台本概要
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タイトル | シン・ドМ戦争「中編」 |
---|---|
作者名 | 世忍(よしのぶ) (@@yosinobu_voice) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 5人用台本(男2、女2、不問1) |
時間 | 30 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ドМ戦争のシン・シリーズ
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
執事ロイ | 男 | 58 | 凶戦士フローラの兄で魔王様を愛していたが襲撃に来たはずの勇者に魔王が一目惚れしてしまう、謎の禁術でエリスの心を奪ってしまう |
勇者オルガ | 男 | 59 | エリスと恋仲だったがロイが放った謎の禁術でエリスの恋心を奪われてしまう |
魔王エリス | 女 | 62 | オルガと恋仲だったが謎の禁術でオルガの恋心がロイへ移ってしまう |
凶戦士フローラ | 女 | 46 | お兄ちゃんであるロイに恋心を寄せるヤンデレ妹 |
呪術士ガーミラ | 不問 | 29 | オルガに一方的に恋心を寄せるマッチョなオカマ、オルガへの嫉妬心を暴走させ禁術をロイに使用させる |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
執事ロイ:凶戦士フローラの兄で魔王様を愛していたが襲撃に来たはずの勇者に魔王が一目惚れしてしまう、謎の禁術でエリスの心を奪ってしまう
魔王エリス:オルガと恋仲だったが謎の禁術でオルガの恋心がロイへ移ってしまう
勇者オルガ:エリスと恋仲だったがロイが放った謎の禁術でエリスの恋心を奪われてしまう
呪術士ガーミラ:オルガに一方的に恋心を寄せるマッチョなオカマ、オルガへの嫉妬心を暴走させ禁術をロイに使用させる
凶戦士フローラ:お兄ちゃんであるロイに恋心を寄せるヤンデレ妹
~ここから本編~
凶戦士フローラ:(扉を開けるSE)ばーーん!!大丈夫?!お兄ちゃん!!
執事ロイ:お前・・フローラか
凶戦士フローラ:お兄ちゃんは無事・・良かった、ガーミラ!!あんた・・とんでもない事を、禁術をお兄ちゃんに使わせたわね?!
勇者オルガ:呪術士ガーミラ・・まさかお前の仕業なのか・・コレは!?
呪術士ガーミラ:貴方がいけないのよオルガ、まさか・・私がいながら魔王にうつつを抜かしていたなんて・・許せないわ・・だから作ったのフローラの持つ霊薬を素材に、禁術ラヴ・ディーバを・・
魔王エリス:にゃ・・にゃんだと、わらわのこの気持ちはその禁術によるものだというのか・・そんにゃものは知らにゃいにゃ!
勇者オルガ:エリス・・
魔王エリス:えぇい!、貴様こっちを見るな!わらわはロイのものにゃ!!
執事ロイ:魔王様・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!惑わされないで!!これは全部ガーミラの作った禁術のせいなのよ、夢から覚めて!!
執事ロイ:何を言ってるんだ、フローラ・・ようやく魔王様が振り向いてくれたんだぞ、私の、私だけの女王様になってくれると言ってくれてるんだぞ・・これが夢であってたまるか・・
(かぶせて)
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!(ビンタ)
執事ロイ:あぁん!なにすんの!!
凶戦士フローラ:うるさい!!お兄ちゃんはバカで変態だけど・・(禁術で人の心をどうにかしちゃったことを良しとする様な人じゃない)
(かぶせて)
呪術士ガーミラ:まぁまぁっ!フローラちゃんまってまって・・貴方、今は魔王様の心は貴方の物になった・・しかしこれまでの様子を見るにつけ、この様に魔王様に好意を寄せられた事はなかったのでしょう?
執事ロイ:あ・・
魔王エリス:ロイにゃ・・
執事ロイ:魔王様・・
魔王エリス:今までの事は許してほしいにゃ・・
執事ロイ:・・・
勇者オルガ:エリス!!
魔王エリス:・・なんにゃ?
勇者オルガ:もう私の事は忘れてしまったのですか・・
魔王エリス:・・
勇者オルガ:呪術士ガーミラ!
呪術士ガーミラ:あら、なによ?
勇者オルガ:禁術を解除しろ!
呪術士ガーミラ:それは出来ないわ・・そもそも貴方、自分の・・勇者の使命を忘れているんじゃなくて?
勇者オルガ:っ!!
呪術師ガーミラ:貴方の使命は魔王討伐・・それなのに魔王様と乳繰り合ってSMごっこですって!?ちゃんちゃらおかしくてよ!
勇者オルガ:うるさい!俺は・・使命よりも大切な事を見つけてしまったんだ・・エリス、君が俺を忘れてしまったとしても必ず俺が思い出させる。
魔王エリス:貴様・・
執事ロイ:・・やってみろよ勇者、その時は貴様を必ず殺してやる
呪術士ガーミラ:・・ふ、いいでしょ・・なら禁術を解く条件を教えてあげる。
執事ロイ:おい!貴様!!
勇者オルガ:・・なんだ、条件とやらは。
呪術師ガーミラ:そこの坊やの魔王への想い・・それを完全に消す事、さすれば禁術は消え魔王エリスは元に戻るでしょう。
執事ロイ:ふざけるな!!(そんなこと)
(かぶせて)
フローラ:ふん!(フローラの背後からの手刀でロイは気を失う)
執事ロイ:あ・・(倒れる)
フローラ:・・ごめんね、お兄ちゃん
呪術師ガーミラ:まぁそんな事、坊やの様子を見てると不可能としか見えないけどねぇ
魔王エリス:ロイにゃ!!貴様!
(ガーミラ魔王の背後から睡眠薬を含ませた布で魔王の口を覆い眠らせる)
呪術師ガーミラ:さぁ、貴方もおねんねよ・・かわいい魔王様。
魔王エリス:うぅ・・
勇者オルガ:ガーミラ・・どうするつもりだ?
呪術師ガーミラ:そうね、この執事の坊やには精神と時の空間での魔王と勇者の日々を追体験してもらおうかしら、私としては勇者と魔王のいかがわしいシーン・な・ん・て、と思うけど私は人の絶望する声が堪らなく大好物なの。きっとこの坊やも良い声で鳴いてくれるはずよ
魔王エリス:貴様ら・・ゆるさぬ、にゃ・・
呪術士ガーミラ:(魔王を見下ろしながら)・・うふふふ、今から楽しみだわぁ
凶戦士フローラ:いいからさっさとやって
呪術士ガーミラ:あらやだ・・急かさないでよ♪
(間)
呪術士ガーミラ:さて、こんなところかしらね
勇者オルガ:準備が整ったか・・
呪術師ガーミラ:えぇ・・では始めるわよ追想の儀を、執事君を勇者オルガの思い出の中へ入ってもらい、魔王への想いをキッパリと断ち切ってもらいましょう、さすれば禁術は効力を失い元の魔王へと戻ることでしょう
凶戦士フローラ:お兄ちゃん、待ってて・・必ず魔王エリスの手から救い出してあげるわ
勇者オルガ:頼んだぞフローラ、ロイの想いにトドメを刺してやってくれ
凶戦士フローラ:任せなさい!必ずお兄ちゃんの心にトドメを、違った!正気に戻してみせるわ。
「思念体として勇者オルガの思い出の中へ入るフローラ」
「思念体であるロイとフローラの声はエリスとオルガには聞こえません」
(間)
凶戦士フローラ:ここが勇者の思い出の中・・お兄ちゃんは何処にいるの・・早く探さないと
「勇者オルガの思い出の中にいるロイ」
(間)
執事ロイ:ここは何処なんだ・・これまでと同じ真っ白い宮殿だが、何か違和感を感じる
魔王エリス:・・
執事ロイ:魔王様!!
魔王エリス:・・・
執事ロイ:どうしました!私はココです!魔王様!!
(魔王エリスと勇者オルガを見つけ満面の笑みでオルガを呼ぶ)
魔王エリス:・・オルガ!!
執事ロイ:っ!
勇者オルガ:エリス・・探したぞ、セバスチャンに勝つために鍛えてくれるという事だがいったいどうしたらいい?
執事ロイ:な?
魔王エリス:そぉじゃのう、まずはこの枷を付けてもらおうとするかの
執事ロイ:魔王様?
勇者オルガ:枷か?わかった・・・・・(枷を付けるのに苦戦する)
魔王エリス:なんじゃ不器用か、しょうがない奴じゃのぉ
勇者オルガ:あぁ・・すまない
執事ロイ:な・・なにをやっているんですか?魔王様
魔王エリス:ほれ、これで大丈夫じゃ
勇者オルガ:??
魔王エリス:勇者の両手よ上がれ!!
勇者オルガ:な!!
魔王エリス:さぁ修行の時間じゃ
勇者オルガ:え、鞭?
魔王エリス:ふん!!
執事ロイ:!!!!!
勇者オルガ:ぐぅ!!・・あぁ!!・・あぁ!・・痛い!!・・痛い!!やめてくれエリス!!
魔王エリス:痛い?ほぉ!
勇者オルガ:あぁ!!あぁ!!!・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・痛み!イィ!!
魔王エリス:ふふふ、やはり貴様は天性のドМ!ドМ勇者じゃわい!!
勇者オルガ:あぁ!もっと!!もっと!!痛みをぉぉ!!私めにぃぃ痛みをぉぉぉぉぉ!!!
魔王エリス:ふはははは!そうかそうかぁ、もっともっと痛みが欲しいか?(踏みつけながら)貴様に痛みをくれてやろう!!は~っはっはっは!!
(しばらく踏みつけ等ビンタ等アドリブで楽しんでも良き)
(間)
勇者オルガ:(N)はじめは無理やりだった・・だが私が痛みに喜ぶ変態だったからなのか、それともエリスという至高の女性にされている喜びからなのかは分からない・・だが私は徐々に新たな喜びへと目覚めていった
(間)
執事ロイ:・・なんでですか魔王様、私というものがありながら・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!!
執事ロイ:フローラ・・お前・・なんでここに
凶戦士フローラ:お兄ちゃん・・大丈夫よお兄ちゃんには私がいるもの・・
執事ロイ:お前・・なに言って
凶戦士フローラ:さぁお兄ちゃん、次が始まるわよ。
勇者オルガ:(N)数日後、普段のSM訓練によって私のレベルは順調に上昇した、また私の中の性癖も着実と開発されていった・・そして日々の生活を共にしていれば色々なトラブルもあるわけで
勇者オルガ:ふ~今日もいろんな意味でくたくただなぁ・・シャワーを浴びないと・・
(カーテンを開ける)
魔王エリス:きゃあぁ!!わらわが先に入っておると言っただろうがぁぁぁぁぁ
勇者オルガ:あぁぁ!!!すまん!!
魔王エリス:いやぁぁ!!(ビンタ)
勇者オルガ:うわぁ!!
(カーテンを踏んずけて二人とも転げてしまう)
魔王エリス:きゃぁ!
勇者オルガ:うわっ!・・・・いててて
(間)
勇者オルガ:うん?なんだこの柔らかいモノ・・?
魔王エリス:い、いやぁぁ!!どさくさに紛れてわらわのおっぱいを触ってんじゃないわよ!(ビンタ)
勇者オルガ:あぅぅん!!
(間)
勇者オルガ:(N)またある時は・・
(風邪にうなされる魔王)
魔王エリス:はぁはぁ・・
勇者オルガ:・・魔王でも風邪に掛かる事はあるんだな・・
魔王エリス:面目ない・・暫くしておれば治るから・・大丈夫じゃ
勇者オルガ:・・すまん大丈夫に見えない
魔王エリス:待て、どこへ・・行く気じゃ
勇者オルガ:下界に降りて薬を探してくる
魔王エリス:まてオルガ!そんな事をしてしまえばセバスチャンに殺されてしまうぞ
魔王エリス:それにこの空間を出てしまえば数秒で何年も経過してしまう・・絶対に出ないでくれ、出る時は二人一緒じゃ、そしてセバスチャンを共に倒そう
勇者オルガ:あぁ・・分かった!!必ずだ!!
(間)
執事ロイ:は・・はは、なんだこれは・・
(フローラ、ロイの手を握る)
凶戦士フローラ:お兄ちゃん
執事ロイ:・・フローラ?
凶戦士フローラ:お兄ちゃん・・そろそろ現実を受け入れよ?お兄ちゃんはね魔王様に振られたの、これ以上踏み込めばお兄ちゃんはただの気持ち悪いストーカ、もう魔王様は終わりにして妹にしよ?ね?
執事ロイ:い・・いや、俺は魔王様じゃないと・・魔王様じゃないと・・ダメなんだ・・
凶戦士フローラ:・・お兄ちゃん
(間)
勇者オルガ:(N)そして私達は、とうとう一線を越え結ばれた・・
(間)
魔王エリス:オルガよ・・そなたを一目見た時から、わらわは
勇者オルガ:俺もエリスが大好きだ・・愛してる!
魔王エリス:オルガ!!
勇者オルガ:いくぞ、エリス・・
魔王エリス:・・はい
(十分な間)
凶戦士フローラ:これが・・おとなの恋愛!!
(十分な間)
執事ロイ:ああああぁ・・あああぁぁ・・こんなもの私は認めん・・あああああああああ!!!
(ロイがなにかに覚醒しようとしている)
呪術師ガーミラ:フローラちゃんどうしたの!?術が破られるわよ!!
凶戦士フローラ:しまった!まだ魔王様への想いを断ち切れてないのに!
執事ロイ:・・フローラ、まさかこの兄を騙そうとしていたのか・・
凶戦士フローラ:しょうがないじゃない!私はお兄ちゃんが好きよ!でもお兄ちゃんはいつまで経っても魔王様、魔王様と魔王様ばっかり!少しは私の気持ちも考えてよ!!
執事ロイ:うるさいこの貧乳まな板の自称永遠の成長期が!!少しはパッドを詰め込んでから出直して来やがれってんだ!!!
凶戦士フローラ:もうパッドは入ってんだよ言わせんなよ!後それは私の地雷だって言ってんだろうが!何回踏み抜いたら気が済むんだぁぁぁ!!!ヤンデレェェェェェェェェェ!!!!
凶戦士フローラ:(N)私は漆黒のオーラに包まれた
凶戦士フローラ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
「勇者の思念から出てくるフローラとロイ」
呪術士ガーミラ:フローラなにやってるの!術が解けちゃったじゃない!!
凶戦士フローラ:はぁ・・はぁ・・
執事ロイ:フローラァァァ!!
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!炎の精霊イフリートよ、(汝の紅蓮の炎を我に貸し与え、我が兄を打ち滅ぼせ!バースト・フレア!)
(かぶせて呪文を同時に打ち合う)
執事ロイ:炎の精霊イフリートよ、(汝の紅蓮の炎を我に貸し与え、我が妹を打ち滅ぼせ!バースト・フレア!)
呪術士ガーミラ:うぉ!
凶戦士フローラ:!!互角っ!
執事ロイ:(邪神ロイ)ふはははは!久しいな漆黒のオーラの使い手よ、ならば我も真の力を出させてもらおうか。
執事ロイ:(N)我は漆黒のオーラに包まれる
執事ロイ:ゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
執事ロイ:来い!魔王エリスよ!
(魔王エリスはロイに引き寄せられる)
魔王エリス:にゃ!にゃにゃにゃにゃ!
勇者オルガ:エリス!!
執事ロイ:ようこそ魔王様、
魔王エリス:ロイにゃん
執事ロイ:我こそは邪神・・我と魔王様とを引き裂こうとする者は全員冥府へと送ってやろう!
魔王エリス:え、お前・・だれにゃ!ロイじゃないにゃ!!
執事ロイ:魔王様、今の我はロイでもあり、邪神でもある存在・・ここに居る者を全員を片付けた後に二人っきりで愛し合いましょ、魔王様
魔王エリス:本当にロイにゃんか?あやしいにゃ!?
執事ロイ:魔王様、しばし我が腕の中でお待ちください
魔王エリス:うー、やっぱ出すにゃ・・お前なんか違う感じが・・
(腕の中で暴れるが力が強すぎて出られない)
魔王エリス:ううううううがぅがぅがぅ!!!・・でられにゃいにゃ~~
呪術士ガーミラ:なんか予想外に大変な事になってきちゃったけど、しょうがないわねぇ
なんだか私も出し惜しみしてる場合じゃなくなってきちゃったわ・・はぁぁぁぁ!!どんだけぇぇぇぇ~~~!!
呪術士ガーミラ:(N)私は深緑のオーラに包まれる
呪術士ガーミラ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
勇者オルガ:な・・お前そんな事が出来たのか。
呪術士ガーミラ:ふふふ、我が一族に伝わる秘術ってところかしら・・さ、ヤツが来るわよ
執事ロイ:さぁ、まずは勇者!貴様からだ!空間ごと貴様を切り裂いてくれる
(ロイが放つ手刀が空間を切り裂きオルガに迫る)
魔王エリス:オルガ!逃げて!!
勇者オルガ:!!
オルガを庇うフローラ
凶戦士フローラ:ぐ!避けれないなら逃げなさい!オルガ!
勇者オルガ:く、足が動かなかった・・エリス!頼む、私に痛みを!程よい痛みを下さい!
魔王エリス:ぐ・・にゃにゃにゃ・・うごかにゃいにゃ
執事ロイ:魔王様、なにをしているのです?
呪術士ガーミラ:うそ・・禁術が解けかかってる・・
魔王エリス:ロイ・・あの男を狙うのはやめて欲しいにゃ
(かぶせて)
執事ロイ:なりません魔王様!あの男こそ、我々最大の障壁なのです
魔王エリス:良く分からないけど・・あの男は絶対に殺しちゃダメなの!魔王エリスの名において雷の大精霊インドラに命ずる!
執事ロイ:お止めください魔王様!
魔王エリス:極大魔法、ライオットサンダー!!!
(執事ロイと魔王エリス以外の全員同時に)
凶戦士フローラ:きゃあああああ!!
呪術士ガーミラ:おわおわおわおわ!!
勇者オルガ:いたみぃぃぃぃぃ!!!!!!!
(間)
執事ロイ:・・・魔王様
魔王エリス:すまぬな、ロイ
呪術士ガーミラ:・・禁術が完全に解けた?
凶戦士フローラ:うそ・・
勇者オルガ:・・ふふ、ふふふふ
勇者オルガ:魔王様の・・久しぶりの・・痛みィィィ・・最高ですぅぅぅぅぅ!!!!!!
勇者オルガ:うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!ドМぅぅぅぅぅぅ!!!
勇者オルガ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
呪術士ガーミラ:光輝く紅色のオーラ!まさか勇者・・貴方、神族の血を引いてるの?
勇者オルガ:エリス、ガーミラ、フローラ、みんなの力を俺に集めてくれ・・みんなの力で!邪神を倒す!!
魔王エリス:わらわの力を勇者へ!魔王エリスの名において命ずる、全ての精霊よ勇者オルガへと力を与えよ!!トランスファ・オール・エレメンタル!!
呪術士ガーミラ:かつての惚れた漢の頼みとあっちゃ、断れないわね・・勇者、必ず勝ちなさいよ
凶戦士フローラ:しょうがないわね勇者、この私の神剣フロガラッハ・・貴方に貸してあげるわ
勇者オルガ:すまない、みんな!!俺は必ず・・この想いに応えて見せる!!
(ロイを見据えるオルガ)
勇者オルガ:邪神ロイよ・・我らの戦いもそろそろ終わりにさせてもらうぞ
執事ロイ:どうして、どうしてこうなったのだ・・・我には、理解できぬ
勇者オルガ:ふ、どうしてか教えてやろうロイ!
執事ロイ:・・!
勇者オルガ:貴様には信頼できる仲間が居なかった・・それが敗因だ
執事ロイ:う・・うわあああああああああああああああぁぁ!!
執事ロイ:許さぬ!許さぬぞ!!勇者オルガ!!貴様が来るまでは順調だったのだ!順調だったはずなのだ!!貴様さえいなければ、いなければぁぁぁぁ!!
(オルガはロイを神剣フロガラッハで袈裟切りにする)
勇者オルガ:これで終わりだ・・
執事ロイ:ちぃぃぃ!!
勇者オルガ:奥義!桜花一閃!!(おうかいっせん)
執事ロイ:みぇ・・・・・・ぐ・・は・・ぁ・・(倒れる)
魔王エリス:や・・やったのじゃ!さすがは勇者、わらわの惚れた漢よ!
勇者オルガ:あぁ、みんなのお陰で・・・あれ、力が・・?(倒れる)
魔王エリス:え・・オル・ガ・・
「フローラ、勇者にゆっくりと近づき神剣を拾いあげる」
(間)
凶戦士フローラ:神剣フロガラッハ、私の毛髪を混ぜる事によって生成された、あらゆる神を両断する剣・・ふふ、そんな武器をなんの代償もなく使えるはずがないじゃない?
魔王エリス:小娘・・オルガになにをした!
凶戦士フローラ:安心して魔王様、勇者の力を神剣で吸い取らせてもらっただけ、まさかお兄ちゃんに邪神がついちゃったのは予想外だったけどね・・ちなみにほら、お兄ちゃんは気を失ってるみたいだけどこの通り生きてる、そして勇者もこの通り・・あとは魔王様、貴方だけよ
魔王エリス:貴様・・
呪術士ガーミラ:あぁ~らぁ勘違いしないでよねっ私達は元々魔王退治に、来たのよ
凶戦士フローラ:そう、そして私の目的もお兄ちゃんの心を奪う悪い魔王様のタ・イ・ジ・・ふふ。
魔王エリス:・・・
(間)
凶戦士フローラ:と、思ったけど興ざめだわ・・せいぜいそこの勇者様と仲良くする事ね
魔王エリス:なっ
呪術士ガーミラ:あら、いいのフローラちゃん?
凶戦士フローラ:魔王エリスと勇者オルガ・・貴方たちの真剣な想いを見させてもらったお礼よ、(ため息)こんなの見せられちゃったらねぇ
呪術士ガーミラ:うふふ!たしかにね、あんな真剣な恋愛みせつけられたら応援したくなっちゃうわ
凶戦士フローラ:あれ、そういえば貴方・・たしかオルガの事・・
呪術士ガーミラ:もーいいのよ、昔の話よ昔の話!
凶戦士フローラ:・・無理しちゃってるんじゃない?ガーミラ?
呪術士ガーミラ:しつこいわよフローラ。
凶戦士フローラ:(微笑)・・さって、そろそろお兄ちゃん連れて帰るけど魔王さんも勇者、しっかり見てやっててね
魔王エリス:う・・うむ
凶戦士フローラ:お兄ちゃん、そろそろ起きるわよ
執事ロイ:・・フローラ
凶戦士フローラ:おぶってあげよっか
執事ロイ:いい・・自分で歩ける・・ぐ!(転倒)
凶戦士フローラ:しょうがないわね・・よっと!!
執事ロイ:・・
凶戦士フローラ:じゃあね、魔王エリス・・
執事ロイ:・・・・ぁ・魔王様っ!!
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!!もうやめなよ
執事ロイ:・・・あ・・あぁ・・魔王様、・・・お元気で
魔王エリス:あぁ・・お主たちも、元気でな
凶戦士フローラ:ガーミラも、行くよ!
呪術士ガーミラ:あぁ~ん置いてかないでっ!
(十分な間)
魔王エリス:(N)あれから一週間後、魔族と人間との間に休戦協定が結ばれ、仮初の平和が訪れようとしていた
0:(間)
魔王エリス:ふぁ~~式典と言うものは何故こうも面倒なんじゃぁ~
勇者オルガ:しかしまぁこれで、魔族と人間の手の取り合う世界に一歩近づいたではありませんか・・
魔王エリス:そうじゃのう・・しかしこれからが本番じゃろうて、なにせ人間も魔族も一枚岩ではあるまいし争いを続けてた方が都合のいい奴らも居るはずじゃ・・
勇者:・・
魔王エリス:期待しておるぞ・・セバスチャン
執事ロイ:はっ・・必ずやご期待に添えて見せましょう、魔王様
魔王エリス:な・・貴様、何故ここに・・
執事ロイ:私、交渉事は得意分野故・・
勇者オルガ:いいのですか?魔王様、こやつは・・
魔王エリス:よいよい、もうこやつは我らの仲を容認しておるようだし邪神も消えておる、もう下手な事はするにゃい
勇者オルガ:しかし!
執事ロイ:勇者殿。
勇者オルガ:では、私は今日から遠征に行ってくるが・・くれぐれも魔王様を頼んだぞ、セバスチャン
執事ロイ:えぇ・・お任せ下さい勇者殿・・・・・・
(十分な間)
(魔王城から少し離れた森の中、瀕死のガーミラとソレを見つめるフローラ)
呪術師ガーミラ:しくじったわ・・とてつもなくしくじってしまいましたわ・・あの執事の坊やに植え付けた邪神の卵、それがこんな暴走の仕方をしてしまうなんて・・
凶戦士フローラ:・・ガーミラ、やっぱり黒幕はあんただったのね・・
呪術士ガーミラ:フローラちゃん・・
凶戦士フローラ:貴方邪神の卵をお兄ちゃんに産み付けて何がしたかったの?・・それとお兄ちゃんはどこに行ったの?
呪術士ガーミラ:さぁ、分かんないけどあの坊やが行くところなんて魔王様の所以外ないと思うんだけどねぇ
凶戦士フローラ:魔王城・・
呪術士ガーミラ:ふふふ、私の目論見は消えようとしてるけど、このままじゃどうなるかしらね
凶戦士フローラ:ガーミラ、教えて貴方なにがしたかったの?ただ勇者が好きなオカマじゃなかったの・・
呪術士ガーミラ:ふ・ふふふ、それは内緒よ・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃんまってて!今度こそ必ず、止めて見せる・・!!
シン・ドМ戦争「中編」完
執事ロイ:凶戦士フローラの兄で魔王様を愛していたが襲撃に来たはずの勇者に魔王が一目惚れしてしまう、謎の禁術でエリスの心を奪ってしまう
魔王エリス:オルガと恋仲だったが謎の禁術でオルガの恋心がロイへ移ってしまう
勇者オルガ:エリスと恋仲だったがロイが放った謎の禁術でエリスの恋心を奪われてしまう
呪術士ガーミラ:オルガに一方的に恋心を寄せるマッチョなオカマ、オルガへの嫉妬心を暴走させ禁術をロイに使用させる
凶戦士フローラ:お兄ちゃんであるロイに恋心を寄せるヤンデレ妹
~ここから本編~
凶戦士フローラ:(扉を開けるSE)ばーーん!!大丈夫?!お兄ちゃん!!
執事ロイ:お前・・フローラか
凶戦士フローラ:お兄ちゃんは無事・・良かった、ガーミラ!!あんた・・とんでもない事を、禁術をお兄ちゃんに使わせたわね?!
勇者オルガ:呪術士ガーミラ・・まさかお前の仕業なのか・・コレは!?
呪術士ガーミラ:貴方がいけないのよオルガ、まさか・・私がいながら魔王にうつつを抜かしていたなんて・・許せないわ・・だから作ったのフローラの持つ霊薬を素材に、禁術ラヴ・ディーバを・・
魔王エリス:にゃ・・にゃんだと、わらわのこの気持ちはその禁術によるものだというのか・・そんにゃものは知らにゃいにゃ!
勇者オルガ:エリス・・
魔王エリス:えぇい!、貴様こっちを見るな!わらわはロイのものにゃ!!
執事ロイ:魔王様・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!惑わされないで!!これは全部ガーミラの作った禁術のせいなのよ、夢から覚めて!!
執事ロイ:何を言ってるんだ、フローラ・・ようやく魔王様が振り向いてくれたんだぞ、私の、私だけの女王様になってくれると言ってくれてるんだぞ・・これが夢であってたまるか・・
(かぶせて)
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!(ビンタ)
執事ロイ:あぁん!なにすんの!!
凶戦士フローラ:うるさい!!お兄ちゃんはバカで変態だけど・・(禁術で人の心をどうにかしちゃったことを良しとする様な人じゃない)
(かぶせて)
呪術士ガーミラ:まぁまぁっ!フローラちゃんまってまって・・貴方、今は魔王様の心は貴方の物になった・・しかしこれまでの様子を見るにつけ、この様に魔王様に好意を寄せられた事はなかったのでしょう?
執事ロイ:あ・・
魔王エリス:ロイにゃ・・
執事ロイ:魔王様・・
魔王エリス:今までの事は許してほしいにゃ・・
執事ロイ:・・・
勇者オルガ:エリス!!
魔王エリス:・・なんにゃ?
勇者オルガ:もう私の事は忘れてしまったのですか・・
魔王エリス:・・
勇者オルガ:呪術士ガーミラ!
呪術士ガーミラ:あら、なによ?
勇者オルガ:禁術を解除しろ!
呪術士ガーミラ:それは出来ないわ・・そもそも貴方、自分の・・勇者の使命を忘れているんじゃなくて?
勇者オルガ:っ!!
呪術師ガーミラ:貴方の使命は魔王討伐・・それなのに魔王様と乳繰り合ってSMごっこですって!?ちゃんちゃらおかしくてよ!
勇者オルガ:うるさい!俺は・・使命よりも大切な事を見つけてしまったんだ・・エリス、君が俺を忘れてしまったとしても必ず俺が思い出させる。
魔王エリス:貴様・・
執事ロイ:・・やってみろよ勇者、その時は貴様を必ず殺してやる
呪術士ガーミラ:・・ふ、いいでしょ・・なら禁術を解く条件を教えてあげる。
執事ロイ:おい!貴様!!
勇者オルガ:・・なんだ、条件とやらは。
呪術師ガーミラ:そこの坊やの魔王への想い・・それを完全に消す事、さすれば禁術は消え魔王エリスは元に戻るでしょう。
執事ロイ:ふざけるな!!(そんなこと)
(かぶせて)
フローラ:ふん!(フローラの背後からの手刀でロイは気を失う)
執事ロイ:あ・・(倒れる)
フローラ:・・ごめんね、お兄ちゃん
呪術師ガーミラ:まぁそんな事、坊やの様子を見てると不可能としか見えないけどねぇ
魔王エリス:ロイにゃ!!貴様!
(ガーミラ魔王の背後から睡眠薬を含ませた布で魔王の口を覆い眠らせる)
呪術師ガーミラ:さぁ、貴方もおねんねよ・・かわいい魔王様。
魔王エリス:うぅ・・
勇者オルガ:ガーミラ・・どうするつもりだ?
呪術師ガーミラ:そうね、この執事の坊やには精神と時の空間での魔王と勇者の日々を追体験してもらおうかしら、私としては勇者と魔王のいかがわしいシーン・な・ん・て、と思うけど私は人の絶望する声が堪らなく大好物なの。きっとこの坊やも良い声で鳴いてくれるはずよ
魔王エリス:貴様ら・・ゆるさぬ、にゃ・・
呪術士ガーミラ:(魔王を見下ろしながら)・・うふふふ、今から楽しみだわぁ
凶戦士フローラ:いいからさっさとやって
呪術士ガーミラ:あらやだ・・急かさないでよ♪
(間)
呪術士ガーミラ:さて、こんなところかしらね
勇者オルガ:準備が整ったか・・
呪術師ガーミラ:えぇ・・では始めるわよ追想の儀を、執事君を勇者オルガの思い出の中へ入ってもらい、魔王への想いをキッパリと断ち切ってもらいましょう、さすれば禁術は効力を失い元の魔王へと戻ることでしょう
凶戦士フローラ:お兄ちゃん、待ってて・・必ず魔王エリスの手から救い出してあげるわ
勇者オルガ:頼んだぞフローラ、ロイの想いにトドメを刺してやってくれ
凶戦士フローラ:任せなさい!必ずお兄ちゃんの心にトドメを、違った!正気に戻してみせるわ。
「思念体として勇者オルガの思い出の中へ入るフローラ」
「思念体であるロイとフローラの声はエリスとオルガには聞こえません」
(間)
凶戦士フローラ:ここが勇者の思い出の中・・お兄ちゃんは何処にいるの・・早く探さないと
「勇者オルガの思い出の中にいるロイ」
(間)
執事ロイ:ここは何処なんだ・・これまでと同じ真っ白い宮殿だが、何か違和感を感じる
魔王エリス:・・
執事ロイ:魔王様!!
魔王エリス:・・・
執事ロイ:どうしました!私はココです!魔王様!!
(魔王エリスと勇者オルガを見つけ満面の笑みでオルガを呼ぶ)
魔王エリス:・・オルガ!!
執事ロイ:っ!
勇者オルガ:エリス・・探したぞ、セバスチャンに勝つために鍛えてくれるという事だがいったいどうしたらいい?
執事ロイ:な?
魔王エリス:そぉじゃのう、まずはこの枷を付けてもらおうとするかの
執事ロイ:魔王様?
勇者オルガ:枷か?わかった・・・・・(枷を付けるのに苦戦する)
魔王エリス:なんじゃ不器用か、しょうがない奴じゃのぉ
勇者オルガ:あぁ・・すまない
執事ロイ:な・・なにをやっているんですか?魔王様
魔王エリス:ほれ、これで大丈夫じゃ
勇者オルガ:??
魔王エリス:勇者の両手よ上がれ!!
勇者オルガ:な!!
魔王エリス:さぁ修行の時間じゃ
勇者オルガ:え、鞭?
魔王エリス:ふん!!
執事ロイ:!!!!!
勇者オルガ:ぐぅ!!・・あぁ!!・・あぁ!・・痛い!!・・痛い!!やめてくれエリス!!
魔王エリス:痛い?ほぉ!
勇者オルガ:あぁ!!あぁ!!!・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・痛み!イィ!!
魔王エリス:ふふふ、やはり貴様は天性のドМ!ドМ勇者じゃわい!!
勇者オルガ:あぁ!もっと!!もっと!!痛みをぉぉ!!私めにぃぃ痛みをぉぉぉぉぉ!!!
魔王エリス:ふはははは!そうかそうかぁ、もっともっと痛みが欲しいか?(踏みつけながら)貴様に痛みをくれてやろう!!は~っはっはっは!!
(しばらく踏みつけ等ビンタ等アドリブで楽しんでも良き)
(間)
勇者オルガ:(N)はじめは無理やりだった・・だが私が痛みに喜ぶ変態だったからなのか、それともエリスという至高の女性にされている喜びからなのかは分からない・・だが私は徐々に新たな喜びへと目覚めていった
(間)
執事ロイ:・・なんでですか魔王様、私というものがありながら・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!!
執事ロイ:フローラ・・お前・・なんでここに
凶戦士フローラ:お兄ちゃん・・大丈夫よお兄ちゃんには私がいるもの・・
執事ロイ:お前・・なに言って
凶戦士フローラ:さぁお兄ちゃん、次が始まるわよ。
勇者オルガ:(N)数日後、普段のSM訓練によって私のレベルは順調に上昇した、また私の中の性癖も着実と開発されていった・・そして日々の生活を共にしていれば色々なトラブルもあるわけで
勇者オルガ:ふ~今日もいろんな意味でくたくただなぁ・・シャワーを浴びないと・・
(カーテンを開ける)
魔王エリス:きゃあぁ!!わらわが先に入っておると言っただろうがぁぁぁぁぁ
勇者オルガ:あぁぁ!!!すまん!!
魔王エリス:いやぁぁ!!(ビンタ)
勇者オルガ:うわぁ!!
(カーテンを踏んずけて二人とも転げてしまう)
魔王エリス:きゃぁ!
勇者オルガ:うわっ!・・・・いててて
(間)
勇者オルガ:うん?なんだこの柔らかいモノ・・?
魔王エリス:い、いやぁぁ!!どさくさに紛れてわらわのおっぱいを触ってんじゃないわよ!(ビンタ)
勇者オルガ:あぅぅん!!
(間)
勇者オルガ:(N)またある時は・・
(風邪にうなされる魔王)
魔王エリス:はぁはぁ・・
勇者オルガ:・・魔王でも風邪に掛かる事はあるんだな・・
魔王エリス:面目ない・・暫くしておれば治るから・・大丈夫じゃ
勇者オルガ:・・すまん大丈夫に見えない
魔王エリス:待て、どこへ・・行く気じゃ
勇者オルガ:下界に降りて薬を探してくる
魔王エリス:まてオルガ!そんな事をしてしまえばセバスチャンに殺されてしまうぞ
魔王エリス:それにこの空間を出てしまえば数秒で何年も経過してしまう・・絶対に出ないでくれ、出る時は二人一緒じゃ、そしてセバスチャンを共に倒そう
勇者オルガ:あぁ・・分かった!!必ずだ!!
(間)
執事ロイ:は・・はは、なんだこれは・・
(フローラ、ロイの手を握る)
凶戦士フローラ:お兄ちゃん
執事ロイ:・・フローラ?
凶戦士フローラ:お兄ちゃん・・そろそろ現実を受け入れよ?お兄ちゃんはね魔王様に振られたの、これ以上踏み込めばお兄ちゃんはただの気持ち悪いストーカ、もう魔王様は終わりにして妹にしよ?ね?
執事ロイ:い・・いや、俺は魔王様じゃないと・・魔王様じゃないと・・ダメなんだ・・
凶戦士フローラ:・・お兄ちゃん
(間)
勇者オルガ:(N)そして私達は、とうとう一線を越え結ばれた・・
(間)
魔王エリス:オルガよ・・そなたを一目見た時から、わらわは
勇者オルガ:俺もエリスが大好きだ・・愛してる!
魔王エリス:オルガ!!
勇者オルガ:いくぞ、エリス・・
魔王エリス:・・はい
(十分な間)
凶戦士フローラ:これが・・おとなの恋愛!!
(十分な間)
執事ロイ:ああああぁ・・あああぁぁ・・こんなもの私は認めん・・あああああああああ!!!
(ロイがなにかに覚醒しようとしている)
呪術師ガーミラ:フローラちゃんどうしたの!?術が破られるわよ!!
凶戦士フローラ:しまった!まだ魔王様への想いを断ち切れてないのに!
執事ロイ:・・フローラ、まさかこの兄を騙そうとしていたのか・・
凶戦士フローラ:しょうがないじゃない!私はお兄ちゃんが好きよ!でもお兄ちゃんはいつまで経っても魔王様、魔王様と魔王様ばっかり!少しは私の気持ちも考えてよ!!
執事ロイ:うるさいこの貧乳まな板の自称永遠の成長期が!!少しはパッドを詰め込んでから出直して来やがれってんだ!!!
凶戦士フローラ:もうパッドは入ってんだよ言わせんなよ!後それは私の地雷だって言ってんだろうが!何回踏み抜いたら気が済むんだぁぁぁ!!!ヤンデレェェェェェェェェェ!!!!
凶戦士フローラ:(N)私は漆黒のオーラに包まれた
凶戦士フローラ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
「勇者の思念から出てくるフローラとロイ」
呪術士ガーミラ:フローラなにやってるの!術が解けちゃったじゃない!!
凶戦士フローラ:はぁ・・はぁ・・
執事ロイ:フローラァァァ!!
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!炎の精霊イフリートよ、(汝の紅蓮の炎を我に貸し与え、我が兄を打ち滅ぼせ!バースト・フレア!)
(かぶせて呪文を同時に打ち合う)
執事ロイ:炎の精霊イフリートよ、(汝の紅蓮の炎を我に貸し与え、我が妹を打ち滅ぼせ!バースト・フレア!)
呪術士ガーミラ:うぉ!
凶戦士フローラ:!!互角っ!
執事ロイ:(邪神ロイ)ふはははは!久しいな漆黒のオーラの使い手よ、ならば我も真の力を出させてもらおうか。
執事ロイ:(N)我は漆黒のオーラに包まれる
執事ロイ:ゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
執事ロイ:来い!魔王エリスよ!
(魔王エリスはロイに引き寄せられる)
魔王エリス:にゃ!にゃにゃにゃにゃ!
勇者オルガ:エリス!!
執事ロイ:ようこそ魔王様、
魔王エリス:ロイにゃん
執事ロイ:我こそは邪神・・我と魔王様とを引き裂こうとする者は全員冥府へと送ってやろう!
魔王エリス:え、お前・・だれにゃ!ロイじゃないにゃ!!
執事ロイ:魔王様、今の我はロイでもあり、邪神でもある存在・・ここに居る者を全員を片付けた後に二人っきりで愛し合いましょ、魔王様
魔王エリス:本当にロイにゃんか?あやしいにゃ!?
執事ロイ:魔王様、しばし我が腕の中でお待ちください
魔王エリス:うー、やっぱ出すにゃ・・お前なんか違う感じが・・
(腕の中で暴れるが力が強すぎて出られない)
魔王エリス:ううううううがぅがぅがぅ!!!・・でられにゃいにゃ~~
呪術士ガーミラ:なんか予想外に大変な事になってきちゃったけど、しょうがないわねぇ
なんだか私も出し惜しみしてる場合じゃなくなってきちゃったわ・・はぁぁぁぁ!!どんだけぇぇぇぇ~~~!!
呪術士ガーミラ:(N)私は深緑のオーラに包まれる
呪術士ガーミラ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
勇者オルガ:な・・お前そんな事が出来たのか。
呪術士ガーミラ:ふふふ、我が一族に伝わる秘術ってところかしら・・さ、ヤツが来るわよ
執事ロイ:さぁ、まずは勇者!貴様からだ!空間ごと貴様を切り裂いてくれる
(ロイが放つ手刀が空間を切り裂きオルガに迫る)
魔王エリス:オルガ!逃げて!!
勇者オルガ:!!
オルガを庇うフローラ
凶戦士フローラ:ぐ!避けれないなら逃げなさい!オルガ!
勇者オルガ:く、足が動かなかった・・エリス!頼む、私に痛みを!程よい痛みを下さい!
魔王エリス:ぐ・・にゃにゃにゃ・・うごかにゃいにゃ
執事ロイ:魔王様、なにをしているのです?
呪術士ガーミラ:うそ・・禁術が解けかかってる・・
魔王エリス:ロイ・・あの男を狙うのはやめて欲しいにゃ
(かぶせて)
執事ロイ:なりません魔王様!あの男こそ、我々最大の障壁なのです
魔王エリス:良く分からないけど・・あの男は絶対に殺しちゃダメなの!魔王エリスの名において雷の大精霊インドラに命ずる!
執事ロイ:お止めください魔王様!
魔王エリス:極大魔法、ライオットサンダー!!!
(執事ロイと魔王エリス以外の全員同時に)
凶戦士フローラ:きゃあああああ!!
呪術士ガーミラ:おわおわおわおわ!!
勇者オルガ:いたみぃぃぃぃぃ!!!!!!!
(間)
執事ロイ:・・・魔王様
魔王エリス:すまぬな、ロイ
呪術士ガーミラ:・・禁術が完全に解けた?
凶戦士フローラ:うそ・・
勇者オルガ:・・ふふ、ふふふふ
勇者オルガ:魔王様の・・久しぶりの・・痛みィィィ・・最高ですぅぅぅぅぅ!!!!!!
勇者オルガ:うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!ドМぅぅぅぅぅぅ!!!
勇者オルガ:(口SE)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!!
呪術士ガーミラ:光輝く紅色のオーラ!まさか勇者・・貴方、神族の血を引いてるの?
勇者オルガ:エリス、ガーミラ、フローラ、みんなの力を俺に集めてくれ・・みんなの力で!邪神を倒す!!
魔王エリス:わらわの力を勇者へ!魔王エリスの名において命ずる、全ての精霊よ勇者オルガへと力を与えよ!!トランスファ・オール・エレメンタル!!
呪術士ガーミラ:かつての惚れた漢の頼みとあっちゃ、断れないわね・・勇者、必ず勝ちなさいよ
凶戦士フローラ:しょうがないわね勇者、この私の神剣フロガラッハ・・貴方に貸してあげるわ
勇者オルガ:すまない、みんな!!俺は必ず・・この想いに応えて見せる!!
(ロイを見据えるオルガ)
勇者オルガ:邪神ロイよ・・我らの戦いもそろそろ終わりにさせてもらうぞ
執事ロイ:どうして、どうしてこうなったのだ・・・我には、理解できぬ
勇者オルガ:ふ、どうしてか教えてやろうロイ!
執事ロイ:・・!
勇者オルガ:貴様には信頼できる仲間が居なかった・・それが敗因だ
執事ロイ:う・・うわあああああああああああああああぁぁ!!
執事ロイ:許さぬ!許さぬぞ!!勇者オルガ!!貴様が来るまでは順調だったのだ!順調だったはずなのだ!!貴様さえいなければ、いなければぁぁぁぁ!!
(オルガはロイを神剣フロガラッハで袈裟切りにする)
勇者オルガ:これで終わりだ・・
執事ロイ:ちぃぃぃ!!
勇者オルガ:奥義!桜花一閃!!(おうかいっせん)
執事ロイ:みぇ・・・・・・ぐ・・は・・ぁ・・(倒れる)
魔王エリス:や・・やったのじゃ!さすがは勇者、わらわの惚れた漢よ!
勇者オルガ:あぁ、みんなのお陰で・・・あれ、力が・・?(倒れる)
魔王エリス:え・・オル・ガ・・
「フローラ、勇者にゆっくりと近づき神剣を拾いあげる」
(間)
凶戦士フローラ:神剣フロガラッハ、私の毛髪を混ぜる事によって生成された、あらゆる神を両断する剣・・ふふ、そんな武器をなんの代償もなく使えるはずがないじゃない?
魔王エリス:小娘・・オルガになにをした!
凶戦士フローラ:安心して魔王様、勇者の力を神剣で吸い取らせてもらっただけ、まさかお兄ちゃんに邪神がついちゃったのは予想外だったけどね・・ちなみにほら、お兄ちゃんは気を失ってるみたいだけどこの通り生きてる、そして勇者もこの通り・・あとは魔王様、貴方だけよ
魔王エリス:貴様・・
呪術士ガーミラ:あぁ~らぁ勘違いしないでよねっ私達は元々魔王退治に、来たのよ
凶戦士フローラ:そう、そして私の目的もお兄ちゃんの心を奪う悪い魔王様のタ・イ・ジ・・ふふ。
魔王エリス:・・・
(間)
凶戦士フローラ:と、思ったけど興ざめだわ・・せいぜいそこの勇者様と仲良くする事ね
魔王エリス:なっ
呪術士ガーミラ:あら、いいのフローラちゃん?
凶戦士フローラ:魔王エリスと勇者オルガ・・貴方たちの真剣な想いを見させてもらったお礼よ、(ため息)こんなの見せられちゃったらねぇ
呪術士ガーミラ:うふふ!たしかにね、あんな真剣な恋愛みせつけられたら応援したくなっちゃうわ
凶戦士フローラ:あれ、そういえば貴方・・たしかオルガの事・・
呪術士ガーミラ:もーいいのよ、昔の話よ昔の話!
凶戦士フローラ:・・無理しちゃってるんじゃない?ガーミラ?
呪術士ガーミラ:しつこいわよフローラ。
凶戦士フローラ:(微笑)・・さって、そろそろお兄ちゃん連れて帰るけど魔王さんも勇者、しっかり見てやっててね
魔王エリス:う・・うむ
凶戦士フローラ:お兄ちゃん、そろそろ起きるわよ
執事ロイ:・・フローラ
凶戦士フローラ:おぶってあげよっか
執事ロイ:いい・・自分で歩ける・・ぐ!(転倒)
凶戦士フローラ:しょうがないわね・・よっと!!
執事ロイ:・・
凶戦士フローラ:じゃあね、魔王エリス・・
執事ロイ:・・・・ぁ・魔王様っ!!
凶戦士フローラ:お兄ちゃん!!もうやめなよ
執事ロイ:・・・あ・・あぁ・・魔王様、・・・お元気で
魔王エリス:あぁ・・お主たちも、元気でな
凶戦士フローラ:ガーミラも、行くよ!
呪術士ガーミラ:あぁ~ん置いてかないでっ!
(十分な間)
魔王エリス:(N)あれから一週間後、魔族と人間との間に休戦協定が結ばれ、仮初の平和が訪れようとしていた
0:(間)
魔王エリス:ふぁ~~式典と言うものは何故こうも面倒なんじゃぁ~
勇者オルガ:しかしまぁこれで、魔族と人間の手の取り合う世界に一歩近づいたではありませんか・・
魔王エリス:そうじゃのう・・しかしこれからが本番じゃろうて、なにせ人間も魔族も一枚岩ではあるまいし争いを続けてた方が都合のいい奴らも居るはずじゃ・・
勇者:・・
魔王エリス:期待しておるぞ・・セバスチャン
執事ロイ:はっ・・必ずやご期待に添えて見せましょう、魔王様
魔王エリス:な・・貴様、何故ここに・・
執事ロイ:私、交渉事は得意分野故・・
勇者オルガ:いいのですか?魔王様、こやつは・・
魔王エリス:よいよい、もうこやつは我らの仲を容認しておるようだし邪神も消えておる、もう下手な事はするにゃい
勇者オルガ:しかし!
執事ロイ:勇者殿。
勇者オルガ:では、私は今日から遠征に行ってくるが・・くれぐれも魔王様を頼んだぞ、セバスチャン
執事ロイ:えぇ・・お任せ下さい勇者殿・・・・・・
(十分な間)
(魔王城から少し離れた森の中、瀕死のガーミラとソレを見つめるフローラ)
呪術師ガーミラ:しくじったわ・・とてつもなくしくじってしまいましたわ・・あの執事の坊やに植え付けた邪神の卵、それがこんな暴走の仕方をしてしまうなんて・・
凶戦士フローラ:・・ガーミラ、やっぱり黒幕はあんただったのね・・
呪術士ガーミラ:フローラちゃん・・
凶戦士フローラ:貴方邪神の卵をお兄ちゃんに産み付けて何がしたかったの?・・それとお兄ちゃんはどこに行ったの?
呪術士ガーミラ:さぁ、分かんないけどあの坊やが行くところなんて魔王様の所以外ないと思うんだけどねぇ
凶戦士フローラ:魔王城・・
呪術士ガーミラ:ふふふ、私の目論見は消えようとしてるけど、このままじゃどうなるかしらね
凶戦士フローラ:ガーミラ、教えて貴方なにがしたかったの?ただ勇者が好きなオカマじゃなかったの・・
呪術士ガーミラ:ふ・ふふふ、それは内緒よ・・
凶戦士フローラ:お兄ちゃんまってて!今度こそ必ず、止めて見せる・・!!
シン・ドМ戦争「中編」完