台本概要

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タイトル セミFINAL Ⅱ〜君に捧げたロスタイム〜
作者名 Alice  (@Alice15827178)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 これは、神様が僕にくれた奇跡の時間…
感動で全米が泣く的なアレ…
そんなわけないじゃないですか( ˙-˙ )
感動するくらいウザいです、セミが笑


共演者様・リスナー様が嫌な思いをしなければ、アドリブ含めなんでもアリです
キャスト様、キャラクターの男女不問

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
72 超ポジティブな、ハーフ風イケメン(セミ) 鈴虫にもなれます(?)
73 サクラ⦅仮称⦆ 本名不明 ツッコミがんばれ!
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
セミFINAL Ⅱ〜君に捧げたロスタイム〜 0:  女:神は、私に試練を課した 女:きっと耐えてみせる 女:どんな過酷な運命でも 0:  男:神は、俺に機会をくれた 男:きっと乗り越えてみせる 男:どんな過酷な運命でも 0:  女:それは 男:決して超えてはいけない 女:禁断の 男: FINAL 0:  0:in どこかの戦場 0:(バカ真面目にやると面白いです、多分笑) 0:  男:くっ…!これまでか… 男:お前だけでも逃げろ! 女:いや!そんなことできるわけない! 女:逃げるなら一緒に… 男:わがまま言うな! 女:っ…! 男:俺は、ここまでなんだ… 女:あ…、その羽…! 男:俺は、もう飛べない 女:そん…な… 男:ごめんな、 男:お前が毎日綺麗に拭いてくれてた羽、 男:こんなにしちまって… 女:う…あぁぁ… 男:ほんと俺はダメな男だよ 男:惚れた女泣かせるなんて、最低だ 男:いつだって、鳴くのは俺の役目だったはずなのに 女:なんで…なんでよぉ… 男:もう泣かないでくれ…、な? 男:かわいい顔が台無しだぞ? 女:何よ…普段あんなに頼りないのに、 女:こんな時だけカッコつけちゃって…さ 男:最期くらい、カッコつけさせろよ 女:バカ… (大きな羽音が聞こえてくる) 女:何…この音? 男:っ…!まずい!クマゼミの大群だ…! 女:そんな… 男:俺が足止めする! 男:いけ…! 男:俺の代わりに、これからはお前がどこまでも高く飛んぶんだ…! 女:待って!私まだあなたに…! 男:いつまでも、愛してる… 女:いやぁぁぁぁぁ…(愛しい人を失う絶叫) 0:  0:(叫びながら夢から覚める) 0:  女:…ぁぁぁあぁぁぁ!(悪夢に対する絶叫) 女:はぁ…はぁ… 女:ゆ…夢? 男:ミーンミーン… 女:なんて夢見てんの私 男:ミーンミーン… 女:それもこれも 男:ミーンミーン… 女:全部、あんたのせいなんだけどね!? 男:おはよう、サクラ⦅仮称⦆(サクラかっこかしょう) 女:…何ナチュラルに挨拶してんのよ 男:うなされてたね 女:ミンミンミンミンうるさいからね 女:そりゃあ、夢見も悪くなるよね? 男:悪夢にうなされてるサクラ⦅仮称⦆も、かわいいよ 女:性格悪… 女:あんた、絶対Sでしょ 男:そりゃあ『SEMI』だからね 女:上手いこと言ってんじゃないわよ 男:不機嫌なサクラ⦅仮称⦆もかわいい 女:…ねぇ 男:え? 女:…さっきから気になってたんだけど、なにそれ? 男:それ? 女:⦅仮称⦆(かっこかしょう) 男:⦅仮称⦆? 女:サクラ⦅仮称⦆ 男:あぁ!だって、僕君の名前知らないから 男:呼び名がないと不便でしょ? 女:そう言うことじゃなくて 男:あっ、英語呼びの方が好き? 男:チェリー⦅仮称⦆(チェリーかっこかしょう)(キランッ) 女:…(ヒュー) 男:声も出ないほど喜んでくれるなんて… 男:僕も嬉し… 女:(食い気味に)ち!が!う!か!ら! 男:相変わらず照れ屋だなぁ 女:とにかく、その⦅仮称⦆って呼び方、 女:今すぐやめて 男:あ、じゃあ名前教えてく(れる?) 女:(食い気味に)無理 男:なら、しょうがないよね 男:別の女性の名前で呼ぶなんて、言語道断だし 女:サクラも私の名前じゃないけどね 男:「あんた」や「お前」なんて、 男:サクラ⦅仮称⦆のこと呼びたくないし 男:サクラ⦅仮称⦆だって、そんな所有物みたいな呼び方いやでしょ? 男:ね?サクラ⦅仮称⦆? 女:(被せて)あぁぁぁぁ!ウザい! 女:呼び名が長すぎて鬱陶しい! 男:怒ってる顔も、かわいいなぁ 女:そもそも、なんでまだFINALしてないの!? 女:もう秋なんだけど 男:神様がくれた、ロスタイムかな? 女:神様、こんなロスタイムはいらない…! 女:あんた、夏の風物詩でしょ? 女:風情大事にしようよ 女:この涼しい空気に似合うのは 女:鈴虫とか…鈴虫とか? 女:えーっと…、あと秋の虫って何かいたっけ…鈴虫だよ? 男:… 女:ちょっと、何黙ってんの… 0:  0:(俺様タイム突入) 0:  男:おい…!(壁ドン) 女:きゃっ… 男:なんで、そんなにあいつの名前ばっかり呼ぶんだよ… 女:は? 男:答えろよ! 女:え…いや 女:秋の虫が、鈴虫しか出てこなかったのよ…! 男:っ…! 男:頭の中、鈴虫でいっぱいだってのかよ… 女:それは語弊があるよね!? 男:(遮って)なにが誤解だよ…! 女:いやだから誤解じゃなくて語弊…! 男:(遮って)言い訳するなよ! 女:はぁ? 男:たしかに、あいつの鳴き声は綺麗だよ… 男:でも、それだけだろ!? 男:やめとけよ… 男:あんな声だけで中身のないやつ… 女:えぇぇぇ… 女:えらい言われようだな鈴虫… 男:っ…、なんだよ… 男:鈴虫、鈴虫って… 男:…わかったよ 男:ああいう声がいいなら、俺だって出してやるよ…! 女:えっ…、ちょっ…まさか… 男:(耳元で囁くように) 男:リーンリーン 男:リーンリーン 女:ひっ…(凍りついてる) 男:ホラ…!どうだよこれで満足か…!? 男:俺だってこれくらいできるんだよ 女:…(フリーズして声にならない声) 男:だから、 男:女取っ替え引っ替えしてるような奴忘れて、 男:俺のことだけ見てろよ… 女:き…き…(キモいと言いたい) 男:き…?なんだよキスか…? 男:ふっ…仕方ねぇな… 女:いやぁぁぁぁぁぁぁ! 0:  0:(突き飛ばす) 0:(俺様タイム終わり笑) 0:  男:うわぁ…! 女:ゼェ…ゼェ… 女:あ…危ない… 女:あまりの気持ち悪さに、吐くかと思った 男:え…、それってまさか… 男:おめでた!? 女:は? 男:そっか…ついに僕も父親か…! 女:なに言ってんの? 男:必ず幸せにするね 女:結構(結婚)です 男:そうだよね 男:順番逆になっちゃったけど、結婚式あげなきゃね 女:待って、なに言ってるか全然わかんない 男:どこに住もうか? 女:これ、話噛み合ってないよね? 男:あっ、僕が子供の頃住んでた場所、 男:すごくいいところだったんだよ 女:え…嫌な予感… 男:公園の土の中なんだけどね 女:ですよね!セミだもんね! 男:暖かくて、静かで、誰の邪魔も入らない 男:だーれもいない真っ暗なところで、二人っきりで愛の結晶を育てよう? 女:こっわ… 女:え、なにヤンデレ? 男:あはは、やだなぁ冗談だよ? 女:冗談に聞こえないのよ 女:目がマジだった 男:…つい…ね 男:これがサクラ⦅仮称⦆との最期の会話かもしれないって思うとさ… 0:  0:(俯き、一歩距離を取るセミ) 0:  男:(ボソっ)本当、楽しかった… 男:これで心置きなく逝ける 女:…え? 男:サクラ⦅仮称⦆ 男:今まで、そばにいさせてくれてありがとう 男:短い間だったけど、一緒にいられて幸せだった 女:ちょ…急に何言ってんの…? 男:鈴虫…そこにいるんだろ? 女:ん?鈴虫? 男:やっぱりさ、お前には勝てないみたいだ… 男:悔しいけど、サクラ⦅仮称⦆のことお前に託すよ 女:誰と話してんの? 男:本当は、わかってたんだ 男:俺はきっともう長くない… 男:どんなにお前の真似事しても、俺は所詮セミなんだって… 男:冬は越えられない… 男:ロスタイムもらえただけ、俺は幸せ者だよな 女:え?幻覚? 女:ついに幻覚と会話してんの? 男:サクラ⦅仮称⦆ 男:今度生まれ変わったら…さ 女:生まれ変わったら…? 男:セミと鈴虫のハーフになりたい… 女:キモいわ! 女:なんだセミと鈴虫のハーフって! 女:もはやキメラじゃん! 女:ってか、鈴虫も冬越えられないから! 女:結果、一緒だから! 男:安心して? 男:サクラ⦅仮称⦆とお腹の赤ちゃんのことは、僕の家族に頼んでおくから 女:なんで、私があんたの実家に同居するみたいになってんのよ… 男:あ、もしかして、嫁姑問題とか気にしてる? 男:それなら心配しないで 男:僕の家族、ちゃんとプライベート守れるタイプのセミだし、 男:最近、二世帯で住む家庭も増えてるから 女:そういう問題じゃな…ん?待って…家族…? 男:うん、家族 女:…あんたの家族生きてるの? 男:え?もちろん 女:…セミって、普通産卵後、死ぬよね? 男:… 女:… 男:遺伝子ってすごいなぁ 女:ちょ…まさか… 男:僕のセミFINALまだまだ続きそうだね! 女:いぃぃぃやぁぁぁぁ!

セミFINAL Ⅱ〜君に捧げたロスタイム〜 0:  女:神は、私に試練を課した 女:きっと耐えてみせる 女:どんな過酷な運命でも 0:  男:神は、俺に機会をくれた 男:きっと乗り越えてみせる 男:どんな過酷な運命でも 0:  女:それは 男:決して超えてはいけない 女:禁断の 男: FINAL 0:  0:in どこかの戦場 0:(バカ真面目にやると面白いです、多分笑) 0:  男:くっ…!これまでか… 男:お前だけでも逃げろ! 女:いや!そんなことできるわけない! 女:逃げるなら一緒に… 男:わがまま言うな! 女:っ…! 男:俺は、ここまでなんだ… 女:あ…、その羽…! 男:俺は、もう飛べない 女:そん…な… 男:ごめんな、 男:お前が毎日綺麗に拭いてくれてた羽、 男:こんなにしちまって… 女:う…あぁぁ… 男:ほんと俺はダメな男だよ 男:惚れた女泣かせるなんて、最低だ 男:いつだって、鳴くのは俺の役目だったはずなのに 女:なんで…なんでよぉ… 男:もう泣かないでくれ…、な? 男:かわいい顔が台無しだぞ? 女:何よ…普段あんなに頼りないのに、 女:こんな時だけカッコつけちゃって…さ 男:最期くらい、カッコつけさせろよ 女:バカ… (大きな羽音が聞こえてくる) 女:何…この音? 男:っ…!まずい!クマゼミの大群だ…! 女:そんな… 男:俺が足止めする! 男:いけ…! 男:俺の代わりに、これからはお前がどこまでも高く飛んぶんだ…! 女:待って!私まだあなたに…! 男:いつまでも、愛してる… 女:いやぁぁぁぁぁ…(愛しい人を失う絶叫) 0:  0:(叫びながら夢から覚める) 0:  女:…ぁぁぁあぁぁぁ!(悪夢に対する絶叫) 女:はぁ…はぁ… 女:ゆ…夢? 男:ミーンミーン… 女:なんて夢見てんの私 男:ミーンミーン… 女:それもこれも 男:ミーンミーン… 女:全部、あんたのせいなんだけどね!? 男:おはよう、サクラ⦅仮称⦆(サクラかっこかしょう) 女:…何ナチュラルに挨拶してんのよ 男:うなされてたね 女:ミンミンミンミンうるさいからね 女:そりゃあ、夢見も悪くなるよね? 男:悪夢にうなされてるサクラ⦅仮称⦆も、かわいいよ 女:性格悪… 女:あんた、絶対Sでしょ 男:そりゃあ『SEMI』だからね 女:上手いこと言ってんじゃないわよ 男:不機嫌なサクラ⦅仮称⦆もかわいい 女:…ねぇ 男:え? 女:…さっきから気になってたんだけど、なにそれ? 男:それ? 女:⦅仮称⦆(かっこかしょう) 男:⦅仮称⦆? 女:サクラ⦅仮称⦆ 男:あぁ!だって、僕君の名前知らないから 男:呼び名がないと不便でしょ? 女:そう言うことじゃなくて 男:あっ、英語呼びの方が好き? 男:チェリー⦅仮称⦆(チェリーかっこかしょう)(キランッ) 女:…(ヒュー) 男:声も出ないほど喜んでくれるなんて… 男:僕も嬉し… 女:(食い気味に)ち!が!う!か!ら! 男:相変わらず照れ屋だなぁ 女:とにかく、その⦅仮称⦆って呼び方、 女:今すぐやめて 男:あ、じゃあ名前教えてく(れる?) 女:(食い気味に)無理 男:なら、しょうがないよね 男:別の女性の名前で呼ぶなんて、言語道断だし 女:サクラも私の名前じゃないけどね 男:「あんた」や「お前」なんて、 男:サクラ⦅仮称⦆のこと呼びたくないし 男:サクラ⦅仮称⦆だって、そんな所有物みたいな呼び方いやでしょ? 男:ね?サクラ⦅仮称⦆? 女:(被せて)あぁぁぁぁ!ウザい! 女:呼び名が長すぎて鬱陶しい! 男:怒ってる顔も、かわいいなぁ 女:そもそも、なんでまだFINALしてないの!? 女:もう秋なんだけど 男:神様がくれた、ロスタイムかな? 女:神様、こんなロスタイムはいらない…! 女:あんた、夏の風物詩でしょ? 女:風情大事にしようよ 女:この涼しい空気に似合うのは 女:鈴虫とか…鈴虫とか? 女:えーっと…、あと秋の虫って何かいたっけ…鈴虫だよ? 男:… 女:ちょっと、何黙ってんの… 0:  0:(俺様タイム突入) 0:  男:おい…!(壁ドン) 女:きゃっ… 男:なんで、そんなにあいつの名前ばっかり呼ぶんだよ… 女:は? 男:答えろよ! 女:え…いや 女:秋の虫が、鈴虫しか出てこなかったのよ…! 男:っ…! 男:頭の中、鈴虫でいっぱいだってのかよ… 女:それは語弊があるよね!? 男:(遮って)なにが誤解だよ…! 女:いやだから誤解じゃなくて語弊…! 男:(遮って)言い訳するなよ! 女:はぁ? 男:たしかに、あいつの鳴き声は綺麗だよ… 男:でも、それだけだろ!? 男:やめとけよ… 男:あんな声だけで中身のないやつ… 女:えぇぇぇ… 女:えらい言われようだな鈴虫… 男:っ…、なんだよ… 男:鈴虫、鈴虫って… 男:…わかったよ 男:ああいう声がいいなら、俺だって出してやるよ…! 女:えっ…、ちょっ…まさか… 男:(耳元で囁くように) 男:リーンリーン 男:リーンリーン 女:ひっ…(凍りついてる) 男:ホラ…!どうだよこれで満足か…!? 男:俺だってこれくらいできるんだよ 女:…(フリーズして声にならない声) 男:だから、 男:女取っ替え引っ替えしてるような奴忘れて、 男:俺のことだけ見てろよ… 女:き…き…(キモいと言いたい) 男:き…?なんだよキスか…? 男:ふっ…仕方ねぇな… 女:いやぁぁぁぁぁぁぁ! 0:  0:(突き飛ばす) 0:(俺様タイム終わり笑) 0:  男:うわぁ…! 女:ゼェ…ゼェ… 女:あ…危ない… 女:あまりの気持ち悪さに、吐くかと思った 男:え…、それってまさか… 男:おめでた!? 女:は? 男:そっか…ついに僕も父親か…! 女:なに言ってんの? 男:必ず幸せにするね 女:結構(結婚)です 男:そうだよね 男:順番逆になっちゃったけど、結婚式あげなきゃね 女:待って、なに言ってるか全然わかんない 男:どこに住もうか? 女:これ、話噛み合ってないよね? 男:あっ、僕が子供の頃住んでた場所、 男:すごくいいところだったんだよ 女:え…嫌な予感… 男:公園の土の中なんだけどね 女:ですよね!セミだもんね! 男:暖かくて、静かで、誰の邪魔も入らない 男:だーれもいない真っ暗なところで、二人っきりで愛の結晶を育てよう? 女:こっわ… 女:え、なにヤンデレ? 男:あはは、やだなぁ冗談だよ? 女:冗談に聞こえないのよ 女:目がマジだった 男:…つい…ね 男:これがサクラ⦅仮称⦆との最期の会話かもしれないって思うとさ… 0:  0:(俯き、一歩距離を取るセミ) 0:  男:(ボソっ)本当、楽しかった… 男:これで心置きなく逝ける 女:…え? 男:サクラ⦅仮称⦆ 男:今まで、そばにいさせてくれてありがとう 男:短い間だったけど、一緒にいられて幸せだった 女:ちょ…急に何言ってんの…? 男:鈴虫…そこにいるんだろ? 女:ん?鈴虫? 男:やっぱりさ、お前には勝てないみたいだ… 男:悔しいけど、サクラ⦅仮称⦆のことお前に託すよ 女:誰と話してんの? 男:本当は、わかってたんだ 男:俺はきっともう長くない… 男:どんなにお前の真似事しても、俺は所詮セミなんだって… 男:冬は越えられない… 男:ロスタイムもらえただけ、俺は幸せ者だよな 女:え?幻覚? 女:ついに幻覚と会話してんの? 男:サクラ⦅仮称⦆ 男:今度生まれ変わったら…さ 女:生まれ変わったら…? 男:セミと鈴虫のハーフになりたい… 女:キモいわ! 女:なんだセミと鈴虫のハーフって! 女:もはやキメラじゃん! 女:ってか、鈴虫も冬越えられないから! 女:結果、一緒だから! 男:安心して? 男:サクラ⦅仮称⦆とお腹の赤ちゃんのことは、僕の家族に頼んでおくから 女:なんで、私があんたの実家に同居するみたいになってんのよ… 男:あ、もしかして、嫁姑問題とか気にしてる? 男:それなら心配しないで 男:僕の家族、ちゃんとプライベート守れるタイプのセミだし、 男:最近、二世帯で住む家庭も増えてるから 女:そういう問題じゃな…ん?待って…家族…? 男:うん、家族 女:…あんたの家族生きてるの? 男:え?もちろん 女:…セミって、普通産卵後、死ぬよね? 男:… 女:… 男:遺伝子ってすごいなぁ 女:ちょ…まさか… 男:僕のセミFINALまだまだ続きそうだね! 女:いぃぃぃやぁぁぁぁ!