台本概要
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タイトル | 『貴方と作る星語』 |
---|---|
作者名 | 桜美さくら (@OMI_SaKuRa0728) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
複数ライターシナリオ企画作品 『貴方と作る星語』 ※参加ライター様はシナリオ内に記載してあります。ご参加感謝致します。 224 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り手 | 不問 | - | 一人読みでも複数人でも可 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。
0:さて、今回は季節を交え、東西南北に広がる満点の夜空。
0:そこに瞬く星々を繋いで現れる、数々の星座についてお話しをしましょう。
0:貴方の好みの星座がきっと見つかると思います。
0:
0:第一幕、春の夜空より
0:オキタ座
0:一年中見ることが出来ますが暖かな春の季節が見頃の星座です。
0:南東に見えるこの星座は四方に一等星が配置され
0:中に無数の星々が整然と並びます。
0:ギリシャ神話に登場するデメテルがこの星座を作ったとされています。
0:空に冲る(ひいる)水田が現在でも
0:人々の豊穣(ほうじょう)の願いに寄り添ってくれているのではないでしょうか。
0:
0:ナミ座
0:その光は海の波の様にゆらめく。
0:その中の星を一つ指さして「忘れ物みいつけた」と言うと
0:無くし物が帰ってくると言われている。
0:フルクティクルス(星)が星座の右側に輝いており
0:夜桜を見上げた際に多くの人がその星を眺めて
0:自身の人生のささやかな喜びを思い出す。
0:詩人は好んでインクの液に映してその星を捕まえた。
0:そのインクを使って生まれた言葉は庶民の本棚に並び
0:人の心に寄り添いそっと愛され続けている。
0:
0:サクラ座
0:名前を忘れた年老いた旅人が一人、異国を彷徨っていた。
0:自身の左腕を失った彼の隣には同じように記憶を失った女性の姿があった。
0:『願いが叶う、薄紅色の雪が降る地』を目指し北へと旅を続けた。
0:ようやくたどり着いた二人は『次の命を貰ったら必ず逢いに行く』と
0:契りを交わし光になって空に舞い上がっていった。
0:北西に淡く儚く互いに寄り添い逢うように輝く星が生まれた。
0:誰がつけたか、それは『サクラ座』と呼ばれるようになった。
0:
0:カスミ座
0:南の空。春に輝く六つの天体
0:普段は五つの薄紅色の輝きを放ち
0:線を結べば手紙型
0:春の花咲き香る頃
0:星座上の方に6つめが輝く
0:それがまるで便箋を開いたような
0:天体に見える事から
0:別名『星の春手紙』(ほしのはるてがみ)
0:とも言われている
0:稀に春以外にも六つ見える時がある
0:それを見つけた人には
0:新たな春の訪れが待っている
0:という言い伝えがある
0:
0:ウルピー座
0:春の訪れと共にこの時期、顔をひょっこりと出す
0:ウルピー座は少し気まぐれな星座です。
0:南東に位置する星座ですが観測出来る地域と時間が限られている為
0:普段は出会うことがない星の一つです。
0:それだけではなく四つ葉のクローバーの形に類似していることから
0:出会えた人に幸運をもたらす星座とも言われております。
0:あなたも是非大切な人とウルピー座を探してみてはいかがでしょうか。
0:
0:第二幕、夏の夜空より
0:ルゥナ座
0:夏の大三角から東に見える五つの小さな星が
0:三日月の様な弧を描いて並んで見えるのがルゥナ座です。
0:昔、月に憧れた少女が自分だけの月が欲しくて作った星座だと言われています。
0:弧の真ん中にある二等星の輝きが少女の芯の強さを感じさせます。
0:
0:ムツ座
0:今回は夏の北の空に見えるムツ座をご紹介します
0:夏の大三角で有名な織姫の近くで、そっと見守るように
0:控えめに佇んでおり二から三等星を結び
0:その姿はペンギンのように見えます
0:この星座は他の星座に比べ暗く見える星を結ぶ
0:形としている為、見つけにくいこともあるかもしれません
0:ぜひ、夏の北の空で夏の大三角に想いを馳せながら
0:寄り添う姿を見つけてください
0:
0:クロロコ座
0:夏の終わり。
0:秋に差し掛かる少し前から南西の夜空に
0:静かに姿を見せる星座があります。クロロコ座。
0:この星座は時折ユーモアも交えながら、あなたの心に寄り添ってくれます。
0:きっと優しく、あなたの背中を押してくれるでしょう。
0:
0:第三幕、秋の夜空より
0:chao座
0:秋の夜空に優しく輝くchao座をご紹介致しましょう。
0:これからお話するのは星になった少女のお話です。
0:夏の終わりに見えるクロロコ座を目印に東北方面の空をご覧ください。
0:少女は恋物語が好きで皆に語り聞かせていました。
0:しかし嫉妬の女神に目を付けられてしまいます。
0:「お前のせいで皆が恋を知ってしまった。私だけが愛されるべきなのに」と。
0:少女は女神に物言わぬ星に変えられてしまいます。
0:けれども人々は東北の空chao座を眺めては
0:少女の恋物語を口ずさみました
0:
0:アユム座
0:次に西の方角を見てみましょう。
0:ポツンと輝いている星が見えるでしょうか。
0:アユム座のドリムです。
0:アユム座はピアスをした女性の形をしています。
0:ドリムがピアスの部分になっているんですね。
0:彼女には夢があります。
0:それは思いこめてアクセサリーを作りまだ見ぬ誰かへ届けることです。
0:そのアクセサリーはあなたの心を魅力的に飾り
0:一歩踏み出す後押しを、そっとしてくれます。
0:その言葉が届いたかどうかは貴方次第です
0:
0:テンテン座
0:白く輝く四つの星からなり
0:秋になると北西の夜空に静かに姿を現します。
0:四方に大きく手足を伸ばすような十字型をしていることから
0:太古の人々は諍いが起こるたびテンテン座に和解の祈りを捧げていたと言います。
0:そうして、いつしか天テン座は広大な天にあって
0:無数の星(テン)と星(テン)人と人を結んでくれる
0:空と地上の絆を司る星座として知られるようになりました。
0:
0:ホシツキユウ座
0:風が少し冷たくなった秋頃。
0:東側の空を見上げると見える
0:今は三日月のように並ぶ、あの星座がホシツキユウ座です。
0:月のように時が経つにつれ星の並びが少しづつ変わっていく事
0:それに気付いたユウという研究者により発見命名されました。
0:月はふたつあった。
0:という話がありますが、その片割れの月が
0:星になった者がこの星座なのかもしれませんね。
0:秋の夜にはぜひ夜空を見上げ
0:不思議な性質を持つこの星座を探してみてくださいね。
0:
0:ヒイラギイク座
0:仕事終わり
0:満天といかない星空を眺めながら息を吐く
0:秋も終わりに近いのか息が少し白かった
0:白い息を何度か吐いていると南東の空で
0:小さくも赤く輝いた星を見つけた
0:周りは暗くても香る柊木が
0:まるでその星の名前だと言うぐらいに
0:柊木の花言葉のような
0:また柊木の実のような赤い星を勝手に
0:心の中でヒイラギイク座と名付けた
0:
0:第四幕、冬の夜空より
0:ズンタコス座
0:太陽が早々に姿を隠す冬
0:まだぼんやり色を残した西の空に
0:待ちわびたかのように瞬き始める星が一つ
0:この星の名は「ズンチャ」
0:すっかり辺りが闇に包まれる頃
0:まるでドラムがリズムを刻むように
0:はっきりとより強く瞬きはじめます
0:ズンチャはズンタコス座の一等星で
0:ズンチャのリズムに合わせて
0:ズンタコス座の星々が次々に煌めき始め
0:まるでコンサート会場のよう
0:ズンタコス座はズンチャを中心に
0:歌や楽しいことが大好きな星達が
0:集まる星座なのです
0:
0:Alice座
0:ふたご座流星群がピークの冬
0:ひときわ明るく輝く金星は西の空に見え
0:冬の代表的な星座はオリオン座ですが
0:その星々の輝きをさらに輝かせるのが
0:南西の夜空に美しく光るAlice座
0:冬の一等星に照らされピンク色にキラキラして
0:他の星よりもいちだんと大きく
0:見る角度によってはハート型にも見えて
0:冬の星空のプリンセスとも言われています
0:
0:サクマユタカ座
0:南の空に緑色の輝いて見える星があります。
0:森の様に優しい輝きから『ウッドスター』とも呼ばれ
0:冬から春へ温かい風を運んでくる知らせの星だと受け継がれています。
0:貴方の心もユタカになりますよう。
0:しばし空を眺めてみては如何でしょう。
0:
0:最後に星座の神話をご紹介致します。
0:北西に光る凛とした『カカワワ座』のお話です。
0:カカワワ座の北、息子にあたる星座があります。
0:その昔、息子を溺愛する母がおり息子も聡明で親孝行です。
0:しかし母は不治の病に倒れ余命幾許もないと医者に宣言されてしまいました。
0:それを聞いた息子は友人と一緒に「食べれば不老不死なれる」と言われる
0:黄金のリンゴを探して旅に出ます。
0:
0:旅の末、黄金のリンゴのなる木を見つけますが
0:それを守っている龍に息子は殺されてしまいます。
0:命からがら逃げる事が出来た友人は
0:亡くなった息子の母親にそのことを告げると
0:彼女は悲しみの余り後を追うように亡くなります。
0:この星座は母親を思い大きな試練である龍に立ち向かった息子の姿と
0:最愛の息子を亡くし母親(かか)の嘆き悲しむ姿(わわ)に心を打たれた友人が
0:せめて死後は一緒に居れるように空へ上げて出来た星座だと言われています。
0:あなたも、この星座を見つけた際には
0:家族に新たに感謝の気持ちで接してはどうでしょうか。
0:
0:
0:あまたある星座の中より・・・
0:りくつではなく心で観る星々・
0:がかやぎんゆう詩人がこぞって
0:とくべつな想いで描き・・・・
0:うたい伝えたい星座たちを・・
0:ご紹介させて頂きました・・・
0:
0:ざっとでは、ございましたが・
0:いつまでも心に残るような星々
0:まだまだご紹介したい所ですが
0:すこしの、おいとまを・・・・
0:おしまいにはなりましたが・・
0:
0:みな様ありがとうございました
0:桜の下にまた集まれますように
0:三月某日 心の宇宙の彼方より
0:
0:(おしまい)
0:
0:
0:※作者様紹介
0:【星座名】〖作者様〗
0:
0:春の星座より・・・
0:オキタ座-くろろこ様
0:ナミ座-香澄様
0:サクラ座-陸奥様
0:カスミ座-星月勇様
0:ウルピー座-佐久間ゆたか様
0:
0:夏の星座・・・
0:ルゥナ座-柊木郁様
0:ムツ座-chao様
0:クロロコ座-ずんたこす様
0:
0:秋の星座より・・・
0:chao座-冲田様
0:アユム座-常波静様
0:テンテン座-Alice様
0:ホシツキユウ座-るぅな様
0:ヒイラギイク座-かかわわ様
0:
0:冬の星座より・・・
0:ズンタコス座-天テン様
0:Alice座-歩夢様
0:サクマユタカ座-桜美さくら
0:
0:星座の神話より・・・
0:カカワワ座-うるぴーぱいせん様
0:
0:
0:(終焉)
0:本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。
0:さて、今回は季節を交え、東西南北に広がる満点の夜空。
0:そこに瞬く星々を繋いで現れる、数々の星座についてお話しをしましょう。
0:貴方の好みの星座がきっと見つかると思います。
0:
0:第一幕、春の夜空より
0:オキタ座
0:一年中見ることが出来ますが暖かな春の季節が見頃の星座です。
0:南東に見えるこの星座は四方に一等星が配置され
0:中に無数の星々が整然と並びます。
0:ギリシャ神話に登場するデメテルがこの星座を作ったとされています。
0:空に冲る(ひいる)水田が現在でも
0:人々の豊穣(ほうじょう)の願いに寄り添ってくれているのではないでしょうか。
0:
0:ナミ座
0:その光は海の波の様にゆらめく。
0:その中の星を一つ指さして「忘れ物みいつけた」と言うと
0:無くし物が帰ってくると言われている。
0:フルクティクルス(星)が星座の右側に輝いており
0:夜桜を見上げた際に多くの人がその星を眺めて
0:自身の人生のささやかな喜びを思い出す。
0:詩人は好んでインクの液に映してその星を捕まえた。
0:そのインクを使って生まれた言葉は庶民の本棚に並び
0:人の心に寄り添いそっと愛され続けている。
0:
0:サクラ座
0:名前を忘れた年老いた旅人が一人、異国を彷徨っていた。
0:自身の左腕を失った彼の隣には同じように記憶を失った女性の姿があった。
0:『願いが叶う、薄紅色の雪が降る地』を目指し北へと旅を続けた。
0:ようやくたどり着いた二人は『次の命を貰ったら必ず逢いに行く』と
0:契りを交わし光になって空に舞い上がっていった。
0:北西に淡く儚く互いに寄り添い逢うように輝く星が生まれた。
0:誰がつけたか、それは『サクラ座』と呼ばれるようになった。
0:
0:カスミ座
0:南の空。春に輝く六つの天体
0:普段は五つの薄紅色の輝きを放ち
0:線を結べば手紙型
0:春の花咲き香る頃
0:星座上の方に6つめが輝く
0:それがまるで便箋を開いたような
0:天体に見える事から
0:別名『星の春手紙』(ほしのはるてがみ)
0:とも言われている
0:稀に春以外にも六つ見える時がある
0:それを見つけた人には
0:新たな春の訪れが待っている
0:という言い伝えがある
0:
0:ウルピー座
0:春の訪れと共にこの時期、顔をひょっこりと出す
0:ウルピー座は少し気まぐれな星座です。
0:南東に位置する星座ですが観測出来る地域と時間が限られている為
0:普段は出会うことがない星の一つです。
0:それだけではなく四つ葉のクローバーの形に類似していることから
0:出会えた人に幸運をもたらす星座とも言われております。
0:あなたも是非大切な人とウルピー座を探してみてはいかがでしょうか。
0:
0:第二幕、夏の夜空より
0:ルゥナ座
0:夏の大三角から東に見える五つの小さな星が
0:三日月の様な弧を描いて並んで見えるのがルゥナ座です。
0:昔、月に憧れた少女が自分だけの月が欲しくて作った星座だと言われています。
0:弧の真ん中にある二等星の輝きが少女の芯の強さを感じさせます。
0:
0:ムツ座
0:今回は夏の北の空に見えるムツ座をご紹介します
0:夏の大三角で有名な織姫の近くで、そっと見守るように
0:控えめに佇んでおり二から三等星を結び
0:その姿はペンギンのように見えます
0:この星座は他の星座に比べ暗く見える星を結ぶ
0:形としている為、見つけにくいこともあるかもしれません
0:ぜひ、夏の北の空で夏の大三角に想いを馳せながら
0:寄り添う姿を見つけてください
0:
0:クロロコ座
0:夏の終わり。
0:秋に差し掛かる少し前から南西の夜空に
0:静かに姿を見せる星座があります。クロロコ座。
0:この星座は時折ユーモアも交えながら、あなたの心に寄り添ってくれます。
0:きっと優しく、あなたの背中を押してくれるでしょう。
0:
0:第三幕、秋の夜空より
0:chao座
0:秋の夜空に優しく輝くchao座をご紹介致しましょう。
0:これからお話するのは星になった少女のお話です。
0:夏の終わりに見えるクロロコ座を目印に東北方面の空をご覧ください。
0:少女は恋物語が好きで皆に語り聞かせていました。
0:しかし嫉妬の女神に目を付けられてしまいます。
0:「お前のせいで皆が恋を知ってしまった。私だけが愛されるべきなのに」と。
0:少女は女神に物言わぬ星に変えられてしまいます。
0:けれども人々は東北の空chao座を眺めては
0:少女の恋物語を口ずさみました
0:
0:アユム座
0:次に西の方角を見てみましょう。
0:ポツンと輝いている星が見えるでしょうか。
0:アユム座のドリムです。
0:アユム座はピアスをした女性の形をしています。
0:ドリムがピアスの部分になっているんですね。
0:彼女には夢があります。
0:それは思いこめてアクセサリーを作りまだ見ぬ誰かへ届けることです。
0:そのアクセサリーはあなたの心を魅力的に飾り
0:一歩踏み出す後押しを、そっとしてくれます。
0:その言葉が届いたかどうかは貴方次第です
0:
0:テンテン座
0:白く輝く四つの星からなり
0:秋になると北西の夜空に静かに姿を現します。
0:四方に大きく手足を伸ばすような十字型をしていることから
0:太古の人々は諍いが起こるたびテンテン座に和解の祈りを捧げていたと言います。
0:そうして、いつしか天テン座は広大な天にあって
0:無数の星(テン)と星(テン)人と人を結んでくれる
0:空と地上の絆を司る星座として知られるようになりました。
0:
0:ホシツキユウ座
0:風が少し冷たくなった秋頃。
0:東側の空を見上げると見える
0:今は三日月のように並ぶ、あの星座がホシツキユウ座です。
0:月のように時が経つにつれ星の並びが少しづつ変わっていく事
0:それに気付いたユウという研究者により発見命名されました。
0:月はふたつあった。
0:という話がありますが、その片割れの月が
0:星になった者がこの星座なのかもしれませんね。
0:秋の夜にはぜひ夜空を見上げ
0:不思議な性質を持つこの星座を探してみてくださいね。
0:
0:ヒイラギイク座
0:仕事終わり
0:満天といかない星空を眺めながら息を吐く
0:秋も終わりに近いのか息が少し白かった
0:白い息を何度か吐いていると南東の空で
0:小さくも赤く輝いた星を見つけた
0:周りは暗くても香る柊木が
0:まるでその星の名前だと言うぐらいに
0:柊木の花言葉のような
0:また柊木の実のような赤い星を勝手に
0:心の中でヒイラギイク座と名付けた
0:
0:第四幕、冬の夜空より
0:ズンタコス座
0:太陽が早々に姿を隠す冬
0:まだぼんやり色を残した西の空に
0:待ちわびたかのように瞬き始める星が一つ
0:この星の名は「ズンチャ」
0:すっかり辺りが闇に包まれる頃
0:まるでドラムがリズムを刻むように
0:はっきりとより強く瞬きはじめます
0:ズンチャはズンタコス座の一等星で
0:ズンチャのリズムに合わせて
0:ズンタコス座の星々が次々に煌めき始め
0:まるでコンサート会場のよう
0:ズンタコス座はズンチャを中心に
0:歌や楽しいことが大好きな星達が
0:集まる星座なのです
0:
0:Alice座
0:ふたご座流星群がピークの冬
0:ひときわ明るく輝く金星は西の空に見え
0:冬の代表的な星座はオリオン座ですが
0:その星々の輝きをさらに輝かせるのが
0:南西の夜空に美しく光るAlice座
0:冬の一等星に照らされピンク色にキラキラして
0:他の星よりもいちだんと大きく
0:見る角度によってはハート型にも見えて
0:冬の星空のプリンセスとも言われています
0:
0:サクマユタカ座
0:南の空に緑色の輝いて見える星があります。
0:森の様に優しい輝きから『ウッドスター』とも呼ばれ
0:冬から春へ温かい風を運んでくる知らせの星だと受け継がれています。
0:貴方の心もユタカになりますよう。
0:しばし空を眺めてみては如何でしょう。
0:
0:最後に星座の神話をご紹介致します。
0:北西に光る凛とした『カカワワ座』のお話です。
0:カカワワ座の北、息子にあたる星座があります。
0:その昔、息子を溺愛する母がおり息子も聡明で親孝行です。
0:しかし母は不治の病に倒れ余命幾許もないと医者に宣言されてしまいました。
0:それを聞いた息子は友人と一緒に「食べれば不老不死なれる」と言われる
0:黄金のリンゴを探して旅に出ます。
0:
0:旅の末、黄金のリンゴのなる木を見つけますが
0:それを守っている龍に息子は殺されてしまいます。
0:命からがら逃げる事が出来た友人は
0:亡くなった息子の母親にそのことを告げると
0:彼女は悲しみの余り後を追うように亡くなります。
0:この星座は母親を思い大きな試練である龍に立ち向かった息子の姿と
0:最愛の息子を亡くし母親(かか)の嘆き悲しむ姿(わわ)に心を打たれた友人が
0:せめて死後は一緒に居れるように空へ上げて出来た星座だと言われています。
0:あなたも、この星座を見つけた際には
0:家族に新たに感謝の気持ちで接してはどうでしょうか。
0:
0:
0:あまたある星座の中より・・・
0:りくつではなく心で観る星々・
0:がかやぎんゆう詩人がこぞって
0:とくべつな想いで描き・・・・
0:うたい伝えたい星座たちを・・
0:ご紹介させて頂きました・・・
0:
0:ざっとでは、ございましたが・
0:いつまでも心に残るような星々
0:まだまだご紹介したい所ですが
0:すこしの、おいとまを・・・・
0:おしまいにはなりましたが・・
0:
0:みな様ありがとうございました
0:桜の下にまた集まれますように
0:三月某日 心の宇宙の彼方より
0:
0:(おしまい)
0:
0:
0:※作者様紹介
0:【星座名】〖作者様〗
0:
0:春の星座より・・・
0:オキタ座-くろろこ様
0:ナミ座-香澄様
0:サクラ座-陸奥様
0:カスミ座-星月勇様
0:ウルピー座-佐久間ゆたか様
0:
0:夏の星座・・・
0:ルゥナ座-柊木郁様
0:ムツ座-chao様
0:クロロコ座-ずんたこす様
0:
0:秋の星座より・・・
0:chao座-冲田様
0:アユム座-常波静様
0:テンテン座-Alice様
0:ホシツキユウ座-るぅな様
0:ヒイラギイク座-かかわわ様
0:
0:冬の星座より・・・
0:ズンタコス座-天テン様
0:Alice座-歩夢様
0:サクマユタカ座-桜美さくら
0:
0:星座の神話より・・・
0:カカワワ座-うるぴーぱいせん様
0:
0:
0:(終焉)