台本概要
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タイトル | SF対策局 |
---|---|
作者名 | maturit (@inui_maturi) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(男2、女2) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
お好きにどうぞ
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ミツミ | 女 | 38 | |
マヤ | 女 | 31 | |
アオイ | 男 | 32 | |
シュウ | 男 | 44 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ミツミ:「よくぞ集まってくれたのだ諸君!!」
マヤ:「いやいや、同じ職場だしそれ以前に同じとこ住んでるから、なんだったら毎日顔合わせてるから」
シュウ:「諦めろそういう事だ」
マヤ「いやどういう事っ!? 付き合い長いけどわかんないっ!?」
アオイ:「僕は考える事を諦めたよ」
マヤ:「そういう事なのっ!?」
ミツミ:「そういうことなのだっ! という訳で我々の今後について話し合おうではないかっ!」
アオイ:「今後って、この先があると思ってるの?」
シュウ:「無いかもしれない」
アオイ:「第一に、なんで僕らがここに居るかわかってる?」
ミツミ:「そう…それなのだっ!!」
マヤ:「なんでって…我らが帝国が世界征服する為に天才を集めたのが始まりでしょ」
アオイ:「初めは良かったよ、技術開発なり軍事支援なり、まぁそんなの無くても快勝につぐ快勝で必要なかったけどね」
シュウ:「我らは産まれる時代を間違えた」
アオイ:「それには同意かな」
マヤ:「ちょっと待って! それじゃ私達が邪魔みたいじゃないっ!?」
ミツミ:「みたいではない…邪魔なのだっ!!」
マヤ:「な、なんだってぇえええ」
アオイ:「まぁ今の平和な時代に僕達って混乱しか産み出さないからねぇ」
シュウ:「我らは…ってこのキャラ付けもういいよね? 雰囲気楽しもうとして厳格な感じ出したけど疲れるわー」
マヤ:「あんたは何がしたかったのよ…ってそうじゃなくて!! どういう事なのよっ!!」
シュウ:「どうもこうもないよねー俺たちがいるココ、なんて名目か知ってる?」
マヤ:「SF対策局」
ミツミ:「我々は来るかもしれない、もしかしたら来ないかもしれない、来るとやだなぁ、みたいな事案に備えた対策を行う部署なのだ!!」
マヤ:「それが何で邪魔とか言われるのよっ!?」
アオイ:「来ないかもしれしれない物に金は割けないよねぇ、要するに無駄を減らそうって事だよ」
マヤ:「む…だ…ですって…」
シュウ:「まぁその辺はミツミちゃんに丸投げしてたから、今回は何かあったかなぁって雰囲気だけ真面目にしてたんだけど」
ミツミ:「その通りなのだ」
アオイ:「もしかしてココ無くなるの?」
マヤ:「嘘でしょっ!? 嘘だって言ってよっ!! ねぇミツミぃ」
ミツミ:「…」
シュウ:「ここでの無言とマヤの必死さウケる」
マヤ:「全然面白く無いわよっ!?」
アオイ:「で、どうなの?」
ミツミ:「…そういう話は特にないのだ」
アオイ:「ふーん、まぁそうだろうね」
マヤ:「え? 無くならないの? 良かったぁ…シュウは後で殴る」
シュウ:「ちょっ!? 暴力反対ぃ」
マヤ:「乙女の純情を踏みにじる男は死ねばいい」
シュウ:「乙女の定義について抗議したいねっ!」
マヤ:「可愛さでしょ」
シュウ:「ふざけるなっ! この前お前がシェルターの防壁を素手でこじ開ける所見たんだからなっ!」
アオイ:「あーやっぱりマヤだったか、その修繕費とか諸々全部提出してるからね」
シュウ:「資金を食い潰してるマヤには上も頭を悩ませてるだろうね」
マヤ:「ぐぬぬ…そういうシュウは」
シュウ:「俺はAI技術の発展に貢献してるんだよ、今の時代は天才よりも効率的なAIが求められてるんだ」
マヤ:「AIこそが私の敵だ!」
アオイ:「話が進まないから御二人は黙ってねぇ、ほらミツミ、続きをどうぞ」
ミツミ:「うむ、実は先日…とある新薬を完成させたのだ」
アオイ:「あー、どっち? ヤバい方? エグい方?」
ミツミ:「…両方」
アオイ:「まさかとは思うけど…上に知られたりしてないよね?」
ミツミ:「…」
アオイ:「ミツミ? 怒らないから全部言いなよ?」
ミツミ:「ちょっとネトゲで徹夜してて、寝なくても良くなれば無敵ではっ!? という深夜テンションで…その…」
アオイ:「うんうん」
ミツミ:「不死身になる薬を作っちゃたのだ」
アオイ:「はぁ(ため息)…そういうヲチか」
シュウ:「俺にはその薬飲ますなよ」
ミツミ:「…」
シュウ:「おい…その無言は怖いって…嘘だろ?」
ミツミ:「昨日の朝食に混ぜたのだ」
シュウ:「ふざけるなよっ!? なんてもの飲ませるんだ馬鹿野郎ぉ!!」
マヤ:「そうか」
シュウ:「なんでお前はそんなに落ち着いてるんだよっ!? 今こそ戸惑えよっ!?」
マヤ:「いや、おかしいと思ってたんだよねぇ、ほら素手でシェルターの壁とか壊せないし」
シュウ:「お前…頭の中大丈夫か? お前が素手で壊したのは三日前だっ! それの原因をミツミに押し付ける魂胆だろ脳筋がっ!!」
マヤ:「ぐ…そんな…事…ない…よ」
シュウ:「見苦しんだよっ!? それよりも薬だ薬ぃ!?」
アオイ:「不死身と言うけど、厳密にはどんな効果なのかな?」
ミツミ:「異様に細胞が元気になって、ちょっとやそっとじゃ死なないのだ」
シュウ:「おいおいおい、それって細胞が劣化しないって事か? 歳をとらないとか言わないよなぁ?」
ミツミ:「流石は天才なのだっ」
シュウ:「嬉しかねぇよっ!? どうすんだよっ!?」
アオイ:「元に戻す薬はあるのかな?」
ミツミ:「あるのだ」
シュウ:「なんだよ…ビビらせやがって」
ミツミ:「ただ…ちょっと効果が出るのに時間が掛かるのだ」
シュウ:「どのくらいだ? 三日か? それとも一ヶ月か? 戻るならいいぜ」
ミツミ:「その…百くらい…なのだ」
シュウ:「百日か? まぁそのくらいなら」
ミツミ:「…年なのだ」
シュウ:「…聞き間違いだよな? 今、年って聞こえたんだが?」
ミツミ:「百年掛かるのだ」
シュウ:「そうかぁ百年かぁ…ほんともうココから去りたい」
マヤ:「大丈夫? もしかしたら夢かもしれないよ? 殴ってあげるから確認しよう?」
シュウ:「うん…と言うと思ったかっ!? さっきの事まだ根に持ってるお前の神経が疑わしいわっ!!」
マヤ:「ちっ」
ミツミ:「それで…その…」
アオイ:「僕達を集めたって事は、もう上にはバレちゃったんでしょ?」
シュウ:「は? なんでだよ?」
アオイ:「だってミツミ言ってたじゃん、ネトゲで徹夜する為に薬作ったって」
シュウ:「それがなんで上にバレる事に繋がるんだよ?」
アオイ:「だってミツミはネトゲ内だと凄いよ?」
シュウ:「有名って事か?」
アオイ:「まぁある意味で有名ではあるね、ネトゲ内のミツミは隠し事はしない、出来ない、全部漏洩だよ」
シュウ:「最悪だ!!」
アオイ:「ちなみに帝国の上役は監視も兼ねて全員ネトゲ友達」
シュウ:「おいマヤ、ミツミはスパイだ…捕まえればお前の罪が消えるかもしれない」
マヤ:「ごめんねミツミ、私達…友達だよね?」
ミツミ:「目が…目が狩る者の目なのだぁ!! 絶対に友達に向ける目じゃないのだぁ!!」
マヤ:「大丈夫、痛いのは一瞬だから」
ミツミ:「死ねないから永劫なのだ!!」
マヤ:「そっかぁ、じゃあ…ごめんね」
ミツミ:「ひぃ!! これあげるから許してなのだ!! お高いお菓子なのだ!! 美味しいのだ!!」
マヤ:「…そんな物で…そんな…お菓子なんか…で…許す!!」
ミツミ:「た、助かったのだ」
シュウ:「使えない脳筋め、ところでその菓子はどうしたんだよ?」
ミツミ:「今日の朝に偉い人が届けに来たのだ」
アオイ:「何か言ってた?」
ミツミ:「んー、敵対とか脱走とかしないように念をおされたくらいなのだ」
アオイ:「まぁそうなるよね、僕はココに居れるならそれでいいかな」
シュウ:「俺もとりあえず同じだ、それと治す薬よこせ」
ミツミ:「これなのだ!」
シュウ:「ちなみに他に言っとく事は無いのか?」
ミツミ:「ごめなさいなのだ」
シュウ:「…わかったよ、じゃあ飲むわ」
ミツミ:「ちなみに飲んでから百年キッパリで死ぬのだ」
シュウ:「あっぶねー、そういう事を早く言えって言ったんだよっ!!」
アオイ:「シュウも学ばないね」
シュウ:「うるせー、ミツミはとにかく普通に戻る薬を作りやがれ」
ミツミ:「やる気になれば作るのだ」
シュウ:「…わかったよ、気長に待つさ」
マヤ:「このお菓子めっちゃ美味しい」
シュウ:「この馬鹿野郎っ!! なんで全部食ってんだよっ!?」
マヤ:「これは私の物だ!!」
シュウ:「お前本当に器小さいんだよ!!」
アオイ:「ねぇミツミ」
ミツミ:「なんなのだ?」
アオイ:「その薬、不死身じゃない人が飲んだらどうなるの?」
ミツミ:「んーたぶん…飲んで十日くらいでパッと死ぬと思うのだ」
アオイ:「なるほどね、そっち薬について上は知ってるの?」
ミツミ:「…秘密なのだ」
アオイ:「そっか、僕は君がいちばん怖いよ」
ミツミ:「そんな事はないのだー。それよりも、今日は集まってくれてありがとうなのだー」
シュウ:「お、おいマヤやめろっ!! 木刀なんて何処から出しやがったっ!?」
マヤ:「大丈夫、峰打ちだから」
シュウ:「木刀の斬り方じゃねぇ!! お前の力が人を殺すんだよ!!」
マヤ:「大丈夫…不死身だから」
シュウ:「おい…まじでやめろ…助けてくれぇええ」
マヤ:「覚悟ぉおおお」
アオイ:「騒がしいね、いつもの事だけど」
ミツミ:「次回も乞うご期待なのだ!!」
シュウ:「誰か俺を殺してくれぇえええ」
マヤ:「天誅!!!」
ミツミ:「よくぞ集まってくれたのだ諸君!!」
マヤ:「いやいや、同じ職場だしそれ以前に同じとこ住んでるから、なんだったら毎日顔合わせてるから」
シュウ:「諦めろそういう事だ」
マヤ「いやどういう事っ!? 付き合い長いけどわかんないっ!?」
アオイ:「僕は考える事を諦めたよ」
マヤ:「そういう事なのっ!?」
ミツミ:「そういうことなのだっ! という訳で我々の今後について話し合おうではないかっ!」
アオイ:「今後って、この先があると思ってるの?」
シュウ:「無いかもしれない」
アオイ:「第一に、なんで僕らがここに居るかわかってる?」
ミツミ:「そう…それなのだっ!!」
マヤ:「なんでって…我らが帝国が世界征服する為に天才を集めたのが始まりでしょ」
アオイ:「初めは良かったよ、技術開発なり軍事支援なり、まぁそんなの無くても快勝につぐ快勝で必要なかったけどね」
シュウ:「我らは産まれる時代を間違えた」
アオイ:「それには同意かな」
マヤ:「ちょっと待って! それじゃ私達が邪魔みたいじゃないっ!?」
ミツミ:「みたいではない…邪魔なのだっ!!」
マヤ:「な、なんだってぇえええ」
アオイ:「まぁ今の平和な時代に僕達って混乱しか産み出さないからねぇ」
シュウ:「我らは…ってこのキャラ付けもういいよね? 雰囲気楽しもうとして厳格な感じ出したけど疲れるわー」
マヤ:「あんたは何がしたかったのよ…ってそうじゃなくて!! どういう事なのよっ!!」
シュウ:「どうもこうもないよねー俺たちがいるココ、なんて名目か知ってる?」
マヤ:「SF対策局」
ミツミ:「我々は来るかもしれない、もしかしたら来ないかもしれない、来るとやだなぁ、みたいな事案に備えた対策を行う部署なのだ!!」
マヤ:「それが何で邪魔とか言われるのよっ!?」
アオイ:「来ないかもしれしれない物に金は割けないよねぇ、要するに無駄を減らそうって事だよ」
マヤ:「む…だ…ですって…」
シュウ:「まぁその辺はミツミちゃんに丸投げしてたから、今回は何かあったかなぁって雰囲気だけ真面目にしてたんだけど」
ミツミ:「その通りなのだ」
アオイ:「もしかしてココ無くなるの?」
マヤ:「嘘でしょっ!? 嘘だって言ってよっ!! ねぇミツミぃ」
ミツミ:「…」
シュウ:「ここでの無言とマヤの必死さウケる」
マヤ:「全然面白く無いわよっ!?」
アオイ:「で、どうなの?」
ミツミ:「…そういう話は特にないのだ」
アオイ:「ふーん、まぁそうだろうね」
マヤ:「え? 無くならないの? 良かったぁ…シュウは後で殴る」
シュウ:「ちょっ!? 暴力反対ぃ」
マヤ:「乙女の純情を踏みにじる男は死ねばいい」
シュウ:「乙女の定義について抗議したいねっ!」
マヤ:「可愛さでしょ」
シュウ:「ふざけるなっ! この前お前がシェルターの防壁を素手でこじ開ける所見たんだからなっ!」
アオイ:「あーやっぱりマヤだったか、その修繕費とか諸々全部提出してるからね」
シュウ:「資金を食い潰してるマヤには上も頭を悩ませてるだろうね」
マヤ:「ぐぬぬ…そういうシュウは」
シュウ:「俺はAI技術の発展に貢献してるんだよ、今の時代は天才よりも効率的なAIが求められてるんだ」
マヤ:「AIこそが私の敵だ!」
アオイ:「話が進まないから御二人は黙ってねぇ、ほらミツミ、続きをどうぞ」
ミツミ:「うむ、実は先日…とある新薬を完成させたのだ」
アオイ:「あー、どっち? ヤバい方? エグい方?」
ミツミ:「…両方」
アオイ:「まさかとは思うけど…上に知られたりしてないよね?」
ミツミ:「…」
アオイ:「ミツミ? 怒らないから全部言いなよ?」
ミツミ:「ちょっとネトゲで徹夜してて、寝なくても良くなれば無敵ではっ!? という深夜テンションで…その…」
アオイ:「うんうん」
ミツミ:「不死身になる薬を作っちゃたのだ」
アオイ:「はぁ(ため息)…そういうヲチか」
シュウ:「俺にはその薬飲ますなよ」
ミツミ:「…」
シュウ:「おい…その無言は怖いって…嘘だろ?」
ミツミ:「昨日の朝食に混ぜたのだ」
シュウ:「ふざけるなよっ!? なんてもの飲ませるんだ馬鹿野郎ぉ!!」
マヤ:「そうか」
シュウ:「なんでお前はそんなに落ち着いてるんだよっ!? 今こそ戸惑えよっ!?」
マヤ:「いや、おかしいと思ってたんだよねぇ、ほら素手でシェルターの壁とか壊せないし」
シュウ:「お前…頭の中大丈夫か? お前が素手で壊したのは三日前だっ! それの原因をミツミに押し付ける魂胆だろ脳筋がっ!!」
マヤ:「ぐ…そんな…事…ない…よ」
シュウ:「見苦しんだよっ!? それよりも薬だ薬ぃ!?」
アオイ:「不死身と言うけど、厳密にはどんな効果なのかな?」
ミツミ:「異様に細胞が元気になって、ちょっとやそっとじゃ死なないのだ」
シュウ:「おいおいおい、それって細胞が劣化しないって事か? 歳をとらないとか言わないよなぁ?」
ミツミ:「流石は天才なのだっ」
シュウ:「嬉しかねぇよっ!? どうすんだよっ!?」
アオイ:「元に戻す薬はあるのかな?」
ミツミ:「あるのだ」
シュウ:「なんだよ…ビビらせやがって」
ミツミ:「ただ…ちょっと効果が出るのに時間が掛かるのだ」
シュウ:「どのくらいだ? 三日か? それとも一ヶ月か? 戻るならいいぜ」
ミツミ:「その…百くらい…なのだ」
シュウ:「百日か? まぁそのくらいなら」
ミツミ:「…年なのだ」
シュウ:「…聞き間違いだよな? 今、年って聞こえたんだが?」
ミツミ:「百年掛かるのだ」
シュウ:「そうかぁ百年かぁ…ほんともうココから去りたい」
マヤ:「大丈夫? もしかしたら夢かもしれないよ? 殴ってあげるから確認しよう?」
シュウ:「うん…と言うと思ったかっ!? さっきの事まだ根に持ってるお前の神経が疑わしいわっ!!」
マヤ:「ちっ」
ミツミ:「それで…その…」
アオイ:「僕達を集めたって事は、もう上にはバレちゃったんでしょ?」
シュウ:「は? なんでだよ?」
アオイ:「だってミツミ言ってたじゃん、ネトゲで徹夜する為に薬作ったって」
シュウ:「それがなんで上にバレる事に繋がるんだよ?」
アオイ:「だってミツミはネトゲ内だと凄いよ?」
シュウ:「有名って事か?」
アオイ:「まぁある意味で有名ではあるね、ネトゲ内のミツミは隠し事はしない、出来ない、全部漏洩だよ」
シュウ:「最悪だ!!」
アオイ:「ちなみに帝国の上役は監視も兼ねて全員ネトゲ友達」
シュウ:「おいマヤ、ミツミはスパイだ…捕まえればお前の罪が消えるかもしれない」
マヤ:「ごめんねミツミ、私達…友達だよね?」
ミツミ:「目が…目が狩る者の目なのだぁ!! 絶対に友達に向ける目じゃないのだぁ!!」
マヤ:「大丈夫、痛いのは一瞬だから」
ミツミ:「死ねないから永劫なのだ!!」
マヤ:「そっかぁ、じゃあ…ごめんね」
ミツミ:「ひぃ!! これあげるから許してなのだ!! お高いお菓子なのだ!! 美味しいのだ!!」
マヤ:「…そんな物で…そんな…お菓子なんか…で…許す!!」
ミツミ:「た、助かったのだ」
シュウ:「使えない脳筋め、ところでその菓子はどうしたんだよ?」
ミツミ:「今日の朝に偉い人が届けに来たのだ」
アオイ:「何か言ってた?」
ミツミ:「んー、敵対とか脱走とかしないように念をおされたくらいなのだ」
アオイ:「まぁそうなるよね、僕はココに居れるならそれでいいかな」
シュウ:「俺もとりあえず同じだ、それと治す薬よこせ」
ミツミ:「これなのだ!」
シュウ:「ちなみに他に言っとく事は無いのか?」
ミツミ:「ごめなさいなのだ」
シュウ:「…わかったよ、じゃあ飲むわ」
ミツミ:「ちなみに飲んでから百年キッパリで死ぬのだ」
シュウ:「あっぶねー、そういう事を早く言えって言ったんだよっ!!」
アオイ:「シュウも学ばないね」
シュウ:「うるせー、ミツミはとにかく普通に戻る薬を作りやがれ」
ミツミ:「やる気になれば作るのだ」
シュウ:「…わかったよ、気長に待つさ」
マヤ:「このお菓子めっちゃ美味しい」
シュウ:「この馬鹿野郎っ!! なんで全部食ってんだよっ!?」
マヤ:「これは私の物だ!!」
シュウ:「お前本当に器小さいんだよ!!」
アオイ:「ねぇミツミ」
ミツミ:「なんなのだ?」
アオイ:「その薬、不死身じゃない人が飲んだらどうなるの?」
ミツミ:「んーたぶん…飲んで十日くらいでパッと死ぬと思うのだ」
アオイ:「なるほどね、そっち薬について上は知ってるの?」
ミツミ:「…秘密なのだ」
アオイ:「そっか、僕は君がいちばん怖いよ」
ミツミ:「そんな事はないのだー。それよりも、今日は集まってくれてありがとうなのだー」
シュウ:「お、おいマヤやめろっ!! 木刀なんて何処から出しやがったっ!?」
マヤ:「大丈夫、峰打ちだから」
シュウ:「木刀の斬り方じゃねぇ!! お前の力が人を殺すんだよ!!」
マヤ:「大丈夫…不死身だから」
シュウ:「おい…まじでやめろ…助けてくれぇええ」
マヤ:「覚悟ぉおおお」
アオイ:「騒がしいね、いつもの事だけど」
ミツミ:「次回も乞うご期待なのだ!!」
シュウ:「誰か俺を殺してくれぇえええ」
マヤ:「天誅!!!」