台本概要
608 views
タイトル | 職業体験ならぬ人生ダイジェスト体験 |
---|---|
作者名 | 天馬 (@voicone_te) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(不問4) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
天国で善行を積みついに輪廻転生の順番が回ってきたももこは、どんな人生を歩むのかをダイジェストで体験する事に。 用意された数々の部屋の中で体験できる人生のダイジェストとは!! 608 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
C | 不問 | 37 | 各種Cの役をお願いします。ブチ切れます。比較的セリフは少なめ。 |
A | 不問 | 20 | 各種Aの役をお願いします。 |
B | 不問 | 37 | 各種Bの役をお願いします。叫びます。 |
ももこ | 不問 | 42 | 本作の主人公。 善行を積み、今回無事に輪廻転生する事ができた。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
生まれ変わる直前、新たな人生をどんなものにするのかを自ら選択することが出来る。
あらゆる人生を一コマでダイジェストで体験し、生まれ変わる者はその方向性を決めるのだ!
ももこ:「今回、善行を積む事で無事に生まれ変わる事が出来る魂。」
A:「色んな役があります。Aと付く役名をお願いします。」
B:「色んな役があります。Bと付く役名をお願いします。叫びます。」
C:「色んな役があります。Cと付く役名をお願いします。」
0:本編スタートです
ももこ:「天寿を全うして天国に行って、長いあいだ善いおこないを積んできたおかげで、やっと生まれ変われる順番が回ってきたー!」
ももこ:「それでー、あっ!ここが人生体験の案内所か」
ももこ:「看板が立ってる、なになに?」
ももこ:「あらゆる人生を一コマダイジェストで体験し、気に入ったサクセスストーリーを歩んでいただきます」
ももこ:「なるほど」
ももこ:「え、すごーい!先が見えないくらい扉が続いてる!」
ももこ:「早速一番手前の扉開けてみよ!」
ももこ:「ガチャ」
0:ABC基本フワフワな感じで
そよかぜC:「ヒューーン、サワサワー」
たんぽぽA&猫じゃらしB:「わー」
そよかぜC:「ヒューー」
たんぽぽA&猫じゃらしB:「わー」
ももこ:「え、なにここ、凄いのどかな空間。」
たんぽぽA:「ここは、たんぽぽや猫じゃらしに生まれ変わる道ー」
猫じゃらしB:「さあ、遠慮せずに中へどうぞー」
ももこ:「ちょっとだけ考えさせて、ってあれ外に出れない。」
そよかぜC:「一度扉を開けたら、三分間は体験しないと出られませんよー?」
ももこ:「そうなんだ、じゃあ仕方ないか」
ももこ:「わ!私も猫じゃらしになってる!」
たんぽぽA:「さあそよかぜに身を任せてー」
猫じゃらしB:「心を無にするのです」
猫じゃらしB:「さあ、風が来ますよ」
そよかぜC:「ヒュー」
A&B&ももこ:「わー」
そよかぜC:「ヒューー」
A&B&ももこ:「わー」
ももこ:「こういう生き方も良いかもー」
ももこ:「そういえば前世では苦労して苦労して、大変だったなぁ」
たんぽぽA:「見ていてください」
ももこ:「あ、たんぽぽさん綿毛になってる!」
そよかぜC:「ヒュー」
たんぽぽA:「わー」
ももこ:「綿毛が飛んでくー!」
猫じゃらしB:「凄いじゃないかたんぽぽー」
0:少し間
猫じゃらしB:「たんぽぽー?」
猫じゃらしB:「し、死んでる!?」
ももこ:「えー!」
そよかぜC:「本体は種の方ー」
ももこ:「風が喋った!」
猫じゃらしB:「コレが、風の噂か...」
ももこ:「うん」
ももこ:「そっか、たんぽぽだからこういう生き方に――」
五歳ちびっ子C:「あ、猫じゃらし!」
ももこ:「あ、子供だ」
猫じゃらしB:「やあ小さなお嬢さん、私は猫じゃらし。」
猫じゃらしB:「いまそよかぜに吹かれてると――」
五歳ちびっ子C:「持って帰ろ!」
五歳ちびっ子C:「ブチッ!」
0:フワフワ終わり
猫じゃらしB:「"あ"あ"あ"あーー!!」
ももこ:「ひぇ!」
猫じゃらしB:「はぁ、はぁ、はぁっ、クソっ、ここまでかっ!!」
猫じゃらしB:「我が一生に――」
五歳ちびっ子C:「あ、もう一個猫じゃらし!」
ももこ:「え、いや、来ないで!来ないでーー!!」
五歳ちびっ子C:「ブチッ!」
ももこ:「"あーーーーーーっハッ、扉の前...、そっか、三分経ったんだ。」
ももこ:「結構壮絶な生き様だったなぁ、猫じゃらし。」
ももこ:「見かけたら優しくしよ。」
ももこ:「ふぅ、気を取り直して、次の扉は」
ももこ:「ガチャ」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
ももこ:「えっ、あ、ラーメン屋さん。」
ももこ:「良かった、まともかも!」
ももこ:「すみませんー!ラーメン一つお願いします!」
湯切りB:「ばっきゃろっ!おめぇはこっち側だろぃ!」
ももこ:「え、せっかくだし一生付き合っていくんだから味とか知っておきたくて!」
湯切りB:「てかよぉ!さっきからおめぇどこ見て喋ってんだ!」
ももこ:「え、あなたが店長なんじゃ?」
湯切りB:「もっと下だ!」
ももこ:「もっと、した...」
湯切りB:「よぉ!」
ももこ:「あなたは...」
湯切りB:「麺だ!」
そよかぜC:「店長は寡黙な人なのー」
ももこ:「あ、風の噂...。」
湯切りB:「おやっさんの動きに合わせて気合い入れんだ!」
湯切りB:「魂込めろぃっ!出来んだろ!」
ももこ:「は、はいっ!私魂ですし!」
ももこ:「わ!身体が麺になった!」
ももこ:「よく見るとなんか緑色っぽいような」
湯切りB:「ったく、いつの時代の話をしてんだ?」
そよかぜC:「価格の高騰が進み過ぎて、小麦百パーセントの麺は滅びたのー」
ももこ:「そっか、私が生きてた頃からだいぶ進んでるんだ」
ももこ:「じゃあ、この緑色は?」
湯切りB:「猫じゃらし麺だ!」
ももこ:「あれっ、さっきの猫じゃらしの人ですかっ?」
湯切りB:「さあ生麺!茹でられてこい!」
ももこ:「でも、どうやって!」
先輩湯切りA:「仕方ないなぁ、ルーキー!」
先輩湯切りA:「先輩の俺が教えてやる!」
そよかぜC:「ヒュー」
ももこ:「あ、先輩風...」
大釜の湯C:「ボコボコッ、グツグツ」
大釜の湯C:「まずはこっち、さあいらっしゃいアル。」
先輩湯切りA:「よく見てろ!このあみあみのやつに入ってお湯の中へ」
ももこ:「あみあみのやつ...」
先輩湯切りA:「ここからが大事だ!この湯のバボブボボ」
0:少し間
先輩湯切りA:「ザバァ!」
先輩湯切りA:「からの湯切りだ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイーーー!」
先輩湯切りA:「わかったか!」
大釜の湯C:「カンフーを舞うかの如く踊り狂うらしいアル!」
大釜の湯C:「さあ、あみあみのやつに入って中へ!」
ももこ:「えーい!」
ももこ:「熱い!熱いよぉ!はぁはぁ!」
ももこ:「うひ!なんか、目覚めそうーー!」
ももこ:「ハッ、扉の前...、そっか、三分経ったんだ。」
ももこ:「良いところだったのに。」
ももこ:「麺の人生かぁ、凄かったなぁ。」
ももこ:「ふぅ、とりあえず次の扉は」
ももこ:「ガチャ」
ももこ:「ここの空間、見たところ会社のオフィスみたいだけど」
ももこ:「今まで通りなら、誰かいるはずだけど、誰もいないのかな?」
ももこ:「あれ、声がする!」
ももこ:「こっちか!」
ももこ:「これは、見るからに演説会場?!」
ももこ:「なんか、凄そう...」
ももこ:「とりあえず、中入ってみよう」
0:ポップな感じで
中間管理職C:「整列、号令!」
中間管理職C:「せーのっ!労働!」
新入社員A&B:「最高!」
中間管理職C:「たくあん!」
新入社員A&B:「たくあん!」
中間管理職C:「たくあん!」
新入社員A&B:「たくあん!」
新入社員A:「あ、キミキミ!」
新入社員B:「遅かったね、早く列に入って!」
ももこ:「は、はい!あ、身体がたくあんに」
ももこ:「なんだろ、たくあんの妖精みたいな世界観だなぁ」
中間管理職C:「せーのっ!労働!」
A&B&ももこ:「最高!」
中間管理職C:「たくあん!」
A&B&ももこ:「たくあん!」
中間管理職C:「たくあん!」
A&B&ももこ:「たくあん!」
0:ポップ終わり世紀末に
中間管理職C:「全員バラバラじゃねえかっー!!」
新入社員A:「怖いっす」
新入社員B:「ラグあるんで揃えるの無理です!」
中間管理職C:「うるせぇ!お前ら全員鞭打ちだぁぁ!!」
中間管理職C:「どいつからくれてやろうか?」
中間管理職C:「お前たちで選べ」
新入社員A:「絶対いやです」
新入社員B:「出来れば最後に」
ももこ:「え、そんな!」
中間管理職C:「決まったようだなぁ!」
ももこ:「待って!まってまって心の準備が!」
たくあんC:「歯ぁ食いしばれ!」
たくあんC:(バチーン!とか鞭の音)
ももこ:「あーーーーーハッ、扉の前」
ももこ:「リアルな人の一生」
ももこ:「列に並んで残業に耐えたあと、社会という重圧でしぼられる...か」
ももこ:「悪く...ないかも」
C:「別に人の一生ってわけじゃない」
B:「ダイジェストだからね、一コマにする為に凝縮されてるのさ」
A:「あらゆる困難をどう表現するのか」
B:「君、素質あるよ。
人生良いことばかりじゃないしさ、色んな道もある。
そういう事を生き返る前に教えてあげてるんだ、俺たち。」
C:「あなたの込めた魂、なかなか良いんじゃないかな!」
ももこ:「それって...。」
A:「あぁ。アンタはこっち側の人間だ。」
ももこ:「良いんですか!」
A:「扉を新たに作って、一コマダイジェストを作ってくれ!」
C:「その後」
男A:「なあ、待てよ!」
男A:「ドン!」
ももこ:「アッ!」
B:「あれは?」
C:「壁ドンされる壁」
男B:「今宵は踊り明かしましょう!」
ももこ:「はあはあはあはあはあはあ、吐息が!」
ももこ:「吐息が、くすぐったい!」
A:「舞踏会の仮面」
C:「オーッホッホッホッ!」
C:「さぁ、馬車を出して」
A:「パカラッパカラッ!」
ももこ:「アッ!踏まれる!イイ!イイー!」
B:「馬のていてつ(蹄鉄)」
0:少し間
A:「なんか、生まれ変わる魂より楽しんでない?」
B:「誰の影響でこんな風に」
C:「間違いなく我々かと」
ももこ:「いや、もうサイコーでーーす!」
0:終
生まれ変わる直前、新たな人生をどんなものにするのかを自ら選択することが出来る。
あらゆる人生を一コマでダイジェストで体験し、生まれ変わる者はその方向性を決めるのだ!
ももこ:「今回、善行を積む事で無事に生まれ変わる事が出来る魂。」
A:「色んな役があります。Aと付く役名をお願いします。」
B:「色んな役があります。Bと付く役名をお願いします。叫びます。」
C:「色んな役があります。Cと付く役名をお願いします。」
0:本編スタートです
ももこ:「天寿を全うして天国に行って、長いあいだ善いおこないを積んできたおかげで、やっと生まれ変われる順番が回ってきたー!」
ももこ:「それでー、あっ!ここが人生体験の案内所か」
ももこ:「看板が立ってる、なになに?」
ももこ:「あらゆる人生を一コマダイジェストで体験し、気に入ったサクセスストーリーを歩んでいただきます」
ももこ:「なるほど」
ももこ:「え、すごーい!先が見えないくらい扉が続いてる!」
ももこ:「早速一番手前の扉開けてみよ!」
ももこ:「ガチャ」
0:ABC基本フワフワな感じで
そよかぜC:「ヒューーン、サワサワー」
たんぽぽA&猫じゃらしB:「わー」
そよかぜC:「ヒューー」
たんぽぽA&猫じゃらしB:「わー」
ももこ:「え、なにここ、凄いのどかな空間。」
たんぽぽA:「ここは、たんぽぽや猫じゃらしに生まれ変わる道ー」
猫じゃらしB:「さあ、遠慮せずに中へどうぞー」
ももこ:「ちょっとだけ考えさせて、ってあれ外に出れない。」
そよかぜC:「一度扉を開けたら、三分間は体験しないと出られませんよー?」
ももこ:「そうなんだ、じゃあ仕方ないか」
ももこ:「わ!私も猫じゃらしになってる!」
たんぽぽA:「さあそよかぜに身を任せてー」
猫じゃらしB:「心を無にするのです」
猫じゃらしB:「さあ、風が来ますよ」
そよかぜC:「ヒュー」
A&B&ももこ:「わー」
そよかぜC:「ヒューー」
A&B&ももこ:「わー」
ももこ:「こういう生き方も良いかもー」
ももこ:「そういえば前世では苦労して苦労して、大変だったなぁ」
たんぽぽA:「見ていてください」
ももこ:「あ、たんぽぽさん綿毛になってる!」
そよかぜC:「ヒュー」
たんぽぽA:「わー」
ももこ:「綿毛が飛んでくー!」
猫じゃらしB:「凄いじゃないかたんぽぽー」
0:少し間
猫じゃらしB:「たんぽぽー?」
猫じゃらしB:「し、死んでる!?」
ももこ:「えー!」
そよかぜC:「本体は種の方ー」
ももこ:「風が喋った!」
猫じゃらしB:「コレが、風の噂か...」
ももこ:「うん」
ももこ:「そっか、たんぽぽだからこういう生き方に――」
五歳ちびっ子C:「あ、猫じゃらし!」
ももこ:「あ、子供だ」
猫じゃらしB:「やあ小さなお嬢さん、私は猫じゃらし。」
猫じゃらしB:「いまそよかぜに吹かれてると――」
五歳ちびっ子C:「持って帰ろ!」
五歳ちびっ子C:「ブチッ!」
0:フワフワ終わり
猫じゃらしB:「"あ"あ"あ"あーー!!」
ももこ:「ひぇ!」
猫じゃらしB:「はぁ、はぁ、はぁっ、クソっ、ここまでかっ!!」
猫じゃらしB:「我が一生に――」
五歳ちびっ子C:「あ、もう一個猫じゃらし!」
ももこ:「え、いや、来ないで!来ないでーー!!」
五歳ちびっ子C:「ブチッ!」
ももこ:「"あーーーーーーっハッ、扉の前...、そっか、三分経ったんだ。」
ももこ:「結構壮絶な生き様だったなぁ、猫じゃらし。」
ももこ:「見かけたら優しくしよ。」
ももこ:「ふぅ、気を取り直して、次の扉は」
ももこ:「ガチャ」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
ももこ:「えっ、あ、ラーメン屋さん。」
ももこ:「良かった、まともかも!」
ももこ:「すみませんー!ラーメン一つお願いします!」
湯切りB:「ばっきゃろっ!おめぇはこっち側だろぃ!」
ももこ:「え、せっかくだし一生付き合っていくんだから味とか知っておきたくて!」
湯切りB:「てかよぉ!さっきからおめぇどこ見て喋ってんだ!」
ももこ:「え、あなたが店長なんじゃ?」
湯切りB:「もっと下だ!」
ももこ:「もっと、した...」
湯切りB:「よぉ!」
ももこ:「あなたは...」
湯切りB:「麺だ!」
そよかぜC:「店長は寡黙な人なのー」
ももこ:「あ、風の噂...。」
湯切りB:「おやっさんの動きに合わせて気合い入れんだ!」
湯切りB:「魂込めろぃっ!出来んだろ!」
ももこ:「は、はいっ!私魂ですし!」
ももこ:「わ!身体が麺になった!」
ももこ:「よく見るとなんか緑色っぽいような」
湯切りB:「ったく、いつの時代の話をしてんだ?」
そよかぜC:「価格の高騰が進み過ぎて、小麦百パーセントの麺は滅びたのー」
ももこ:「そっか、私が生きてた頃からだいぶ進んでるんだ」
ももこ:「じゃあ、この緑色は?」
湯切りB:「猫じゃらし麺だ!」
ももこ:「あれっ、さっきの猫じゃらしの人ですかっ?」
湯切りB:「さあ生麺!茹でられてこい!」
ももこ:「でも、どうやって!」
先輩湯切りA:「仕方ないなぁ、ルーキー!」
先輩湯切りA:「先輩の俺が教えてやる!」
そよかぜC:「ヒュー」
ももこ:「あ、先輩風...」
大釜の湯C:「ボコボコッ、グツグツ」
大釜の湯C:「まずはこっち、さあいらっしゃいアル。」
先輩湯切りA:「よく見てろ!このあみあみのやつに入ってお湯の中へ」
ももこ:「あみあみのやつ...」
先輩湯切りA:「ここからが大事だ!この湯のバボブボボ」
0:少し間
先輩湯切りA:「ザバァ!」
先輩湯切りA:「からの湯切りだ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイッ!」
湯切られた湯C:「ピシャ!」
湯切りB:「アイーーー!」
先輩湯切りA:「わかったか!」
大釜の湯C:「カンフーを舞うかの如く踊り狂うらしいアル!」
大釜の湯C:「さあ、あみあみのやつに入って中へ!」
ももこ:「えーい!」
ももこ:「熱い!熱いよぉ!はぁはぁ!」
ももこ:「うひ!なんか、目覚めそうーー!」
ももこ:「ハッ、扉の前...、そっか、三分経ったんだ。」
ももこ:「良いところだったのに。」
ももこ:「麺の人生かぁ、凄かったなぁ。」
ももこ:「ふぅ、とりあえず次の扉は」
ももこ:「ガチャ」
ももこ:「ここの空間、見たところ会社のオフィスみたいだけど」
ももこ:「今まで通りなら、誰かいるはずだけど、誰もいないのかな?」
ももこ:「あれ、声がする!」
ももこ:「こっちか!」
ももこ:「これは、見るからに演説会場?!」
ももこ:「なんか、凄そう...」
ももこ:「とりあえず、中入ってみよう」
0:ポップな感じで
中間管理職C:「整列、号令!」
中間管理職C:「せーのっ!労働!」
新入社員A&B:「最高!」
中間管理職C:「たくあん!」
新入社員A&B:「たくあん!」
中間管理職C:「たくあん!」
新入社員A&B:「たくあん!」
新入社員A:「あ、キミキミ!」
新入社員B:「遅かったね、早く列に入って!」
ももこ:「は、はい!あ、身体がたくあんに」
ももこ:「なんだろ、たくあんの妖精みたいな世界観だなぁ」
中間管理職C:「せーのっ!労働!」
A&B&ももこ:「最高!」
中間管理職C:「たくあん!」
A&B&ももこ:「たくあん!」
中間管理職C:「たくあん!」
A&B&ももこ:「たくあん!」
0:ポップ終わり世紀末に
中間管理職C:「全員バラバラじゃねえかっー!!」
新入社員A:「怖いっす」
新入社員B:「ラグあるんで揃えるの無理です!」
中間管理職C:「うるせぇ!お前ら全員鞭打ちだぁぁ!!」
中間管理職C:「どいつからくれてやろうか?」
中間管理職C:「お前たちで選べ」
新入社員A:「絶対いやです」
新入社員B:「出来れば最後に」
ももこ:「え、そんな!」
中間管理職C:「決まったようだなぁ!」
ももこ:「待って!まってまって心の準備が!」
たくあんC:「歯ぁ食いしばれ!」
たくあんC:(バチーン!とか鞭の音)
ももこ:「あーーーーーハッ、扉の前」
ももこ:「リアルな人の一生」
ももこ:「列に並んで残業に耐えたあと、社会という重圧でしぼられる...か」
ももこ:「悪く...ないかも」
C:「別に人の一生ってわけじゃない」
B:「ダイジェストだからね、一コマにする為に凝縮されてるのさ」
A:「あらゆる困難をどう表現するのか」
B:「君、素質あるよ。
人生良いことばかりじゃないしさ、色んな道もある。
そういう事を生き返る前に教えてあげてるんだ、俺たち。」
C:「あなたの込めた魂、なかなか良いんじゃないかな!」
ももこ:「それって...。」
A:「あぁ。アンタはこっち側の人間だ。」
ももこ:「良いんですか!」
A:「扉を新たに作って、一コマダイジェストを作ってくれ!」
C:「その後」
男A:「なあ、待てよ!」
男A:「ドン!」
ももこ:「アッ!」
B:「あれは?」
C:「壁ドンされる壁」
男B:「今宵は踊り明かしましょう!」
ももこ:「はあはあはあはあはあはあ、吐息が!」
ももこ:「吐息が、くすぐったい!」
A:「舞踏会の仮面」
C:「オーッホッホッホッ!」
C:「さぁ、馬車を出して」
A:「パカラッパカラッ!」
ももこ:「アッ!踏まれる!イイ!イイー!」
B:「馬のていてつ(蹄鉄)」
0:少し間
A:「なんか、生まれ変わる魂より楽しんでない?」
B:「誰の影響でこんな風に」
C:「間違いなく我々かと」
ももこ:「いや、もうサイコーでーーす!」
0:終