台本概要

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タイトル 第七話 うすのいそう ~やまぶきいろシリーズより~
作者名 桜美さくら  (@Omi_Sakura1007)
ジャンル 童話
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 絵のない絵本 やまぶきいろシリーズより
第七話 うすのいそう

おなかいっぱいのおさるさんは
もぐらさんにお願いごとをされます
なんのお願い事なのでしょうか?
一緒にのぞいてみましょう

※性別不問・年齢設定演者と同等とする

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り手 不問 17 やまぶきいろの世界を伝える物、作中に動物たちが出てきますがお声を変えても変えなくても良いです
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
語り手:はーい。ここに集まって。 語り手:今から「うすのいそう」って絵本を読むよ。 語り手:静かに聞いてね。分かったかな。 0:(ページをめくる) 語り手:『うすのいそう』 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は『やまぶきいろ』 語り手:今日は何が起こるのでしょうか 語り手:一緒にのぞいてみましょう 0:(ページをめくる) おさるさん:「・・・もうお腹いっぱい。」 語り手:やまぶきいろの大きな木の上で 語り手:気持ちよさそうに 語り手:お昼寝をしているおさるさんがいます 語り手:お腹をポリポリかきながら 語り手:口をモゴモゴ動かせて 語り手:おひさまの光をひとりじめ 語り手:しているみたいに寝ています 0:(一呼吸置く) もぐらさん:「おーさーるーさーん!」 語り手:大きな木の下から声がします 語り手:おさるさんはまだ夢の中にいます 語り手:おさるさんを呼ぶ声は 語り手:しだいに大きくなります おさるさん:「なんだ?ふわー(あくび)」 語り手:おさるさんは目をこすりながら 語り手:木の下をのぞき込みました 語り手:おさるさんが見ている先に 語り手:小さなもぐらさんがいました 語り手:もぐらさんは小さな両手をふり 語り手:おさるさんを呼んでいます おさるさん:「ぼくになにか用かい?」 語り手:おさるさんは木から両手をぶら下げて 語り手:もぐらさんに聞きました 語り手:もぐらさんは言いました もぐらさん:「おさるさん!おさるさんにお願いがあります。 もぐらさん:やまぶきいろの隣山に咲いている もぐらさん:“うすのいそう”と言うお花を もぐらさん:どうしても見たいのです! もぐらさん:“うすのいそう”にはフシギな力があって もぐらさん:わたしのおばあさんが子供のころ もぐらさん:一度見たきりだそうで、わたしも見てみたいのです」 語り手:もぐらさんは大きな声で 語り手:おさるさんに言っています 0:(ページをめくる) 語り手:もぐらさんはおさるさんの 語り手:足の早さを知っています 語り手:木の上でひょいひょい動いている 語り手:おさるさんがすごいと思っていました 語り手:もぐらさんは何度も何度も 語り手:おさるさんにお願いしてやっと 語り手:“うすのいそう”を隣山まで 語り手:取ってきてくれると約束してくれました 語り手:おさるさんはやまぶきいろをでて 語り手:隣山へ向かいました 語り手:隣山の名前は『きみどりやま』 語り手:きみどりやまの“うすのいそう”は 語り手:“春をつげる花”とも呼ばれています 語り手:春を告げるとは、 語り手:春が来たよとおしえてくれる 語り手:お花のことですね 0:(ページをめくる) 語り手:おさるさんはヒョイヒョイと 語り手:大きな木を渡りその日のうちに 語り手:きみどりやまへ着きました おさるさん:「“うすのいそう”ってどこにあるんだ?」 語り手:そこへ、通りかかったウグイスさんが 語り手:“うすのいそう”の広間から来た所でした 語り手:おさるさんはウグイスさんから 語り手:“うすのいそう”の場所を聞いて 語り手:そこへ向かうことにしました 0:(ページをめくる) 語り手:おさるさんは“うすのいそう”が 語り手:沢山咲いている広間に着きました。 語り手:そこは黄色の大きな絨毯(じゅうたん)が 語り手:一面に広がっているように見えました 語り手:しばらく“うすのいそう”を眺めたおさるさんは 語り手:沢山の“うすのいそう”の中から 語り手:一つ選んでで、もぐらさんへ持って帰りました 0:(ページをめくる) 語り手:やまぶきいろに帰ったおさるさんは 語り手:もぐらさんのお家をたずねます おさるさん:「おーい!“うすのいそう”持ってきたよ!」 語り手:静かにあいたとびらの向こう側に 語り手:小さくなって寝ている 語り手:もぐらのおばあさんが居ました もぐらさん:「おさるさん。ありがとう。 もぐらさん:本当は私が行けたら良かったんだけど もぐらさん:おばあさんを一人おいてはいけなくて。 もぐらさん:おばあさんの好きなお花が“うすのいそう”なの。」 語り手:そう言っておさるさんから 語り手:“うすのいそう”を受け取り 語り手:もぐらのおばあさんへ渡しました 0:(ページをめくる) もぐらのおばあさん:「おやおや、これは“うすのいそう”じゃないか」 語り手:もぐらのおばあさんは 語り手:とてもやさしいえがおになり 語り手:とても喜んでいました 語り手:もぐらさんは、おばあさんから 語り手:うすのいそうは春を告げて 語り手:元気が出るお花だと聞いたことがあり 語り手:おばあさんにお花を見せてあげたく 語り手:おさるさんにお願いしたそうです 語り手:おばあさんが笑ってくれて 語り手:本当に良かったですね 0:(ページをめくる) 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は『やまぶきいろ』 語り手:いろいろな動物が思い思いに 語り手:生活しています 語り手:明日もどんな動物さんのお話が 語り手:聞けるのでしょうね 語り手:また遊びに来てください 0:(絵本をとじる) 語り手:はい、今日のお話はここまで 語り手:『うすのいそう』でした 語り手:良い子で聞けたかな? 語り手:お話に出てきた“うすのいそう”の 語り手:モデルになったお花は 語り手:福寿草(ふくじゅそう)だそうですよ。 語り手:どんなお花か一緒に調べてみましょうね。 語り手:さいごまで聞いてくれてありがとう 0: 0: 0:(つぎのお話へつづく)

語り手:はーい。ここに集まって。 語り手:今から「うすのいそう」って絵本を読むよ。 語り手:静かに聞いてね。分かったかな。 0:(ページをめくる) 語り手:『うすのいそう』 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は『やまぶきいろ』 語り手:今日は何が起こるのでしょうか 語り手:一緒にのぞいてみましょう 0:(ページをめくる) おさるさん:「・・・もうお腹いっぱい。」 語り手:やまぶきいろの大きな木の上で 語り手:気持ちよさそうに 語り手:お昼寝をしているおさるさんがいます 語り手:お腹をポリポリかきながら 語り手:口をモゴモゴ動かせて 語り手:おひさまの光をひとりじめ 語り手:しているみたいに寝ています 0:(一呼吸置く) もぐらさん:「おーさーるーさーん!」 語り手:大きな木の下から声がします 語り手:おさるさんはまだ夢の中にいます 語り手:おさるさんを呼ぶ声は 語り手:しだいに大きくなります おさるさん:「なんだ?ふわー(あくび)」 語り手:おさるさんは目をこすりながら 語り手:木の下をのぞき込みました 語り手:おさるさんが見ている先に 語り手:小さなもぐらさんがいました 語り手:もぐらさんは小さな両手をふり 語り手:おさるさんを呼んでいます おさるさん:「ぼくになにか用かい?」 語り手:おさるさんは木から両手をぶら下げて 語り手:もぐらさんに聞きました 語り手:もぐらさんは言いました もぐらさん:「おさるさん!おさるさんにお願いがあります。 もぐらさん:やまぶきいろの隣山に咲いている もぐらさん:“うすのいそう”と言うお花を もぐらさん:どうしても見たいのです! もぐらさん:“うすのいそう”にはフシギな力があって もぐらさん:わたしのおばあさんが子供のころ もぐらさん:一度見たきりだそうで、わたしも見てみたいのです」 語り手:もぐらさんは大きな声で 語り手:おさるさんに言っています 0:(ページをめくる) 語り手:もぐらさんはおさるさんの 語り手:足の早さを知っています 語り手:木の上でひょいひょい動いている 語り手:おさるさんがすごいと思っていました 語り手:もぐらさんは何度も何度も 語り手:おさるさんにお願いしてやっと 語り手:“うすのいそう”を隣山まで 語り手:取ってきてくれると約束してくれました 語り手:おさるさんはやまぶきいろをでて 語り手:隣山へ向かいました 語り手:隣山の名前は『きみどりやま』 語り手:きみどりやまの“うすのいそう”は 語り手:“春をつげる花”とも呼ばれています 語り手:春を告げるとは、 語り手:春が来たよとおしえてくれる 語り手:お花のことですね 0:(ページをめくる) 語り手:おさるさんはヒョイヒョイと 語り手:大きな木を渡りその日のうちに 語り手:きみどりやまへ着きました おさるさん:「“うすのいそう”ってどこにあるんだ?」 語り手:そこへ、通りかかったウグイスさんが 語り手:“うすのいそう”の広間から来た所でした 語り手:おさるさんはウグイスさんから 語り手:“うすのいそう”の場所を聞いて 語り手:そこへ向かうことにしました 0:(ページをめくる) 語り手:おさるさんは“うすのいそう”が 語り手:沢山咲いている広間に着きました。 語り手:そこは黄色の大きな絨毯(じゅうたん)が 語り手:一面に広がっているように見えました 語り手:しばらく“うすのいそう”を眺めたおさるさんは 語り手:沢山の“うすのいそう”の中から 語り手:一つ選んでで、もぐらさんへ持って帰りました 0:(ページをめくる) 語り手:やまぶきいろに帰ったおさるさんは 語り手:もぐらさんのお家をたずねます おさるさん:「おーい!“うすのいそう”持ってきたよ!」 語り手:静かにあいたとびらの向こう側に 語り手:小さくなって寝ている 語り手:もぐらのおばあさんが居ました もぐらさん:「おさるさん。ありがとう。 もぐらさん:本当は私が行けたら良かったんだけど もぐらさん:おばあさんを一人おいてはいけなくて。 もぐらさん:おばあさんの好きなお花が“うすのいそう”なの。」 語り手:そう言っておさるさんから 語り手:“うすのいそう”を受け取り 語り手:もぐらのおばあさんへ渡しました 0:(ページをめくる) もぐらのおばあさん:「おやおや、これは“うすのいそう”じゃないか」 語り手:もぐらのおばあさんは 語り手:とてもやさしいえがおになり 語り手:とても喜んでいました 語り手:もぐらさんは、おばあさんから 語り手:うすのいそうは春を告げて 語り手:元気が出るお花だと聞いたことがあり 語り手:おばあさんにお花を見せてあげたく 語り手:おさるさんにお願いしたそうです 語り手:おばあさんが笑ってくれて 語り手:本当に良かったですね 0:(ページをめくる) 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は『やまぶきいろ』 語り手:いろいろな動物が思い思いに 語り手:生活しています 語り手:明日もどんな動物さんのお話が 語り手:聞けるのでしょうね 語り手:また遊びに来てください 0:(絵本をとじる) 語り手:はい、今日のお話はここまで 語り手:『うすのいそう』でした 語り手:良い子で聞けたかな? 語り手:お話に出てきた“うすのいそう”の 語り手:モデルになったお花は 語り手:福寿草(ふくじゅそう)だそうですよ。 語り手:どんなお花か一緒に調べてみましょうね。 語り手:さいごまで聞いてくれてありがとう 0: 0: 0:(つぎのお話へつづく)