台本概要
286 views
タイトル | 陰キャぼっち集会 |
---|---|
作者名 | あかおう (@akaouwaikasuki) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
|°ω°ᔨうん・・・まぁどんまい。 【声劇・配信での使用/連絡不要】 ★配信での投げ銭が発生する場合でも連絡不要です。 ★あなたの気が向いたら・・・(励みになるのでいずれかしてくれたら嬉しいな♪しなくてもOK) →シナリオタイトル横の「つぶやく」を押してご自身のTwitterでツイートする。 →赤王(@akaouwaikasuki)メンションでご自身のTwitterでツイートする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートにいいねする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートをRT。 →その他思いやりある行動で大切にしてくださったら嬉しいです。 【禁止事項】 ★ライターの呼び捨て表記。 ★盗作・自分が書きましたと言う行為。 ★無断で一部分を切り取っての使用や投稿。 ★上記以外で赤王が非常識と判断した行動・表記。 以上をされた方は即ブロックさせて頂き、以降赤王のシナリオ使用を禁止とさせて頂きます。 【YouTube・舞台・朗読等入場料を取る場合】 連絡必須:許可が下りるまで使用しないでください。 286 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
女 | 不問 | 10 | 女子高生。ぼっち。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
女:そもそも。そもそもだ。
女:なぜ人を「陰」と「陽」に分けるのか。
女:人はその二つしか分類がないのか?違うだろう??
女:ああ歯がゆい。なんて歯がゆいんだ。
女:うちのクラスの陽キャといえば、サラサラヘアに国宝級イケメンの「日比野陽太(ひびのようた)」君だ。
女:名前からして既に陽キャ中の陽キャ。
女:私のこの「毒島すみれ(ぶすじますみれ)」の名前とは大違いだ!!!
女:生まれながらにして既に陰キャとしての烙印を押されたこの証拠・・・
女:背負って生きていこうではないか・・・!!正々堂々と!!!
女:・・・おい、ざわつくな、ざわつくでない!!!
女:ぼっちが恥ずかしい!?いいや否(いな)!!
女:ぼっちこそ正義!ぼっちこそ神聖なるサンクチュアリ!!
女:今日も迷える「陰キャぼっち女子」がいるのだ!
女:救わねば・・・救わねばならぬ!!!
女:さあ行こう!ウイアーロンリー!!!!
0:
0:
女:なに?彼氏が欲しい?そんな事で悩んでいるのか!!
女:陰キャぼっちたるもの、彼氏など「エア彼氏」で事足りる!!
0:
女:「あっ。やだ。彼君たらぁ。遅いぞお。私、ずーっと待ってたんだよお?」
女:「(男声)すまないマイガール。ありたっけの夢をかき集めて、探し物探しに行ってたのさ。すまない、寂しい思いをさせて。」
女:「もぅっ・・・そんな海賊王な事言っても許さな・・・っ!!きゃっ。ああん、こけちゃったぁ・・」
女:「(男声)大丈夫かい!?ぼぉぉくの、くぁわぃぃ、子猫ちゃぁん!!・・・かっっっ!!」
女:「あ、ありがとう。優しいんだねっ!」
女:「(男声)そんな事はないさ・・・ないさないさ・・・(エコー)君の・・・可愛いふくらはぎの側面に・・・傷がついては・・・・いけないっ」
女:「そ、そんな・・・わ、私のふくらはぎの側面をそんなに心配してくれるだなんて・・・」
女:「(男声)当たり前じゃないか・・・君のふくらはぎの側面ほど美しいものはないってね・・・俺のばっちゃんも言ってたさ・・・・」
女:「うん・・・なんの言い伝えかよくわかんないけど、大切にしてくれてるのは・・・アタイ伝わってる・・・・ぞっ。」
女:「(男声)うん・・・君を・・・離さない・・・・」
女:「あっ・・・・」
0:
女:どおーーだぁ!!!幸せだろう?幸せじゃないか!!
女:エア彼氏は浮気をしない!!
女:エア彼氏は裏切らない!!!ただひたすらにありったけの夢をかき集めて、探し物探してるだけの少年だ!!!
女:こんな誠実な彼氏が生身の男に成せるか!!?
女:いいや成せやしない!!!
女:これで一生貴様は「彼氏持ち」だああ!!アッハッハッハ!!!
女:どうした??嬉しすぎて涙が止まらないか!!そうかそうか!!
女:あはははは!!!はー・・・・。はぁ。(溜息)ずずっ(鼻をすする)はい次!!
0:
0:
女:なに?修学旅行で枕投げする友達が居ない!?
女:バカ者おおおお!!!!
女:貴様それでも陰キャぼっちの端くれかああああ!!!
女:枕投げなど・・・「エア枕投げ」で事足りるわ!!
0:
女:「ぼすっ」「あっ!いたーい!やったなぁ!!??」
女:「もうっ!許さないんだからね!えいっ!!」
女:「きゃっ。もぉ!!男子ぃ!?自分の部屋に戻りなさいよぉ!」
女:「あっ。先生が見回りに来た!!布団の中に隠れなきゃ!」
女:「(男声)おい!お前どうして俺の布団の中に!?」
女:「バカ!この布団私のだよっ!!」
女:「(男声)やべ!先生が来た!こっちこい!!」
女:「きゃっ!・・・えっ・・・私今、アイツに抱きしめられてる・・・!?トゥンク・・・」
0:
女:うあわぁ!!!でやあああああ!!!!
女:はぁ・・・はぁ・・・はあ・・・・
女:あ、危なかった・・・
女:い、今、「修学旅行の女子の部屋」に「男子が入ってくる」という
女:どぐされエピソードが舞い込んでしまった・・・
女:わ、私としたことが・・・不甲斐ない!!
女:くっ・・・最早これまでか・・・!!??
女:しかし・・・しかし・・・
女:女子の部屋に男子がやってくるとかいう奇跡・・・
女:悪くは・・・な・・・い・・・・ぐふっ・・・・
女:・・・し、しっかりしろ私、陰キャぼっちたるもの、これしきの事でダメージを食らってはいけない!!!
女:よし、次だ!!!
0:
0:
女:なに?「スカートめくりされたことが無い」??
女:バカ者!!!!
女:スカートめくりは「刑法第四十一条」にある通り!!
女:十四歳に満たない者以外の行為は立派な犯罪だ!!!
女:貴様、そんなものに憧れるとは痴女か?!痴女なのか???
女:ああなんてなげかわしい!!!
女:ええい!!ふしだらな陰キャぼっちめ!!!
女:・・・しかし。しかしだ。
女:スカートめくりは確かに「女子の人気のバロメーター」だ!!
女:でもよく考えろ?
女:それをされないからと言って、貴様の価値が測れるのか?
女:いいや測れやしない!!
女:女は黙って「スパッツで鉄壁防御」だ!!!
女:まだ持っていない場合はお母さんに買ってもらおう!!
女:女の貞操は己で守るのが必須!!
女:・・・しかし落ち着いて聞け。
女:「女子の人気のバロメーター」は、何もスカートばかりじゃない・・・
女:ふふふ・・・。
女:今から備えるのだ。
女:高校生になった時の「ブラのホック外し」のリアクションに!!
女:戦はそこからだ!!!!
女:・・・なに?ブラのホック外しがピンとこない??
女:貴様・・・!!それでも数々の苦難を妄想で乗り越えてきた陰キャぼっちの末裔か!!!
女:そう、ブラのホック外し・・・それは着々と近づく乙女の戦場。(いくさば)
女:ちょっとずつ男子が女子への接触にこなれてきた高校生。
女:いたずらの範疇が異性たる乙女へ向けられる、あくなき戦争・・・!!
0:
女:「ふんふんふ~ん、次は美術かぁ。あーあ、苦手だなぁ。」
女:「(男声)よっ。なんだよ、浮かない顔して。」
女:「なによぉ。うるさいなぁ。」
女:「(男声)なーになに、そんな事、俺に言っちゃっていいのかなぁ?」
女:「な、なによぉ。」
女:「(男声)ほーらほら、背中・・・がら空きだぜ?」
女:「ひゃうっっ!!??」
女:「(男声)あははは!!えっろい声!!」
女:「もぉ~ひどぉい!!変な声出ちゃったじゃんっっ」
0:
女:・・・・どうした、どうしたどうした!?
女:本来ならブラのホックを外されたぐらいで動じるお前ではないだろう!?
女:しかし実は密かに想いを寄せている憎いアイツの前では、
女:貴様もタダのあざといフリーの女子アナだ!!!
女:ブラのホックを外され、まるでその場で全裸になったかのごとく不安を覚え、
女:思わず自身の身体を前かがみに抱きしめる。
女:キッっとにらんだ眼(まなこ)ではあるが、可愛さは忘れず、
女:膨らませた頬はあざとさ千%!!!!
女:しかし未だ不安なブラのカパカパ具合に、こなれた手つきでホックを止めつつも。
女:ちゃんとカワイイ声で反応し、意中の相手へ印象付ける事が出来ただろうかと一人反省会を催す。
女:・・・そう、陰キャぼっちとはいえ、常にモテてはいたいのだ・・・!!!
女:その努力は惜しんではいけない!!鍛錬を怠ってはいけないであ・・・!!!!
女:あ・・・・あが・・・あがが・・・・日比野・・・陽太・・・
女:き、きさま、一体いつからそこに・・・?
女:既に部活生は帰宅時間のはず・・・・!?なに?帰ろうとしたら、渡り廊下から私が教室で悶絶している姿が目に入って・・・
女:割と序盤から全部見てた・・・だと・・・・!!???
女:貴様・・・!!貴様ぁああ!!!!
女:わかった、わかったぞ!!??貴様の真の姿が!!!
女:貴様が陽キャだというのは世を忍ぶ仮の姿。
女:本当は貴様・・・こうして陰キャの弱みを握り、身動きが取れなくなるほど金銭を搾り取った挙句、
女:ゴミのように捨てるつもりだろう!!??わかっているんだぞ!!???
女:貴様は陽キャでもなんでもない・・・!!いやしかし、陰キャの敵であることには変わりないのだ!!!
女:・・・成敗してくれよう・・・・この縦笛が、貴様のふくらはぎの側面を打ち抜いてくれるわ!!!
女:・・・・え?違う??
女:・・・・・いつも教室で、一人芝居してるの見てて、すごいなーって見てた・・・・
女:貴様!!!この私が毎週水曜日にここで陰キャぼっち集会を一人で開催していると前から知っていたのか!!!
女:・・・知って居ながら、普段はクラスメイトとして・・・接して・・・・くれていた・・・のか・・・
女:いいや!!騙されないぞ!!実は心の中では私たち陰キャぼっちの事をあざ笑っていたのだろう!?
女:わかっているんだぞ!!!???
女:・・・え・・・?違う?ずっと・・・・しっかり者な私の事が・・・す・・・き・・・だった・・???
女:つ・・・付き合ってほ・・・し・・・・い・・・・??
女:ああーーーーーー!!!!!!
女:落ち着け!!私よ落ち着くのだ!!!私のぉぉ後ろには!!!数百、いいや数千、いいや数万人の陰キャぼっち達がいるのだ!!
女:私が今、ここで、かか・・・かかかかか彼氏を作るなどと許されるはずもない!!!
女:・・・な、なんだ日比野くん!!??い・・・一緒に帰ろう・・・?・・・もう遅いから・・・
女:・・・う、うん。か、帰ってやらんでもない・・・・!!
女:・・・・その、あの・・・。
女:ふつつかものですが・・・・よ、よろしくお願いします・・・・。
女:そもそも。そもそもだ。
女:なぜ人を「陰」と「陽」に分けるのか。
女:人はその二つしか分類がないのか?違うだろう??
女:ああ歯がゆい。なんて歯がゆいんだ。
女:うちのクラスの陽キャといえば、サラサラヘアに国宝級イケメンの「日比野陽太(ひびのようた)」君だ。
女:名前からして既に陽キャ中の陽キャ。
女:私のこの「毒島すみれ(ぶすじますみれ)」の名前とは大違いだ!!!
女:生まれながらにして既に陰キャとしての烙印を押されたこの証拠・・・
女:背負って生きていこうではないか・・・!!正々堂々と!!!
女:・・・おい、ざわつくな、ざわつくでない!!!
女:ぼっちが恥ずかしい!?いいや否(いな)!!
女:ぼっちこそ正義!ぼっちこそ神聖なるサンクチュアリ!!
女:今日も迷える「陰キャぼっち女子」がいるのだ!
女:救わねば・・・救わねばならぬ!!!
女:さあ行こう!ウイアーロンリー!!!!
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女:なに?彼氏が欲しい?そんな事で悩んでいるのか!!
女:陰キャぼっちたるもの、彼氏など「エア彼氏」で事足りる!!
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女:「あっ。やだ。彼君たらぁ。遅いぞお。私、ずーっと待ってたんだよお?」
女:「(男声)すまないマイガール。ありたっけの夢をかき集めて、探し物探しに行ってたのさ。すまない、寂しい思いをさせて。」
女:「もぅっ・・・そんな海賊王な事言っても許さな・・・っ!!きゃっ。ああん、こけちゃったぁ・・」
女:「(男声)大丈夫かい!?ぼぉぉくの、くぁわぃぃ、子猫ちゃぁん!!・・・かっっっ!!」
女:「あ、ありがとう。優しいんだねっ!」
女:「(男声)そんな事はないさ・・・ないさないさ・・・(エコー)君の・・・可愛いふくらはぎの側面に・・・傷がついては・・・・いけないっ」
女:「そ、そんな・・・わ、私のふくらはぎの側面をそんなに心配してくれるだなんて・・・」
女:「(男声)当たり前じゃないか・・・君のふくらはぎの側面ほど美しいものはないってね・・・俺のばっちゃんも言ってたさ・・・・」
女:「うん・・・なんの言い伝えかよくわかんないけど、大切にしてくれてるのは・・・アタイ伝わってる・・・・ぞっ。」
女:「(男声)うん・・・君を・・・離さない・・・・」
女:「あっ・・・・」
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女:どおーーだぁ!!!幸せだろう?幸せじゃないか!!
女:エア彼氏は浮気をしない!!
女:エア彼氏は裏切らない!!!ただひたすらにありったけの夢をかき集めて、探し物探してるだけの少年だ!!!
女:こんな誠実な彼氏が生身の男に成せるか!!?
女:いいや成せやしない!!!
女:これで一生貴様は「彼氏持ち」だああ!!アッハッハッハ!!!
女:どうした??嬉しすぎて涙が止まらないか!!そうかそうか!!
女:あはははは!!!はー・・・・。はぁ。(溜息)ずずっ(鼻をすする)はい次!!
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女:なに?修学旅行で枕投げする友達が居ない!?
女:バカ者おおおお!!!!
女:貴様それでも陰キャぼっちの端くれかああああ!!!
女:枕投げなど・・・「エア枕投げ」で事足りるわ!!
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女:「ぼすっ」「あっ!いたーい!やったなぁ!!??」
女:「もうっ!許さないんだからね!えいっ!!」
女:「きゃっ。もぉ!!男子ぃ!?自分の部屋に戻りなさいよぉ!」
女:「あっ。先生が見回りに来た!!布団の中に隠れなきゃ!」
女:「(男声)おい!お前どうして俺の布団の中に!?」
女:「バカ!この布団私のだよっ!!」
女:「(男声)やべ!先生が来た!こっちこい!!」
女:「きゃっ!・・・えっ・・・私今、アイツに抱きしめられてる・・・!?トゥンク・・・」
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女:うあわぁ!!!でやあああああ!!!!
女:はぁ・・・はぁ・・・はあ・・・・
女:あ、危なかった・・・
女:い、今、「修学旅行の女子の部屋」に「男子が入ってくる」という
女:どぐされエピソードが舞い込んでしまった・・・
女:わ、私としたことが・・・不甲斐ない!!
女:くっ・・・最早これまでか・・・!!??
女:しかし・・・しかし・・・
女:女子の部屋に男子がやってくるとかいう奇跡・・・
女:悪くは・・・な・・・い・・・・ぐふっ・・・・
女:・・・し、しっかりしろ私、陰キャぼっちたるもの、これしきの事でダメージを食らってはいけない!!!
女:よし、次だ!!!
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女:なに?「スカートめくりされたことが無い」??
女:バカ者!!!!
女:スカートめくりは「刑法第四十一条」にある通り!!
女:十四歳に満たない者以外の行為は立派な犯罪だ!!!
女:貴様、そんなものに憧れるとは痴女か?!痴女なのか???
女:ああなんてなげかわしい!!!
女:ええい!!ふしだらな陰キャぼっちめ!!!
女:・・・しかし。しかしだ。
女:スカートめくりは確かに「女子の人気のバロメーター」だ!!
女:でもよく考えろ?
女:それをされないからと言って、貴様の価値が測れるのか?
女:いいや測れやしない!!
女:女は黙って「スパッツで鉄壁防御」だ!!!
女:まだ持っていない場合はお母さんに買ってもらおう!!
女:女の貞操は己で守るのが必須!!
女:・・・しかし落ち着いて聞け。
女:「女子の人気のバロメーター」は、何もスカートばかりじゃない・・・
女:ふふふ・・・。
女:今から備えるのだ。
女:高校生になった時の「ブラのホック外し」のリアクションに!!
女:戦はそこからだ!!!!
女:・・・なに?ブラのホック外しがピンとこない??
女:貴様・・・!!それでも数々の苦難を妄想で乗り越えてきた陰キャぼっちの末裔か!!!
女:そう、ブラのホック外し・・・それは着々と近づく乙女の戦場。(いくさば)
女:ちょっとずつ男子が女子への接触にこなれてきた高校生。
女:いたずらの範疇が異性たる乙女へ向けられる、あくなき戦争・・・!!
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女:「ふんふんふ~ん、次は美術かぁ。あーあ、苦手だなぁ。」
女:「(男声)よっ。なんだよ、浮かない顔して。」
女:「なによぉ。うるさいなぁ。」
女:「(男声)なーになに、そんな事、俺に言っちゃっていいのかなぁ?」
女:「な、なによぉ。」
女:「(男声)ほーらほら、背中・・・がら空きだぜ?」
女:「ひゃうっっ!!??」
女:「(男声)あははは!!えっろい声!!」
女:「もぉ~ひどぉい!!変な声出ちゃったじゃんっっ」
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女:・・・・どうした、どうしたどうした!?
女:本来ならブラのホックを外されたぐらいで動じるお前ではないだろう!?
女:しかし実は密かに想いを寄せている憎いアイツの前では、
女:貴様もタダのあざといフリーの女子アナだ!!!
女:ブラのホックを外され、まるでその場で全裸になったかのごとく不安を覚え、
女:思わず自身の身体を前かがみに抱きしめる。
女:キッっとにらんだ眼(まなこ)ではあるが、可愛さは忘れず、
女:膨らませた頬はあざとさ千%!!!!
女:しかし未だ不安なブラのカパカパ具合に、こなれた手つきでホックを止めつつも。
女:ちゃんとカワイイ声で反応し、意中の相手へ印象付ける事が出来ただろうかと一人反省会を催す。
女:・・・そう、陰キャぼっちとはいえ、常にモテてはいたいのだ・・・!!!
女:その努力は惜しんではいけない!!鍛錬を怠ってはいけないであ・・・!!!!
女:あ・・・・あが・・・あがが・・・・日比野・・・陽太・・・
女:き、きさま、一体いつからそこに・・・?
女:既に部活生は帰宅時間のはず・・・・!?なに?帰ろうとしたら、渡り廊下から私が教室で悶絶している姿が目に入って・・・
女:割と序盤から全部見てた・・・だと・・・・!!???
女:貴様・・・!!貴様ぁああ!!!!
女:わかった、わかったぞ!!??貴様の真の姿が!!!
女:貴様が陽キャだというのは世を忍ぶ仮の姿。
女:本当は貴様・・・こうして陰キャの弱みを握り、身動きが取れなくなるほど金銭を搾り取った挙句、
女:ゴミのように捨てるつもりだろう!!??わかっているんだぞ!!???
女:貴様は陽キャでもなんでもない・・・!!いやしかし、陰キャの敵であることには変わりないのだ!!!
女:・・・成敗してくれよう・・・・この縦笛が、貴様のふくらはぎの側面を打ち抜いてくれるわ!!!
女:・・・・え?違う??
女:・・・・・いつも教室で、一人芝居してるの見てて、すごいなーって見てた・・・・
女:貴様!!!この私が毎週水曜日にここで陰キャぼっち集会を一人で開催していると前から知っていたのか!!!
女:・・・知って居ながら、普段はクラスメイトとして・・・接して・・・・くれていた・・・のか・・・
女:いいや!!騙されないぞ!!実は心の中では私たち陰キャぼっちの事をあざ笑っていたのだろう!?
女:わかっているんだぞ!!!???
女:・・・え・・・?違う?ずっと・・・・しっかり者な私の事が・・・す・・・き・・・だった・・???
女:つ・・・付き合ってほ・・・し・・・・い・・・・??
女:ああーーーーーー!!!!!!
女:落ち着け!!私よ落ち着くのだ!!!私のぉぉ後ろには!!!数百、いいや数千、いいや数万人の陰キャぼっち達がいるのだ!!
女:私が今、ここで、かか・・・かかかかか彼氏を作るなどと許されるはずもない!!!
女:・・・な、なんだ日比野くん!!??い・・・一緒に帰ろう・・・?・・・もう遅いから・・・
女:・・・う、うん。か、帰ってやらんでもない・・・・!!
女:・・・・その、あの・・・。
女:ふつつかものですが・・・・よ、よろしくお願いします・・・・。