台本概要
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タイトル | 異世界転生! |
---|---|
作者名 | 黒月 煉 (@SNM_neko193ren) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 8人用台本(男5、女2、不問1) |
時間 | 30 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
【あらすじ】 現実世界から突然異世界へ飛ばされた、光(ひかり)、海鈴(かいり)、火霊(かれい)、蒼空(そら)は。 小さき村で魔物退治を任され、ヒカリ、ソラ、カイリ、カレイは村の周りにいる大量のスライムを退治する。 その後、宿で疲れを取る4人だった。 銀白の狼(ルギル)に囲まれていた妖精の女の子、ミリアをカレイが助ける。 この世界に来ることになった意味をミリアから聞かされる。 また、この世界に存在していた神様の子孫であることを知る。 ミリアと共に妖精の村への行き方を話あう。 ボイコネ民で私の事知ってる方は、許可いりません。 ※私の事を、知らない方々は、お手数ですがTwitterのDMに一言必ず下さい。また、アーカイブのURLを共有して頂けると聞きに行かせていただきます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) 471 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
蒼空(そら) | 男 | 38 | 剣水 蒼空(けんすい そら) 正義感の強い男の子。 転生した姿は剣士。 |
火霊(かれい) | 男 | 29 | 羽言 火霊(うごと かれい) 言霊使いな男の子。 転生した時にも、言霊使いとして他の3人と魔王を倒しに行く。 |
光(ひかり) | 女 | 36 | 使天 光(してん ひかり) 元気いっぱいな女の子。 転生した時の姿は天使。 |
海鈴(かいり) | 女 | 34 | 双猫 海鈴(そうか かいり) 戦闘が好きな女のこ。 転生した姿はバルキリー(猫戦士)。 双剣の使い手。 |
ナレーター | 不問 | 77 | ナレーションの人のことです。 |
村長(カオキ) | 男 | 7 | 村長です。 |
村人(ベン) | 男 | 4 | 村人です。 |
村人(マルク) | 男 | 1 | テンション高い男のこ。 異世界勇者に、興味深々なこです。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
✿本編:【異世界転生!】
ナレーター:☆プロローグ~時空の渦。現る~☆
ナレーター:この物語の主人公である、ヒカリ・カイリ・カレイ・ソラの4人は学校の帰り道を歩いていた。
ナレーター:主人公の4人は、幼なじみである。
光(ひかり):「ねぇ、カイリ。空になんかある!」
ナレーター:元気一杯の女の子がヒカリである。
海鈴(かいり):「そんな事あるわけ。(上を向く)はぁーーーー!!!! 何あれ?」
✿:間
蒼空(そら):「何か、俺たちの上だけに現れた感じ?」
火霊(かれい):「まて。何か。体が浮いてねぇか?俺ら!?」
蒼空(そら):「うっわ!まじだぁ。」
光(ひかり):「わぁああ!」
海鈴(かいり):「うわぁーーーーーーーー‼」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラ、カレイは突如、上空に現れた時空の渦に吸い込まれていった。
✿:少しの間
ナレーター:☆第1章~異世界へ…~☆
ナレーター:次にヒカリ達が目を覚ました場所は、現実世界ではあまり見ることのない。
ナレーター:見渡す限りの草原だった。
ナレーター:最初に違和感に気付いたのはヒカリだった。
ナレーター:ヒカリに温(あたた)かな風がふいていった。
ナレーター:それを受けたヒカリは、目を覚ました。
光(ひかり):「ここは?……って、カイリ、カイリってば。おーきーてー。」
海鈴(かいり):「んう? なんだよーヒカリ。って、ひ、ヒカリ?いつ、死んだんだよ?」
光(ひかり):「へ? 死んでないよ?変なカイリぃー」
海鈴(かいり):「いや。だってお前、天使に、なってるよ‼」
光(ひかり):「わぁー。本当だぁ‼ でも、そういうカイリだって、バルキリー(猫戦士)になってるよ?」
海鈴(かいり):「バルキリー?(頭を触って。)嘘だろーーーーーーーー!!」
蒼空(そら):「うるっさいなぁ。何?何をそんなに叫んでるの?カイリ。」
火霊(かれい):「はぁ(ため息) ここは多分だけどさ。異世界って言われるパラレルワールドだと思うよ?」
光(ひかり):「異世界?何かたのしそー‼」
海鈴(かいり):「(異世界って事は魔物とかいるのかな?)………って、事は戦闘できるわけか。よし。やろう!」
蒼空(そら):「お前ら、単純過ぎねぇか?まぁ。ここが異世界だとしたら、俺の格好も納得だけどさ。」
火霊(かれい):「とりあえず、先に進むか?ソラ。」
蒼空(そら):「おう‼‼ そうと決まったら、ヒカリ・カイリ先に進むぞー!」
ナレーター:草原をひたすら進んでいくソラ達は、途中で小さな集落を見つける。
✿:少しの間
ナレーター:その集落でこの世界には、魔王と呼ばれる者がいると聞かされる。
ナレーター:この世界にはどうやら名前があるらしい。
ナレーター:世界の名前は、聞き取れない4人だった。
ナレーター:色んな話を聞いて少しこの集落で一休みしてから、広い草原を歩いて小さき村を目指すソラ達だった。
光(ひかり):「魔王ってクッパみたいな?んふふ」
海鈴(かいり):「いや、ギラヒムみたいに剣術うまいかもよ?だとしても、ソラがいるから楽勝でしょ?あはは笑」
蒼空(そら):「お前らなぁ。俺をあてにするのもいいけど、お前らだって戦えよ‼俺が疲れるだろ!」
光(ひかり):「あーい♪」
海鈴(かいり):「はーい!」
火霊(かれい):「はぁ。先が思いやられる。」
✿:間
ナレーター:ソラ達は近くにある【小さき村】に入り、村内に人がいるかを探す為に歩き出す。
ナレーター:村の中央付近にいくと噴水が合った。
ナレーター:その側に1人の村人がいた。
ナレーター:ソラが声をかける前に村人は気付き気さくな笑顔で、ソラ達へ話しかけた。
村長(カオキ):「ようこそ、小さき村へ。この村の長をしてます、カオキと申します。貴方達は、異世界勇者様ですか?」
蒼空(そら):「あ。丁寧にどうもです。俺の名前は剣水 蒼空(けんすい そら)です。」
海鈴(かいり):「僕の名前は、双猫 海鈴(そうか かいり)っていいます。それでえっと、異世界勇者って何?」
村人(ベン):「異世界勇者と言われる方がこの世界にはいるのですよ。あまり詳しくは分かりませんが……。力になれずすみません。」
光(ひかり):「そんなことないですよ!教えてくれようとしたので大丈夫です。私も自己紹介をしますね(^^♪えーと私の名前は、使天 光(してん ひかり)です♪」
火霊(かれい):「俺のは、羽言 火霊(うごと かれい)。何でもいいけど、とりあえず。宿探すのが先じゃないか、ソラ?」
村長(カオキ)「フム。見たところ皆様お疲れのご様子。わかりました。では宿の方へ案内させて頂きます。」
蒼空(そら):「ありがとうございます!」
光(ひかり):「ありがとうございます♪」
火霊(かれい):「ありがたい」
海鈴(かいり):「やったね♪」
ナレーター:村長に案内されながら。ソラ、カイリ、カレイ、ヒカリの4人は宿へと入って行く。
ナレーター:各自の武器が必要な事。また、どうしてこの世界に来てしまったのかを考える事にした。
ナレーター:~宿にて~
光(ひかり):「ねぇ?ソラ。私たちは、誰かに助けを求められて選ばれたのかな?」
蒼空(そら):「んー。トリップって考えれば理解はできるんだが。誰かの助けか。カイリ分かるか?」
海鈴(かいり):「ぼ、僕⁉んー。そんな事言われてもよく分からないよ。でもでも、こっちにこれたんだから、楽しもうとは思ってる‼ カレイは、どう思う?」
火霊(かれい):「あ、俺か。んー。でも。あながちヒカリがいってること間違って無さそうかもな。。精霊が騒いでるし。」
蒼空(そら):「精霊ってなんだよ……カレイ?」
光(ひかり):「精霊ってキラキラしてる物?」
海鈴(かいり):「んー?よく、わからないよカレイ;」
火霊(かれい):「は?なに?3人とも分からないのか?」
蒼空(そら):「分からない」
火霊(かれい):「はぁー(ため息)精霊って言うのは。森、風、火、光、水、土、雷等に神様が宿ってる事。その力を貸してくれるのが精霊。わかった?」
蒼空(そら):「ほぉ……(関心した感じに)」
光(ひかり):「なにそれぇ!!」
海鈴(かいり):「余計にわからなくなったんだけど……。」
火霊(かれい):「言った所でわからねぇだろ?はぁー(ため息)仕方ない、ヒカリ。電気消せ。」
光(ひかり):「へ?う。うん。」
ナレーター:ヒカリは、カレイに言われるがまま部屋の電気を消した。
蒼空(そら):「カレイ、何をするんだ?」
海鈴(かいり):「うわっ!真っ暗……?あれ?あ。猫目か僕笑」
ナレーター:電気を消した為、ソラ達を闇が包み込んだ。
蒼空(そら):「何するんだよ、カレイ。」
火霊(かれい):「いいから。」
ナレーター:そういうとカレイは、自身の右手を前に伸ばし気を集中し始めた。
光(ひかり):「ン?」
海鈴(かいり):「へ?」
蒼空(そら):「は?」
火霊(かれい):「『我が名はカレイ。闇を照す光の精霊よ。今我にそなたの力を少しの間貸してくれ。ライトアップ!』」
ナレーター:カレイが何かを唱えるとたちまち、カレイの右手へ無数の光が集まり、天井へと上がっていった。
ナレーター:上ったと思うと、今度は光の塊がヒカリ、カレイ、カイリ、ソラの側を明るく優しい光で照す。
ナレーター:それを見た、ソラ、カイリ、ヒカリは。。
光(ひかり):「カレイ、この精霊さん綺麗ぃー(☆∀☆)♪」
蒼空(そら):「カレイお前、やっぱり凄いわ‼ 流石、言霊いや精霊使い♪」
海鈴(かいり):「ヒカリの精霊は、羽=天使なんだぁ。ソラの精霊は、空色なんだね♪ なら、僕のは?………へーー、魚の精霊さん♪良く分かってるねぇ!カレイ♪」
ナレーター:精霊の存在を知ったソラ達。
火霊(かれい):「これが、精霊だよ。理解したか?」
蒼空(そら):「おぅ♪」
光(ひかり):「うん♪」
海鈴(かいり):「なんとなくだけど、理解した♪」
火霊(かれい):「じゃあヒカリ。また、電気付けてくれ。今お前らの側にいる精霊は、お前らの中に入るから。ライトアップの効果も切れるしさ。」
光(ひかり):「はーい♪」
ナレーター:ヒカリは、部屋の電気をつける。
ナレーター:すると、ヒカリの中には天使の精霊が宿り。ソラの中には空色の精霊が宿り。カイリには魚の精霊が宿っていく。
火霊(かれい):「お前らに宿った精霊は、自分にあった武器を使って幾度に成長して、沢山の技を覚えるようになる。」
光(ひかり):「スゴーーーイ!!」
海鈴(かいり):「技かぁー。格好いいのがいいなぁ♪」
蒼空(そら):「俺らに合った武器って何だろうな?カレイ。」
火霊(かれい):「んーー……。きっと精霊たちから授かるんじゃないか?多分だけどさ。」
蒼空(そら):「本当か?精霊たちから、何の武器を授かれるか、楽しみだぜ☆」
✿:少しの間
蒼空(そら):「つうか、もう休もうぜ!明日もあるんだし。俺は先に寝るぞぉー。」
ナレーター:ソラは布団に入り寝る体制になる。
光(ひかり):「そうだよね♪ウンウン♪明日も元気に頑張ろー♪じゃあ、おやすみ!」
ナレーター:光は月の形のベッドに入るとすぐに疲れが出たのか眠っていた。
海鈴(かいり):「僕も、寝るねー♪カレイも寝るんだよー?ククク。魚の枕って笑 でも、抱き心地サイコー♪♪」
ナレーター:カイリは、ふわふわのソファーに入ると魚の抱き枕を抱き、猫のように丸まって寝ていた。
火霊(かれい):「さぁて、俺も寝るか。。その前に。『心安らぐ風よ。我らの疲れを癒す風を送りたまえ。癒風(ユフウ)』また、精霊様の力をお借りします。精霊使い基(もとい)言霊(ことだま)使いの名にかけて。」
ナレーター:カレイも自身の布団に入り就寝する。
ナレーター:見守るかのようにソラ達を癒風(ユフウ)が包み込んでいく。
✿:少しの間
ナレーター:~小さき村・次の日(朝)~
ナレーター:朝になり、窓から太陽の暖かな光が部屋にさしこみヒカリ、カイリが起床する。
光(ひかり):「んーー(背伸び)ふわぁーーあ(欠伸)朝だよ?おーい!ソラぁーおーきーてぇーーー‼」
蒼空(そら):「んーーー。もう少しぃーー。(眠たそうに)」
光(ひかり):「もぉーー‼寝坊助ソラぁー!!(怒りながら)」
ナレーター:そういうとヒカリはソラのお腹の上に飛び乗った。
蒼空(そら):「くーーるーーしーーい~ーーーー‼(苦しみながら)」
光(ひかり):「早く、起きてよ‼バカソラ!」
ナレーター:ヒカリの衝撃で起こされたソラはお腹を押さえてうずくまっていた。
ナレーター:それをみていたカイリは。。。
海鈴(かいり):「あははは笑 ヒカリ流石ぁ笑」
ナレーター:カイリの笑い声を聞いてカレイが起床する。
火霊(かれい):「なんだよ、カイリ。朝からうるせぇなぁ。。(寝起き)」
海鈴(かいり):「ん?あー。おはよう、カレイ笑 やっと起きたかぁ笑」
ナレーター:カレイとソラが起床したのを見計らったかのように、村長のカオキは4人がいる部屋へ入ってきた。
村長(カオキ):「皆様、お目覚めですか?よく眠られたようで、何よりです。」
光(ひかり):「あ。昨日はありがとうございました♪」
村長(カオキ):「いえいえ」
海鈴(かいり):「あ、昨日の村の人‼」
蒼空(そら):「こら、カイリそれは失礼だよ。カイリがすみません。えーと。昨日はありがとうござました。こんなにいい宿を教えて頂いて」
村長(カオキ):「いえいえ、お疲れのご様子だったので。私達の村を拠点にしてはいかがですか?」
火霊(かれい):「んー。そしたら、少しの間拠点にさせて頂きます。今俺たちにできる事はありますか?」
村長(カオキ):「んー。もし可能でしたら。。」
4人:「………………」
ナレーター:廊下を歩いていた別の村人が村長のカオキに話かける。
村人(ベン):「あ。村長いったい、何の話だ?」
4人:「????」
ナレーター:4人は、今入って来た人物が誰なのか頭の中にハテナが渦いていた。
村長(カオキ):「あ、ベン。今から魔物退治をお願いしようかと思ってるんだよ。」
4人:「……………………!!」
ナレーター:魔物と聞いた4人は、驚きで固まってしまった。
ナレーター:それでも、この世界に来てしまった為に。
ナレーター:この世界の理(ことわり)を理解していかないといけないと思うのであった。
村人(ベン):「おーおー!それはありがたい。」
光(ひかり):「ま、魔物⁉」
海鈴(かいり):「なにそれ!!たっのしそぉーーー!!」
火霊(かれい):「フム。それなら精霊達が以上に騒ぐのも仕方がないな。」
蒼空(そら):「俺らで出来るのなら、魔物退治でも何でもします!」
村人(マルク):「ども、マルクって言います。ここに異世界勇者様がいると聞いていてもたってもいられず走って来てしまいました!!で!で!貴方達が異世界勇者様たちなんですね☆」
村長(カオキ):「これ!マルク!!失礼にも程があるぞ‼‼…すみません、マルクがとんだご無礼を…。」
村人(ベン):「それで、勇者様たちに魔物退治をお願いしても大丈夫でしょうか?」
蒼空(そら):「いえいえ、構いませんよ♪魔物退治の件はもちろんです!」
光(ひかり):「そらぁ!!」
海鈴(かいり):「えっ⁉ ソラ⁉」
ナレーター:ソラが単独で決めてしまった為、ヒカリとカイリは困惑している。
ナレーター:ソラの返事を聞いた村長(カオキ)、ベンは嬉いそうに笑顔で、お辞儀をして4人がいる部屋から出ていった。
火霊(かれい):「てかさ、ソラ。お前勝手に決めんじゃねぇよ!ヒカリとカイリが困惑してるだろ?」
蒼空(そら):「え?あ。あー。ごめん。でも、せっかくこの世界にこれたんだから。少しでも村の人の為になりたくて。。。ごめん。」
火霊(かれい):「はぁー(ため息)まぁ仕方ないさ。決まったことだから。」
光(ひかり):「う。うん。ビックリはしたけど、大丈夫だから。そんなに謝らないで?ソラ♪」
海鈴(かいり):「ホント、ホント。ビックリはしたけど。戦えるのなら僕は何でもOKだよ!」
蒼空(そら):「本当にごめん。んでもってありがとう、ヒカリ、カイリ!!」
ナレーター:ソラがほっとした所でヒカリ、カイリ、ソラ、カレイの中に入った。精霊が、突然出て来て。それぞれの精霊の色の光が、4人の目の前に現れた。
ナレーター:その光に手を伸ばし始めた、カレイをみて。ヒカリ、カイリ、ソラは、カレイが、何をしているのか気になってみていた。
火霊(かれい):「ん?あ。そうか。いいから、ヒカリ達も精霊の光に、手を伸ばしてみろよ。」
光(ひかり):「え。う。うん♪」
ナレーター:ヒカリがそう言いつつ半信半疑に手を精霊の光に伸ばした。
海鈴(かいり):「カレイの事だから何か意味があるんだよね?わかった、僕もやってみる‼」
ナレーター:カイリも、ヒカリとカレイと同様に手を精霊の光へ伸ばす。
蒼空(そら):「へ??よくわからねぇけど、手を伸ばせばいいんだな?」
火霊(かれい):「そう。」
蒼空(そら):「わかった。」
ナレーター:ソラも戸惑いながら、カレイと同じように<手を
精霊の光へ伸ばす。
ナレーター:4人が伸ばした途端に、精霊の光が大きくなり。それぞれの光の中に何かのシルエットが出始めた。
ナレーター:そのシルエットを見たカレイが、ヒカリ達に武器を掴むように声をかける。
火霊(かれい):「今目の前にあるシルエットは、ヒカリ、カイリ、ソラに、あった武器だ。躊躇(ちゅうちょ)せずに掴むんだ。いいな?」
ナレーター:カレイの言葉を聞いて3人は頷く。
光(ひかり):「うん♪」
海鈴(かいり):「OK♪」
蒼空(そら):「了解した!」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラの3人は自分達の武器になるシルエットをつかんだ。
ナレーター:つかんだ瞬間に、精霊達が、その武器とヒカリ達の中に分離して入っていき、カレイは新しく詠唱呪文を覚えた。
光(ひかり):「これが、私の武器?…スッゴいかわいい♪♪ 天使の羽がついてる弓矢だ♪ あ。矢筒にも、天使の絵が書いてある!!」
海鈴(かいり):「僕のは双剣?ククク笑僕に似合う武器だぁー♪やったぁー! あ。森鈴の双剣(シンリのソウケン)?って書いてある‼かっこいーー!」
蒼空(そら):「俺のは?? 水空の剣(スイクウのつるぎ)か。。うんうん、俺の好きな色で気に入ったぜ! 」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラには。それぞれ自分達にあった武器が精霊からプレゼントされた。
蒼空(そら):「うっし!なぁ、今から村の周りにいる。魔物狩りにいかないか?」
光(ひかり):「うんうん♪いこいこ♪♪」
海鈴(かいり):「ソラ、行く前に。道具屋で薬草とか必要な物買ってった方がいいぞ!これは、RPGのお約束ぅー♪♪」
蒼空(そら):「おー!いい提案ありがとうな!カイリ☆カレイも、道具屋によることにしていいか?」
火霊(かれい):「俺も、それでいいぞ!」
ナレーター:ヒカリ達は、寝間着から戦闘服へ着替えて。武器を背中や剣挿しに入れて、道具屋へ向かう4人であった。
ナレーター:道具屋で、薬草、毒消し等の回復アイテムを沢山買って、オマケで付いてきた回復鞄の中へしまうカレイ。
ナレーター:その後4人は、道具屋を後にして村を出て魔物退治をし始めた。
蒼空(そら):「魔物って言っても、ほとんどスライムじゃねぇーーーかぁーーーー!!!!」
ナレーター:ソラの言うとおり、村の周りには無数のスライムが大量発生していたのだ。
ナレーター:一言で言うならスライム無双である。
光(ひかり):「ソラ、ソラ?嘆いてても仕方ないんだから。チャチャっと倒してレベルアーーップしようよぉー♪『天使の矢(ジェルアロー)ー!!』」
海鈴(かいり):「っく。にゃあーー!!ほらほら、くらいなさい!森鈴の双剣!『木葉の舞(このはのまい)!』」
ナレーター:ソラが文句をいいながら薙ぎ倒していくのを見ながら、ヒカリとカイリも自信の技を繰り出しスライム無双をしつつ、レベルを着実にあげていく。
ナレーター:そんな中、カレイは。。。
火霊(かれい):「ふぅ。本当にスライムばっかりだなぁ。。仕方ないものは試しだ。
火霊(かれい):(詠唱)『我が名はカレイ。スライムに宿りし精霊よ。スライムの力を奪いたまえ。詠唱頼奪(エイショウライダツ)!!頼奪霊力(ライダツレイリョク)!!』」
ナレーター:カレイが呪文を唱えると、スライムに宿る精霊達がカレイの手中(しゅちゅう)に集まり、スライムから力を奪っていく。
ナレーター:奪われたスライムは、どんどん小さく縮んでいき。最終的には、消えてなくなっていった。
光(ひかり):「カレイ、スッゴォォォイ!!」
海鈴(かいり):「カレイやばっ!?」
蒼空(そら):「まじかよ!!!」
ナレーター:カレイを見て驚く3人は自分たちも負けてられないと、自分たちの武器へと手を伸ばした。
蒼空(そら):「俺も負けてられねぇーぜ!!進撃『水空の刃ぁー!!』」
光(ひかり):「私だって負けてられないもん♪『天使の矢(ジェルアロー)ーー!』」
海鈴(かいり):「僕だって負けないぞぉー!!いっくよー♪『木葉の舞!!』」
ナレーター:無数にいた、スライム達は跡形もなく消滅していった。
蒼空(そら):「俺も負けてられねぇーぜ!!進撃『水空の刃ぁー!!』」
光(ひかり):「私だって負けてられないもん♪『天使の矢(ジェルアロー)ーー!』」
海鈴(かいり):「僕だって負けないぞぉー!!いっくよー♪『木葉の舞!!』」
ナレーター:無数にいた、スライム達は跡形もなく消滅していった。
蒼空(そら):「ふぅー。(ため息)やっと………か。」
光(ひかり):「いやぁー。たっくさんのスライム何て初めてで楽しかったよぉー♪♪しかも敵が闇属性だったみたいで、瞬殺だった笑」
海鈴(かいり):「にゃはは笑 僕だって頑張ったんだからね♪いやはや、スライム狩りは楽しいねぇー?」
火霊(かれい):「大分レベルも上がったと思うし、そろそろ村へ帰るぞ!」
ナレーター:それを見届けてから。ソラ達はまた小さき村へ戻っていき、村人へ魔物退治完了したことを伝える。
ナレーター:すると、少ないが村人から報酬(ホウシュウ)を受けとることになった。
ナレーター:そのまま、宿へと戻り疲れを癒すために入浴し、ご飯を食べて就寝するソラ達だった。
❀:プロローグ、第1章。終わり。
❀:第2章へ続く。。。
✿本編:【異世界転生!】
ナレーター:☆プロローグ~時空の渦。現る~☆
ナレーター:この物語の主人公である、ヒカリ・カイリ・カレイ・ソラの4人は学校の帰り道を歩いていた。
ナレーター:主人公の4人は、幼なじみである。
光(ひかり):「ねぇ、カイリ。空になんかある!」
ナレーター:元気一杯の女の子がヒカリである。
海鈴(かいり):「そんな事あるわけ。(上を向く)はぁーーーー!!!! 何あれ?」
✿:間
蒼空(そら):「何か、俺たちの上だけに現れた感じ?」
火霊(かれい):「まて。何か。体が浮いてねぇか?俺ら!?」
蒼空(そら):「うっわ!まじだぁ。」
光(ひかり):「わぁああ!」
海鈴(かいり):「うわぁーーーーーーーー‼」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラ、カレイは突如、上空に現れた時空の渦に吸い込まれていった。
✿:少しの間
ナレーター:☆第1章~異世界へ…~☆
ナレーター:次にヒカリ達が目を覚ました場所は、現実世界ではあまり見ることのない。
ナレーター:見渡す限りの草原だった。
ナレーター:最初に違和感に気付いたのはヒカリだった。
ナレーター:ヒカリに温(あたた)かな風がふいていった。
ナレーター:それを受けたヒカリは、目を覚ました。
光(ひかり):「ここは?……って、カイリ、カイリってば。おーきーてー。」
海鈴(かいり):「んう? なんだよーヒカリ。って、ひ、ヒカリ?いつ、死んだんだよ?」
光(ひかり):「へ? 死んでないよ?変なカイリぃー」
海鈴(かいり):「いや。だってお前、天使に、なってるよ‼」
光(ひかり):「わぁー。本当だぁ‼ でも、そういうカイリだって、バルキリー(猫戦士)になってるよ?」
海鈴(かいり):「バルキリー?(頭を触って。)嘘だろーーーーーーーー!!」
蒼空(そら):「うるっさいなぁ。何?何をそんなに叫んでるの?カイリ。」
火霊(かれい):「はぁ(ため息) ここは多分だけどさ。異世界って言われるパラレルワールドだと思うよ?」
光(ひかり):「異世界?何かたのしそー‼」
海鈴(かいり):「(異世界って事は魔物とかいるのかな?)………って、事は戦闘できるわけか。よし。やろう!」
蒼空(そら):「お前ら、単純過ぎねぇか?まぁ。ここが異世界だとしたら、俺の格好も納得だけどさ。」
火霊(かれい):「とりあえず、先に進むか?ソラ。」
蒼空(そら):「おう‼‼ そうと決まったら、ヒカリ・カイリ先に進むぞー!」
ナレーター:草原をひたすら進んでいくソラ達は、途中で小さな集落を見つける。
✿:少しの間
ナレーター:その集落でこの世界には、魔王と呼ばれる者がいると聞かされる。
ナレーター:この世界にはどうやら名前があるらしい。
ナレーター:世界の名前は、聞き取れない4人だった。
ナレーター:色んな話を聞いて少しこの集落で一休みしてから、広い草原を歩いて小さき村を目指すソラ達だった。
光(ひかり):「魔王ってクッパみたいな?んふふ」
海鈴(かいり):「いや、ギラヒムみたいに剣術うまいかもよ?だとしても、ソラがいるから楽勝でしょ?あはは笑」
蒼空(そら):「お前らなぁ。俺をあてにするのもいいけど、お前らだって戦えよ‼俺が疲れるだろ!」
光(ひかり):「あーい♪」
海鈴(かいり):「はーい!」
火霊(かれい):「はぁ。先が思いやられる。」
✿:間
ナレーター:ソラ達は近くにある【小さき村】に入り、村内に人がいるかを探す為に歩き出す。
ナレーター:村の中央付近にいくと噴水が合った。
ナレーター:その側に1人の村人がいた。
ナレーター:ソラが声をかける前に村人は気付き気さくな笑顔で、ソラ達へ話しかけた。
村長(カオキ):「ようこそ、小さき村へ。この村の長をしてます、カオキと申します。貴方達は、異世界勇者様ですか?」
蒼空(そら):「あ。丁寧にどうもです。俺の名前は剣水 蒼空(けんすい そら)です。」
海鈴(かいり):「僕の名前は、双猫 海鈴(そうか かいり)っていいます。それでえっと、異世界勇者って何?」
村人(ベン):「異世界勇者と言われる方がこの世界にはいるのですよ。あまり詳しくは分かりませんが……。力になれずすみません。」
光(ひかり):「そんなことないですよ!教えてくれようとしたので大丈夫です。私も自己紹介をしますね(^^♪えーと私の名前は、使天 光(してん ひかり)です♪」
火霊(かれい):「俺のは、羽言 火霊(うごと かれい)。何でもいいけど、とりあえず。宿探すのが先じゃないか、ソラ?」
村長(カオキ)「フム。見たところ皆様お疲れのご様子。わかりました。では宿の方へ案内させて頂きます。」
蒼空(そら):「ありがとうございます!」
光(ひかり):「ありがとうございます♪」
火霊(かれい):「ありがたい」
海鈴(かいり):「やったね♪」
ナレーター:村長に案内されながら。ソラ、カイリ、カレイ、ヒカリの4人は宿へと入って行く。
ナレーター:各自の武器が必要な事。また、どうしてこの世界に来てしまったのかを考える事にした。
ナレーター:~宿にて~
光(ひかり):「ねぇ?ソラ。私たちは、誰かに助けを求められて選ばれたのかな?」
蒼空(そら):「んー。トリップって考えれば理解はできるんだが。誰かの助けか。カイリ分かるか?」
海鈴(かいり):「ぼ、僕⁉んー。そんな事言われてもよく分からないよ。でもでも、こっちにこれたんだから、楽しもうとは思ってる‼ カレイは、どう思う?」
火霊(かれい):「あ、俺か。んー。でも。あながちヒカリがいってること間違って無さそうかもな。。精霊が騒いでるし。」
蒼空(そら):「精霊ってなんだよ……カレイ?」
光(ひかり):「精霊ってキラキラしてる物?」
海鈴(かいり):「んー?よく、わからないよカレイ;」
火霊(かれい):「は?なに?3人とも分からないのか?」
蒼空(そら):「分からない」
火霊(かれい):「はぁー(ため息)精霊って言うのは。森、風、火、光、水、土、雷等に神様が宿ってる事。その力を貸してくれるのが精霊。わかった?」
蒼空(そら):「ほぉ……(関心した感じに)」
光(ひかり):「なにそれぇ!!」
海鈴(かいり):「余計にわからなくなったんだけど……。」
火霊(かれい):「言った所でわからねぇだろ?はぁー(ため息)仕方ない、ヒカリ。電気消せ。」
光(ひかり):「へ?う。うん。」
ナレーター:ヒカリは、カレイに言われるがまま部屋の電気を消した。
蒼空(そら):「カレイ、何をするんだ?」
海鈴(かいり):「うわっ!真っ暗……?あれ?あ。猫目か僕笑」
ナレーター:電気を消した為、ソラ達を闇が包み込んだ。
蒼空(そら):「何するんだよ、カレイ。」
火霊(かれい):「いいから。」
ナレーター:そういうとカレイは、自身の右手を前に伸ばし気を集中し始めた。
光(ひかり):「ン?」
海鈴(かいり):「へ?」
蒼空(そら):「は?」
火霊(かれい):「『我が名はカレイ。闇を照す光の精霊よ。今我にそなたの力を少しの間貸してくれ。ライトアップ!』」
ナレーター:カレイが何かを唱えるとたちまち、カレイの右手へ無数の光が集まり、天井へと上がっていった。
ナレーター:上ったと思うと、今度は光の塊がヒカリ、カレイ、カイリ、ソラの側を明るく優しい光で照す。
ナレーター:それを見た、ソラ、カイリ、ヒカリは。。
光(ひかり):「カレイ、この精霊さん綺麗ぃー(☆∀☆)♪」
蒼空(そら):「カレイお前、やっぱり凄いわ‼ 流石、言霊いや精霊使い♪」
海鈴(かいり):「ヒカリの精霊は、羽=天使なんだぁ。ソラの精霊は、空色なんだね♪ なら、僕のは?………へーー、魚の精霊さん♪良く分かってるねぇ!カレイ♪」
ナレーター:精霊の存在を知ったソラ達。
火霊(かれい):「これが、精霊だよ。理解したか?」
蒼空(そら):「おぅ♪」
光(ひかり):「うん♪」
海鈴(かいり):「なんとなくだけど、理解した♪」
火霊(かれい):「じゃあヒカリ。また、電気付けてくれ。今お前らの側にいる精霊は、お前らの中に入るから。ライトアップの効果も切れるしさ。」
光(ひかり):「はーい♪」
ナレーター:ヒカリは、部屋の電気をつける。
ナレーター:すると、ヒカリの中には天使の精霊が宿り。ソラの中には空色の精霊が宿り。カイリには魚の精霊が宿っていく。
火霊(かれい):「お前らに宿った精霊は、自分にあった武器を使って幾度に成長して、沢山の技を覚えるようになる。」
光(ひかり):「スゴーーーイ!!」
海鈴(かいり):「技かぁー。格好いいのがいいなぁ♪」
蒼空(そら):「俺らに合った武器って何だろうな?カレイ。」
火霊(かれい):「んーー……。きっと精霊たちから授かるんじゃないか?多分だけどさ。」
蒼空(そら):「本当か?精霊たちから、何の武器を授かれるか、楽しみだぜ☆」
✿:少しの間
蒼空(そら):「つうか、もう休もうぜ!明日もあるんだし。俺は先に寝るぞぉー。」
ナレーター:ソラは布団に入り寝る体制になる。
光(ひかり):「そうだよね♪ウンウン♪明日も元気に頑張ろー♪じゃあ、おやすみ!」
ナレーター:光は月の形のベッドに入るとすぐに疲れが出たのか眠っていた。
海鈴(かいり):「僕も、寝るねー♪カレイも寝るんだよー?ククク。魚の枕って笑 でも、抱き心地サイコー♪♪」
ナレーター:カイリは、ふわふわのソファーに入ると魚の抱き枕を抱き、猫のように丸まって寝ていた。
火霊(かれい):「さぁて、俺も寝るか。。その前に。『心安らぐ風よ。我らの疲れを癒す風を送りたまえ。癒風(ユフウ)』また、精霊様の力をお借りします。精霊使い基(もとい)言霊(ことだま)使いの名にかけて。」
ナレーター:カレイも自身の布団に入り就寝する。
ナレーター:見守るかのようにソラ達を癒風(ユフウ)が包み込んでいく。
✿:少しの間
ナレーター:~小さき村・次の日(朝)~
ナレーター:朝になり、窓から太陽の暖かな光が部屋にさしこみヒカリ、カイリが起床する。
光(ひかり):「んーー(背伸び)ふわぁーーあ(欠伸)朝だよ?おーい!ソラぁーおーきーてぇーーー‼」
蒼空(そら):「んーーー。もう少しぃーー。(眠たそうに)」
光(ひかり):「もぉーー‼寝坊助ソラぁー!!(怒りながら)」
ナレーター:そういうとヒカリはソラのお腹の上に飛び乗った。
蒼空(そら):「くーーるーーしーーい~ーーーー‼(苦しみながら)」
光(ひかり):「早く、起きてよ‼バカソラ!」
ナレーター:ヒカリの衝撃で起こされたソラはお腹を押さえてうずくまっていた。
ナレーター:それをみていたカイリは。。。
海鈴(かいり):「あははは笑 ヒカリ流石ぁ笑」
ナレーター:カイリの笑い声を聞いてカレイが起床する。
火霊(かれい):「なんだよ、カイリ。朝からうるせぇなぁ。。(寝起き)」
海鈴(かいり):「ん?あー。おはよう、カレイ笑 やっと起きたかぁ笑」
ナレーター:カレイとソラが起床したのを見計らったかのように、村長のカオキは4人がいる部屋へ入ってきた。
村長(カオキ):「皆様、お目覚めですか?よく眠られたようで、何よりです。」
光(ひかり):「あ。昨日はありがとうございました♪」
村長(カオキ):「いえいえ」
海鈴(かいり):「あ、昨日の村の人‼」
蒼空(そら):「こら、カイリそれは失礼だよ。カイリがすみません。えーと。昨日はありがとうござました。こんなにいい宿を教えて頂いて」
村長(カオキ):「いえいえ、お疲れのご様子だったので。私達の村を拠点にしてはいかがですか?」
火霊(かれい):「んー。そしたら、少しの間拠点にさせて頂きます。今俺たちにできる事はありますか?」
村長(カオキ):「んー。もし可能でしたら。。」
4人:「………………」
ナレーター:廊下を歩いていた別の村人が村長のカオキに話かける。
村人(ベン):「あ。村長いったい、何の話だ?」
4人:「????」
ナレーター:4人は、今入って来た人物が誰なのか頭の中にハテナが渦いていた。
村長(カオキ):「あ、ベン。今から魔物退治をお願いしようかと思ってるんだよ。」
4人:「……………………!!」
ナレーター:魔物と聞いた4人は、驚きで固まってしまった。
ナレーター:それでも、この世界に来てしまった為に。
ナレーター:この世界の理(ことわり)を理解していかないといけないと思うのであった。
村人(ベン):「おーおー!それはありがたい。」
光(ひかり):「ま、魔物⁉」
海鈴(かいり):「なにそれ!!たっのしそぉーーー!!」
火霊(かれい):「フム。それなら精霊達が以上に騒ぐのも仕方がないな。」
蒼空(そら):「俺らで出来るのなら、魔物退治でも何でもします!」
村人(マルク):「ども、マルクって言います。ここに異世界勇者様がいると聞いていてもたってもいられず走って来てしまいました!!で!で!貴方達が異世界勇者様たちなんですね☆」
村長(カオキ):「これ!マルク!!失礼にも程があるぞ‼‼…すみません、マルクがとんだご無礼を…。」
村人(ベン):「それで、勇者様たちに魔物退治をお願いしても大丈夫でしょうか?」
蒼空(そら):「いえいえ、構いませんよ♪魔物退治の件はもちろんです!」
光(ひかり):「そらぁ!!」
海鈴(かいり):「えっ⁉ ソラ⁉」
ナレーター:ソラが単独で決めてしまった為、ヒカリとカイリは困惑している。
ナレーター:ソラの返事を聞いた村長(カオキ)、ベンは嬉いそうに笑顔で、お辞儀をして4人がいる部屋から出ていった。
火霊(かれい):「てかさ、ソラ。お前勝手に決めんじゃねぇよ!ヒカリとカイリが困惑してるだろ?」
蒼空(そら):「え?あ。あー。ごめん。でも、せっかくこの世界にこれたんだから。少しでも村の人の為になりたくて。。。ごめん。」
火霊(かれい):「はぁー(ため息)まぁ仕方ないさ。決まったことだから。」
光(ひかり):「う。うん。ビックリはしたけど、大丈夫だから。そんなに謝らないで?ソラ♪」
海鈴(かいり):「ホント、ホント。ビックリはしたけど。戦えるのなら僕は何でもOKだよ!」
蒼空(そら):「本当にごめん。んでもってありがとう、ヒカリ、カイリ!!」
ナレーター:ソラがほっとした所でヒカリ、カイリ、ソラ、カレイの中に入った。精霊が、突然出て来て。それぞれの精霊の色の光が、4人の目の前に現れた。
ナレーター:その光に手を伸ばし始めた、カレイをみて。ヒカリ、カイリ、ソラは、カレイが、何をしているのか気になってみていた。
火霊(かれい):「ん?あ。そうか。いいから、ヒカリ達も精霊の光に、手を伸ばしてみろよ。」
光(ひかり):「え。う。うん♪」
ナレーター:ヒカリがそう言いつつ半信半疑に手を精霊の光に伸ばした。
海鈴(かいり):「カレイの事だから何か意味があるんだよね?わかった、僕もやってみる‼」
ナレーター:カイリも、ヒカリとカレイと同様に手を精霊の光へ伸ばす。
蒼空(そら):「へ??よくわからねぇけど、手を伸ばせばいいんだな?」
火霊(かれい):「そう。」
蒼空(そら):「わかった。」
ナレーター:ソラも戸惑いながら、カレイと同じように<手を
精霊の光へ伸ばす。
ナレーター:4人が伸ばした途端に、精霊の光が大きくなり。それぞれの光の中に何かのシルエットが出始めた。
ナレーター:そのシルエットを見たカレイが、ヒカリ達に武器を掴むように声をかける。
火霊(かれい):「今目の前にあるシルエットは、ヒカリ、カイリ、ソラに、あった武器だ。躊躇(ちゅうちょ)せずに掴むんだ。いいな?」
ナレーター:カレイの言葉を聞いて3人は頷く。
光(ひかり):「うん♪」
海鈴(かいり):「OK♪」
蒼空(そら):「了解した!」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラの3人は自分達の武器になるシルエットをつかんだ。
ナレーター:つかんだ瞬間に、精霊達が、その武器とヒカリ達の中に分離して入っていき、カレイは新しく詠唱呪文を覚えた。
光(ひかり):「これが、私の武器?…スッゴいかわいい♪♪ 天使の羽がついてる弓矢だ♪ あ。矢筒にも、天使の絵が書いてある!!」
海鈴(かいり):「僕のは双剣?ククク笑僕に似合う武器だぁー♪やったぁー! あ。森鈴の双剣(シンリのソウケン)?って書いてある‼かっこいーー!」
蒼空(そら):「俺のは?? 水空の剣(スイクウのつるぎ)か。。うんうん、俺の好きな色で気に入ったぜ! 」
ナレーター:ヒカリ、カイリ、ソラには。それぞれ自分達にあった武器が精霊からプレゼントされた。
蒼空(そら):「うっし!なぁ、今から村の周りにいる。魔物狩りにいかないか?」
光(ひかり):「うんうん♪いこいこ♪♪」
海鈴(かいり):「ソラ、行く前に。道具屋で薬草とか必要な物買ってった方がいいぞ!これは、RPGのお約束ぅー♪♪」
蒼空(そら):「おー!いい提案ありがとうな!カイリ☆カレイも、道具屋によることにしていいか?」
火霊(かれい):「俺も、それでいいぞ!」
ナレーター:ヒカリ達は、寝間着から戦闘服へ着替えて。武器を背中や剣挿しに入れて、道具屋へ向かう4人であった。
ナレーター:道具屋で、薬草、毒消し等の回復アイテムを沢山買って、オマケで付いてきた回復鞄の中へしまうカレイ。
ナレーター:その後4人は、道具屋を後にして村を出て魔物退治をし始めた。
蒼空(そら):「魔物って言っても、ほとんどスライムじゃねぇーーーかぁーーーー!!!!」
ナレーター:ソラの言うとおり、村の周りには無数のスライムが大量発生していたのだ。
ナレーター:一言で言うならスライム無双である。
光(ひかり):「ソラ、ソラ?嘆いてても仕方ないんだから。チャチャっと倒してレベルアーーップしようよぉー♪『天使の矢(ジェルアロー)ー!!』」
海鈴(かいり):「っく。にゃあーー!!ほらほら、くらいなさい!森鈴の双剣!『木葉の舞(このはのまい)!』」
ナレーター:ソラが文句をいいながら薙ぎ倒していくのを見ながら、ヒカリとカイリも自信の技を繰り出しスライム無双をしつつ、レベルを着実にあげていく。
ナレーター:そんな中、カレイは。。。
火霊(かれい):「ふぅ。本当にスライムばっかりだなぁ。。仕方ないものは試しだ。
火霊(かれい):(詠唱)『我が名はカレイ。スライムに宿りし精霊よ。スライムの力を奪いたまえ。詠唱頼奪(エイショウライダツ)!!頼奪霊力(ライダツレイリョク)!!』」
ナレーター:カレイが呪文を唱えると、スライムに宿る精霊達がカレイの手中(しゅちゅう)に集まり、スライムから力を奪っていく。
ナレーター:奪われたスライムは、どんどん小さく縮んでいき。最終的には、消えてなくなっていった。
光(ひかり):「カレイ、スッゴォォォイ!!」
海鈴(かいり):「カレイやばっ!?」
蒼空(そら):「まじかよ!!!」
ナレーター:カレイを見て驚く3人は自分たちも負けてられないと、自分たちの武器へと手を伸ばした。
蒼空(そら):「俺も負けてられねぇーぜ!!進撃『水空の刃ぁー!!』」
光(ひかり):「私だって負けてられないもん♪『天使の矢(ジェルアロー)ーー!』」
海鈴(かいり):「僕だって負けないぞぉー!!いっくよー♪『木葉の舞!!』」
ナレーター:無数にいた、スライム達は跡形もなく消滅していった。
蒼空(そら):「俺も負けてられねぇーぜ!!進撃『水空の刃ぁー!!』」
光(ひかり):「私だって負けてられないもん♪『天使の矢(ジェルアロー)ーー!』」
海鈴(かいり):「僕だって負けないぞぉー!!いっくよー♪『木葉の舞!!』」
ナレーター:無数にいた、スライム達は跡形もなく消滅していった。
蒼空(そら):「ふぅー。(ため息)やっと………か。」
光(ひかり):「いやぁー。たっくさんのスライム何て初めてで楽しかったよぉー♪♪しかも敵が闇属性だったみたいで、瞬殺だった笑」
海鈴(かいり):「にゃはは笑 僕だって頑張ったんだからね♪いやはや、スライム狩りは楽しいねぇー?」
火霊(かれい):「大分レベルも上がったと思うし、そろそろ村へ帰るぞ!」
ナレーター:それを見届けてから。ソラ達はまた小さき村へ戻っていき、村人へ魔物退治完了したことを伝える。
ナレーター:すると、少ないが村人から報酬(ホウシュウ)を受けとることになった。
ナレーター:そのまま、宿へと戻り疲れを癒すために入浴し、ご飯を食べて就寝するソラ達だった。
❀:プロローグ、第1章。終わり。
❀:第2章へ続く。。。