台本概要

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タイトル 雨の降る日に君を
作者名 黒月 煉  (@SNM_neko193ren)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず作者へ連絡要
説明 感情閉ざしてしまった男の子(奏多)に、心を救ってもらった女の子(響)が、恩返しをしようと泣けなくなってしまった奏多に、響が泣いてもいいと伝えるお話です。


<配役>
奏多(かなた)
性別:男。一人称:僕。学生。

響(ひびき)
性別:女。一人称:私。学生。

だいたい10~15分程度。

❀ボイコネで私と関わったり、仲良くして下さっている方々は、許可なくお読みください。
ピカピカの私のフォロワー様も許可なくお読み下さい(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)❀

⚠ただ、私のことを知らない人は、お手数を、おかけしますが。
1度DMに必ず【かります】の一言を、ください。また、アーカイブのURLを、共有してくださると喜びます(*´艸`)

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
奏多(かなた) 45 学生の男の子。 一人称、僕。
響(ひびき) 35 学生の女の子。 一人称、私。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
✿本編:【雨の降る日に君を】 ❀:奏多side 奏多(かなた):僕の名前は奏多。 奏多(かなた):満月学校に通う学生。 奏多(かなた):クラスでは、それ程仲の良い友達は居ない。 奏多(かなた):でも気になる人はいる。 奏多(かなた):その子は今、窓際に立って優しく笑ってる女の子。 奏多(かなた):そんな君が気になって仕方ないんだ。 奏多(かなた):僕は、君へ話しかける勇気すら持ってない。 奏多(かなた):本当は、話しかけて。沢山の君を見つけたいんだ。 奏多(かなた):でも、話しかけるのが怖いんだ。 奏多(かなた):君に嫌われるかもしれない。 奏多(かなた):君の周りの人達に、悪く思われるかもしれない。 奏多(かなた):それが怖くて堪らないんだ。 奏多(かなた):こんな、弱い僕で。 奏多(かなた):こんなに怖がりな僕で、ごめん。 ❀:響side 響(ひびき):私は響。 響(ひびき):満月学校に通う学生。 響(ひびき):クラスでは、まぁまぁ仲の良い友達はいる。 響(ひびき):だけど、友達になりたい人がいる。 響(ひびき):その人は、いつも自分の席に座って、時々私を見て来るから。なにか言いたい事あるのかな?って気になってるんだ。 響(ひびき):私から話しかけたいけど。 響(ひびき):なかなか、その機会がなくて、もどかしくて。 響(ひびき):あの頃の様に、奏多くんの笑った顔を私は見たいんだよ。 響(ひびき):だから、いつも奏多くんが1人で帰る姿が淋しそうで。 響(ひびき):いつ、声をかけようかと悩んでたある日。 響(ひびき):奏多くんの心が泣いてるんじゃないかって位。 響(ひびき):天気が土砂降りの雨で。 響(ひびき):奏多くんが、傘を持たずに帰ってく姿が。 響(ひびき):雨に濡れながら、奏多くんの存在自体を洗い流してる様で。。 響(ひびき):私は、怖かった。 響(ひびき):奏多くんと話せなくなると思った。 響(ひびき):だから、奏多くんの元へ走ってったんだよ。 ❀:奏多side 奏多(かなた):ある日、僕の失った感情の様に。 奏多(かなた):天気が土砂降りの雨だった。 奏多(かなた):泣く事を忘れてしまった僕の代わりに、空が泣いてくれてる様で。 奏多(かなた):だから、その雨をずっと見てたかったんだ。 奏多(かなた):例え、僕が、びしょ濡れになっても。 奏多(かなた):心配してくれる友人も居ない。 奏多(かなた):家族だって居ない。 奏多(かなた):だから僕は、ただ。 奏多(かなた):雨に濡れながら、空を見上げてたんだ。 ❀:《奏多&響》 奏多(かなた):いつも1人。僕を心配してくれる人達なんて居ない。 響(ひびき):。。。。。。ねぇ。(遠くから声を掛けてる感じで) 奏多(かなた):結局、僕は弱虫で怖がりのままなんだ。。。 響(ひびき):。。。ねぇ。。。ちょっと。。。(少し近づいてる感じで) 奏多(かなた):僕なんか、この雨で存在自体を洗い流せたらいいのに。。。 響(ひびき):。。。あの!!(息きれてる感じで) 奏多(かなた):。。。。。。(目線を響へむけ。また空へ。) 響(ひびき):。。。あの!!。。コレ!! 奏多(かなた):(僕に傘を差し出す君) 響(ひびき):あの。えっと。風邪引きますよ? 奏多(かなた):。。。心配してくれる人は居ないから大丈夫。 響(ひびき):心配ならしてますよ。私が!! 奏多(かなた):何で?話した事もない僕を心配するの? 響(ひびき):ずっと、貴方を見ていたから。 奏多(かなた):え? 響(ひびき):ずっと、話しかけたかった。でも、いつもタイミングが合わなくて。。。 奏多(かなた):。。。僕も、君をずっと見ていたよ。 響(ひびき):知ってますよ。いつも自分の席から私を見ていた事。 響(ひびき):私はずっと、貴方を。。いえ。。奏多くんを見ていましたから。 奏多(かなた):。。。なんで?。。。なんで僕を見てたの? 奏多(かなた):可哀想な奴って? そう思ってたの? 響(ひびき):いいえ。違います。私は奏多くんの心が泣いてる事。 響(ひびき):表情には出せなくなった事。知ってますから。 奏多(かなた):君は。。。なんでそこまで。。僕を。。。? 響(ひびき):私は、奏多くんのおかげで、心が救われたから!! 響(ひびき):今度は、私が、奏多くんの心を救いたいの。。。 奏多(かなた):僕に心が救われた?。。。。。。もしかして。。。。。。響。。。? 響(ひびき):うん! やっと。。。名前。。。呼んで。。。貰えた。。。ずっと。。。忘れられてると思ったよ。。。 奏多(かなた):僕は、今。言われるまで忘れてたよ苦笑。 響、キレイになったね。。。 響(ひびき):。。。うん。。。傘。。。入って? 奏多(かなた):うん。。。 響(ひびき):もう、奏多くんは。心の中で泣かなくていいんだよ。 奏多(かなた):。。。さん。。。きゅ。。。 響(ひびき):私は、奏多くんの心を見つけられたよ。 奏多(かなた):響。。僕を見つけてくれてありがとう。。。 奏多(かなた):(僕は、響の傘に入れてもらい、一緒に帰宅した。 奏多(かなた):それからは幸せが増えたんだ。 奏多(かなた):響のおかげで。響が隣に居てくれる。 奏多(かなた):君が僕の傍で笑ってくれる事。 奏多(かなた):それが、僕の心を満たしてくんだ。 奏多(かなた):これからもずっと一緒だよ。 奏多(かなた):今度は、僕が響へ。 奏多(かなた):「君も、泣いていいんだよ」って傘を差すよ。) ❀:~終わり~

✿本編:【雨の降る日に君を】 ❀:奏多side 奏多(かなた):僕の名前は奏多。 奏多(かなた):満月学校に通う学生。 奏多(かなた):クラスでは、それ程仲の良い友達は居ない。 奏多(かなた):でも気になる人はいる。 奏多(かなた):その子は今、窓際に立って優しく笑ってる女の子。 奏多(かなた):そんな君が気になって仕方ないんだ。 奏多(かなた):僕は、君へ話しかける勇気すら持ってない。 奏多(かなた):本当は、話しかけて。沢山の君を見つけたいんだ。 奏多(かなた):でも、話しかけるのが怖いんだ。 奏多(かなた):君に嫌われるかもしれない。 奏多(かなた):君の周りの人達に、悪く思われるかもしれない。 奏多(かなた):それが怖くて堪らないんだ。 奏多(かなた):こんな、弱い僕で。 奏多(かなた):こんなに怖がりな僕で、ごめん。 ❀:響side 響(ひびき):私は響。 響(ひびき):満月学校に通う学生。 響(ひびき):クラスでは、まぁまぁ仲の良い友達はいる。 響(ひびき):だけど、友達になりたい人がいる。 響(ひびき):その人は、いつも自分の席に座って、時々私を見て来るから。なにか言いたい事あるのかな?って気になってるんだ。 響(ひびき):私から話しかけたいけど。 響(ひびき):なかなか、その機会がなくて、もどかしくて。 響(ひびき):あの頃の様に、奏多くんの笑った顔を私は見たいんだよ。 響(ひびき):だから、いつも奏多くんが1人で帰る姿が淋しそうで。 響(ひびき):いつ、声をかけようかと悩んでたある日。 響(ひびき):奏多くんの心が泣いてるんじゃないかって位。 響(ひびき):天気が土砂降りの雨で。 響(ひびき):奏多くんが、傘を持たずに帰ってく姿が。 響(ひびき):雨に濡れながら、奏多くんの存在自体を洗い流してる様で。。 響(ひびき):私は、怖かった。 響(ひびき):奏多くんと話せなくなると思った。 響(ひびき):だから、奏多くんの元へ走ってったんだよ。 ❀:奏多side 奏多(かなた):ある日、僕の失った感情の様に。 奏多(かなた):天気が土砂降りの雨だった。 奏多(かなた):泣く事を忘れてしまった僕の代わりに、空が泣いてくれてる様で。 奏多(かなた):だから、その雨をずっと見てたかったんだ。 奏多(かなた):例え、僕が、びしょ濡れになっても。 奏多(かなた):心配してくれる友人も居ない。 奏多(かなた):家族だって居ない。 奏多(かなた):だから僕は、ただ。 奏多(かなた):雨に濡れながら、空を見上げてたんだ。 ❀:《奏多&響》 奏多(かなた):いつも1人。僕を心配してくれる人達なんて居ない。 響(ひびき):。。。。。。ねぇ。(遠くから声を掛けてる感じで) 奏多(かなた):結局、僕は弱虫で怖がりのままなんだ。。。 響(ひびき):。。。ねぇ。。。ちょっと。。。(少し近づいてる感じで) 奏多(かなた):僕なんか、この雨で存在自体を洗い流せたらいいのに。。。 響(ひびき):。。。あの!!(息きれてる感じで) 奏多(かなた):。。。。。。(目線を響へむけ。また空へ。) 響(ひびき):。。。あの!!。。コレ!! 奏多(かなた):(僕に傘を差し出す君) 響(ひびき):あの。えっと。風邪引きますよ? 奏多(かなた):。。。心配してくれる人は居ないから大丈夫。 響(ひびき):心配ならしてますよ。私が!! 奏多(かなた):何で?話した事もない僕を心配するの? 響(ひびき):ずっと、貴方を見ていたから。 奏多(かなた):え? 響(ひびき):ずっと、話しかけたかった。でも、いつもタイミングが合わなくて。。。 奏多(かなた):。。。僕も、君をずっと見ていたよ。 響(ひびき):知ってますよ。いつも自分の席から私を見ていた事。 響(ひびき):私はずっと、貴方を。。いえ。。奏多くんを見ていましたから。 奏多(かなた):。。。なんで?。。。なんで僕を見てたの? 奏多(かなた):可哀想な奴って? そう思ってたの? 響(ひびき):いいえ。違います。私は奏多くんの心が泣いてる事。 響(ひびき):表情には出せなくなった事。知ってますから。 奏多(かなた):君は。。。なんでそこまで。。僕を。。。? 響(ひびき):私は、奏多くんのおかげで、心が救われたから!! 響(ひびき):今度は、私が、奏多くんの心を救いたいの。。。 奏多(かなた):僕に心が救われた?。。。。。。もしかして。。。。。。響。。。? 響(ひびき):うん! やっと。。。名前。。。呼んで。。。貰えた。。。ずっと。。。忘れられてると思ったよ。。。 奏多(かなた):僕は、今。言われるまで忘れてたよ苦笑。 響、キレイになったね。。。 響(ひびき):。。。うん。。。傘。。。入って? 奏多(かなた):うん。。。 響(ひびき):もう、奏多くんは。心の中で泣かなくていいんだよ。 奏多(かなた):。。。さん。。。きゅ。。。 響(ひびき):私は、奏多くんの心を見つけられたよ。 奏多(かなた):響。。僕を見つけてくれてありがとう。。。 奏多(かなた):(僕は、響の傘に入れてもらい、一緒に帰宅した。 奏多(かなた):それからは幸せが増えたんだ。 奏多(かなた):響のおかげで。響が隣に居てくれる。 奏多(かなた):君が僕の傍で笑ってくれる事。 奏多(かなた):それが、僕の心を満たしてくんだ。 奏多(かなた):これからもずっと一緒だよ。 奏多(かなた):今度は、僕が響へ。 奏多(かなた):「君も、泣いていいんだよ」って傘を差すよ。) ❀:~終わり~