル~~~生、おかわりっと。
葉月:ちょっと、言ってるそばから!
宮田:大丈夫ですよ。これくらい。今日はどうしても僕飲みたいんです!!
葉月:うん、まぁ・・・そういう日もあるよね・・・
宮田:あ!来た!生来ましたよ!えっへっへ。
葉月:・・・・はぁ。大丈夫かなもう・・・。
宮田:あ!今度は一気飲みはしましぇんよ?うん。ごくごく。ごくごく。
葉月:・・・はい。サラダと焼き鳥も来たよ。食べる?
宮田:はい!うん。美味しいなぁ。(泣きながら)・・・シーザーサラダ・・・・美味しいなぁ・・・・・。
葉月:え・・・泣きながらシーザーサラダ食べてる・・・
宮田:ぷはぁ!うまい!!よーし。タッチパネルぅう~。生おかわりっと。
葉月:ちょ、ちょっとちょっと宮田くん!?飲みすぎだよ?ピッチ早い早い!
宮田:えへへへへへ。(大丈夫ですってば)らーーーいりょーぶれすってば!
葉月:はぁ・・・こりゃ・・・ダメかな・・・。
宮田:へっへっへ・・・ごくごく・・・うん。
葉月:焼き鳥も食べて。
宮田:ふぇい!モグモグ・・・えへへへ。えへへへへ。
葉月:美味しい?
宮田:あい!
葉月:・・・(笑う)そっか。元気出てきたみたいだね。良かった。
宮田:(タッチパネル)ラッチダレル~ラッチダレルぅぅ~~
葉月:あ!こら!そろそろソフトドリンクにしなさい!
宮田:いやだぁ!生飲むんだぁ!!
葉月:駄々っ子か!!
宮田:生。おかわりっと。
葉月:あ!こら!!
宮田:・・・・いいんれす・・・もう・・・僕なんて・・・・
宮田:(いきなりボルテージが上がる)もうどうなってもいいんだぁああああああああ!!!うわぁあああああああ!!!!
葉月:ええ!!??ちょ、ちょ、いきなり!??
宮田:わぁあああ~~聞いて・・聞いて下さいよ葉月先輩ぃぃぃ!!!もう・・・もう僕はらめらぁーーーうえーーーん!!!
葉月:な、泣き上戸(じょうご)だったかぁ・・・・。あーよしよし、とりあえずウーロン茶頼んでおくねぇ。
宮田:・・・うっっ・・・ありがとうございまふ・・・・
葉月:・・・なんかツライ事あったんだね。そっかそっか。よしよし。つらかったんだねぇ。
宮田:・・・実は・・・付き合ってた彼女に・・・昨日・・・振られたんです・・・!!!
葉月:お、おお・・・そ、そうか・・・。
宮田:僕はぁ!新卒だけどぉ!!将来的には結婚も考えててぇ!!!そしたらぁ!!彼女・・・いや・・・も、元カノがぁ・・・
宮田:「あなたじゃダメだ」ってぇ・・・言われてぇええ~~!!!うわあぁぁぁぁあぁあああ
葉月:ああー・・・それは・・・キツイねぇ・・・。
宮田:うっ・・・うっ・・・。ぼ、僕にとっては初めての彼女でね?もうこの人しかいない!僕が幸せにするんだぁ!ってね?思ってたわけですよ!
葉月:宮田くん、仕事もすごく真面目だし、人当たりも良いし。誠実なのにねぇ。
宮田:・・・うう・・ありがとうございます・・・でも・・・も、元カノは・・・「僕じゃダメ」でぇ~~ああーーうわぁーーーー
宮田:シーザーサラダもぉおお。彼女が大好きでぇ。いつも居酒屋来ると必ず頼んでた・・思い出のサラダでぇ・・・
葉月:ああ・・・・そうかそうかぁ・・・。
宮田:し、しかも元カノ・・・同期なんです・・・
葉月:ええ!?ウチの会社の人なの!?
宮田:まさか別れるとは思ってなかったしー!!明日会社で会うかもしれないかと思うとぉぉーー!!
宮田:ああああああ地獄だぁあああああ!!!!・・・今日は向こう出張だからすれ違わなかったけど・・・・。ううううう。
葉月:ちょ、ちょっと宮田くん、落ち着いてー?とりあえず明日は土曜日だから、お休みだから!会う事はないから!ね??
宮田:どようび・・・ああーーでも月曜日になったら会っちゃう~~ああーー嫌だぁ~嫌だぁあ~~!!
葉月:はぁ・・・ど、どうしよう・・・
宮田:もう・・・会社辞めるしか・・・・・
葉月:ちょ!ちょっと待って待って!落ち着いて!
宮田:・・・もう・・・生きていけません僕・・・・
葉月:そんな大げさな・・・
宮田:僕なんて・・・誰にも必要とされてないんれす・・・
葉月:そんな事ないよ!あ、ウーロン茶来たよ。ほら飲んで!
宮田:(飲む)ごっごっごっ・・・。・・・はぁ・・・・。
葉月:もう帰って寝たら?
宮田:いやれす・・・
葉月:え?
宮田:いやれす!!!
葉月:こらこら、宮田くん?
宮田:葉月しぇんぱい!!
葉月:なに?
宮田:・・・今夜は朝まで飲みましょう!!
葉月:いやダメダメ。飲まないよ?そんなベロンベロンな人が朝まで飲めるわけないでしょ!
宮田:・・・ひっく・・・じゃぁ・・・せめて朝まで・・・一緒にいてください・・・
葉月:・・・はぁ・・・。まぁいいけどさ?別に私も予定があるわけじゃないし。
宮田:・・・・ずびばぜん・・・うう・・・
葉月:いいよ、別に。・・・つらかったね。よしよし。
宮田:うう・・・うううう・・・・
0:
0:
0:
0:
宮田:・・・・・・ん・・・あ・・・・頭痛い・・・気持ち悪い・・・・・・
宮田:・・・・・あれ・・・?どこだ?ここ・・・・あれ・・・あれ・・・・???ん?んん!???
葉月:・・・・ん。おはよう。宮田くん。
宮田:・・・・・!!!!
葉月:・・・どうしたの?
宮田:・・・・・!!!!!!
葉月:・・・・(吹き出す)あはは、宮田くん・・・凄い顔してるよ・・・・?
宮田:・・・・あ、あの・・・えっと・・・・これは・・・
葉月:・・・んー?
宮田:・・・・というか、ここは・・・しょの・・・いや、その、どこでございますでしょうか・・・・・
葉月:(笑いをこらえている)・・・・うん。私の家だけど?
宮田:・・・えっと、こ、この状況・・・は・・・・
葉月:(笑いをこらえるのを抑えて)うん・・・まぁ、見たまんま。かな?
宮田:え、あ、え、あ、お、う、え、あ、は・・・はっ・・・・!!!!
葉月:・・・語彙力なくなってるねぇ・・・?
宮田:あ、あの。
葉月:うん?
宮田:なぜ僕は・・・その・・・ココに居るんでしょうか・・・?
葉月:んー?なんでだろうねぇ・・・?
宮田:覚えて・・・おりません・・・
葉月:・・・・んー・・・よく寝たなぁ・・・久しぶりに良く眠れたかも。
宮田:そ、そうですか。
葉月:宮田くんは?
宮田:え?あ、あのちょっと二日酔いっていうか・・・あのその、頭が回っておりませぬ・・・
葉月:あはは、どうしたの?なんか喋り方おかしいよ?
宮田:いやその・・・
葉月:・・・・・・昨日の宮田くん。すっっごく男らしかったよ・・・・?
宮田:ブフォオオオオ!!!!お!?おと!!???オトコラシカッタ・・・?
葉月:うん・・・宮田くんて、真面目で誠実だけど、ちょっと気が弱いのかなぁ?って思ってたけど・・・昨日の夜は男らしくて・・・激しくて・・・
宮田:はげ・・は・・はげ・・・は・・・はげ・・・
葉月:・・・・私。十八回もいかされて・・・・。ちょっと今日は足腰立たないかも・・・。
宮田:がっ!!!!ごっっ!!!あ・・・あ・・・・・・
葉月:はぁ・・・あんなの初めてだったなぁ・・・・・。
宮田:・・・・・あーー・・・・あーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー!!!!
葉月:・・・宮田くん?
宮田:ごめんなさい!!!!!!
葉月:え?
宮田:あの、その、よ、酔っぱらっていたとはいえ、な、なんていう事を僕は・・・先輩に・・・あ、ああああ・・・
葉月:・・・・・どうしたの?別にいいじゃん。私気にしてないよ?
宮田:いえ、ダメです!何を言ってるんですか!!
葉月:いやいやいや、え?どうしたの??
宮田:・・・・(咳払い)んんっ。えっと。葉月先輩。
葉月:どしたの。正座して・・・
宮田:えーとですね。あの。突然こんな事を言い出して、軽い男だなと思うかもしれません。
葉月:はい?
宮田:しかしですね、僕は男として、責任といいますか。
葉月:はい??
宮田:えっと・・・えっとですね・・・・
葉月:うん?
宮田:葉月先輩!
葉月:はい?
宮田:僕と!!結婚を前提にお付き合いしてください!!!
葉月:・・・へ?はあぁ!!???
宮田:よ、酔った勢いとはいえ、こ、こんな事になってしまった責任は僕にあります。
葉月:み、宮田くん?
宮田:もし、嫌でなければ!!!
葉月:・・・・あ、あの。宮田くん?
宮田:はい。お返事はいかがでしょうか!!
葉月:・・・・・あの。私・・・。コンビニ。行っただけだよ?
宮田:・・・・・・・・・・・・・へ?
葉月:いやだから、コンビニに、夜中に十八回行っただけだってば。
宮田:・・・・・・・へ???
葉月:・・・(笑う)あはは。ごめんごめん。なんかあんまりにも焦ってるから可愛くって。ちょっとからかっちゃっただけ。・・・・ごめんね?
宮田:・・・・・はぁ!!!????
葉月:ごめんってば。いや、なんか宮田くん。結局あの後、生ビールとウーロン茶飲んだまま居酒屋で寝ちゃうし。終電もないしさ?面倒くさいし、タクシーで私の家に運んだんだよ。
宮田:あ・・・す、すみません・・・・
葉月:そしたらさ?宮田くん私に「バーゲンダッツ買って来い」だの「バニラじゃない、ストロベリーだ」だの「抹茶の気分だ!」だの。合計十八回コンビニに私行かされて・・・・。
宮田:・・・・十八回・・・いかされた・・・っていうのは・・・コンビニ?
葉月:そう。コンビニ。
宮田:コンビニ?
葉月:コンビニ。
宮田:はぁーーーーーーーーー・・・・・・。
葉月:ね?だから「結婚を前提に~」とか「付き合う」とか必要ないの。ね?・・・ん、ごめん。からかいすぎた。
宮田:・・・・いえ。やはり結婚を前提にお付き合いしましょう。
葉月:・・・・・・へ?
宮田:葉月先輩。新卒でまだ貯金も僕はありません。
葉月:は?
宮田:しかし、葉月先輩を幸せにすると今僕は決めました!!
葉月:ちょ、ちょっと待って!?コンビニだよ?ただコンビニに夜中行かされただけだよ??
宮田:深夜に女性を一人でコンビニに行かせるなんてもってのほかです!!責任の対象です!!!
葉月:重い重い重い!!!コンビニって言っても、うちのマンションの一階のコンビニだよ?しかもこの部屋二階!!大した距離でもなんでもない!!
宮田:いえ。これは由々しき事です。あるまじき事です。
葉月:・・・えっと・・・何時代の人なのかな・・・
宮田:・・・先輩!!
葉月:はい!
宮田:僕と結婚を前提にお付き合いしてください!!!
葉月:・・・・は・・・え・・・
宮田:・・・・必ず、幸せにします!!
葉月:え?ええ???
宮田:これからは、コンビニに行きたくなったら一緒に行こうね。ことの。
葉月:ええ!!??急に呼び捨て!?
宮田:二人で愛をはぐくんでいこう!!
葉月:ちょ!ちょっと!!宮田くん?
宮田:なんだい!?ことの?
葉月:・・・・え?付き合う・・・の?
宮田:うん。
葉月:結婚を前提に?
宮田:うん!
葉月:コンビニに夜中行かせた責任を取って?
宮田:うん!!
葉月:いや無理ぃいいい!!!!
宮田:あ!こらこら~、ことの~?。一人でコンビニ行っちゃダメじゃないかぁ。
葉月:ひぃいいいいい!!なんか怖!怖い!!!ごめん!からかってごめんてばぁ!!!
宮田:・・・(笑う)ぷっ・・・
葉月:・・・・・あ。なに?
宮田:僕をからかったお仕置きですよ?先輩。
葉月:ふぇ!??
宮田:・・・・先輩。かわいい。
葉月:・・・ふぇ・・・ふぇええええ!!!???み、宮田くんて・・・そんなキャラだったの・・・?
宮田:さぁ?
葉月:え?もしかして、まだ酔ってる?
宮田:酔ってないれしゅよぉ~~~??
葉月:ああーー!!!もう!!飲みすぎだよ宮田くん!!!!
宮田:あははは・・・!!
0:
0:
0:(おわり・スペシャルサンクス あめがやまないさん)
宮田:(元気が無い声)葉月先輩。
葉月:あ、宮田くん。どう?プレゼン資料出来た?ちょっと見せてもらうね~
宮田:はい。
葉月:んー、共有クラウドのどこに格納した?
宮田:あ、えっと「会議」フォルダの所に・・・
葉月:あ、おっけ。直下に格納してあるのね。えっと一応次回からで良いんだけど、格納する時は「今月」っていうタイトルのフォルダに格納してね~
宮田:はい。すみません・・・・
葉月:・・・・・うん、うんうん。いいねぇ。イイ感じ!うん、グラフも一目で売上のギャップがわかる。これならクライアントに伝わりやすい!
宮田:はい・・・ありがとうございます・・・・
葉月:・・・宮田くん?
宮田:・・・・はい。
葉月:・・・どうしたの?
宮田:・・・・いえ、何でもないです・・・。
葉月:そう?じゃ、これで部長に完了報告してくれる?メールは、先週私が送信してるやつをコピペで大丈夫だからさ。
宮田:・・・・・・はい。わかりました・・・。
葉月:・・・?どうしたの?なんか元気ないね?体調悪い?
宮田:いえ・・・別に・・・・
葉月:・・・そっか。あ、ちょうどあと少しで六時だ。それ送信したら帰っていいよ~。
宮田:・・・・はい。
葉月:・・・・?
宮田:・・・・(溜息)はぁ・・・・。
葉月:・・・・宮田くん?
宮田:はい?
葉月:大丈夫?本当に。病院とか行ったら?
宮田:いえ別に、そういうんじゃないんで・・・。
葉月:そっか。
宮田:はい・・・。
葉月:・・・よし!私も終わった!じゃ!私も帰るかぁ~。
宮田:あっ!
葉月:ん?
宮田:葉月先輩。
葉月:うん?どした?
宮田:・・・・今日この後、お時間ありますか?
葉月:うん?あるけど??
宮田:あの・・・もしご迷惑じゃなかったら、僕と飲みに行きませんか?
葉月:おお??うん、別に構わないけど・・・。
宮田:あ、じゃあ行きましょう。
葉月:あ、うん?(モノローグ)・・・・・珍しいな・・・。普段は物凄い真面目で、お固い宮田くんが飲みに誘ってくるなんて・・・なんかあったのかな・・・
葉月:はっ!!もしかして会社辞めたい!とかかな・・・うわぁ!私一応メンターなのに!!・・・やっぱ教育係引き受けるんじゃなかったなぁ・・・
葉月:はぁ・・・ユウウツだなぁ・・・もし本当にそうだったら・・・・。
0:
0:
0:
葉月:はー。良かったね、個室丁度開いてて!ここ人気のお店だから平日でも全然空いてないからさぁ。
宮田:・・・へぇ。そうなんですね。
葉月:そそ!ここの焼き鳥のさ、隠れメニューあるの知ってる?私も先輩に教えて貰ったんだけどさ。
宮田:はぁ・・・。
葉月:・・・・えっと、宮田くんも生でいいかな?
宮田:・・・はい。
葉月:えーっとタッチパネルどこだ~?あった。あとは~適当に頼むけど、嫌いなものとか~食べたいものある?サラダはとりあえずどれに・・・
宮田:あっ!シーザーサラダで!!
葉月:お、おお。・・・・シーザーサラダね・・・。
宮田:あっ!・・・いや、シーザーサラダは・・・いいです。やっぱり・・・。
葉月:え?もう頼んじゃった。
宮田:ああ!!!・・・シーザーサラダは見たくないです・・・
葉月:ええっ!?
宮田:いえ・・・。大丈夫です・・・すみません。こっちの都合なんで・・・。
葉月:・・・シーザーサラダ嫌いとか?
宮田:・・・いえ、思い出したくない事があっただけで・・・でもいつもの癖でオーダーしてしまって・・・。
葉月:・・・??うん?よくわなかんないけど、まぁ、食べたくなかったら私一人で全部食べれるし!
宮田:いえ、そんなの申し訳なさすぎます・・・僕も・・・食べますから・・・大丈夫ですから・・・。
葉月:うん・・・?無理はしないで??
宮田:・・・・はぁ・・・・。
葉月:あ!生来たよ~。(店員さんに)ありがとうございまーす。はい、宮田くん。
宮田:・・・あ、ありがとうございます。
葉月:うん!とりあえずじゃぁ!乾杯!!
宮田:かんぱい・・・。
葉月:(飲む)ぷはー!あーおいしっ!!やっぱさー。働いた後のお酒って美味しいよねぇ。
宮田:・・・そうですね。
葉月:・・・・(咳払い)ごほん。えっと、宮田くん?
宮田:はい。
葉月:元気・・・ないね?
宮田:・・・そんな事ないですよ。
葉月:いや、明らかに元気ないよ。
宮田:別に・・・元気ですよ?・・・はぁ・・・・。
葉月:ほらー!また溜息ついた!今日一日中溜息ついてたよ?
宮田:え?本当ですか?気が付かなかった。
葉月:・・・えっと。そのさ。もし仕事で・・・ね。ツライ事とかあれば相談乗るし。ほら、私一応君のメンターでしょ?
葉月:いやまぁ、そのなんて言うか、教育係としては凄く未熟者でさ?至らない点が多過ぎて・・・その・・・頼りにはならないかもしれないけど。
宮田:そんな事ないです。というか葉月先輩がメンターのお陰で、毎日仕事楽しいです。
葉月:そっか・・・。
宮田:・・・・はぁ・・・。
葉月:あ・・・。
宮田:・・・すいません。また溜息ついちゃいました。
葉月:・・・いや、別に良いんだけどさ。
宮田:・・・はぁ・・・・。
葉月:・・・み、宮田くん?
宮田:はい?
葉月:・・・・・なんかあったの?あ!いや、プライベートな話だったらごめん。話したくないだろうからいいんだけどさ。
宮田:・・・あの。
葉月:うん?
宮田:(生ビールを飲み干す)ごっごっごっ・・・ぷはー!!
葉月:わぁ!宮田くん!?一気飲みはダメだよ!危ないからしちゃダメ!
宮田:え?そうなんですか?
葉月:そう。一気飲みはダメ。自分でも他人にもしちゃダメなの。それに宮田くん確か、あんまりお酒強くなかったよね?余計にダメ。
宮田:・・・へへ。そうですか・・・。えーっと、タッチパネルタッチパネル~~~生、おかわりっと。
葉月:ちょっと、言ってるそばから!
宮田:大丈夫ですよ。これくらい。今日はどうしても僕飲みたいんです!!
葉月:うん、まぁ・・・そういう日もあるよね・・・
宮田:あ!来た!生来ましたよ!えっへっへ。
葉月:・・・・はぁ。大丈夫かなもう・・・。
宮田:あ!今度は一気飲みはしましぇんよ?うん。ごくごく。ごくごく。
葉月:・・・はい。サラダと焼き鳥も来たよ。食べる?
宮田:はい!うん。美味しいなぁ。(泣きながら)・・・シーザーサラダ・・・・美味しいなぁ・・・・・。
葉月:え・・・泣きながらシーザーサラダ食べてる・・・
宮田:ぷはぁ!うまい!!よーし。タッチパネルぅう~。生おかわりっと。
葉月:ちょ、ちょっとちょっと宮田くん!?飲みすぎだよ?ピッチ早い早い!
宮田:えへへへへへ。(大丈夫ですってば)らーーーいりょーぶれすってば!
葉月:はぁ・・・こりゃ・・・ダメかな・・・。
宮田:へっへっへ・・・ごくごく・・・うん。
葉月:焼き鳥も食べて。
宮田:ふぇい!モグモグ・・・えへへへ。えへへへへ。
葉月:美味しい?
宮田:あい!
葉月:・・・(笑う)そっか。元気出てきたみたいだね。良かった。
宮田:(タッチパネル)ラッチダレル~ラッチダレルぅぅ~~
葉月:あ!こら!そろそろソフトドリンクにしなさい!
宮田:いやだぁ!生飲むんだぁ!!
葉月:駄々っ子か!!
宮田:生。おかわりっと。
葉月:あ!こら!!
宮田:・・・・いいんれす・・・もう・・・僕なんて・・・・
宮田:(いきなりボルテージが上がる)もうどうなってもいいんだぁああああああああ!!!うわぁあああああああ!!!!
葉月:ええ!!??ちょ、ちょ、いきなり!??
宮田:わぁあああ~~聞いて・・聞いて下さいよ葉月先輩ぃぃぃ!!!もう・・・もう僕はらめらぁーーーうえーーーん!!!
葉月:な、泣き上戸(じょうご)だったかぁ・・・・。あーよしよし、とりあえずウーロン茶頼んでおくねぇ。
宮田:・・・うっっ・・・ありがとうございまふ・・・・
葉月:・・・なんかツライ事あったんだね。そっかそっか。よしよし。つらかったんだねぇ。
宮田:・・・実は・・・付き合ってた彼女に・・・昨日・・・振られたんです・・・!!!
葉月:お、おお・・・そ、そうか・・・。
宮田:僕はぁ!新卒だけどぉ!!将来的には結婚も考えててぇ!!!そしたらぁ!!彼女・・・いや・・・も、元カノがぁ・・・
宮田:「あなたじゃダメだ」ってぇ・・・言われてぇええ~~!!!うわあぁぁぁぁあぁあああ
葉月:ああー・・・それは・・・キツイねぇ・・・。
宮田:うっ・・・うっ・・・。ぼ、僕にとっては初めての彼女でね?もうこの人しかいない!僕が幸せにするんだぁ!ってね?思ってたわけですよ!
葉月:宮田くん、仕事もすごく真面目だし、人当たりも良いし。誠実なのにねぇ。
宮田:・・・うう・・ありがとうございます・・・でも・・・も、元カノは・・・「僕じゃダメ」でぇ~~ああーーうわぁーーーー
宮田:シーザーサラダもぉおお。彼女が大好きでぇ。いつも居酒屋来ると必ず頼んでた・・思い出のサラダでぇ・・・
葉月:ああ・・・・そうかそうかぁ・・・。
宮田:し、しかも元カノ・・・同期なんです・・・
葉月:ええ!?ウチの会社の人なの!?
宮田:まさか別れるとは思ってなかったしー!!明日会社で会うかもしれないかと思うとぉぉーー!!
宮田:ああああああ地獄だぁあああああ!!!!・・・今日は向こう出張だからすれ違わなかったけど・・・・。ううううう。
葉月:ちょ、ちょっと宮田くん、落ち着いてー?とりあえず明日は土曜日だから、お休みだから!会う事はないから!ね??
宮田:どようび・・・ああーーでも月曜日になったら会っちゃう~~ああーー嫌だぁ~嫌だぁあ~~!!
葉月:はぁ・・・ど、どうしよう・・・
宮田:もう・・・会社辞めるしか・・・・・
葉月:ちょ!ちょっと待って待って!落ち着いて!
宮田:・・・もう・・・生きていけません僕・・・・
葉月:そんな大げさな・・・
宮田:僕なんて・・・誰にも必要とされてないんれす・・・
葉月:そんな事ないよ!あ、ウーロン茶来たよ。ほら飲んで!
宮田:(飲む)ごっごっごっ・・・。・・・はぁ・・・・。
葉月:もう帰って寝たら?
宮田:いやれす・・・
葉月:え?
宮田:いやれす!!!
葉月:こらこら、宮田くん?
宮田:葉月しぇんぱい!!
葉月:なに?
宮田:・・・今夜は朝まで飲みましょう!!
葉月:いやダメダメ。飲まないよ?そんなベロンベロンな人が朝まで飲めるわけないでしょ!
宮田:・・・ひっく・・・じゃぁ・・・せめて朝まで・・・一緒にいてください・・・
葉月:・・・はぁ・・・。まぁいいけどさ?別に私も予定があるわけじゃないし。
宮田:・・・・ずびばぜん・・・うう・・・
葉月:いいよ、別に。・・・つらかったね。よしよし。
宮田:うう・・・うううう・・・・
0:
0:
0:
0:
宮田:・・・・・・ん・・・あ・・・・頭痛い・・・気持ち悪い・・・・・・
宮田:・・・・・あれ・・・?どこだ?ここ・・・・あれ・・・あれ・・・・???ん?んん!???
葉月:・・・・ん。おはよう。宮田くん。
宮田:・・・・・!!!!
葉月:・・・どうしたの?
宮田:・・・・・!!!!!!
葉月:・・・・(吹き出す)あはは、宮田くん・・・凄い顔してるよ・・・・?
宮田:・・・・あ、あの・・・えっと・・・・これは・・・
葉月:・・・んー?
宮田:・・・・というか、ここは・・・しょの・・・いや、その、どこでございますでしょうか・・・・・
葉月:(笑いをこらえている)・・・・うん。私の家だけど?
宮田:・・・えっと、こ、この状況・・・は・・・・
葉月:(笑いをこらえるのを抑えて)うん・・・まぁ、見たまんま。かな?
宮田:え、あ、え、あ、お、う、え、あ、は・・・はっ・・・・!!!!
葉月:・・・語彙力なくなってるねぇ・・・?
宮田:あ、あの。
葉月:うん?
宮田:なぜ僕は・・・その・・・ココに居るんでしょうか・・・?
葉月:んー?なんでだろうねぇ・・・?
宮田:覚えて・・・おりません・・・
葉月:・・・・んー・・・よく寝たなぁ・・・久しぶりに良く眠れたかも。
宮田:そ、そうですか。
葉月:宮田くんは?
宮田:え?あ、あのちょっと二日酔いっていうか・・・あのその、頭が回っておりませぬ・・・
葉月:あはは、どうしたの?なんか喋り方おかしいよ?
宮田:いやその・・・
葉月:・・・・・・昨日の宮田くん。すっっごく男らしかったよ・・・・?
宮田:ブフォオオオオ!!!!お!?おと!!???オトコラシカッタ・・・?
葉月:うん・・・宮田くんて、真面目で誠実だけど、ちょっと気が弱いのかなぁ?って思ってたけど・・・昨日の夜は男らしくて・・・激しくて・・・
宮田:はげ・・は・・はげ・・・は・・・はげ・・・
葉月:・・・・私。十八回もいかされて・・・・。ちょっと今日は足腰立たないかも・・・。
宮田:がっ!!!!ごっっ!!!あ・・・あ・・・・・・
葉月:はぁ・・・あんなの初めてだったなぁ・・・・・。
宮田:・・・・・あーー・・・・あーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー!!!!
葉月:・・・宮田くん?
宮田:ごめんなさい!!!!!!
葉月:え?
宮田:あの、その、よ、酔っぱらっていたとはいえ、な、なんていう事を僕は・・・先輩に・・・あ、ああああ・・・
葉月:・・・・・どうしたの?別にいいじゃん。私気にしてないよ?
宮田:いえ、ダメです!何を言ってるんですか!!
葉月:いやいやいや、え?どうしたの??
宮田:・・・・(咳払い)んんっ。えっと。葉月先輩。
葉月:どしたの。正座して・・・
宮田:えーとですね。あの。突然こんな事を言い出して、軽い男だなと思うかもしれません。
葉月:はい?
宮田:しかしですね、僕は男として、責任といいますか。
葉月:はい??
宮田:えっと・・・えっとですね・・・・
葉月:うん?
宮田:葉月先輩!
葉月:はい?
宮田:僕と!!結婚を前提にお付き合いしてください!!!
葉月:・・・へ?はあぁ!!???
宮田:よ、酔った勢いとはいえ、こ、こんな事になってしまった責任は僕にあります。
葉月:み、宮田くん?
宮田:もし、嫌でなければ!!!
葉月:・・・・あ、あの。宮田くん?
宮田:はい。お返事はいかがでしょうか!!
葉月:・・・・・あの。私・・・。コンビニ。行っただけだよ?
宮田:・・・・・・・・・・・・・へ?
葉月:いやだから、コンビニに、夜中に十八回行っただけだってば。
宮田:・・・・・・・へ???
葉月:・・・(笑う)あはは。ごめんごめん。なんかあんまりにも焦ってるから可愛くって。ちょっとからかっちゃっただけ。・・・・ごめんね?
宮田:・・・・・はぁ!!!????
葉月:ごめんってば。いや、なんか宮田くん。結局あの後、生ビールとウーロン茶飲んだまま居酒屋で寝ちゃうし。終電もないしさ?面倒くさいし、タクシーで私の家に運んだんだよ。
宮田:あ・・・す、すみません・・・・
葉月:そしたらさ?宮田くん私に「バーゲンダッツ買って来い」だの「バニラじゃない、ストロベリーだ」だの「抹茶の気分だ!」だの。合計十八回コンビニに私行かされて・・・・。
宮田:・・・・十八回・・・いかされた・・・っていうのは・・・コンビニ?
葉月:そう。コンビニ。
宮田:コンビニ?
葉月:コンビニ。
宮田:はぁーーーーーーーーー・・・・・・。
葉月:ね?だから「結婚を前提に~」とか「付き合う」とか必要ないの。ね?・・・ん、ごめん。からかいすぎた。
宮田:・・・・いえ。やはり結婚を前提にお付き合いしましょう。
葉月:・・・・・・へ?
宮田:葉月先輩。新卒でまだ貯金も僕はありません。
葉月:は?
宮田:しかし、葉月先輩を幸せにすると今僕は決めました!!
葉月:ちょ、ちょっと待って!?コンビニだよ?ただコンビニに夜中行かされただけだよ??
宮田:深夜に女性を一人でコンビニに行かせるなんてもってのほかです!!責任の対象です!!!
葉月:重い重い重い!!!コンビニって言っても、うちのマンションの一階のコンビニだよ?しかもこの部屋二階!!大した距離でもなんでもない!!
宮田:いえ。これは由々しき事です。あるまじき事です。
葉月:・・・えっと・・・何時代の人なのかな・・・
宮田:・・・先輩!!
葉月:はい!
宮田:僕と結婚を前提にお付き合いしてください!!!
葉月:・・・・は・・・え・・・
宮田:・・・・必ず、幸せにします!!
葉月:え?ええ???
宮田:これからは、コンビニに行きたくなったら一緒に行こうね。ことの。
葉月:ええ!!??急に呼び捨て!?
宮田:二人で愛をはぐくんでいこう!!
葉月:ちょ!ちょっと!!宮田くん?
宮田:なんだい!?ことの?
葉月:・・・・え?付き合う・・・の?
宮田:うん。
葉月:結婚を前提に?
宮田:うん!
葉月:コンビニに夜中行かせた責任を取って?
宮田:うん!!
葉月:いや無理ぃいいい!!!!
宮田:あ!こらこら~、ことの~?。一人でコンビニ行っちゃダメじゃないかぁ。
葉月:ひぃいいいいい!!なんか怖!怖い!!!ごめん!からかってごめんてばぁ!!!
宮田:・・・(笑う)ぷっ・・・
葉月:・・・・・あ。なに?
宮田:僕をからかったお仕置きですよ?先輩。
葉月:ふぇ!??
宮田:・・・・先輩。かわいい。
葉月:・・・ふぇ・・・ふぇええええ!!!???み、宮田くんて・・・そんなキャラだったの・・・?
宮田:さぁ?
葉月:え?もしかして、まだ酔ってる?
宮田:酔ってないれしゅよぉ~~~??
葉月:ああーー!!!もう!!飲みすぎだよ宮田くん!!!!
宮田:あははは・・・!!
0:
0:
0:(おわり・スペシャルサンクス あめがやまないさん)