台本概要

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タイトル 君のためなら食べれる
作者名 あかおう  (@akaouwaikasuki)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(女2)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 |°ω°ᔨ「君のためなら」シリーズ1
私はね、好きな人の為ならコレ食べれるんだってある日思いついちゃったんですよ。
どんなゲテモノでもね、好きな人の為なら食感アレでもいけるもんですよシャクシャク!!!


【声劇・配信での使用/連絡不要】
★配信での投げ銭が発生する場合でも連絡不要です。
★あなたの気が向いたら・・・(励みになるのでいずれかしてくれたら嬉しいな♪しなくてもOK)
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【禁止事項】
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★盗作・自分が書きましたと言う行為。
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【YouTube・舞台・朗読等入場料を取る場合】
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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
結衣 82 (ゆい)多分変な女の子。女子高生。 演じる方の性別不問
82 (はな)多分マトモな方。結衣の親友。 演じる方の性別不問
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 結衣:ねぇねぇ華! 華:なに?結衣 結衣:あのね、私ね、山田先輩の事が好きなの! 華:へぇ、そうなの。 結衣:なーにー?リアクションうすーい! 華:いや、前から言ってたじゃん。山田先輩かっこいーって。 結衣:いや、今までとは違うの!私、これが真実の愛ってわかったの! 華:え?なに?何があったの? 結衣:あのね!私!先輩の為なら「ピーマンも食べれる!」って気が付いたの!! 華:ふーん。 結衣:え?なにそのリアクション!!すごくない?ピーマンだよ?私がこの世で一番嫌いな野菜だよ!?華は山田先輩の為にピーマン食べれる? 華:先輩の為に「食べたい」とは思わない。 結衣:でしょ!?だからつまり、これは物凄く深い愛なんじゃないかって!運命の人だからこそ、それが出来るって事なんじゃないかって思ったの! 華:結衣が嫌いってだけで、普通にみんな食べてる野菜だからね? 結衣:え!!!そうなの??? 華:そうだよ。 結衣:知らなかった・・・ 華:なんでだよ。・・・まぁ、世界は広いからねぇ。 結衣:あ、確かに、ヨーロッパの方ではタコは悪魔みたいな存在だから、それを食べる日本人はおかしい!みたいなTV番組見た事ある! 華:でしょ?だから「〇〇が食べれる」から真実の愛とは限らないわけよ。 結衣:ええー、そうかぁ。じゃあどうやったら先輩への愛の深さを伝えられるのかなぁ。 華:え?告白する時にそれ言うつもりだったの? 結衣:違うよ? 華:まぁそうだよね。告白の時に「先輩の為ならピーマン食べれます」って、意味わかんないもんね。 結衣:本当は、「先輩の為ならカブトムシ食べれます!!」って言おうと思ったけど、さすがにそれは無理な気がしたから、女の子らしく、かわいく、ピーマンにしてみたのね。 華:ちょいちょいちょいちょいいいい!!! 結衣:え? 華:はいアウトーー。近寄らないでー。こっちこないでー。 結衣:なーんでーーー??? 華:頭おかしいわ・・・ 結衣:何が? 華:いや、なんでもない・・・想像もしたくないし、この話は広げたくもない。 結衣:ふーん、いいけど?? 華:でまぁ、結局さ、告白する事にしたのね? 結衣:うん!もう好きがあふれて止まらないから!! 華:んー、そしたら絶対に「先輩の為ならカブトムシ食べれます」って言っちゃダメ。 結衣:なんで!! 華:いや、ダメだから本当。 結衣:えーー 華:えーーじゃない!告白成功させたいんでしょ? 結衣:うん 華:先輩の彼女になりたいんでしょ? 結衣:うん! 華:あのね、結衣。 結衣:うん!? 華:女は、ミステリアスな方がモテる。 結衣:別にミステリアスとか興味ない! 華:興味アルとかナイとかの問題じゃないの。 結衣:えー?好きな人にはぁ、ありのままの自分を好きになってもらいたいじゃん? 華:断言する。その告白でいけば、秒で先輩に嫌われる。それどころか、噂にでもなれば周囲にいる男は絶対にアンタを恋愛対象として見ない。 結衣:やだ、別に先輩以外の男に興味ないしぃ。 華:だ、か、ら!!論点そこじゃないんだよ! 結衣:えー? 華:いい?アンタは本当に先輩が好きなのよね? 結衣:うん。 華:なら、女優にならなきゃダメ。アンタは特に!! 結衣:女優? 華:先輩が好きになってくれるような女子を演じるの。 結衣:んー、でもきっと私すぐにボロが出ると思うしぃ。だったら最初からわかっててもらってた方がいいかなぁって思うのね。楽だし。 華:・・・・じゃあ、言い方変える。 結衣:うん? 華:山田先輩は。私がモノにする。 結衣:え!!!???華、先輩の事・・・・ 華:好きじゃない! 結衣:じゃぁなんで!! 華:このままだと結果的に一番面倒くさい事に巻き込まれるのは私だからよ!!だったら最初からその芽は摘んでおくまでよ!! 結衣:ひどい!!友達の好きな人を、好きでもないのに奪おうとするなんて!! 華:・・・・ふ。何言ってるの?これはアンタの為よ? 結衣:え?どういう事? 華:山田先輩が、アンタみたいなド変態に付いていける様な、骨のあるやつか、私が見定めるって事。 結衣:い、意味がよくわからないよ・・・ 華:アンタはその変態スタイルを変えるつもりはない。そして私は割と普通の感覚の女子だ。先輩は・・・どっちを選ぶのか。勝負よ!! 結衣:えええ???やだ!やだよ!!華と恋のライバルなんてヤダぁ!!さみしいよぉぉ 華:おあいにく様。もう遅いわ。前方200m!先輩発見!!ダッシュ!!!! 結衣:え?!嘘!!待って待って!!!!ズルい!!!ていうか目良すぎるぅ!! 華:早いもん勝ちだよー!! 結衣:待ってーーー!!!! 0: 0: 結衣:(華と同時に息を切らしている)はぁはぁ・・・ 華:(結衣と同時に息を切らしている)はぁはぁ・・・ 結衣:山田先輩!! 華:山田先輩!!! 結衣:あの!ちょっとお話いいですか! 華:私たちの話聞いてください!! 結衣:ちょっと!私が先! 華:私が先よ! 結衣:私の方が先に先輩に・・・だからゆずってよ! 華:ヤダ!! 結衣:じゃあじゃんけん! 華:仕方ない! 結衣:じゃんけんぽん! 華:あーーー負けたぁぁあ!! 結衣:やったぁあ!! 華:くっそぉ・・・・ 結衣:じゃ、華、お先にごめんね! 華:どうぞ・・・ 結衣:せ、先輩。あの、ですね、あの、あの、あの・・・・! 華:早く言いなさいよ! 結衣:うるさいっ! 華:んもう!頑張って! 結衣:うん、ありがと!! 華:ファイト!! 結衣:うん!・・・(咳払い)こほん。あの、先輩。 結衣:私・・・先輩の為なら、ピーマン食べられます・・・ 結衣:きゃっ!言っちゃった!!はい!華!次は華の番だよっ! 華:ええ!!!??この空気地獄過ぎるんだけど!! 結衣:早く早くぅぅ 華:・・・あ、あの、先輩。その、えと、・・・・好きです。付き合ってください。 結衣:先輩!私と華、どちらか選んでください!!お願いします!! 華:お願いします!! 結衣:どちらか選んで、差し出してる手を握ってください!! 華:くっ・・・なんかドキドキする!! 結衣:え・・・・ 華:え・・・・ 結衣:先輩、今なんて? 華:よ、よく聞こえませんでした。 結衣:「俺の為ならセロリ食べれる」っていう子がタイプ・・・? 華:はぁあ!!??セロリ?? 結衣:そ、そうですか・・・セロリ・・・・ 華:ちょ、意味わかんない・・・ 結衣:わ、わたしには・・・セロリは無理です・・・諦めます!!(立ち去る) 華:ちょ、ちょ!!結衣!!!待ってよ!!(追いかける)先輩、すみませんでした!ちょっと待ってよ結衣!! 0: 0: 華:(息を切らしている)はぁ・・・はぁ・・・・ちょっと、結衣。大丈夫? 結衣:・・・・うわぁーん!!振られたぁ!! 華:ちょっと!!振られたって・・・いや、だから女優になって、私セロリいけます!!って言えば良かったのに。 結衣:・・・無理だよぉ・・・私セロリ嫌いだもん。 華:んー、じゃぁ仕方ないかなぁ。 結衣:ありのままのさ、私を好きになって欲しいんだもん。諦めるしかないよ。 華:んー、まぁ、アンタがそういうなら、仕方ないね。 結衣:うん。次は・・・ 華:え? 結衣:次の恋こそ、本当の私でもイイって人と付き合う!! 華:いや、別にさ、本当の自分とかじゃなくていーじゃん!自分の全てを相手に理解させようというのがおかしいんだって! 結衣:え? 華:んー、私も恋愛マスターとかじゃないけどさ、必ずしも、自分の全てを好きな人に見せる事が、「好き」って気持ちを伝えるって事じゃないと思うよ? 結衣:そうなの? 華:愛の形はそれぞれだから、私が言う事も他の人にとっては違うかもしれないけどさ。 結衣:うん、華ちゃんの意見聞かせて? 華:そうだなぁ。相手の事を思いやったりさ、幸せを願ったり。それも一つの形なんじゃないかな? 結衣:かたち・・・ 華:そ、だからさ、さっきアンタが先輩に「諦めます」って言ったのだって「好き」の形のひとつだよ。 結衣:え?そうなの?どこが? 華:先輩の「セロリが食べられる子がタイプ」っていうのを否定せずに、それを認めて、あー自分じゃないなって思って身を引いたのもさ、私はアリだと思うんだよね。 結衣:そうかなぁ・・・だって本当にセロリ無理なだけだったし・・・ 華:偉かったね。結衣。よしよし。 結衣:うう・・・ 華:頑張ったね。 結衣:うん。先輩かっこよくて大好きだったもん・・・ 華:そっかそっか・・・・ 結衣:ねぇ華? 華:ん? 結衣:ありがとね!元気出た! 華:うん。 結衣:私、私ね!? 華:なに? 結衣:華の為なら、松ぼっくりも食べれる!! 華:それは・・・ 結衣:あ!ダメ? 華:・・・松ぼっくりなら、私もイケる気がする・・・ 結衣:ええ!?松ぼっくりだよ? 華:食べれんじゃね? 結衣:いやいやいや!!!ちょ、華ちゃん変だよ! 華:変じゃないよー。松ぼっくりはサラダとかに入れたらきっとナッツみたいな感じでいけるよ! 結衣:やーだーー!!華ちゃん変態ーーー!!! 華:お前が言うな!!! 結衣:(二人同時に笑う) 華:(二人同時に笑う)

0: 結衣:ねぇねぇ華! 華:なに?結衣 結衣:あのね、私ね、山田先輩の事が好きなの! 華:へぇ、そうなの。 結衣:なーにー?リアクションうすーい! 華:いや、前から言ってたじゃん。山田先輩かっこいーって。 結衣:いや、今までとは違うの!私、これが真実の愛ってわかったの! 華:え?なに?何があったの? 結衣:あのね!私!先輩の為なら「ピーマンも食べれる!」って気が付いたの!! 華:ふーん。 結衣:え?なにそのリアクション!!すごくない?ピーマンだよ?私がこの世で一番嫌いな野菜だよ!?華は山田先輩の為にピーマン食べれる? 華:先輩の為に「食べたい」とは思わない。 結衣:でしょ!?だからつまり、これは物凄く深い愛なんじゃないかって!運命の人だからこそ、それが出来るって事なんじゃないかって思ったの! 華:結衣が嫌いってだけで、普通にみんな食べてる野菜だからね? 結衣:え!!!そうなの??? 華:そうだよ。 結衣:知らなかった・・・ 華:なんでだよ。・・・まぁ、世界は広いからねぇ。 結衣:あ、確かに、ヨーロッパの方ではタコは悪魔みたいな存在だから、それを食べる日本人はおかしい!みたいなTV番組見た事ある! 華:でしょ?だから「〇〇が食べれる」から真実の愛とは限らないわけよ。 結衣:ええー、そうかぁ。じゃあどうやったら先輩への愛の深さを伝えられるのかなぁ。 華:え?告白する時にそれ言うつもりだったの? 結衣:違うよ? 華:まぁそうだよね。告白の時に「先輩の為ならピーマン食べれます」って、意味わかんないもんね。 結衣:本当は、「先輩の為ならカブトムシ食べれます!!」って言おうと思ったけど、さすがにそれは無理な気がしたから、女の子らしく、かわいく、ピーマンにしてみたのね。 華:ちょいちょいちょいちょいいいい!!! 結衣:え? 華:はいアウトーー。近寄らないでー。こっちこないでー。 結衣:なーんでーーー??? 華:頭おかしいわ・・・ 結衣:何が? 華:いや、なんでもない・・・想像もしたくないし、この話は広げたくもない。 結衣:ふーん、いいけど?? 華:でまぁ、結局さ、告白する事にしたのね? 結衣:うん!もう好きがあふれて止まらないから!! 華:んー、そしたら絶対に「先輩の為ならカブトムシ食べれます」って言っちゃダメ。 結衣:なんで!! 華:いや、ダメだから本当。 結衣:えーー 華:えーーじゃない!告白成功させたいんでしょ? 結衣:うん 華:先輩の彼女になりたいんでしょ? 結衣:うん! 華:あのね、結衣。 結衣:うん!? 華:女は、ミステリアスな方がモテる。 結衣:別にミステリアスとか興味ない! 華:興味アルとかナイとかの問題じゃないの。 結衣:えー?好きな人にはぁ、ありのままの自分を好きになってもらいたいじゃん? 華:断言する。その告白でいけば、秒で先輩に嫌われる。それどころか、噂にでもなれば周囲にいる男は絶対にアンタを恋愛対象として見ない。 結衣:やだ、別に先輩以外の男に興味ないしぃ。 華:だ、か、ら!!論点そこじゃないんだよ! 結衣:えー? 華:いい?アンタは本当に先輩が好きなのよね? 結衣:うん。 華:なら、女優にならなきゃダメ。アンタは特に!! 結衣:女優? 華:先輩が好きになってくれるような女子を演じるの。 結衣:んー、でもきっと私すぐにボロが出ると思うしぃ。だったら最初からわかっててもらってた方がいいかなぁって思うのね。楽だし。 華:・・・・じゃあ、言い方変える。 結衣:うん? 華:山田先輩は。私がモノにする。 結衣:え!!!???華、先輩の事・・・・ 華:好きじゃない! 結衣:じゃぁなんで!! 華:このままだと結果的に一番面倒くさい事に巻き込まれるのは私だからよ!!だったら最初からその芽は摘んでおくまでよ!! 結衣:ひどい!!友達の好きな人を、好きでもないのに奪おうとするなんて!! 華:・・・・ふ。何言ってるの?これはアンタの為よ? 結衣:え?どういう事? 華:山田先輩が、アンタみたいなド変態に付いていける様な、骨のあるやつか、私が見定めるって事。 結衣:い、意味がよくわからないよ・・・ 華:アンタはその変態スタイルを変えるつもりはない。そして私は割と普通の感覚の女子だ。先輩は・・・どっちを選ぶのか。勝負よ!! 結衣:えええ???やだ!やだよ!!華と恋のライバルなんてヤダぁ!!さみしいよぉぉ 華:おあいにく様。もう遅いわ。前方200m!先輩発見!!ダッシュ!!!! 結衣:え?!嘘!!待って待って!!!!ズルい!!!ていうか目良すぎるぅ!! 華:早いもん勝ちだよー!! 結衣:待ってーーー!!!! 0: 0: 結衣:(華と同時に息を切らしている)はぁはぁ・・・ 華:(結衣と同時に息を切らしている)はぁはぁ・・・ 結衣:山田先輩!! 華:山田先輩!!! 結衣:あの!ちょっとお話いいですか! 華:私たちの話聞いてください!! 結衣:ちょっと!私が先! 華:私が先よ! 結衣:私の方が先に先輩に・・・だからゆずってよ! 華:ヤダ!! 結衣:じゃあじゃんけん! 華:仕方ない! 結衣:じゃんけんぽん! 華:あーーー負けたぁぁあ!! 結衣:やったぁあ!! 華:くっそぉ・・・・ 結衣:じゃ、華、お先にごめんね! 華:どうぞ・・・ 結衣:せ、先輩。あの、ですね、あの、あの、あの・・・・! 華:早く言いなさいよ! 結衣:うるさいっ! 華:んもう!頑張って! 結衣:うん、ありがと!! 華:ファイト!! 結衣:うん!・・・(咳払い)こほん。あの、先輩。 結衣:私・・・先輩の為なら、ピーマン食べられます・・・ 結衣:きゃっ!言っちゃった!!はい!華!次は華の番だよっ! 華:ええ!!!??この空気地獄過ぎるんだけど!! 結衣:早く早くぅぅ 華:・・・あ、あの、先輩。その、えと、・・・・好きです。付き合ってください。 結衣:先輩!私と華、どちらか選んでください!!お願いします!! 華:お願いします!! 結衣:どちらか選んで、差し出してる手を握ってください!! 華:くっ・・・なんかドキドキする!! 結衣:え・・・・ 華:え・・・・ 結衣:先輩、今なんて? 華:よ、よく聞こえませんでした。 結衣:「俺の為ならセロリ食べれる」っていう子がタイプ・・・? 華:はぁあ!!??セロリ?? 結衣:そ、そうですか・・・セロリ・・・・ 華:ちょ、意味わかんない・・・ 結衣:わ、わたしには・・・セロリは無理です・・・諦めます!!(立ち去る) 華:ちょ、ちょ!!結衣!!!待ってよ!!(追いかける)先輩、すみませんでした!ちょっと待ってよ結衣!! 0: 0: 華:(息を切らしている)はぁ・・・はぁ・・・・ちょっと、結衣。大丈夫? 結衣:・・・・うわぁーん!!振られたぁ!! 華:ちょっと!!振られたって・・・いや、だから女優になって、私セロリいけます!!って言えば良かったのに。 結衣:・・・無理だよぉ・・・私セロリ嫌いだもん。 華:んー、じゃぁ仕方ないかなぁ。 結衣:ありのままのさ、私を好きになって欲しいんだもん。諦めるしかないよ。 華:んー、まぁ、アンタがそういうなら、仕方ないね。 結衣:うん。次は・・・ 華:え? 結衣:次の恋こそ、本当の私でもイイって人と付き合う!! 華:いや、別にさ、本当の自分とかじゃなくていーじゃん!自分の全てを相手に理解させようというのがおかしいんだって! 結衣:え? 華:んー、私も恋愛マスターとかじゃないけどさ、必ずしも、自分の全てを好きな人に見せる事が、「好き」って気持ちを伝えるって事じゃないと思うよ? 結衣:そうなの? 華:愛の形はそれぞれだから、私が言う事も他の人にとっては違うかもしれないけどさ。 結衣:うん、華ちゃんの意見聞かせて? 華:そうだなぁ。相手の事を思いやったりさ、幸せを願ったり。それも一つの形なんじゃないかな? 結衣:かたち・・・ 華:そ、だからさ、さっきアンタが先輩に「諦めます」って言ったのだって「好き」の形のひとつだよ。 結衣:え?そうなの?どこが? 華:先輩の「セロリが食べられる子がタイプ」っていうのを否定せずに、それを認めて、あー自分じゃないなって思って身を引いたのもさ、私はアリだと思うんだよね。 結衣:そうかなぁ・・・だって本当にセロリ無理なだけだったし・・・ 華:偉かったね。結衣。よしよし。 結衣:うう・・・ 華:頑張ったね。 結衣:うん。先輩かっこよくて大好きだったもん・・・ 華:そっかそっか・・・・ 結衣:ねぇ華? 華:ん? 結衣:ありがとね!元気出た! 華:うん。 結衣:私、私ね!? 華:なに? 結衣:華の為なら、松ぼっくりも食べれる!! 華:それは・・・ 結衣:あ!ダメ? 華:・・・松ぼっくりなら、私もイケる気がする・・・ 結衣:ええ!?松ぼっくりだよ? 華:食べれんじゃね? 結衣:いやいやいや!!!ちょ、華ちゃん変だよ! 華:変じゃないよー。松ぼっくりはサラダとかに入れたらきっとナッツみたいな感じでいけるよ! 結衣:やーだーー!!華ちゃん変態ーーー!!! 華:お前が言うな!!! 結衣:(二人同時に笑う) 華:(二人同時に笑う)