台本概要
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タイトル | ドМ戦争「後編」 |
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作者名 | 世忍(よしのぶ) (@@yosinobu_voice) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 4人用台本(男2、女2) |
時間 | 30 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ドМな執事とドМ勇者が犬顔になった魔王様を巡り戦ったり共闘したりします、前編よりシリアスよりです 8/8 加工版作成の為若干の改変が入ってます 134 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
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セバスチャン(ロイ) | 男 | 69 | 男性 ドM戦士、オーラの色は青、時々怒りをレベルに変換する厄介な男、大好きな魔王様にSMプレイされたいが勇者にそのポジションを奪われる、前回の戦いでNTRシステムに目覚める |
魔王エリス | 女 | 8 | レベル9999の魔王だったがセバスチャンにレベルをがっつり抜かれ魔王では無くなった為にセバスチャン殺害を企てる・・という建前の元、イケメンな勇者と精神と時の空間で三年間SMプレイに興じる 使い魔ルビル:兼役① NTRナビゲータを名乗るが実はフローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前からセバスチャンを監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば) 魔神アスモデウス:兼役① 使い魔ルビル、シビルが魔王エリスと融合したことによりフローラの隷属の契約を無効化する事に成功、本来の姿を取り戻した |
フローラ | 女 | 33 | ヤンデレの闇のオーラに目覚めしセバスチャンの実の妹、兄妹ドM戦争で兄を生死不明に追いやり、失意の果てに世界の裏側まで旅をしていた、旅のついでに魔神アスモデウスを隷属させた 使い魔シビル:兼役② フローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前から魔王を監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば) 兼役② ナレーター セリフ少ないです |
勇者 | 男 | 63 | 男性 ドM戦士、オーラの色は金色、痛みをレベルに変換する厄介な男、セバスチャンを倒す為、魔王と共に精神と時の空間で三年間SM修行をする |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:この度はドМ戦争後編(魔神とヤンデレ姫)を選んで頂き、ありがとうございます。兼役がたくさんいますが同時には存在はしてないので思っているよりはやりやすいのではと思います、この台本は大筋を変えない程度のアドリブ可、人数比率変更可、五人目に音響担当者を入れる事も推奨しています、長いので噛んでも気にせず楽しんでいきましょう!ではよろしくお願いします
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勇者:男性 ドM戦士、オーラの色は金色、痛みをレベルに変換する厄介な男、セバスチャンを倒す為、魔王と共に精神と時の空間で三年間SM修行をする、
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セバスチャン(ロイ):男性 ドM戦士、オーラの色は青、時々怒りをレベルに変換する厄介な男、大好きな魔王様にSMプレイされたいが勇者にそのポジションを奪われる、前回の戦いでNTRシステムに目覚める
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魔王エリス:兼役① レベル9999の魔王だったがセバスチャンにレベルをがっつり抜かれ魔王では無くなった為にセバスチャン殺害を企てる・・という建前の元、イケメンな勇者と精神と時の空間で三年間SMプレイに興じる
使い魔ルビル:兼役① NTRナビゲータを名乗るが実はフローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前からセバスチャンを監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば)
魔神アスモデウス:兼役① 使い魔ルビル、シビルが魔王エリスと融合したことによりフローラの隷属の契約を無効化する事に成功、本来の姿を取り戻した
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使い魔シビル:兼役② フローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前から魔王を監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば)
フローラ:兼役② ヤンデレの闇のオーラに目覚めしセバスチャンの実の妹、兄妹ドM戦争で兄を生死不明に追いやり、失意の果てに様々な国を旅した、旅のついでに魔神アスモデウスを隷属させた
ナレーター:兼役② ナレーター セリフ少ないです
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0:~ここから本編~
勇者:前回までのあらすじ
勇者:長年魔族に苦しめられていた我ら人間族であったが光の女神による勇者の選定をきっかけに攻勢へと転じる
勇者:・・光の女神の加護を得た、私、勇者と戦士、賢者はなんとか魔王城への侵入に成功、私は玉座の間にて魔王エリスとの決戦、その中で何故かドМ性癖に目覚め、痛みをレベルに変換する究極のドМ形態となる
勇者:それに呼応するように覚醒する怒りをレベルに変換するドМ形態へ目覚めるセバスチャン、奴の圧倒的なレベルに苦戦を強いられる最中、魔王エリスは何故か打倒セバスチャンを掲げ私を鍛えてくれると言う
勇者:・・そして魔王エリスと共に精神と時の空間にて三年間の特訓(SMプレイ)を経て、再度のセバスチャンとの邂逅、・・奴との対決にて勝利を確信した矢先、セバスチャンのオーラが黄金から青へと変化し正体不明の魔法、パルプンデが発動する
勇者:・・私に直撃しようとする瞬間・・私を庇ったエリスに直撃・・エリスの顔は・・犬に変化してしまった
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0:(間)
セバスチャン(ロイ):(N)前回の戦いから三日・・私と勇者は精神と時の空間で様々な手を施すも魔王様の犬顔を元に戻すことは出来なかった
0:セバス大聖堂にて物思いに耽る(ふける)
セバスチャン(ロイ):(N)私はこれまでの事を思い返す・・どうして魔王様は勇者と共にこの様な訳の分からない空間に入り、三年間も特訓(SMプレイ)をしていたのか
セバスチャン(ロイ):なぜ魔王様が私を倒そうとする考えに至ったのか・・私には全く分からない・・
セバスチャン(ロイ):ただ、私が放った魔法パルプンデで変化してしまったあの顔だけは・・
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使い魔ルビル:やぁ、青年っ!
セバスチャン(ロイ):なんだお前は・・?
セバスチャン(ロイ):(N)気が付くとそこには狐の妖精の様な姿をした、何かが居た
使い魔ルビル:僕は君に目覚めたNTRシステムのナビゲーター、ルビル・・君の味方だ
使い魔ルビル:・・・君の魔王様への盲目的な恋、しかしソレは、唐突に現れたイケメンの勇者によって、奪われた
使い魔ルビル:しかし魔王様は勇者に騙されているだけなのです・・・
使い魔ルビル:なぜなら勇者とは古来より魔王に仇為す者・・・
使い魔ルビル:勇者を倒し、騙されていた魔王様を守る・・それはセバスチャンであるロイ、貴方にしか出来ないのです
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セバスチャン(ロイ):そうだ魔王様は・・騙され・・いや、ひょっとしたら魔王様は・・
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使い魔ルビル:そんな事はやってしまってから考えればいいのです・・大丈夫、多少食い違いがあっても魔王様にバレなければいいのですよ
使い魔ルビル:そして魔王様を貴方の物に!!・・いや、あなたの、女王様にしてしまうのです
使い魔ルビル:やってしまえば、魔王様は貴方の物ですよ
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セバスチャン(ロイ):・・・・はは・・・魔王様・・魔王様!
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使い魔ルビル:・・そんな話をしていたら、向こうから来てくれたぞイケメンの勇者君が!!
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0:(間)
使い魔シビル:(N)時は少し前に遡る
0:(間)
勇者:くそ・・どうしてもエリスの顔が戻らない・・・一体どうすればいいんだ・・
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使い魔シビル:勇者オルガよ・・お困りの様だね
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勇者:な・・いつの間に・・なぜ私の名前を知っている?!
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使い魔シビル:おっと・・そんな事はいいじゃないか・・
使い魔シビル:私はシビル、魔王エリス様の緊急時に目覚める様になってた・・使い魔みたいなものさ
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勇者:は?・・そんな使い魔がいるなんて聞いてないぞ
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使い魔シビル:ふぅん?魔王から聞いてなかったのかい?・・
使い魔シビル:・・・それにしても酷いものだ・・なにがどうなったら魔王の顔が犬に替わってしまうんだい
使い魔シビル:それに、見てみなよ、・・勇者オルガ・・・少しずつ、漆黒のオーラが魔王を侵食していくのが分かるか?
使い魔シビル:一体どんな魔法を使われたんだい・・使った奴はきっと、身の程を弁えぬ恋が破れ、挙句嫉妬に狂いあげて、暴走したどーしようもないクソ野郎に違いない!
使い魔シビル:御覧なさい・・・この漆黒のオーラは魔王の命を侵食している様だ。・・このオーラが全身を包んだ時、きっと魔王は・・死んでしまうだろう
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勇者:死ぬ!?・・・そんな!
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使い魔シビル:勇者殿よ、魔王エリスを助けたければ早く・・この魔法を使った者を殺すのです・・さすればこの漆黒のオーラは侵食をやめ魔王様の命は助かるでしょう。
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勇者:・・・・
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使い魔シビル:さぁ!・・早く!、魔王エリスをこの様な目に合わせた元凶、セバスチャンを殺してしまうのです
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勇者:(N)シビル・・正直怪しい奴だ・・しかしこの漆黒のオーラはまずい・・本当に命を侵食しているようにも見える
勇者:(N)ならば、奴を殺す・・殺さねばならない・・・三年の年月を共に過ごし魔王であるにも関わらず愛してしまったエリス、そして、正直どうでもいいセバスチャン・・どちらを優先するかは比べるまでもなかった
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勇者:シビルとやら・・エリスの為にその提案に乗ってやろう
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勇者:(N)私は意を決し、セバスチャンが居るであろう大聖堂へ向かう
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0:(間)
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0:勇者が大聖堂のエントランスからゆっくりと歩いてくる・・
セバスチャン(ロイ):勇者・・
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勇者:・・・セバスチャンよ・・貴様は・・魔王様を愛しているのか?
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セバスチャン(ロイ):は?・・当たり前だ!・・魔王様とは何年の付き合いだと思っている
0:(セリフが終わるのを待たずに)
勇者:なら!!・・魔王様の為に死んでくれ!
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セバスチャン(ロイ):は?
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勇者:エリスの頭部の漆黒のオーラが魔王の命を侵食してきている・・そうだろう?シビルよ!
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使い魔シビル:あぁ・・そうさ、その通りさ
使い魔シビル:君が元凶のセバスチャン君か?
使い魔シビル:君のせいで魔王様が苦しんでいる・・・本当に魔王様を愛しているというのなら君は、すぐさま自決するべきだ。
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セバスチャン(ロイ):え?・・魔王様?
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使い魔ルビル:あっはっはっは、騙されてはいけない、
使い魔ルビル:セバスチャンそれはきっと、君を簡単に排除しようとする勇者の謀略さ・・なんという卑劣!!・・そうは思わないかね?
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セバスチャン(ロイ):あ・・あぁ・・そうだな。
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勇者:ふん・・この期に及んで命が惜しくなったかセバスチャン。
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セバスチャン(ロイ):・・?
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勇者:この漆黒の剣が気になるのかセバスチャン?
勇者:これは貴様との決戦の為にとエリスが自らの錬金術で作ってくれた剣、・・我らの戦いにもきっと耐えられるはずだ
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セバスチャン(ロイ):く・・魔王様の手作り・・だと!
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勇者:羨ましいかセバスチャン!!ならばこの剣は、貴様の命を持って完成する!!
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使い魔ルビル:セバスチャン!こいつを使え!!
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0:ルビルが純白の剣を放ちセバスチャンの足元に突き刺さる
セバスチャン(ロイ):うおっと・・こいつは・・?
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使い魔ルビル:神剣フロガラッハ!!この剣(つるぎ)が汝の宿敵を討つ
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使い魔ルビル:そしてついでに・・サンダーストーム!!
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セバスチャン(ロイ):あ・・ぁぁ・・ああああああああ!!
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使い魔ルビル:あははは・・君たちは痛みが無いと本領を発揮できないのだろう
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セバスチャン(ロイ):くそ・・がぁ・・ドえむぅぅぅぅぅぅぅ!!!
セバスチャン(ロイ):(N)私は青色のオーラに包まれる
セバスチャン(ロイ):ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!
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使い魔シビル:あははは・・ならばこちらもだ!・・ファイアーストーム!!
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勇者:ぐああぁ・・・・はぁぁぁぁ!!
勇者:ドえむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
勇者:(N)私は金色のオーラに包まれる!!
勇者:ゴゴゴゴゴゴゴ!!・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!
勇者:・・・いくぞ、セバスチャン!・・魔王エリスの為に死ぬがいい!!
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勇者:風の精霊よ我が肉体に宿りて更なる速さを!アクセルバレッド!!
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セバスチャン(ロイ):ぐぅぅぅ・・
0:目にも止まらぬ速度での突進からの大上段からの斬撃は、・・なんとか受け止められたが精霊の加護を得た突進力によって壁に激突する
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0:セバス床に座り込み、勇者は立ったまま見下げている
勇者:いい気味だな!!このまま切り刻んでやろう
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セバスチャン(ロイ):く・・くそ・・
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0:(勇者、剣で切りかかりながら、セバスチャン剣で防ぐ)
勇者:お前が!、お前が!・・あんな魔法を使うから!・・エリスは!・・
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セバスチャン(ロイ):ぐ・・、ぐあああぁぁ・・
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使い魔ルビル:おやおや、レベル差があるとは言え不甲斐ない・・・しょうがありませんね、手助けしてあげましょう
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使い魔ルビル:はぁぁぁ!!
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0:(着弾SE)
0:勇者、セバスチャンから距離を取りながら
勇者:魔力の塊を打ち出して・・っく、当たったところが消滅してるだと
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使い魔ルビル:さぁ、セバスチャン距離が稼げましたよ
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使い魔ルビル:N・T・Rシステムに目覚めた貴方なら、ただの勇者ごとき楽に倒せるでしょう!!
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勇者:くそ・・またあの魔法を使うつもりか!?
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セバスチャン(ロイ):(N)頭の中にN・T・Rシステムの使い方が流れ込んでくる
セバスチャン(ロイ):システムコール!
セバスチャン(ロイ):(N)私の頭の中にパルプンデを始め様々なNTRスキルが駆け巡る
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勇者:水と大気の精霊よ・・我が命にて現れ全てを隠せ
勇者:ワイド・スモーク!
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使い魔シビル:広範囲の煙幕で身を隠すか・・やるな勇者
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セバスチャン(ロイ):く・・視界が・・まったく見えん
セバスチャン(ロイ):風の精霊ガルーダよ、我が命により突風の呼び起せ
セバスチャン(ロイ):ガルウインド
セバスチャン(ロイ):(N)・・魔法によって起こされた突風によって煙幕が晴れる、そして映し出される勇者の姿
セバスチャン(ロイ):・・そこだ、N・T・Rシステム起動・・・・・特殊魔法、ゴルン・ノヴァ!!
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0:勇者の体を膨大な光の奔流が包み込みその衝撃で大聖堂も半壊する・・
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勇者:あまい!極大魔法インフェルノストーム!!
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セバスチャン(ロイ):な・・ぐあああぁぁぁぁぁぁ・・
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使い魔ルビル:・・小癪な勇者め・・セバスチャン何をやっているのです!?今のは勇者が魔法で作り出した幻ですよ!
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セバスチャン(ロイ):くそ・・くそ・・まだ俺はやれる・・・だが力が入らない!!!
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勇者:ふん・・さっきの妙な魔法で魔力をほとんど持っていかれ、立ち上がる力もないのか?・・未熟者め!
勇者:ならば、貴様に引導を渡してやろう!
勇者:(N)私は大上段に剣を構えセバスチャンに止めを・・
0:エリス扉を爆破して登場
魔王エリス:・・・・わん・・わわわわん!!
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勇者:エリス!!
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セバスチャン(ロイ):魔王・・様。
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勇者:エリス!・・エリス・・!、大丈夫か?
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魔王エリス:わふーん♪(魔王エリスが勇者にビンタする)
勇者:ぐはぁぁぁん・・・
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魔王エリス:わんわん!!わんわんわんわん!!!・・がるるるうう~~~!!・・がう!!!
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勇者:・・エリス?・・っ!・・わかった!
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セバスチャン(ロイ):やめろ勇者・・なぜヨツンヴァインになってる・・・やめろ、やめてくれ・・
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魔王エリス:わん!!・・わん!!・・・ガルゥ!!(魔王エリスが勇者にビンタする)
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勇者:ぐ・・あ!・・あぁ!・・・くふぅ・・最高だぁ。
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セバスチャン(ロイ):そんな!・・踏むならワタクシめを・・ああああぁぁ・・
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勇者:(N)セバスチャン・・見てるか?・・・これが、私のエリスへの愛だ!
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セバスチャン(ロイ):あ・・あぁ・・魔王様・・やめて下さい・・お願いですから、やめて下さい!!
セバスチャン(ロイ):せめて、私の居ない所でやってください!!・・・もう分かりましたから・・
セバスチャン(ロイ):魔王様は・・勇者を・・
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0:(間)
使い魔ルビル:ふはは・・どうやら時は熟したようだな、シビルよ!
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使い魔シビル:どうやらそのようだね、ルビル!
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使い魔ルビル:二年前、我はフローラに敗れてしまったが為に隷属契約をかけられてしまい力を封じられ、二体に分けられた
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使い魔シビル:そして当時世界の反対側に居たフローラは隷属契約を用い我に、自身の兄であるセバスチャンと恋敵である魔王の動向を探らせられた
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使い魔ルビル:そして、勇者パーティの魔王城への侵攻が始まり何故か魔王はこの、異質な白い空間に入っていった
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使い魔シビル:それは我らには僥倖(ぎょうこう)だった、この空間ではフローラの隷属契約は効力を発揮しなかった
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使い魔ルビル:しかし行動の制限は無くなったものの力を封じられた我らは余りにも非力・・
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使い魔シビル:しばらくは様子を見ることにした。三年後、セバスチャンがこの白い空間に入って来た事で我らは動き出す
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使い魔ルビル:強くなりすぎた勇者に対抗するべく、セバスチャンにN・T・Rシステムという名の我らの呪いを貸し与える事にした
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使い魔シビル:そして目論み道理、魔王エリスは勇者を庇い、その身に呪いを受ける事になった
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使い魔ルビル:我らが仕込んだ呪いが魔王エリスに完全に馴染み、
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使い魔シビル:勇者とセバスチャンのほとばしるパトスを取り込んだ事で覚醒した
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使い魔ルビル:魔王エリスは我ら・・
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使い魔シビル:魔神(まじん)アスモデウスの依り代となる資格を得た!
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使い魔ルビル:これより我らは魔王エリスを母体に真の姿に還り、あの、忌々しい・・フローラの呪縛から
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使い魔シビル:解き放たれる!
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セバスチャン(ロイ):なんだって・・・フローラ?・・
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勇者:は!・・魔王様の漆黒のオーラが頭部から全体に広がっている!!
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使い魔ルビル:さぁ行こう!シビル!
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使い魔シビル:もちろんだとも!ルビル!
0:(二人同時に)
使い魔ルビル:ああああああああああああああぁぁぁ
使い魔シビル:ああああああああああああああぁぁぁ
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勇者:(N)二体の使い魔がエリスを取り込み、新たな体に変容していく
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セバスチャン(ロイ):私の眼前には3メートル程の女性の体躯(たいく)に犬の頭部、そして羊の角を生やしている・・体には神官のローブを纏い、全身には薄暗いオーラ・・
セバスチャン(ロイ):一瞥(いちべつ)しただけで分かる・・これまでの敵とは完全に次元が違う・・こいつは一体
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0:(間)
魔神アスモデウス:く・・くく・くははは・・やった!ついにあの女の契約から解放されたぞ・・
魔神アスモデウス:奴の契約に縛られ、魔王とセバスチャンを監視させられていたが、この様なチャンスを得るとは・・なんたる僥倖よ!、今度こそ、今度こそ、あの女・・フローラに復讐してやる!!
魔神アスモデウス:・・まずは奴の兄であるセバスチャン・・貴様と勇者を血祭りにしてやろう。
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勇者:まて!・・魔神アスモデウスとやら!・・エリスの体を返してもらおう!
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魔神アスモデウス:ふははは・・今更この体を返す事は出来ん・・久しぶりの自由だ!
魔神アスモデウス:貴様達とあの女を殺し・・そして他の神すらも殺しつくし・・我が唯一の、絶対神となるのだ!!
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勇者:(N)く・・魔神・・神ときたか・・だが、やらねば・・奴が使っているのがエリスの体である限り!
勇者:セバスチャン・・戦えるか?・・これを飲んでおけ。
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セバスチャン(ロイ):これは、霊薬エリクサー・・
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勇者:私一人では奴を倒せない・・手を貸せ
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0:(間)
魔神アスモデウス:相談事は終わったか?・・・ならばそろそろ死ぬがよい!
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勇者:いくぞ、セバスチャン!
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セバスチャン(ロイ):まかせろ!
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0:(二人同時に)(連続の斬撃)
勇者:おおおおおおおおおおおおお
セバスチャン(ロイ):おおおおおおおおおおおおお
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魔神アスモデウス:ふははは・・なかなか良い斬撃だが当たらぬぞ
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勇者:く・・大地の精霊よ、我が命により顕現せよ
勇者:クリエイト・ホール!
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魔神アスモデウス:な!?足が!!
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勇者:今だ!セバスチャン!
セバスチャン(ロイ):おおおぉ・・奥義!螺旋剣舞!!
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0:破壊SE(魔神がセバスチャンの剣を破壊する)
セバスチャン(ロイ):そんな・・神剣フロガラッハが!?
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魔神アスモデウス:くくく・・・セバスチャン・・いや、ロイよ
魔神アスモデウス:本当に神剣なんぞをくれてやるとでも思ったのか?
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勇者:ライジングソードEX!!・・
勇者:(N)幾重にも集約された雷を剣に纏わせ魔神へと襲撃する
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魔神アスモデウス:ぬるい!・・
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0:魔神は勇者の持つ漆黒の長剣を掴み、破壊する
勇者:そんな、エリスの剣が!?
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魔神アスモデウス:ほぉら、今度はこっちの番だ!
ナレーター:魔神は二人の頭部を鷲ずかみにする
0:(二人同時に)
セバスチャン(ロイ):むぐぐぐ・・・・
勇者:むぐぐぐぐ・・・・
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魔神アスモデウス:ほぉらぁ!楽しめええええええええぇぇ!!
0:(二人同時に)
セバスチャン(ロイ):ぐあああああああぁぁ
勇者:ぐああああああああああぁぁ
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魔神アスモデウス:ふははは・・勢いあまって大聖堂を壊してしもうたわ・・もうお終いか?、もっと我を楽しませてくれると思っておったが?
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セバスチャン(ロイ):く・・・・NTRシステム・・!!
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魔神アスモデウス:それもだ!!
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ナレーター:セバスチャンのNTRシステムが解除されオーラの色が青色から金色へと戻る
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魔神アスモデウス:さっきも言っただろう!?NTRシステムを貸し与えただけと!!・・それを我に向けて撃つことは叶わんぞ
魔神アスモデウス:だがロイよ、貴様は気が変わったぞ。
魔神アスモデウス:NTRスキルを勇者に放ち、我に服従を誓うのだ!
魔神アスモデウス:そうすれば、貴様だけは助けてやろう。
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魔神アスモデウス:(小声で)ふはは・・こいつを服従させ、絶望したフローラの顔を見るのもまた一興よ
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勇者:貴様・・
0:(間)
ナレーター:(N)セバスチャンは、勇者へと掌を向ける
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セバスチャン(ロイ):勇者・・ゆるせ!!
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勇者:お前!!・・裏切るのか!?
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セバスチャン:NTRシステム起動!!スキル、無限の触手地獄!!
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セバスチャン(ロイ):(N)膨大な魔力と精神力が根こそぎ奪われていく!
セバスチャン(ロイ):勇者は巨大な檻に入れられ大量の触手に襲われる
セバスチャン(ロイ):触手の攻撃力は絶大でいかに勇者であろうと一瞬で絶命手前まで甚振られてしまう
セバスチャン(ロイ):だが!、そこは勇者!・・奴は瞬時に回復する魔法を持っている・・はず!
セバスチャン(ロイ):そしてレベルは驚きの3万!!膨大な魔力に裏打ちされたしぶとさを持っている・・はず!
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勇者:ぐあああああああぁ・・・な・・なんだ、これはああぁぁ?触手?ナンデ?ぎゃああああああああああああ、痛い!痛い!痛い!!
勇者:あ・・やばい・・死んじゃう?・・エクスリジェネ!・・エクスヒーリング!・・エクスリジェネ・・ぐふぅうううううううううううううう、ああああああああああ
勇者:エクスヒーリングゥゥゥゥゥ!!!
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セバスチャン(ロイ):あ・・よかった・・回復系最上位持ってたWWW
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魔神アスモデウス:なんだ・・勇者のレベルが異常な速度で上がっている?・・ロイ!何をやった?
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セバスチャン(ロイ):知らなかったのか?魔神アスモデウスとやら・・我らはドМ戦士、痛みとか怒りとか、よく分らん理由でレベルを上げだす、正直・・自分でも訳が分からない理不尽戦士!
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勇者:勝手に変な名前つけてんじゃねぇぞ、セバスチャン!・・ぐおおおおおおおおお・・・あぁ・・イィ!
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セバスチャン(ロイ):ふ・・勇者も具合が良くなってきたようだな♪
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魔神アスモデウス:く・・か、解除!・・・解除できない・・な・なぜだ!?
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セバスチャン(ロイ):私も貴様にはテッペン来てるってことさ・・貴様のNTRシステム、貰い受けるぞ!
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ナレーター:(N)セバスチャンのオーラは再び金色から青色へと戻る、そして勇者にかけられたスキル、無限の触手地獄、が効果時間を過ぎ、解除される
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0:(間)
勇者:セバスチャン・・貴様は後で、必ず殺す!
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ナレーター:勇者のオーラは金色から赤色へ変化していた・・・余談だが全身白濁液まみれである
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セバスチャン(ロイ):・・・・ところで、なんかオーラ赤くなってんだけど?・・どうした?・・
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勇者:多分、レベルが本当の意味でカンストしたんだろうな、数字的には多分体感50万ぐらい
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セバスチャン(ロイ):お前フリー〇様かよ・・インフレ感半端ないな・・
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魔神アスモデウス:勇者・・貴様まさか・・
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勇者:で?エリスの体・・返してくれるの?
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魔神アスモデウス:ふはははは・・勇者よレベル50万だとしてもあくまでも人間・・人間が魔神に勝てるとでも本当に思っているのか?
魔神アスモデウス:さっきまでのは只の余興よ、これからが本当の戦いよ!!まずは貴様からじゃ・・ロイ!
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セバスチャン(ロイ):ちぃ!
0:魔神の魔法がロイに迫り爆発する
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0:(間)
魔神アスモデウス:は?・・
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セバスチャン(ロイ):ふ・・フローラ!?
0:(爆風にせき込みながらも再会に涙ぐみながら)
フローラ:お兄ちゃん・・こんな所に居たんだ・・めちゃくちゃ会いたかったよぉぉぉ
セバスチャン:えぇ?・・お前、ほんとにフローラなんだな・・
フローラ:うん、貴方の妹・・フローラちゃん此処に帰還ってね・・
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魔神アスモデウス:フローラァ・・以前は慢心して不覚を取ってしまったが次は無い・・貴様だけは絶対に許さん!
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フローラ:さてと、ちょっとそこの奴隷がイキってるみたいだけど、ちゃちゃっと片付けちゃおっか
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勇者:フローラだと・・魔神をこんなに怒らせるとは一体何者なんだ?
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魔神アスモデウス:ふぉあああああああああああああああああああああああああ!!
魔神アスモデウス:我が最大の呪いを喰らえ・・蔓延する死・・デスペラード!!
0:(セリフ言い切る前に)
フローラ:その呪いを拒絶する、悶絶せよ魔神アスモデウスよ。
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魔神アスモデウス:ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ。(しばらく絶叫)
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フローラ:いやぁ・・ごめんねお兄ちゃん、本当だったらすぐにでも会いたかったんだけど、
フローラ:あ・・ちょっと魔神ちゃんうるさいよ・・?静かに苦しんでね♪
0:
魔神アスモデウス:えぁ・・ぐぐ・・・・・・・・・・(以下小声で苦しむ)
0:
フローラ:ねね・・ところでお兄ちゃん・・
0:(ヤンデレスイッチON)
フローラ:浮気した?・・魔王様と・・あんだけ時間あったもんね、絶対やってるよね?、やってるに決まってるよね!
0:
セバスチャン(ロイ):いや・・やってない、むしろ嫌われてる
0:
フローラ:・・は?、一度も、一度もやってないの?・・うっそだぁ~?
0:
フローラ:・・・っぷ、しょうがないわね・・やっぱりお兄ちゃんには私が居ないとダメみたいね、アハハハ!
フローラ:あ、これお土産よ、霊薬ラブローション♪
0:
魔神アスモデウス:ぐあああああああ!!、くそがああああ、もう許さんぞ、フローラァ!!!
0:
フローラ:あれ・・私の力を打ち破ったのね・・
0:
魔神アスモデウス:本当は使いたくなかったが、これ以上コケにされてたまるか!・・おおおおおおおおおおおおおおおぉぉ
魔神アスモデウス:・・・・これが我の真の形態・・貴様ら全員、あの世へ送ってやるぞ!
0:(精神と時の空間、崩壊SE)
セバスチャン:な・・なんという魔力・・
0:
勇者:奴の魔力の圧で精神と時の空間が崩壊していく・・
セバスチャン(ロイ):(N)魔神は上空に浮遊し、ゆっくりと魔力を込めだす
0:
フローラ:なんて魔力・・今の奴の強さは私と同等か、それ以上かもしれないわ
フローラ:お兄ちゃん!
0:(神剣フロガラッハを兄の足元に突き立てる)
フローラ:お兄ちゃん・・それを使って!・・それは只の剣に私の頭髪を混ぜることで作った神剣・・神剣フロガラッハ
フローラ:その武器を使えば魔王の体を傷つけずに魔神の命を絶つことが出来る
0:
セバスチャン(ロイ):・・・・え・・なにこの武器・・無茶苦茶力沸いてくるんだけど、正直意味わかんない!
0:
勇者:だったら私が使ったほうが効率いいのでは
0:
フローラ:残念だけど、勇者・・貴方には使えないわ・・・
0:
フローラ:神剣フロガラッハには作成時に掛けた様々な制約によってあり得ないブーストを掛けてあるわ
フローラ:1つ、使用者をロイお兄ちゃんに限定する事、
フローラ:2つ、一度装備すると解除は出来ない
フローラ:3つ、ロイお兄ちゃんの、妹、・・すなわち私に対する想いの強さに性能が比例する事
フローラ:4つ、妹を裏切るとお兄ちゃんは死ぬ
0:
勇者:あ、この妹・・
0:
セバスチャン(ロイ):なんて武器持たせてやがる!!!!
0:
フローラ:なんて武器って言うな!・・必要だから作ったのに・・
フローラ:とにかく・・そろそろ仕掛けるわよ!
0:
勇者:あぁ・・奴の魔力が、恐ろしいほどに膨らんできてる
0:
フローラ:勇者が攪乱(かくらん)して注意を引いて
0:
フローラ:私が足止めするから
0:
セバスチャン(ロイ):私が神剣フロガラッハで止めを刺す
0:
フローラ:お兄ちゃん・・
フローラ:私への思いを切らした時がお兄ちゃんの命の切れ目よ
0:
セバスチャン(ロイ):あぁ・・思いの深さなら任せろ・・・(小声で)正直恐怖という名の思いな気もするが
0:
勇者:では!、・・いくぞぉ!
0:
セバスチャン(ロイ):NTRシステム起動!・・エア・オール・ウィング!!
セバスチャン(ロイ):エア・オール・ウィング、によってフローラ、勇者、私に空気の翼が生成され空中での高速移動が可能となる
0:
勇者:セバスチャン!勝手に空に飛ばすな!・・って、あれ・・思ってたより自由に体が動かせる・・これなら!
0:
勇者:はぁぁ・・風の聖霊よ!我が身に纏い、さらなる速さを!
勇者:アクセル・エア!
0:
魔神アスモデウス:ぐ・・ちょこまかと!・・それで攪乱のつもりか!?・・・ハァァァ・・ダークネス・ノヴァ!!
0:
勇者:な・・ぐああああああああぁぁ・・
0:
セバスチャン:(N)広範囲の闇の奔流が勇者を飲み込む
0:
フローラ:勇者が堕ちたか・・しかし、これで貯めていた魔力は吐き出したわね!・・奴の動きを封じる!・・はぁぁぁ!
0:フローラは自身の闇のオーラを奴へと伸ばし、動きを封じる
0:
魔神アスモデウス:ふははは・・勇者と言えど所詮人間・・なんだ・・この影は!・・身動きが取れない!!?
0:
フローラ:今よ!お兄ちゃん!!、私への思いを神剣へと込めて!!
0:
セバスチャン(ロイ):わ・・分かった!・・・
セバスチャン:(小声で)妹怖い妹怖い・・なにどうしたの、しばらく見ない間に強さの次元おかしくない!?、てかなに?神剣フロガラッハ?ただの剣に妹の頭髪混ぜただけで神剣できちゃうの??マジで・・マジで意味わかんないんだけど、てかなんで妹の想いの強さで性能が左右されたり、妹を裏切ると死なないといけないわけ?もうその発想が怖いよ!
0:
セバスチャン(ロイ):・・・おい、想いを込めたけど全然、力・・湧かねぇんだけど・・?
0:
フローラ:お兄ちゃん・・今のが、私への、想いだとでも?・・ふざけないで・・死にたいの??
0:
セバスチャン(ロイ):まさか・・・思考が読まれている!
セバスチャン(ロイ):妹大好き妹大好き、あ~こんなにも妹に愛されて幸せだなぁ・・特にあのフローラのビンタ!、踏みつけ!・・なんかこう、心の芯があったまるんだよな!・・うんうん多少一人擬乳特選隊だとしても十分おつりがくるんだよなぁ・・
0:
フローラ:・・はぁ!?・・お兄ちゃん!それは私の地雷だって言ってんだろうがあああぁぁ・・・・
フローラ:ヤンデレェェェ・・・・!!
フローラ:(N)私は漆黒の闇のオーラに包まれた
フローラ:ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・シュインシュインシュインシュイン!!
0:
セバスチャン(ロイ):うおおおおおおお・・フローラの・・妹の負のオーラが私の体に流れ込んでくる!!・・これなら!!!!
フローラ:覚えてなさいよ!お兄ちゃんんん!!
セバスチャン(ロイ):最終奥義ッ!クラッシュ・ドーン!!
セバスチャン(ロイ):(N)私は魔神アスモデウスに一直線に突っ込み、そのまま共に上空・・大気圏まで打ちあがった。
0:
0:(間)
魔神アスモデウス:ぐぎゃあああああああああああああああ!!・・・くそ!・・ぶ・・分離!!
0:
フローラ:させるかぁ!!
0:
セバスチャン(ロイ):(N)神剣フロガラッハの刀身より湧き出るフローラの怨念に触れた魔神アスモデウスは焼き尽くされ、消滅する・・・後に残ったのは気を失った魔王様と、私のみ・・
0:(間)
セバスチャン(ロイ):魔王様・・
セバスチャン(ロイ):大気圏から落下する最中、・・私は魔王様を抱きしめ、フローラから貰った霊薬ラブローションを犬顔となった魔王様に口移しで飲ませる
セバスチャン(ロイ):(N)霊薬ラブローション・・あらゆる状態異常を治す代わりに飲ませた相手を、強制的に惚れさせる・・初めてセバスチャン試験を受けた時に取ってくる事が課題だったアイテム・・まさかこんな所で使う場面が来るとは・・な
0:
フローラ:お兄ちゃん・・やっぱり使っちゃったんだね・・でも良いの?霊薬ラブローションを魔王様に使うことは即ち、・・私への裏切り行為・・神剣の制約によって、お兄ちゃんは死ぬわ
0:
セバスチャン(ロイ):・・神剣を経由して頭に直接・・・・あぁ・・ごめんな、フローラ
0:
フローラ:・・まぁお兄ちゃんなら、死ぬと分っていても使っちゃうだろーなーとは思っていたけど、・・・そんなに魔王様がいいんだ?
0:
セバスチャン(ロイ):あぁ・・俺は魔王様が大好きなんだ
0:
フローラ:・・・死んでも良いから魔王様がいいだなんて・・イかれてるわね・・
0:
セバスチャン(ロイ):お前にだけは言われたくねぇよ・・・・・・偉大なる風の精霊ガルーダよ、我が主の守り手と成れ!プロテクト・ウィンド・・
セバスチャン(ロイ):魔王様の周りに風の結界が張り巡らせ、ゆっくりと地上に落下する
0:(間)
セバスチャン(ロイ):(N)しばらくし神剣フロガラッハは消滅し漆黒の黒い球体が現れる・・そこから数多(あまた)もの触手が伸び、私を絡めとり、命を吸い上げる・・あぁ、・・ぐぁぁぁ・・魔王様っ・・魔王様っ・・・・・私はっ・・
0:魔王城のテラスにて魔王エリスと勇者オルガが外を眺めながら
0:(10秒程の間)
魔王エリス:(N)あれから一週間後、魔族と人間との間に休戦協定が結ばれ、仮初の平和が訪れようとしていた
0:
0:(間)
勇者:よかったのか・・エリス?
0:
魔王エリス:・・なにがじゃ?オルガ、・・やーっと式典が終わったのだから少しはゆっくりさせんか?
0:
勇者:セバスチャン・・いやロイの事です。
0:
魔王エリス:まぁ、多少はわらわも悪かったとは思ってはおるが・・どちらにせよロイは行方不明、捜索隊は出しておるし、後は吉報を待しかないのじゃ・・
魔王エリス:我々はそれよりもこれからの事を考えねばならぬのだ・・・なんと言っても人間族にも魔族にも、争ってたほうが都合のいい奴らがゴマンといるのだ、そやつらをどう抑えるか・・期待しておるぞ、勇者。
0:
勇者:・・・ロイ・・貴様はまだ、死ぬ運命ではない・・必ずどこかで生きていると信じているぞ
0:
0:魔王城をバックに草原を歩くフローラとロイ
0:(5秒程の間)
フローラ:お兄ちゃん!・・早くおいでよ~
0:
セバスチャン(ロイ):フローラぁ・・まってって!
0:
フローラ:おっそいってお兄ちゃん!
0:
セバスチャン(ロイ):しょうがないだろ・・今の体、めっちゃ弱っちいんだからさ
0:
フローラ:まぁ死んでしまったお兄ちゃんを禁術で無理やり蘇らせたからね・・反動で私もお兄ちゃんもレベルが一般人レベルまで落ちちゃってるからね~
0:
セバスチャン(ロイ):まぁ命があるだけありがたいもんだ・・レベルはまた上げればいいしな、また昔みたいに修行するか・・
0:
フローラ:そうだね!・・お兄ちゃんっ!!・・・・
0:
0:(間)
フローラ:(N)まぁ実はお兄ちゃんを禁術で蘇生するときに色々と弄らせてもらってるんだけどね・・
フローラ:(N)お兄ちゃんが・・私から離れていかないようにさ・・ふふ・・あははははは!
0:
0:
セバスチャン(ロイ):ドM戦争後編 ・・・完!!
0:この度はドМ戦争後編(魔神とヤンデレ姫)を選んで頂き、ありがとうございます。兼役がたくさんいますが同時には存在はしてないので思っているよりはやりやすいのではと思います、この台本は大筋を変えない程度のアドリブ可、人数比率変更可、五人目に音響担当者を入れる事も推奨しています、長いので噛んでも気にせず楽しんでいきましょう!ではよろしくお願いします
0:
勇者:男性 ドM戦士、オーラの色は金色、痛みをレベルに変換する厄介な男、セバスチャンを倒す為、魔王と共に精神と時の空間で三年間SM修行をする、
0:
セバスチャン(ロイ):男性 ドM戦士、オーラの色は青、時々怒りをレベルに変換する厄介な男、大好きな魔王様にSMプレイされたいが勇者にそのポジションを奪われる、前回の戦いでNTRシステムに目覚める
0:
魔王エリス:兼役① レベル9999の魔王だったがセバスチャンにレベルをがっつり抜かれ魔王では無くなった為にセバスチャン殺害を企てる・・という建前の元、イケメンな勇者と精神と時の空間で三年間SMプレイに興じる
使い魔ルビル:兼役① NTRナビゲータを名乗るが実はフローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前からセバスチャンを監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば)
魔神アスモデウス:兼役① 使い魔ルビル、シビルが魔王エリスと融合したことによりフローラの隷属の契約を無効化する事に成功、本来の姿を取り戻した
0:
使い魔シビル:兼役② フローラが使役する使い魔で魔神アスモデウスがフローラによって分離された二体の内の一体、フローラの指示で半年前から魔王を監視していた(胡散臭い感じでやってもらえれば)
フローラ:兼役② ヤンデレの闇のオーラに目覚めしセバスチャンの実の妹、兄妹ドM戦争で兄を生死不明に追いやり、失意の果てに様々な国を旅した、旅のついでに魔神アスモデウスを隷属させた
ナレーター:兼役② ナレーター セリフ少ないです
0:
0:~ここから本編~
勇者:前回までのあらすじ
勇者:長年魔族に苦しめられていた我ら人間族であったが光の女神による勇者の選定をきっかけに攻勢へと転じる
勇者:・・光の女神の加護を得た、私、勇者と戦士、賢者はなんとか魔王城への侵入に成功、私は玉座の間にて魔王エリスとの決戦、その中で何故かドМ性癖に目覚め、痛みをレベルに変換する究極のドМ形態となる
勇者:それに呼応するように覚醒する怒りをレベルに変換するドМ形態へ目覚めるセバスチャン、奴の圧倒的なレベルに苦戦を強いられる最中、魔王エリスは何故か打倒セバスチャンを掲げ私を鍛えてくれると言う
勇者:・・そして魔王エリスと共に精神と時の空間にて三年間の特訓(SMプレイ)を経て、再度のセバスチャンとの邂逅、・・奴との対決にて勝利を確信した矢先、セバスチャンのオーラが黄金から青へと変化し正体不明の魔法、パルプンデが発動する
勇者:・・私に直撃しようとする瞬間・・私を庇ったエリスに直撃・・エリスの顔は・・犬に変化してしまった
0:
0:(間)
セバスチャン(ロイ):(N)前回の戦いから三日・・私と勇者は精神と時の空間で様々な手を施すも魔王様の犬顔を元に戻すことは出来なかった
0:セバス大聖堂にて物思いに耽る(ふける)
セバスチャン(ロイ):(N)私はこれまでの事を思い返す・・どうして魔王様は勇者と共にこの様な訳の分からない空間に入り、三年間も特訓(SMプレイ)をしていたのか
セバスチャン(ロイ):なぜ魔王様が私を倒そうとする考えに至ったのか・・私には全く分からない・・
セバスチャン(ロイ):ただ、私が放った魔法パルプンデで変化してしまったあの顔だけは・・
0:
使い魔ルビル:やぁ、青年っ!
セバスチャン(ロイ):なんだお前は・・?
セバスチャン(ロイ):(N)気が付くとそこには狐の妖精の様な姿をした、何かが居た
使い魔ルビル:僕は君に目覚めたNTRシステムのナビゲーター、ルビル・・君の味方だ
使い魔ルビル:・・・君の魔王様への盲目的な恋、しかしソレは、唐突に現れたイケメンの勇者によって、奪われた
使い魔ルビル:しかし魔王様は勇者に騙されているだけなのです・・・
使い魔ルビル:なぜなら勇者とは古来より魔王に仇為す者・・・
使い魔ルビル:勇者を倒し、騙されていた魔王様を守る・・それはセバスチャンであるロイ、貴方にしか出来ないのです
0:
セバスチャン(ロイ):そうだ魔王様は・・騙され・・いや、ひょっとしたら魔王様は・・
0:
使い魔ルビル:そんな事はやってしまってから考えればいいのです・・大丈夫、多少食い違いがあっても魔王様にバレなければいいのですよ
使い魔ルビル:そして魔王様を貴方の物に!!・・いや、あなたの、女王様にしてしまうのです
使い魔ルビル:やってしまえば、魔王様は貴方の物ですよ
0:
セバスチャン(ロイ):・・・・はは・・・魔王様・・魔王様!
0:
使い魔ルビル:・・そんな話をしていたら、向こうから来てくれたぞイケメンの勇者君が!!
0:
0:(間)
使い魔シビル:(N)時は少し前に遡る
0:(間)
勇者:くそ・・どうしてもエリスの顔が戻らない・・・一体どうすればいいんだ・・
0:
使い魔シビル:勇者オルガよ・・お困りの様だね
0:
勇者:な・・いつの間に・・なぜ私の名前を知っている?!
0:
使い魔シビル:おっと・・そんな事はいいじゃないか・・
使い魔シビル:私はシビル、魔王エリス様の緊急時に目覚める様になってた・・使い魔みたいなものさ
0:
勇者:は?・・そんな使い魔がいるなんて聞いてないぞ
0:
使い魔シビル:ふぅん?魔王から聞いてなかったのかい?・・
使い魔シビル:・・・それにしても酷いものだ・・なにがどうなったら魔王の顔が犬に替わってしまうんだい
使い魔シビル:それに、見てみなよ、・・勇者オルガ・・・少しずつ、漆黒のオーラが魔王を侵食していくのが分かるか?
使い魔シビル:一体どんな魔法を使われたんだい・・使った奴はきっと、身の程を弁えぬ恋が破れ、挙句嫉妬に狂いあげて、暴走したどーしようもないクソ野郎に違いない!
使い魔シビル:御覧なさい・・・この漆黒のオーラは魔王の命を侵食している様だ。・・このオーラが全身を包んだ時、きっと魔王は・・死んでしまうだろう
0:
勇者:死ぬ!?・・・そんな!
0:
使い魔シビル:勇者殿よ、魔王エリスを助けたければ早く・・この魔法を使った者を殺すのです・・さすればこの漆黒のオーラは侵食をやめ魔王様の命は助かるでしょう。
0:
勇者:・・・・
0:
使い魔シビル:さぁ!・・早く!、魔王エリスをこの様な目に合わせた元凶、セバスチャンを殺してしまうのです
0:
勇者:(N)シビル・・正直怪しい奴だ・・しかしこの漆黒のオーラはまずい・・本当に命を侵食しているようにも見える
勇者:(N)ならば、奴を殺す・・殺さねばならない・・・三年の年月を共に過ごし魔王であるにも関わらず愛してしまったエリス、そして、正直どうでもいいセバスチャン・・どちらを優先するかは比べるまでもなかった
0:
勇者:シビルとやら・・エリスの為にその提案に乗ってやろう
0:
勇者:(N)私は意を決し、セバスチャンが居るであろう大聖堂へ向かう
0:
0:(間)
0:
0:勇者が大聖堂のエントランスからゆっくりと歩いてくる・・
セバスチャン(ロイ):勇者・・
0:
勇者:・・・セバスチャンよ・・貴様は・・魔王様を愛しているのか?
0:
セバスチャン(ロイ):は?・・当たり前だ!・・魔王様とは何年の付き合いだと思っている
0:(セリフが終わるのを待たずに)
勇者:なら!!・・魔王様の為に死んでくれ!
0:
セバスチャン(ロイ):は?
0:
勇者:エリスの頭部の漆黒のオーラが魔王の命を侵食してきている・・そうだろう?シビルよ!
0:
使い魔シビル:あぁ・・そうさ、その通りさ
使い魔シビル:君が元凶のセバスチャン君か?
使い魔シビル:君のせいで魔王様が苦しんでいる・・・本当に魔王様を愛しているというのなら君は、すぐさま自決するべきだ。
0:
セバスチャン(ロイ):え?・・魔王様?
0:
使い魔ルビル:あっはっはっは、騙されてはいけない、
使い魔ルビル:セバスチャンそれはきっと、君を簡単に排除しようとする勇者の謀略さ・・なんという卑劣!!・・そうは思わないかね?
0:
セバスチャン(ロイ):あ・・あぁ・・そうだな。
0:
勇者:ふん・・この期に及んで命が惜しくなったかセバスチャン。
0:
セバスチャン(ロイ):・・?
0:
勇者:この漆黒の剣が気になるのかセバスチャン?
勇者:これは貴様との決戦の為にとエリスが自らの錬金術で作ってくれた剣、・・我らの戦いにもきっと耐えられるはずだ
0:
セバスチャン(ロイ):く・・魔王様の手作り・・だと!
0:
勇者:羨ましいかセバスチャン!!ならばこの剣は、貴様の命を持って完成する!!
0:
使い魔ルビル:セバスチャン!こいつを使え!!
0:
0:ルビルが純白の剣を放ちセバスチャンの足元に突き刺さる
セバスチャン(ロイ):うおっと・・こいつは・・?
0:
使い魔ルビル:神剣フロガラッハ!!この剣(つるぎ)が汝の宿敵を討つ
0:
使い魔ルビル:そしてついでに・・サンダーストーム!!
0:
セバスチャン(ロイ):あ・・ぁぁ・・ああああああああ!!
0:
使い魔ルビル:あははは・・君たちは痛みが無いと本領を発揮できないのだろう
0:
セバスチャン(ロイ):くそ・・がぁ・・ドえむぅぅぅぅぅぅぅ!!!
セバスチャン(ロイ):(N)私は青色のオーラに包まれる
セバスチャン(ロイ):ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!
0:
使い魔シビル:あははは・・ならばこちらもだ!・・ファイアーストーム!!
0:
勇者:ぐああぁ・・・・はぁぁぁぁ!!
勇者:ドえむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
勇者:(N)私は金色のオーラに包まれる!!
勇者:ゴゴゴゴゴゴゴ!!・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!!
勇者:・・・いくぞ、セバスチャン!・・魔王エリスの為に死ぬがいい!!
0:
勇者:風の精霊よ我が肉体に宿りて更なる速さを!アクセルバレッド!!
0:
セバスチャン(ロイ):ぐぅぅぅ・・
0:目にも止まらぬ速度での突進からの大上段からの斬撃は、・・なんとか受け止められたが精霊の加護を得た突進力によって壁に激突する
0:
0:セバス床に座り込み、勇者は立ったまま見下げている
勇者:いい気味だな!!このまま切り刻んでやろう
0:
セバスチャン(ロイ):く・・くそ・・
0:
0:(勇者、剣で切りかかりながら、セバスチャン剣で防ぐ)
勇者:お前が!、お前が!・・あんな魔法を使うから!・・エリスは!・・
0:
セバスチャン(ロイ):ぐ・・、ぐあああぁぁ・・
0:
使い魔ルビル:おやおや、レベル差があるとは言え不甲斐ない・・・しょうがありませんね、手助けしてあげましょう
0:
使い魔ルビル:はぁぁぁ!!
0:
0:(着弾SE)
0:勇者、セバスチャンから距離を取りながら
勇者:魔力の塊を打ち出して・・っく、当たったところが消滅してるだと
0:
使い魔ルビル:さぁ、セバスチャン距離が稼げましたよ
0:
使い魔ルビル:N・T・Rシステムに目覚めた貴方なら、ただの勇者ごとき楽に倒せるでしょう!!
0:
勇者:くそ・・またあの魔法を使うつもりか!?
0:
セバスチャン(ロイ):(N)頭の中にN・T・Rシステムの使い方が流れ込んでくる
セバスチャン(ロイ):システムコール!
セバスチャン(ロイ):(N)私の頭の中にパルプンデを始め様々なNTRスキルが駆け巡る
0:
勇者:水と大気の精霊よ・・我が命にて現れ全てを隠せ
勇者:ワイド・スモーク!
0:
使い魔シビル:広範囲の煙幕で身を隠すか・・やるな勇者
0:
セバスチャン(ロイ):く・・視界が・・まったく見えん
セバスチャン(ロイ):風の精霊ガルーダよ、我が命により突風の呼び起せ
セバスチャン(ロイ):ガルウインド
セバスチャン(ロイ):(N)・・魔法によって起こされた突風によって煙幕が晴れる、そして映し出される勇者の姿
セバスチャン(ロイ):・・そこだ、N・T・Rシステム起動・・・・・特殊魔法、ゴルン・ノヴァ!!
0:
0:勇者の体を膨大な光の奔流が包み込みその衝撃で大聖堂も半壊する・・
0:
勇者:あまい!極大魔法インフェルノストーム!!
0:
セバスチャン(ロイ):な・・ぐあああぁぁぁぁぁぁ・・
0:
使い魔ルビル:・・小癪な勇者め・・セバスチャン何をやっているのです!?今のは勇者が魔法で作り出した幻ですよ!
0:
セバスチャン(ロイ):くそ・・くそ・・まだ俺はやれる・・・だが力が入らない!!!
0:
勇者:ふん・・さっきの妙な魔法で魔力をほとんど持っていかれ、立ち上がる力もないのか?・・未熟者め!
勇者:ならば、貴様に引導を渡してやろう!
勇者:(N)私は大上段に剣を構えセバスチャンに止めを・・
0:エリス扉を爆破して登場
魔王エリス:・・・・わん・・わわわわん!!
0:
勇者:エリス!!
0:
セバスチャン(ロイ):魔王・・様。
0:
勇者:エリス!・・エリス・・!、大丈夫か?
0:
魔王エリス:わふーん♪(魔王エリスが勇者にビンタする)
勇者:ぐはぁぁぁん・・・
0:
魔王エリス:わんわん!!わんわんわんわん!!!・・がるるるうう~~~!!・・がう!!!
0:
勇者:・・エリス?・・っ!・・わかった!
0:
セバスチャン(ロイ):やめろ勇者・・なぜヨツンヴァインになってる・・・やめろ、やめてくれ・・
0:
魔王エリス:わん!!・・わん!!・・・ガルゥ!!(魔王エリスが勇者にビンタする)
0:
勇者:ぐ・・あ!・・あぁ!・・・くふぅ・・最高だぁ。
0:
セバスチャン(ロイ):そんな!・・踏むならワタクシめを・・ああああぁぁ・・
0:
勇者:(N)セバスチャン・・見てるか?・・・これが、私のエリスへの愛だ!
0:
セバスチャン(ロイ):あ・・あぁ・・魔王様・・やめて下さい・・お願いですから、やめて下さい!!
セバスチャン(ロイ):せめて、私の居ない所でやってください!!・・・もう分かりましたから・・
セバスチャン(ロイ):魔王様は・・勇者を・・
0:
0:(間)
使い魔ルビル:ふはは・・どうやら時は熟したようだな、シビルよ!
0:
使い魔シビル:どうやらそのようだね、ルビル!
0:
使い魔ルビル:二年前、我はフローラに敗れてしまったが為に隷属契約をかけられてしまい力を封じられ、二体に分けられた
0:
使い魔シビル:そして当時世界の反対側に居たフローラは隷属契約を用い我に、自身の兄であるセバスチャンと恋敵である魔王の動向を探らせられた
0:
使い魔ルビル:そして、勇者パーティの魔王城への侵攻が始まり何故か魔王はこの、異質な白い空間に入っていった
0:
使い魔シビル:それは我らには僥倖(ぎょうこう)だった、この空間ではフローラの隷属契約は効力を発揮しなかった
0:
使い魔ルビル:しかし行動の制限は無くなったものの力を封じられた我らは余りにも非力・・
0:
使い魔シビル:しばらくは様子を見ることにした。三年後、セバスチャンがこの白い空間に入って来た事で我らは動き出す
0:
使い魔ルビル:強くなりすぎた勇者に対抗するべく、セバスチャンにN・T・Rシステムという名の我らの呪いを貸し与える事にした
0:
使い魔シビル:そして目論み道理、魔王エリスは勇者を庇い、その身に呪いを受ける事になった
0:
使い魔ルビル:我らが仕込んだ呪いが魔王エリスに完全に馴染み、
0:
使い魔シビル:勇者とセバスチャンのほとばしるパトスを取り込んだ事で覚醒した
0:
使い魔ルビル:魔王エリスは我ら・・
0:
使い魔シビル:魔神(まじん)アスモデウスの依り代となる資格を得た!
0:
使い魔ルビル:これより我らは魔王エリスを母体に真の姿に還り、あの、忌々しい・・フローラの呪縛から
0:
使い魔シビル:解き放たれる!
0:
セバスチャン(ロイ):なんだって・・・フローラ?・・
0:
勇者:は!・・魔王様の漆黒のオーラが頭部から全体に広がっている!!
0:
使い魔ルビル:さぁ行こう!シビル!
0:
使い魔シビル:もちろんだとも!ルビル!
0:(二人同時に)
使い魔ルビル:ああああああああああああああぁぁぁ
使い魔シビル:ああああああああああああああぁぁぁ
0:
勇者:(N)二体の使い魔がエリスを取り込み、新たな体に変容していく
0:
セバスチャン(ロイ):私の眼前には3メートル程の女性の体躯(たいく)に犬の頭部、そして羊の角を生やしている・・体には神官のローブを纏い、全身には薄暗いオーラ・・
セバスチャン(ロイ):一瞥(いちべつ)しただけで分かる・・これまでの敵とは完全に次元が違う・・こいつは一体
0:
0:
0:(間)
魔神アスモデウス:く・・くく・くははは・・やった!ついにあの女の契約から解放されたぞ・・
魔神アスモデウス:奴の契約に縛られ、魔王とセバスチャンを監視させられていたが、この様なチャンスを得るとは・・なんたる僥倖よ!、今度こそ、今度こそ、あの女・・フローラに復讐してやる!!
魔神アスモデウス:・・まずは奴の兄であるセバスチャン・・貴様と勇者を血祭りにしてやろう。
0:
勇者:まて!・・魔神アスモデウスとやら!・・エリスの体を返してもらおう!
0:
魔神アスモデウス:ふははは・・今更この体を返す事は出来ん・・久しぶりの自由だ!
魔神アスモデウス:貴様達とあの女を殺し・・そして他の神すらも殺しつくし・・我が唯一の、絶対神となるのだ!!
0:
勇者:(N)く・・魔神・・神ときたか・・だが、やらねば・・奴が使っているのがエリスの体である限り!
勇者:セバスチャン・・戦えるか?・・これを飲んでおけ。
0:
セバスチャン(ロイ):これは、霊薬エリクサー・・
0:
勇者:私一人では奴を倒せない・・手を貸せ
0:
0:(間)
魔神アスモデウス:相談事は終わったか?・・・ならばそろそろ死ぬがよい!
0:
勇者:いくぞ、セバスチャン!
0:
セバスチャン(ロイ):まかせろ!
0:
0:(二人同時に)(連続の斬撃)
勇者:おおおおおおおおおおおおお
セバスチャン(ロイ):おおおおおおおおおおおおお
0:
魔神アスモデウス:ふははは・・なかなか良い斬撃だが当たらぬぞ
0:
勇者:く・・大地の精霊よ、我が命により顕現せよ
勇者:クリエイト・ホール!
0:
魔神アスモデウス:な!?足が!!
0:
勇者:今だ!セバスチャン!
セバスチャン(ロイ):おおおぉ・・奥義!螺旋剣舞!!
0:
0:破壊SE(魔神がセバスチャンの剣を破壊する)
セバスチャン(ロイ):そんな・・神剣フロガラッハが!?
0:
魔神アスモデウス:くくく・・・セバスチャン・・いや、ロイよ
魔神アスモデウス:本当に神剣なんぞをくれてやるとでも思ったのか?
0:
勇者:ライジングソードEX!!・・
勇者:(N)幾重にも集約された雷を剣に纏わせ魔神へと襲撃する
0:
魔神アスモデウス:ぬるい!・・
0:
0:魔神は勇者の持つ漆黒の長剣を掴み、破壊する
勇者:そんな、エリスの剣が!?
0:
魔神アスモデウス:ほぉら、今度はこっちの番だ!
ナレーター:魔神は二人の頭部を鷲ずかみにする
0:(二人同時に)
セバスチャン(ロイ):むぐぐぐ・・・・
勇者:むぐぐぐぐ・・・・
0:
魔神アスモデウス:ほぉらぁ!楽しめええええええええぇぇ!!
0:(二人同時に)
セバスチャン(ロイ):ぐあああああああぁぁ
勇者:ぐああああああああああぁぁ
0:
魔神アスモデウス:ふははは・・勢いあまって大聖堂を壊してしもうたわ・・もうお終いか?、もっと我を楽しませてくれると思っておったが?
0:
セバスチャン(ロイ):く・・・・NTRシステム・・!!
0:
魔神アスモデウス:それもだ!!
0:
ナレーター:セバスチャンのNTRシステムが解除されオーラの色が青色から金色へと戻る
0:
魔神アスモデウス:さっきも言っただろう!?NTRシステムを貸し与えただけと!!・・それを我に向けて撃つことは叶わんぞ
魔神アスモデウス:だがロイよ、貴様は気が変わったぞ。
魔神アスモデウス:NTRスキルを勇者に放ち、我に服従を誓うのだ!
魔神アスモデウス:そうすれば、貴様だけは助けてやろう。
0:
魔神アスモデウス:(小声で)ふはは・・こいつを服従させ、絶望したフローラの顔を見るのもまた一興よ
0:
勇者:貴様・・
0:(間)
ナレーター:(N)セバスチャンは、勇者へと掌を向ける
0:
セバスチャン(ロイ):勇者・・ゆるせ!!
0:
勇者:お前!!・・裏切るのか!?
0:
セバスチャン:NTRシステム起動!!スキル、無限の触手地獄!!
0:
セバスチャン(ロイ):(N)膨大な魔力と精神力が根こそぎ奪われていく!
セバスチャン(ロイ):勇者は巨大な檻に入れられ大量の触手に襲われる
セバスチャン(ロイ):触手の攻撃力は絶大でいかに勇者であろうと一瞬で絶命手前まで甚振られてしまう
セバスチャン(ロイ):だが!、そこは勇者!・・奴は瞬時に回復する魔法を持っている・・はず!
セバスチャン(ロイ):そしてレベルは驚きの3万!!膨大な魔力に裏打ちされたしぶとさを持っている・・はず!
0:
0:
勇者:ぐあああああああぁ・・・な・・なんだ、これはああぁぁ?触手?ナンデ?ぎゃああああああああああああ、痛い!痛い!痛い!!
勇者:あ・・やばい・・死んじゃう?・・エクスリジェネ!・・エクスヒーリング!・・エクスリジェネ・・ぐふぅうううううううううううううう、ああああああああああ
勇者:エクスヒーリングゥゥゥゥゥ!!!
0:
セバスチャン(ロイ):あ・・よかった・・回復系最上位持ってたWWW
0:
魔神アスモデウス:なんだ・・勇者のレベルが異常な速度で上がっている?・・ロイ!何をやった?
0:
セバスチャン(ロイ):知らなかったのか?魔神アスモデウスとやら・・我らはドМ戦士、痛みとか怒りとか、よく分らん理由でレベルを上げだす、正直・・自分でも訳が分からない理不尽戦士!
0:
勇者:勝手に変な名前つけてんじゃねぇぞ、セバスチャン!・・ぐおおおおおおおおお・・・あぁ・・イィ!
0:
セバスチャン(ロイ):ふ・・勇者も具合が良くなってきたようだな♪
0:
魔神アスモデウス:く・・か、解除!・・・解除できない・・な・なぜだ!?
0:
セバスチャン(ロイ):私も貴様にはテッペン来てるってことさ・・貴様のNTRシステム、貰い受けるぞ!
0:
ナレーター:(N)セバスチャンのオーラは再び金色から青色へと戻る、そして勇者にかけられたスキル、無限の触手地獄、が効果時間を過ぎ、解除される
0:
0:(間)
勇者:セバスチャン・・貴様は後で、必ず殺す!
0:
ナレーター:勇者のオーラは金色から赤色へ変化していた・・・余談だが全身白濁液まみれである
0:
セバスチャン(ロイ):・・・・ところで、なんかオーラ赤くなってんだけど?・・どうした?・・
0:
勇者:多分、レベルが本当の意味でカンストしたんだろうな、数字的には多分体感50万ぐらい
0:
セバスチャン(ロイ):お前フリー〇様かよ・・インフレ感半端ないな・・
0:
魔神アスモデウス:勇者・・貴様まさか・・
0:
勇者:で?エリスの体・・返してくれるの?
0:
魔神アスモデウス:ふはははは・・勇者よレベル50万だとしてもあくまでも人間・・人間が魔神に勝てるとでも本当に思っているのか?
魔神アスモデウス:さっきまでのは只の余興よ、これからが本当の戦いよ!!まずは貴様からじゃ・・ロイ!
0:
セバスチャン(ロイ):ちぃ!
0:魔神の魔法がロイに迫り爆発する
0:
0:(間)
魔神アスモデウス:は?・・
0:
セバスチャン(ロイ):ふ・・フローラ!?
0:(爆風にせき込みながらも再会に涙ぐみながら)
フローラ:お兄ちゃん・・こんな所に居たんだ・・めちゃくちゃ会いたかったよぉぉぉ
セバスチャン:えぇ?・・お前、ほんとにフローラなんだな・・
フローラ:うん、貴方の妹・・フローラちゃん此処に帰還ってね・・
0:
魔神アスモデウス:フローラァ・・以前は慢心して不覚を取ってしまったが次は無い・・貴様だけは絶対に許さん!
0:
フローラ:さてと、ちょっとそこの奴隷がイキってるみたいだけど、ちゃちゃっと片付けちゃおっか
0:
勇者:フローラだと・・魔神をこんなに怒らせるとは一体何者なんだ?
0:
魔神アスモデウス:ふぉあああああああああああああああああああああああああ!!
魔神アスモデウス:我が最大の呪いを喰らえ・・蔓延する死・・デスペラード!!
0:(セリフ言い切る前に)
フローラ:その呪いを拒絶する、悶絶せよ魔神アスモデウスよ。
0:
魔神アスモデウス:ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ。(しばらく絶叫)
0:
フローラ:いやぁ・・ごめんねお兄ちゃん、本当だったらすぐにでも会いたかったんだけど、
フローラ:あ・・ちょっと魔神ちゃんうるさいよ・・?静かに苦しんでね♪
0:
魔神アスモデウス:えぁ・・ぐぐ・・・・・・・・・・(以下小声で苦しむ)
0:
フローラ:ねね・・ところでお兄ちゃん・・
0:(ヤンデレスイッチON)
フローラ:浮気した?・・魔王様と・・あんだけ時間あったもんね、絶対やってるよね?、やってるに決まってるよね!
0:
セバスチャン(ロイ):いや・・やってない、むしろ嫌われてる
0:
フローラ:・・は?、一度も、一度もやってないの?・・うっそだぁ~?
0:
フローラ:・・・っぷ、しょうがないわね・・やっぱりお兄ちゃんには私が居ないとダメみたいね、アハハハ!
フローラ:あ、これお土産よ、霊薬ラブローション♪
0:
魔神アスモデウス:ぐあああああああ!!、くそがああああ、もう許さんぞ、フローラァ!!!
0:
フローラ:あれ・・私の力を打ち破ったのね・・
0:
魔神アスモデウス:本当は使いたくなかったが、これ以上コケにされてたまるか!・・おおおおおおおおおおおおおおおぉぉ
魔神アスモデウス:・・・・これが我の真の形態・・貴様ら全員、あの世へ送ってやるぞ!
0:(精神と時の空間、崩壊SE)
セバスチャン:な・・なんという魔力・・
0:
勇者:奴の魔力の圧で精神と時の空間が崩壊していく・・
セバスチャン(ロイ):(N)魔神は上空に浮遊し、ゆっくりと魔力を込めだす
0:
フローラ:なんて魔力・・今の奴の強さは私と同等か、それ以上かもしれないわ
フローラ:お兄ちゃん!
0:(神剣フロガラッハを兄の足元に突き立てる)
フローラ:お兄ちゃん・・それを使って!・・それは只の剣に私の頭髪を混ぜることで作った神剣・・神剣フロガラッハ
フローラ:その武器を使えば魔王の体を傷つけずに魔神の命を絶つことが出来る
0:
セバスチャン(ロイ):・・・・え・・なにこの武器・・無茶苦茶力沸いてくるんだけど、正直意味わかんない!
0:
勇者:だったら私が使ったほうが効率いいのでは
0:
フローラ:残念だけど、勇者・・貴方には使えないわ・・・
0:
フローラ:神剣フロガラッハには作成時に掛けた様々な制約によってあり得ないブーストを掛けてあるわ
フローラ:1つ、使用者をロイお兄ちゃんに限定する事、
フローラ:2つ、一度装備すると解除は出来ない
フローラ:3つ、ロイお兄ちゃんの、妹、・・すなわち私に対する想いの強さに性能が比例する事
フローラ:4つ、妹を裏切るとお兄ちゃんは死ぬ
0:
勇者:あ、この妹・・
0:
セバスチャン(ロイ):なんて武器持たせてやがる!!!!
0:
フローラ:なんて武器って言うな!・・必要だから作ったのに・・
フローラ:とにかく・・そろそろ仕掛けるわよ!
0:
勇者:あぁ・・奴の魔力が、恐ろしいほどに膨らんできてる
0:
フローラ:勇者が攪乱(かくらん)して注意を引いて
0:
フローラ:私が足止めするから
0:
セバスチャン(ロイ):私が神剣フロガラッハで止めを刺す
0:
フローラ:お兄ちゃん・・
フローラ:私への思いを切らした時がお兄ちゃんの命の切れ目よ
0:
セバスチャン(ロイ):あぁ・・思いの深さなら任せろ・・・(小声で)正直恐怖という名の思いな気もするが
0:
勇者:では!、・・いくぞぉ!
0:
セバスチャン(ロイ):NTRシステム起動!・・エア・オール・ウィング!!
セバスチャン(ロイ):エア・オール・ウィング、によってフローラ、勇者、私に空気の翼が生成され空中での高速移動が可能となる
0:
勇者:セバスチャン!勝手に空に飛ばすな!・・って、あれ・・思ってたより自由に体が動かせる・・これなら!
0:
勇者:はぁぁ・・風の聖霊よ!我が身に纏い、さらなる速さを!
勇者:アクセル・エア!
0:
魔神アスモデウス:ぐ・・ちょこまかと!・・それで攪乱のつもりか!?・・・ハァァァ・・ダークネス・ノヴァ!!
0:
勇者:な・・ぐああああああああぁぁ・・
0:
セバスチャン:(N)広範囲の闇の奔流が勇者を飲み込む
0:
フローラ:勇者が堕ちたか・・しかし、これで貯めていた魔力は吐き出したわね!・・奴の動きを封じる!・・はぁぁぁ!
0:フローラは自身の闇のオーラを奴へと伸ばし、動きを封じる
0:
魔神アスモデウス:ふははは・・勇者と言えど所詮人間・・なんだ・・この影は!・・身動きが取れない!!?
0:
フローラ:今よ!お兄ちゃん!!、私への思いを神剣へと込めて!!
0:
セバスチャン(ロイ):わ・・分かった!・・・
セバスチャン:(小声で)妹怖い妹怖い・・なにどうしたの、しばらく見ない間に強さの次元おかしくない!?、てかなに?神剣フロガラッハ?ただの剣に妹の頭髪混ぜただけで神剣できちゃうの??マジで・・マジで意味わかんないんだけど、てかなんで妹の想いの強さで性能が左右されたり、妹を裏切ると死なないといけないわけ?もうその発想が怖いよ!
0:
セバスチャン(ロイ):・・・おい、想いを込めたけど全然、力・・湧かねぇんだけど・・?
0:
フローラ:お兄ちゃん・・今のが、私への、想いだとでも?・・ふざけないで・・死にたいの??
0:
セバスチャン(ロイ):まさか・・・思考が読まれている!
セバスチャン(ロイ):妹大好き妹大好き、あ~こんなにも妹に愛されて幸せだなぁ・・特にあのフローラのビンタ!、踏みつけ!・・なんかこう、心の芯があったまるんだよな!・・うんうん多少一人擬乳特選隊だとしても十分おつりがくるんだよなぁ・・
0:
フローラ:・・はぁ!?・・お兄ちゃん!それは私の地雷だって言ってんだろうがあああぁぁ・・・・
フローラ:ヤンデレェェェ・・・・!!
フローラ:(N)私は漆黒の闇のオーラに包まれた
フローラ:ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・シュインシュインシュインシュイン!!
0:
セバスチャン(ロイ):うおおおおおおお・・フローラの・・妹の負のオーラが私の体に流れ込んでくる!!・・これなら!!!!
フローラ:覚えてなさいよ!お兄ちゃんんん!!
セバスチャン(ロイ):最終奥義ッ!クラッシュ・ドーン!!
セバスチャン(ロイ):(N)私は魔神アスモデウスに一直線に突っ込み、そのまま共に上空・・大気圏まで打ちあがった。
0:
0:(間)
魔神アスモデウス:ぐぎゃあああああああああああああああ!!・・・くそ!・・ぶ・・分離!!
0:
フローラ:させるかぁ!!
0:
セバスチャン(ロイ):(N)神剣フロガラッハの刀身より湧き出るフローラの怨念に触れた魔神アスモデウスは焼き尽くされ、消滅する・・・後に残ったのは気を失った魔王様と、私のみ・・
0:(間)
セバスチャン(ロイ):魔王様・・
セバスチャン(ロイ):大気圏から落下する最中、・・私は魔王様を抱きしめ、フローラから貰った霊薬ラブローションを犬顔となった魔王様に口移しで飲ませる
セバスチャン(ロイ):(N)霊薬ラブローション・・あらゆる状態異常を治す代わりに飲ませた相手を、強制的に惚れさせる・・初めてセバスチャン試験を受けた時に取ってくる事が課題だったアイテム・・まさかこんな所で使う場面が来るとは・・な
0:
フローラ:お兄ちゃん・・やっぱり使っちゃったんだね・・でも良いの?霊薬ラブローションを魔王様に使うことは即ち、・・私への裏切り行為・・神剣の制約によって、お兄ちゃんは死ぬわ
0:
セバスチャン(ロイ):・・神剣を経由して頭に直接・・・・あぁ・・ごめんな、フローラ
0:
フローラ:・・まぁお兄ちゃんなら、死ぬと分っていても使っちゃうだろーなーとは思っていたけど、・・・そんなに魔王様がいいんだ?
0:
セバスチャン(ロイ):あぁ・・俺は魔王様が大好きなんだ
0:
フローラ:・・・死んでも良いから魔王様がいいだなんて・・イかれてるわね・・
0:
セバスチャン(ロイ):お前にだけは言われたくねぇよ・・・・・・偉大なる風の精霊ガルーダよ、我が主の守り手と成れ!プロテクト・ウィンド・・
セバスチャン(ロイ):魔王様の周りに風の結界が張り巡らせ、ゆっくりと地上に落下する
0:(間)
セバスチャン(ロイ):(N)しばらくし神剣フロガラッハは消滅し漆黒の黒い球体が現れる・・そこから数多(あまた)もの触手が伸び、私を絡めとり、命を吸い上げる・・あぁ、・・ぐぁぁぁ・・魔王様っ・・魔王様っ・・・・・私はっ・・
0:魔王城のテラスにて魔王エリスと勇者オルガが外を眺めながら
0:(10秒程の間)
魔王エリス:(N)あれから一週間後、魔族と人間との間に休戦協定が結ばれ、仮初の平和が訪れようとしていた
0:
0:(間)
勇者:よかったのか・・エリス?
0:
魔王エリス:・・なにがじゃ?オルガ、・・やーっと式典が終わったのだから少しはゆっくりさせんか?
0:
勇者:セバスチャン・・いやロイの事です。
0:
魔王エリス:まぁ、多少はわらわも悪かったとは思ってはおるが・・どちらにせよロイは行方不明、捜索隊は出しておるし、後は吉報を待しかないのじゃ・・
魔王エリス:我々はそれよりもこれからの事を考えねばならぬのだ・・・なんと言っても人間族にも魔族にも、争ってたほうが都合のいい奴らがゴマンといるのだ、そやつらをどう抑えるか・・期待しておるぞ、勇者。
0:
勇者:・・・ロイ・・貴様はまだ、死ぬ運命ではない・・必ずどこかで生きていると信じているぞ
0:
0:魔王城をバックに草原を歩くフローラとロイ
0:(5秒程の間)
フローラ:お兄ちゃん!・・早くおいでよ~
0:
セバスチャン(ロイ):フローラぁ・・まってって!
0:
フローラ:おっそいってお兄ちゃん!
0:
セバスチャン(ロイ):しょうがないだろ・・今の体、めっちゃ弱っちいんだからさ
0:
フローラ:まぁ死んでしまったお兄ちゃんを禁術で無理やり蘇らせたからね・・反動で私もお兄ちゃんもレベルが一般人レベルまで落ちちゃってるからね~
0:
セバスチャン(ロイ):まぁ命があるだけありがたいもんだ・・レベルはまた上げればいいしな、また昔みたいに修行するか・・
0:
フローラ:そうだね!・・お兄ちゃんっ!!・・・・
0:
0:(間)
フローラ:(N)まぁ実はお兄ちゃんを禁術で蘇生するときに色々と弄らせてもらってるんだけどね・・
フローラ:(N)お兄ちゃんが・・私から離れていかないようにさ・・ふふ・・あははははは!
0:
0:
セバスチャン(ロイ):ドM戦争後編 ・・・完!!