台本概要
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タイトル | メンヘラ臓器肝臓ちゃん |
---|---|
作者名 | パサコ |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 4人用台本(女4) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
いわゆる臓器の擬人化シナリオです 酒飲みにはホラーなお話。 OLの給湯室をイメージして書いたので女性4人になっていますが、場面やキャラクターの性別はご自由に解釈&変更大丈夫です! ※共演者に迷惑かからなければ何をやってくれても大丈夫です! 518 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
胃 | 女 | 24 | 不満があると周り巻き込んで愚痴るタイプ |
腸 | 女 | 21 | 不満を言っても自分は周りに迷惑かけないタイプだと思っているがそうではない |
肛門 | 女 | 20 | この中では一番先輩 中間管理職 苦労人 |
肝臓 | 女 | 20 | 不満を漏らさずに健気に働く良い子だとおもいきや……? |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
胃:ねぇ。
腸:なぁに?
胃:……肝臓ってウザくない?
腸:あー、それめっちゃわかる。
胃:でしょー!?
腸:なんか!アタシぃ、めちゃめちゃ健気なんですぅ、頑張り屋さんなんですぅ~って感じ。
胃:そうそう!言いたいことあるなら言えばいいのに「あ、大丈夫です~」って
腸:でもいざ健康診断になると問題めっちゃ提出してきてさぁ
胃:ためんなよ問題を!!
腸:その場で提出しろよ問題を!!
胃:このメンヘラ臓器が!!
腸:ヘラってんじゃねえよブスがよぉ!!
肛門:いやさ…。
胃:うわびっくりした!
腸:いたの肛門さん!?
肛門:居たわよ。てかずっと居るわよ。
肛門:私も、肝臓も。
肝臓:なんか、ごめんなさい…。
胃:………。
腸:………。
肛門:確かに、ちょっと肝臓は抱え過ぎるとこあるけど、あんたら言い過ぎよ。
胃:スミマセン。
腸:気をつけマース。
肛門:謝る気あるの?言葉に誠意がないのよ。
肝臓:あの、大丈夫です。ちゃんと報告しないわたしが悪いっていうか……。
胃:うわでた謙虚な良い子ちゃんぶりっ子(小声)
腸:実は脂肪ためこみまくってるデブのくせに(小声)
肛門:ていうかさ。あんたらブチブチ文句たれてるけど、あんたらだって大概ヘラってるからね?
胃:はぁ?
腸:あたしらのどこがヘラってるっていうんでーすかー!?
肛門:ちょーっといつもより重いもの食べた次の日、ずーっと一日中ムカムカしてる胃〜?
胃:ギクッ
肛門:深酒したり、ストレス抱えるとすぐ酸逆流させたりするし、いちいちまわりに迷惑かけんじゃないわよ!
腸:あ〜…確かに、胃ってそういうとこあるよね。ちょっとしたことでまわり巻き込んで被害者アピールするやつ。
肛門:あんたもヒトの事言えないじゃない。
腸:はぁ?あたしのどこが…
肛門:ウンコ全く出さないとおもったら急に土石流みたいに爆発させて………ゆるかったり硬かったりテッキトーに仕事して!!!お肌に悪いのよ!!!
肛門:おまけにあんたの仕事がダイレクトに私にくるんだからね!?あんたがテッキトーな仕事して、トイレにこもる頻度ふやすと私への負担が馬鹿にならないのよ!!
肛門:みてよ!!臓器達の顔たる菊の蕾こと肛門の私がまるで腐ったザクロみたいじゃない!!
肝臓:ザクロ…
胃:ザクロて…
腸:腐ったザクロて……
肛門:連呼するな!
腸:スミマセン…(ほぼ同時に)
胃:スミマセン…(ほぼ同時に)
肝臓:スミマセン…(ほぼ同時に)
肛門:その点肝臓は仕事もきっちりこなすし、残業文句言わずにやってるんだから!
胃:そう言われると……
腸:そうかもだけど…
肝臓:良いんです肛門さん。わたしが悪いんです。
肝臓:わたしが、この立ち位置に愉悦を感じてしまっているのが……。
肛門:……へ?
肝臓:過度な塩分、過度な飲酒、勿論身体に毒なのはみなさんわかってますよね?
腸:そりゃぁ…
胃:だからアタシらが毎回警報鳴らしてやってんじゃん!
肝臓:そう、警報を鳴らしてもその場は反省しても身体が回復したら、うぅん、回復しなくてもすぐに同じ事を繰り返す。
肝臓:なんでだとおもいます?
胃:そりゃ、塩分高いご飯って美味しいし…。
腸:酒は心の栄養だし…。
肛門:違う。
胃:え?
肛門:本当にヤバイっていう危機感を持っていないからよ。
肝臓:そう、胃や腸が警報鳴らしてても、またいつものことかって、その場しのぎで労ったふりしても本当に自粛したりはしない。
肝臓:だから、わたしは口に出さないの。
肛門:そっか、本当にヤバイときにわかってほしいから、普段は我慢して声に出さないんだね!
胃:肝臓……
腸:そうだったんだ…!ごめん、あたしらあんたのこと勘違いしてた!
胃:うん、ちゃんと身体のこと考えて肝臓は…
肝臓:違うわ。
胃:え…?
肝臓:そんな理由で口を閉じてるわけじゃないんです。
腸:どういう……?
肝臓:わたしが自ら声を上げるのは、「手遅れになった」とき。
胃:でも!健康診断のときは!
肝臓:報告義務があるから仕方なく報告してるだけ。わたし自らが口を開いてるわけじゃないですよ?
肛門:じゃあ、肝臓が口を開くときって…
肝臓:だから、言いましたよね?わたしが口を開くときは手遅れになったとき。
肛門:ちょっと待ちなさいよ!手遅れになってから声をあげても身体は助からないのよ!?
肝臓:そう。だからわたしが悪いんですよ。
肛門:なんでそんな…!?
肝臓:それが、愉しいから。
肛門:………え?
肝臓:わたしの合図で、身体が真の意味での危機を自覚して。でも、もう手遅れなのよ?
肝臓:みんなが絶望するの。わたしの一声で。
肝臓:ヘラヘラなぁんにも考えてない、無駄にわたし達に過労を強いていた馬鹿が。わたしの一声で!
胃:…狂ってる!あんた狂ってるわよ!
肝臓:そうですよ?あなたも最初言ってたじゃない肝臓はメンヘラ臓器だって。
胃:ッ
肝臓:わたしはその言葉を否定していませんよ?だってその通りなんですから。
肝臓:さぁ、みなさんに一つ考えていただきたいのですが。
腸:…なっ、なによ!?
肝臓:そのメンヘラ臓器のわたしは先ほどから口をひらいている。声を出している。
肝臓:この言葉の意味、聡明なみなさんなら理解できますよね?
肛門:…そんなッ!
肝臓:…フフ、アハハ、アーーーーーっハッハッハッハッ!!!!!
肝臓:………たーのし。
胃:ねぇ。
腸:なぁに?
胃:……肝臓ってウザくない?
腸:あー、それめっちゃわかる。
胃:でしょー!?
腸:なんか!アタシぃ、めちゃめちゃ健気なんですぅ、頑張り屋さんなんですぅ~って感じ。
胃:そうそう!言いたいことあるなら言えばいいのに「あ、大丈夫です~」って
腸:でもいざ健康診断になると問題めっちゃ提出してきてさぁ
胃:ためんなよ問題を!!
腸:その場で提出しろよ問題を!!
胃:このメンヘラ臓器が!!
腸:ヘラってんじゃねえよブスがよぉ!!
肛門:いやさ…。
胃:うわびっくりした!
腸:いたの肛門さん!?
肛門:居たわよ。てかずっと居るわよ。
肛門:私も、肝臓も。
肝臓:なんか、ごめんなさい…。
胃:………。
腸:………。
肛門:確かに、ちょっと肝臓は抱え過ぎるとこあるけど、あんたら言い過ぎよ。
胃:スミマセン。
腸:気をつけマース。
肛門:謝る気あるの?言葉に誠意がないのよ。
肝臓:あの、大丈夫です。ちゃんと報告しないわたしが悪いっていうか……。
胃:うわでた謙虚な良い子ちゃんぶりっ子(小声)
腸:実は脂肪ためこみまくってるデブのくせに(小声)
肛門:ていうかさ。あんたらブチブチ文句たれてるけど、あんたらだって大概ヘラってるからね?
胃:はぁ?
腸:あたしらのどこがヘラってるっていうんでーすかー!?
肛門:ちょーっといつもより重いもの食べた次の日、ずーっと一日中ムカムカしてる胃〜?
胃:ギクッ
肛門:深酒したり、ストレス抱えるとすぐ酸逆流させたりするし、いちいちまわりに迷惑かけんじゃないわよ!
腸:あ〜…確かに、胃ってそういうとこあるよね。ちょっとしたことでまわり巻き込んで被害者アピールするやつ。
肛門:あんたもヒトの事言えないじゃない。
腸:はぁ?あたしのどこが…
肛門:ウンコ全く出さないとおもったら急に土石流みたいに爆発させて………ゆるかったり硬かったりテッキトーに仕事して!!!お肌に悪いのよ!!!
肛門:おまけにあんたの仕事がダイレクトに私にくるんだからね!?あんたがテッキトーな仕事して、トイレにこもる頻度ふやすと私への負担が馬鹿にならないのよ!!
肛門:みてよ!!臓器達の顔たる菊の蕾こと肛門の私がまるで腐ったザクロみたいじゃない!!
肝臓:ザクロ…
胃:ザクロて…
腸:腐ったザクロて……
肛門:連呼するな!
腸:スミマセン…(ほぼ同時に)
胃:スミマセン…(ほぼ同時に)
肝臓:スミマセン…(ほぼ同時に)
肛門:その点肝臓は仕事もきっちりこなすし、残業文句言わずにやってるんだから!
胃:そう言われると……
腸:そうかもだけど…
肝臓:良いんです肛門さん。わたしが悪いんです。
肝臓:わたしが、この立ち位置に愉悦を感じてしまっているのが……。
肛門:……へ?
肝臓:過度な塩分、過度な飲酒、勿論身体に毒なのはみなさんわかってますよね?
腸:そりゃぁ…
胃:だからアタシらが毎回警報鳴らしてやってんじゃん!
肝臓:そう、警報を鳴らしてもその場は反省しても身体が回復したら、うぅん、回復しなくてもすぐに同じ事を繰り返す。
肝臓:なんでだとおもいます?
胃:そりゃ、塩分高いご飯って美味しいし…。
腸:酒は心の栄養だし…。
肛門:違う。
胃:え?
肛門:本当にヤバイっていう危機感を持っていないからよ。
肝臓:そう、胃や腸が警報鳴らしてても、またいつものことかって、その場しのぎで労ったふりしても本当に自粛したりはしない。
肝臓:だから、わたしは口に出さないの。
肛門:そっか、本当にヤバイときにわかってほしいから、普段は我慢して声に出さないんだね!
胃:肝臓……
腸:そうだったんだ…!ごめん、あたしらあんたのこと勘違いしてた!
胃:うん、ちゃんと身体のこと考えて肝臓は…
肝臓:違うわ。
胃:え…?
肝臓:そんな理由で口を閉じてるわけじゃないんです。
腸:どういう……?
肝臓:わたしが自ら声を上げるのは、「手遅れになった」とき。
胃:でも!健康診断のときは!
肝臓:報告義務があるから仕方なく報告してるだけ。わたし自らが口を開いてるわけじゃないですよ?
肛門:じゃあ、肝臓が口を開くときって…
肝臓:だから、言いましたよね?わたしが口を開くときは手遅れになったとき。
肛門:ちょっと待ちなさいよ!手遅れになってから声をあげても身体は助からないのよ!?
肝臓:そう。だからわたしが悪いんですよ。
肛門:なんでそんな…!?
肝臓:それが、愉しいから。
肛門:………え?
肝臓:わたしの合図で、身体が真の意味での危機を自覚して。でも、もう手遅れなのよ?
肝臓:みんなが絶望するの。わたしの一声で。
肝臓:ヘラヘラなぁんにも考えてない、無駄にわたし達に過労を強いていた馬鹿が。わたしの一声で!
胃:…狂ってる!あんた狂ってるわよ!
肝臓:そうですよ?あなたも最初言ってたじゃない肝臓はメンヘラ臓器だって。
胃:ッ
肝臓:わたしはその言葉を否定していませんよ?だってその通りなんですから。
肝臓:さぁ、みなさんに一つ考えていただきたいのですが。
腸:…なっ、なによ!?
肝臓:そのメンヘラ臓器のわたしは先ほどから口をひらいている。声を出している。
肝臓:この言葉の意味、聡明なみなさんなら理解できますよね?
肛門:…そんなッ!
肝臓:…フフ、アハハ、アーーーーーっハッハッハッハッ!!!!!
肝臓:………たーのし。