台本概要

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タイトル ラブコメディは突然に!
作者名 なおと(ばあばら)  (@babara19851985)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ラブコメです。
短い時間でラブコメやりたい方は、ぜひ!!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
23 幼馴染である男を楽しみながら手玉に取ってる女です。でも実は……? 年齢設定はご自由に♪
22 女の子との接触に奥手なウブな男です。年齢設定はご自由に♪
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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女:「ラブコメがしたい」 男:「な、なんだよ、突然……」 女:「ラブコメがしたいの!」 男:「だから、突然何を言ってるんだよ、お前は!」 女:「突然じゃない! もう四ヶ月くらい前から思ってたの!」 男:「お前にとっては四ヶ月間あたためていた思いかもしれないが、俺にとっては突然だっての!」 女:「だって……だって、直接この気持ちを伝えるのは、恥ずかしかったんだもん! 女:ずっと前から思い続けてきたのに、いざ気持ちを伝えることによって、今の関係が壊れるのが怖かったの!」 男:「くっ……。間違っちゃいないんだろうが、なんでそんなキュンとする言い方をするんだ! ただでさえ、ちょっと可愛い幼馴染という強力なステータスを持っているお前が、頬を真っ赤にしながら、そんなこと言ったら……ちょっと揺らいでしまうだろうが!」 女:「は? 別に頬は真っ赤にしてないよ? なに、幼馴染が部屋にあがってきたってだけで、そこまで妄想しちゃってるの? どんだけ自意識過剰の勘違いヤローなの? 普通に気持ち悪いんだけど。あと、前から思ってたんだけど、アンタって肌キレイだよね~。手とか、女の子みたいにすべすべだしさ。ハンドクリームとか使ってるの?」 男:「けなしながら別の話するんじゃねぇよ! 何かイマイチ怒りにくくなるだろーが!」 女:「ねぇねぇ、手さわらせてよ。 女:……う~ん、やっぱりすべすべだ。これ、私の肌よりすべすべなんじゃないの? 女:ほら、アンタも私の手よく触ってみてよ。……ん? どしたの? 女:アンタの顔の方が赤くなってきてるよ?」 男:「……おい、ワザとか? ワザとなんだな? いきなり幼馴染でもある男友達の家に上がり込んで、急に手握り合ったりして……! 男:そして、近い! 近すぎるんだよ、距離が! 何なんだよ、このディスタンス! 都知事に怒られるレベルだぞ! 女の子特有の甘いシャンプーの香りが鼻をくすぐりすぎてるんだよ!」 女:「はぁ? なにシャンプーの香りとか言っちゃってるの? 本っ気で気持ち悪いんだけど。脳みそ沸騰してんじゃないの? 馬っ鹿みたい。 女:この機会に、幼馴染の髪の毛の香り嗅ぎまくってやるぜ、とか思っちゃったわけ? いくら自分がモテないからって、誰でも彼でも欲情する癖、いいかげん直した方が良いと思うよ? 女:言っちゃ悪いけど、アンタ優しくて誰に対しても分け隔てなく接するでしょ? 一緒にいて疲れないし。結構、居心地いいなって思ってるんだよ」 男:「だから、けなすのか褒めるのか、方向性を決めてから話し出せよ! 俺の感情、ごっちゃごちゃになっちゃうの! 男:え? どっちどっち!? 俺は幼馴染から本気で気持ち悪がられたのか? それとも、遠回しに好意を伝えられたのか?」  女:「こ、好意!? ばばばばば、バッカじゃないの? な、な、なに好意とか言っちゃってるの? ほ、本気で気持ち悪いんですけど~。脳みそ沸騰してんじゃないの!? 女:この機会に、幼馴染の髪の毛の香り嗅ぎまくってやるぜ、とか思っちゃったわけ!? い、いくら自分がモテないからって、誰でも彼でも欲情する癖、いいかげん直しなさいよ、 バカっ! 女:……ま、まぁ、仕方ないから、他の女の子に欲情しないように……い、今だけなら……嗅いでもいいよ? 私の……髪の匂い」 男:「うぅ、ツッコミたい……っ! なぜに突然ツンデレモードが発動したのか、真意を追求したいところだが……。 男:い、今はそれどころではない。これは…幼馴染の髪の匂いを、合法的にくんかくんかできる、千載一遇のチャンスなのではなかろうか……!? 男:あぁ~、でもそこまでやっちゃったら、本当にこの居心地の良い関係が壊れちゃうかもしんないし……! ちくしょう~、俺はどうしたら……」 女:「ねぇ、何してるの? 嗅がないの? さっきから、ずっと待ってるですけど……」 男:「はい、嗅ぎます」 女:「うん……。じゃぁ、どうぞ?」 男:「……しまったぁ~~! 上目遣いと『ですます』口調の破壊力に負けて、思いっきり即答しちゃったよ~! 男:もうこれで、後戻りはできないんだなぁ……。友達以上、恋人未満の甘酸っぱい関係は、終わりを迎えてしまうのだ。これからは、どろどろとした汚い欲情にまみれた大人の階段を上って行ってしまうんだなぁ……」 女:「あの……さ」 男:「はい……。何でしょうか?」 女:「どうせならさ、私の頭の後ろに、手まわして、アンタの胸に引き寄せるみたいにして……嗅いでみたら?」 男:「い、いったい何を言ってるんでしょうか?」 女:「い、いいから! 早く……しなさいよ」 男:「う……。わ、わかったよ。じゃ……いくぞ?」 女:「う、うん……」 0:(少し長めの間。ミュートにしない方がドキドキできるよ!) 女:「ど、どう……?」 男:「う……。何か、すっごい……ドキドキする」 女:「そうじゃなくて……髪の匂い、嗅いでるんでしょ?」 男:「あ……ドキドキしすぎて嗅ぐの忘れてた」 女:「そう……だったんだ」 男:「うん……」 0:(短めの間) 男:「あの……じゃあ、嗅いでもいいかな? 髪の匂い」 女:「(雰囲気をぶっ壊して)はぁ? 何、髪の匂い嗅ぐ許可とろうとしてんの? マヌケすぎじゃん」 男:「バカな~~!? ここでまさかのマジックタイム終了ですか!?」 女:「え? なに? マジックタイムってなに? 女:幼馴染に欲情した上に、なに変な造語まで作ってんの? 女慣れしてない感、ハンパないね。 女:あ~あ、やだやだ、幼馴染が身を挺してラブコメを演じてあげたってのに、何でアンタは本気モードに移行しようとしんのよ? 女:あくまで、『ラブ・コメディ』だからね? これ以上やっちゃったら、本当のラブストーリーか、アンタの変態性が際立ったサスペンスホラーになっちゃうじゃない」 男:「いや、お前はいったい何がやりたかったんだよ!」 女:「最初に言ったでしょ。ラブコメというものを、やってみたかったのよ。複数人でやるサスペンスや、純正コメディもそりゃ人気だけどさ、何といっても声劇人気ランキング上位を占めているシナリオは、男女のコメディ風ラブストーリーだからね」 男:「だから、なんの話をしてるんだよ、お前は! 俺のドキドキを返せ!」 女:「これで声劇人気ランキングトップ10入り間違いなしよ!」 男:「どこ調べだよ! 帰れ!!」 女:「(M)案の定、むちゃくちゃ怒られ、私はあいつの部屋をつまみ出された。 女:ふっ、まぁ、あれだけの仕打ちをしたのだから、当然と言えば当然の結果ね。 女:しかし…それにしても……。 女:(真っ赤になって)や、やばかったぁ~~~~! 最後の方、ニヤニヤ堪えるの必死だったぁ~~~!! 自分で誘導したとはいえ、何あの展開!? だ、大丈夫だったよね? ちゃんと私、取り繕えてたよね? あいつ、それこそラブコメの主人公ばりに鈍いから、絶対気づいてないだろーけど……。も、もうちょっと……続けても良かったかな」 男:「え? 続けるって何を?」 女:「ひ、人のモノローグに勝手に入ってくるな、このバカーーーーーーーー!!!!!!」

女:「ラブコメがしたい」 男:「な、なんだよ、突然……」 女:「ラブコメがしたいの!」 男:「だから、突然何を言ってるんだよ、お前は!」 女:「突然じゃない! もう四ヶ月くらい前から思ってたの!」 男:「お前にとっては四ヶ月間あたためていた思いかもしれないが、俺にとっては突然だっての!」 女:「だって……だって、直接この気持ちを伝えるのは、恥ずかしかったんだもん! 女:ずっと前から思い続けてきたのに、いざ気持ちを伝えることによって、今の関係が壊れるのが怖かったの!」 男:「くっ……。間違っちゃいないんだろうが、なんでそんなキュンとする言い方をするんだ! ただでさえ、ちょっと可愛い幼馴染という強力なステータスを持っているお前が、頬を真っ赤にしながら、そんなこと言ったら……ちょっと揺らいでしまうだろうが!」 女:「は? 別に頬は真っ赤にしてないよ? なに、幼馴染が部屋にあがってきたってだけで、そこまで妄想しちゃってるの? どんだけ自意識過剰の勘違いヤローなの? 普通に気持ち悪いんだけど。あと、前から思ってたんだけど、アンタって肌キレイだよね~。手とか、女の子みたいにすべすべだしさ。ハンドクリームとか使ってるの?」 男:「けなしながら別の話するんじゃねぇよ! 何かイマイチ怒りにくくなるだろーが!」 女:「ねぇねぇ、手さわらせてよ。 女:……う~ん、やっぱりすべすべだ。これ、私の肌よりすべすべなんじゃないの? 女:ほら、アンタも私の手よく触ってみてよ。……ん? どしたの? 女:アンタの顔の方が赤くなってきてるよ?」 男:「……おい、ワザとか? ワザとなんだな? いきなり幼馴染でもある男友達の家に上がり込んで、急に手握り合ったりして……! 男:そして、近い! 近すぎるんだよ、距離が! 何なんだよ、このディスタンス! 都知事に怒られるレベルだぞ! 女の子特有の甘いシャンプーの香りが鼻をくすぐりすぎてるんだよ!」 女:「はぁ? なにシャンプーの香りとか言っちゃってるの? 本っ気で気持ち悪いんだけど。脳みそ沸騰してんじゃないの? 馬っ鹿みたい。 女:この機会に、幼馴染の髪の毛の香り嗅ぎまくってやるぜ、とか思っちゃったわけ? いくら自分がモテないからって、誰でも彼でも欲情する癖、いいかげん直した方が良いと思うよ? 女:言っちゃ悪いけど、アンタ優しくて誰に対しても分け隔てなく接するでしょ? 一緒にいて疲れないし。結構、居心地いいなって思ってるんだよ」 男:「だから、けなすのか褒めるのか、方向性を決めてから話し出せよ! 俺の感情、ごっちゃごちゃになっちゃうの! 男:え? どっちどっち!? 俺は幼馴染から本気で気持ち悪がられたのか? それとも、遠回しに好意を伝えられたのか?」  女:「こ、好意!? ばばばばば、バッカじゃないの? な、な、なに好意とか言っちゃってるの? ほ、本気で気持ち悪いんですけど~。脳みそ沸騰してんじゃないの!? 女:この機会に、幼馴染の髪の毛の香り嗅ぎまくってやるぜ、とか思っちゃったわけ!? い、いくら自分がモテないからって、誰でも彼でも欲情する癖、いいかげん直しなさいよ、 バカっ! 女:……ま、まぁ、仕方ないから、他の女の子に欲情しないように……い、今だけなら……嗅いでもいいよ? 私の……髪の匂い」 男:「うぅ、ツッコミたい……っ! なぜに突然ツンデレモードが発動したのか、真意を追求したいところだが……。 男:い、今はそれどころではない。これは…幼馴染の髪の匂いを、合法的にくんかくんかできる、千載一遇のチャンスなのではなかろうか……!? 男:あぁ~、でもそこまでやっちゃったら、本当にこの居心地の良い関係が壊れちゃうかもしんないし……! ちくしょう~、俺はどうしたら……」 女:「ねぇ、何してるの? 嗅がないの? さっきから、ずっと待ってるですけど……」 男:「はい、嗅ぎます」 女:「うん……。じゃぁ、どうぞ?」 男:「……しまったぁ~~! 上目遣いと『ですます』口調の破壊力に負けて、思いっきり即答しちゃったよ~! 男:もうこれで、後戻りはできないんだなぁ……。友達以上、恋人未満の甘酸っぱい関係は、終わりを迎えてしまうのだ。これからは、どろどろとした汚い欲情にまみれた大人の階段を上って行ってしまうんだなぁ……」 女:「あの……さ」 男:「はい……。何でしょうか?」 女:「どうせならさ、私の頭の後ろに、手まわして、アンタの胸に引き寄せるみたいにして……嗅いでみたら?」 男:「い、いったい何を言ってるんでしょうか?」 女:「い、いいから! 早く……しなさいよ」 男:「う……。わ、わかったよ。じゃ……いくぞ?」 女:「う、うん……」 0:(少し長めの間。ミュートにしない方がドキドキできるよ!) 女:「ど、どう……?」 男:「う……。何か、すっごい……ドキドキする」 女:「そうじゃなくて……髪の匂い、嗅いでるんでしょ?」 男:「あ……ドキドキしすぎて嗅ぐの忘れてた」 女:「そう……だったんだ」 男:「うん……」 0:(短めの間) 男:「あの……じゃあ、嗅いでもいいかな? 髪の匂い」 女:「(雰囲気をぶっ壊して)はぁ? 何、髪の匂い嗅ぐ許可とろうとしてんの? マヌケすぎじゃん」 男:「バカな~~!? ここでまさかのマジックタイム終了ですか!?」 女:「え? なに? マジックタイムってなに? 女:幼馴染に欲情した上に、なに変な造語まで作ってんの? 女慣れしてない感、ハンパないね。 女:あ~あ、やだやだ、幼馴染が身を挺してラブコメを演じてあげたってのに、何でアンタは本気モードに移行しようとしんのよ? 女:あくまで、『ラブ・コメディ』だからね? これ以上やっちゃったら、本当のラブストーリーか、アンタの変態性が際立ったサスペンスホラーになっちゃうじゃない」 男:「いや、お前はいったい何がやりたかったんだよ!」 女:「最初に言ったでしょ。ラブコメというものを、やってみたかったのよ。複数人でやるサスペンスや、純正コメディもそりゃ人気だけどさ、何といっても声劇人気ランキング上位を占めているシナリオは、男女のコメディ風ラブストーリーだからね」 男:「だから、なんの話をしてるんだよ、お前は! 俺のドキドキを返せ!」 女:「これで声劇人気ランキングトップ10入り間違いなしよ!」 男:「どこ調べだよ! 帰れ!!」 女:「(M)案の定、むちゃくちゃ怒られ、私はあいつの部屋をつまみ出された。 女:ふっ、まぁ、あれだけの仕打ちをしたのだから、当然と言えば当然の結果ね。 女:しかし…それにしても……。 女:(真っ赤になって)や、やばかったぁ~~~~! 最後の方、ニヤニヤ堪えるの必死だったぁ~~~!! 自分で誘導したとはいえ、何あの展開!? だ、大丈夫だったよね? ちゃんと私、取り繕えてたよね? あいつ、それこそラブコメの主人公ばりに鈍いから、絶対気づいてないだろーけど……。も、もうちょっと……続けても良かったかな」 男:「え? 続けるって何を?」 女:「ひ、人のモノローグに勝手に入ってくるな、このバカーーーーーーーー!!!!!!」