台本概要

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タイトル 好きになっても…いいですか?①
作者名 はちゃろ  (@hacharo0707)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 3人用台本(男2、女1)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ キュンです!(*´`)

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
中島瑠衣 32 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格
中山美緒 31 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用
島田部長 5 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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題名 好きになっても…いいですか?① 2人用  中山美緒 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用 中島瑠衣 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格 島田部長 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ キュンです!(*´`)  島田部長:中山君!この資料どうなってるんだねっ!キミは何度、同じミスをしたら気が済むんだ? 中山美緒:す、すみません!、すぐにやり直しますからっ… 島田部長:もういいよ…ちょっと…中島君! 中島瑠衣:あ、はい! 島田部長:すまないが…これを明日の会議までに、間に合わせてくれないか?…頼んだよ! 中島瑠衣:わかりました!…島田部長…あの…お言葉ですが…中山さんはまだ、入社一年目なので…このような重要な書類に関する仕事は…まだ早計かと…失礼を承知で申しあげてすみません…今後は…私が責任を持って指導していきますので… 島田部長:中島君…君がそこまで言うのなら、中山君の事は君に任せるよっ 中島瑠衣:はいっ!ありがとうございます!資料については今日中に作成しておきますので! 島田部長:うむ!頼んだよ!中島君っ!  中島瑠衣:わかりました! 中山美緒:中島先輩…すっ、すみません…私のせいで…先輩にまでご迷惑をおかけしてしまって… 中島瑠衣:いや、なに…大した事じゃないよ!…それに失敗してこそ、成功に繋がるんだ…何事も経験だよ…ほら!肩の力抜いて!リラックス!…リラックス!…ねっ! 中山美緒:でも…私のミスです…私にも手伝わせてくださいっ…お願いしますっ… 中島瑠衣:中山さん…気持ちはわかるけど…これは君に仕事を任せた上司の責任…言わば俺のミスでもあるんだ…それに、君はここのところ…残業続きだったし…疲れていたんだから…今日は早めに帰って休んだ方がいい…大丈夫!これくらいの事は…1人で出来るから 中山美緒:でも…中島先輩…はぁ…わかりました  中山美緒:ダメだな…私…このまま帰っても…落ち着かないし…気が…どうにかなってしまいそう(帰宅中) 中山美緒:…あ…ここは…この間、連れて行ってもらったお店だ  中山美緒:(居酒屋)すみません…生ビール1つ、あと…おかわりに、もう1つ…生ビールの追加お願いします……はぁ…ひっく…ぐずっ…どうせ…私なんか…学生の時だって、必死で勉強して…なんとか国立に受かったけど…ゴク…ん…就職氷河期で……すがるおもいで…今の会社に入れたものの…まわりはエリートばかりだし…私は…私は…ミスばかりで…ゴク…先輩にも迷惑ばかりかけて…はぁ…ん…うぇ…気持ち悪い…もう出よう………………  中山美緒:(外)…え?…雨…傘持ってきてないのに…最悪…はぁ、ついてないな~…うぇっ…ふぅ……… 中山美緒:あ、いいところに…ビールケースが…ある…よいしょっとっ(座る)…はあ〜…外は…涼しいし…いい気持ち…うん……すう…すや…(寝る) (会社内) 中島瑠衣:(PC入力)え〜と、これをこおしてっと…うんっ!これでよしっと!…ふぅ~、なんとか今日中に出来たな〜… (雨の音) 中島瑠衣:お?…とうとう雨が降ってきたか…深夜前から降りだすって、携帯の天気予報に書いてあったしな…はぁ〜、俺もそろそろ帰るかな…………  中島瑠衣:(外)…うぅ~寒いっ…やっぱり雨降ると、気温がぐっと下がるな…濡れたら風邪引きそうだし、早く帰らないとなっ!よしっ!駅まで走るかっ! 中島瑠衣:(帰宅中)はあっ…はあっ…ん?えぇ!?女の子がこんな雨の中にっ……もしもし?、大丈夫ですか?…って、…よく見たら、中山さんじゃないか!?どうしたんだっ?、こんな所に座って…しかも…ズブ濡れじゃないか!? 中山美緒:ん…んん…へ?…だれ?…ここどこ?…ママ?…パパ…うん…すゃ…ふう…(寝る) 中島瑠衣:ダメだな…これは…中山さん…聞こえるか?…ここから家は近いの?… 中山美緒:もう…うるさいな…寝かしてよ…どうせ…私なんか…何の役にも…たた…な…い…んう(寝る) 中島瑠衣:はあ~、仕方ないな…とりあえず、俺の部屋に連れて行くしかないか…身体を温めないと…このままじゃ風邪引いてしまうだろうし…  中山美緒:んん…んう…ここ…どこ?…服…なんで、濡れてんの?…気持ち悪いな…よいしょっ!と…えへ…やっぱり…シャツ1枚だけのが…ラクよね…んう…はあ…(寝る) 中島瑠衣:おいおい…中山さん!?ここは君の家じゃないんだぞっ…聞こえてるかー? 中山美緒:……ん…え?…ん……私…どうして…ここは…どこ?… 中島瑠衣:やっと気がついたかい?中山さん…と…これは…まともに見れないな…あっははっ… 中山美緒:え?…あっ…中島先輩!?…え?…どうして先輩が…私なんで…服脱いで…まさか… 中島瑠衣:あ…違う違う!君が勝手に自分の家と間違えて…突然脱ぎ出しただけだよっ!、それより…ほら…ズブ濡れだったから…これ…ホットティーと毛布…とにかく身体を温めないと…ねっ? 中山美緒:あ、ありがとうございます…あ〜、あったかい…すっ、すいません…私…また…失敗して…先輩に…迷惑ばかりかけて…本当に…自分が…嫌になる… 中島瑠衣:大丈夫!大丈夫!迷惑なんて思ってないよ…それに俺も、新人の頃はミスばかりでさ…よくあの、…嶋田部長に怒られて…そりゃもう… 中山美緒:え?先輩みたいな…エリートでもミスするんですか?…嶋田部長て…本当に怖いですよね… 中島瑠衣:あははっ…それに…俺はエリートじゃないよ…今の会社だって、中途採用だったし…それと、島田部長は言い方はキツいけど、本当は凄く面倒見の良い人で、よく食事や、飲みに連れていってもらったり… 中島瑠衣:俺が引っ越してきて間もない頃なんかさ…住む場所まで提供してくれたり…今でも随分と世話になってるし、あの顔の怖さで損してるけど…ふふっ…良い上司だよ! 中山美緒:そうなんですか?…知らなかった…でも、私はミスばかりで…いつも怒られてますし…きっと嫌われてるんですね… 中島瑠衣:いやいや!そんな事はないさ…俺はその逆だと思うよ!寧ろ君の事を、気に入っているからこそ、強くあたっているんだよ…  中山美緒:え?…そうなんですかね…私は、学生の時から…ずっとこんな感じで…勉強も恋愛も…まるでダメで…彼氏なんか出来た事もない…親が大学進学させてくれたので…親の期待に応えるために…なんとか…今の会社に入れたのに…やっぱりドジばっかりで…たぶん…向いてないんですよね…運も悪いし… 中島瑠衣:で?…もう、諦めるの?…君はもっと自分に自信を持つべきだと俺は思うよ、なかなか大卒で…いわゆるウチみたいな…大手に入れるなんて…運ではなく実力がないと無理だよ…それにいつも…君が誰よりも早く出社し…誰よりも…頑張って仕事を覚えようとしている事を…俺はずっとそばで…見ていたからね… 中山美緒:…中島先輩……私…私…そんな風に優しくされたら…私…先輩の事…好きになっちゃいますよ?…いいんですか?… 中島瑠衣:え?…中山さん… 中山美緒:…あ…中島先輩の部屋から見える夜景…綺麗ですよね…窓も大っきいし…ちょっと窓枠に腰掛けてもいいですか?… 中島瑠衣:…ああ…俺もその場所…気に入っててね…よく腰掛けて、飲みながら…たまに夜景を見て、物思いにふけたりしてる…お気に入りの場所なんだ… 中山美緒:へえ〜……そうなんですね…よいしょっと…本当にきれいな夜景…ゴク…このホットティーもレモンの香りがして…美味しい…あの…中島先輩…私じゃダメですか?…私じゃあ…先輩の彼女には…なれないですか?… 中島瑠衣:えぇ!?…いや…ダメじゃないけど…急すぎて…なんて言えばいいか…あの…その… 中山美緒:あっははは…瑠衣…先輩…可愛い…、冗談ですよっ…つい本気にしちゃうんだから…もう… 中島瑠衣:あ…なんだ…冗談だったのか…こらっ!先輩をあまり、からかうものじゃないぞっ!なんてねっ…あっはは… 中山美緒:………そうですよね…先輩の重荷にはなりたくないし……ごめんなさい…なんか…瑠衣先輩とこうやって話せて良かったです…ふふっ… 中島瑠衣:俺もだよ…君と話せて楽しかった…少しでも元気になってくれてよかったよ…ふぅ…もう夜も遅いし…今日は泊まってくといい…俺はソファーで寝るから… 中山美緒:いえいえ…そこまで甘えられません…これ飲んだら帰りますね…それに明日も早いし、そうですよね…瑠衣先輩… 中島瑠衣:まあ、そうだね…じゃあ近くまで送っていくよ… 中山美緒:いやいや…いいですよ…瑠衣先輩はゆっくり寝てください…私の代わりに仕事もしてもらって…ありがとうございます… 中島瑠衣:いやいや、じゃあ…せめて玄関までは送らせてもらうよ… 中山美緒:ありがとうございます…あ、服もおかげ様で、乾いたので…そろそろ帰りますね…あ…ていうか…もう…明るいし、朝ですけどね…あはは…私は、このまま出勤します 中島瑠衣:うん…俺も数時間したらいくよ…その…美緒ちゃんも…会社に着いたら、少しは仮眠しないと…ダメだよ… 中山美緒:…え?…いま…美緒ちゃん…て… 中島瑠衣:ああ、ごめん!…君が俺の事を…瑠衣先輩て…名前で呼んでたからさ…ついね… 中山美緒:あっ…私の方こそごめんなさい…でもいいですね…その呼び方…えへっ… 中島瑠衣:会社では…注意しないとね…あははっ… 中山美緒:あっ…瑠衣先輩…ちょっと耳貸してください…あ…もっと…近くまで…きて… 中島瑠衣:え?…何?…これで…いいの? 中山美緒:…さっきの告白っ…冗談じゃ…ないですよっ…(ささやくように) 中島瑠衣:え?…今…なんて… 中山美緒:じゃあ…瑠衣先輩…私は先に会社いきますねっ…んふふっ… to be continued         朝焼けのキセキ - Atelier ladybird feat.すぎやま

題名 好きになっても…いいですか?① 2人用  中山美緒 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用 中島瑠衣 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格 島田部長 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ キュンです!(*´`)  島田部長:中山君!この資料どうなってるんだねっ!キミは何度、同じミスをしたら気が済むんだ? 中山美緒:す、すみません!、すぐにやり直しますからっ… 島田部長:もういいよ…ちょっと…中島君! 中島瑠衣:あ、はい! 島田部長:すまないが…これを明日の会議までに、間に合わせてくれないか?…頼んだよ! 中島瑠衣:わかりました!…島田部長…あの…お言葉ですが…中山さんはまだ、入社一年目なので…このような重要な書類に関する仕事は…まだ早計かと…失礼を承知で申しあげてすみません…今後は…私が責任を持って指導していきますので… 島田部長:中島君…君がそこまで言うのなら、中山君の事は君に任せるよっ 中島瑠衣:はいっ!ありがとうございます!資料については今日中に作成しておきますので! 島田部長:うむ!頼んだよ!中島君っ!  中島瑠衣:わかりました! 中山美緒:中島先輩…すっ、すみません…私のせいで…先輩にまでご迷惑をおかけしてしまって… 中島瑠衣:いや、なに…大した事じゃないよ!…それに失敗してこそ、成功に繋がるんだ…何事も経験だよ…ほら!肩の力抜いて!リラックス!…リラックス!…ねっ! 中山美緒:でも…私のミスです…私にも手伝わせてくださいっ…お願いしますっ… 中島瑠衣:中山さん…気持ちはわかるけど…これは君に仕事を任せた上司の責任…言わば俺のミスでもあるんだ…それに、君はここのところ…残業続きだったし…疲れていたんだから…今日は早めに帰って休んだ方がいい…大丈夫!これくらいの事は…1人で出来るから 中山美緒:でも…中島先輩…はぁ…わかりました  中山美緒:ダメだな…私…このまま帰っても…落ち着かないし…気が…どうにかなってしまいそう(帰宅中) 中山美緒:…あ…ここは…この間、連れて行ってもらったお店だ  中山美緒:(居酒屋)すみません…生ビール1つ、あと…おかわりに、もう1つ…生ビールの追加お願いします……はぁ…ひっく…ぐずっ…どうせ…私なんか…学生の時だって、必死で勉強して…なんとか国立に受かったけど…ゴク…ん…就職氷河期で……すがるおもいで…今の会社に入れたものの…まわりはエリートばかりだし…私は…私は…ミスばかりで…ゴク…先輩にも迷惑ばかりかけて…はぁ…ん…うぇ…気持ち悪い…もう出よう………………  中山美緒:(外)…え?…雨…傘持ってきてないのに…最悪…はぁ、ついてないな~…うぇっ…ふぅ……… 中山美緒:あ、いいところに…ビールケースが…ある…よいしょっとっ(座る)…はあ〜…外は…涼しいし…いい気持ち…うん……すう…すや…(寝る) (会社内) 中島瑠衣:(PC入力)え〜と、これをこおしてっと…うんっ!これでよしっと!…ふぅ~、なんとか今日中に出来たな〜… (雨の音) 中島瑠衣:お?…とうとう雨が降ってきたか…深夜前から降りだすって、携帯の天気予報に書いてあったしな…はぁ〜、俺もそろそろ帰るかな…………  中島瑠衣:(外)…うぅ~寒いっ…やっぱり雨降ると、気温がぐっと下がるな…濡れたら風邪引きそうだし、早く帰らないとなっ!よしっ!駅まで走るかっ! 中島瑠衣:(帰宅中)はあっ…はあっ…ん?えぇ!?女の子がこんな雨の中にっ……もしもし?、大丈夫ですか?…って、…よく見たら、中山さんじゃないか!?どうしたんだっ?、こんな所に座って…しかも…ズブ濡れじゃないか!? 中山美緒:ん…んん…へ?…だれ?…ここどこ?…ママ?…パパ…うん…すゃ…ふう…(寝る) 中島瑠衣:ダメだな…これは…中山さん…聞こえるか?…ここから家は近いの?… 中山美緒:もう…うるさいな…寝かしてよ…どうせ…私なんか…何の役にも…たた…な…い…んう(寝る) 中島瑠衣:はあ~、仕方ないな…とりあえず、俺の部屋に連れて行くしかないか…身体を温めないと…このままじゃ風邪引いてしまうだろうし…  中山美緒:んん…んう…ここ…どこ?…服…なんで、濡れてんの?…気持ち悪いな…よいしょっ!と…えへ…やっぱり…シャツ1枚だけのが…ラクよね…んう…はあ…(寝る) 中島瑠衣:おいおい…中山さん!?ここは君の家じゃないんだぞっ…聞こえてるかー? 中山美緒:……ん…え?…ん……私…どうして…ここは…どこ?… 中島瑠衣:やっと気がついたかい?中山さん…と…これは…まともに見れないな…あっははっ… 中山美緒:え?…あっ…中島先輩!?…え?…どうして先輩が…私なんで…服脱いで…まさか… 中島瑠衣:あ…違う違う!君が勝手に自分の家と間違えて…突然脱ぎ出しただけだよっ!、それより…ほら…ズブ濡れだったから…これ…ホットティーと毛布…とにかく身体を温めないと…ねっ? 中山美緒:あ、ありがとうございます…あ〜、あったかい…すっ、すいません…私…また…失敗して…先輩に…迷惑ばかりかけて…本当に…自分が…嫌になる… 中島瑠衣:大丈夫!大丈夫!迷惑なんて思ってないよ…それに俺も、新人の頃はミスばかりでさ…よくあの、…嶋田部長に怒られて…そりゃもう… 中山美緒:え?先輩みたいな…エリートでもミスするんですか?…嶋田部長て…本当に怖いですよね… 中島瑠衣:あははっ…それに…俺はエリートじゃないよ…今の会社だって、中途採用だったし…それと、島田部長は言い方はキツいけど、本当は凄く面倒見の良い人で、よく食事や、飲みに連れていってもらったり… 中島瑠衣:俺が引っ越してきて間もない頃なんかさ…住む場所まで提供してくれたり…今でも随分と世話になってるし、あの顔の怖さで損してるけど…ふふっ…良い上司だよ! 中山美緒:そうなんですか?…知らなかった…でも、私はミスばかりで…いつも怒られてますし…きっと嫌われてるんですね… 中島瑠衣:いやいや!そんな事はないさ…俺はその逆だと思うよ!寧ろ君の事を、気に入っているからこそ、強くあたっているんだよ…  中山美緒:え?…そうなんですかね…私は、学生の時から…ずっとこんな感じで…勉強も恋愛も…まるでダメで…彼氏なんか出来た事もない…親が大学進学させてくれたので…親の期待に応えるために…なんとか…今の会社に入れたのに…やっぱりドジばっかりで…たぶん…向いてないんですよね…運も悪いし… 中島瑠衣:で?…もう、諦めるの?…君はもっと自分に自信を持つべきだと俺は思うよ、なかなか大卒で…いわゆるウチみたいな…大手に入れるなんて…運ではなく実力がないと無理だよ…それにいつも…君が誰よりも早く出社し…誰よりも…頑張って仕事を覚えようとしている事を…俺はずっとそばで…見ていたからね… 中山美緒:…中島先輩……私…私…そんな風に優しくされたら…私…先輩の事…好きになっちゃいますよ?…いいんですか?… 中島瑠衣:え?…中山さん… 中山美緒:…あ…中島先輩の部屋から見える夜景…綺麗ですよね…窓も大っきいし…ちょっと窓枠に腰掛けてもいいですか?… 中島瑠衣:…ああ…俺もその場所…気に入っててね…よく腰掛けて、飲みながら…たまに夜景を見て、物思いにふけたりしてる…お気に入りの場所なんだ… 中山美緒:へえ〜……そうなんですね…よいしょっと…本当にきれいな夜景…ゴク…このホットティーもレモンの香りがして…美味しい…あの…中島先輩…私じゃダメですか?…私じゃあ…先輩の彼女には…なれないですか?… 中島瑠衣:えぇ!?…いや…ダメじゃないけど…急すぎて…なんて言えばいいか…あの…その… 中山美緒:あっははは…瑠衣…先輩…可愛い…、冗談ですよっ…つい本気にしちゃうんだから…もう… 中島瑠衣:あ…なんだ…冗談だったのか…こらっ!先輩をあまり、からかうものじゃないぞっ!なんてねっ…あっはは… 中山美緒:………そうですよね…先輩の重荷にはなりたくないし……ごめんなさい…なんか…瑠衣先輩とこうやって話せて良かったです…ふふっ… 中島瑠衣:俺もだよ…君と話せて楽しかった…少しでも元気になってくれてよかったよ…ふぅ…もう夜も遅いし…今日は泊まってくといい…俺はソファーで寝るから… 中山美緒:いえいえ…そこまで甘えられません…これ飲んだら帰りますね…それに明日も早いし、そうですよね…瑠衣先輩… 中島瑠衣:まあ、そうだね…じゃあ近くまで送っていくよ… 中山美緒:いやいや…いいですよ…瑠衣先輩はゆっくり寝てください…私の代わりに仕事もしてもらって…ありがとうございます… 中島瑠衣:いやいや、じゃあ…せめて玄関までは送らせてもらうよ… 中山美緒:ありがとうございます…あ、服もおかげ様で、乾いたので…そろそろ帰りますね…あ…ていうか…もう…明るいし、朝ですけどね…あはは…私は、このまま出勤します 中島瑠衣:うん…俺も数時間したらいくよ…その…美緒ちゃんも…会社に着いたら、少しは仮眠しないと…ダメだよ… 中山美緒:…え?…いま…美緒ちゃん…て… 中島瑠衣:ああ、ごめん!…君が俺の事を…瑠衣先輩て…名前で呼んでたからさ…ついね… 中山美緒:あっ…私の方こそごめんなさい…でもいいですね…その呼び方…えへっ… 中島瑠衣:会社では…注意しないとね…あははっ… 中山美緒:あっ…瑠衣先輩…ちょっと耳貸してください…あ…もっと…近くまで…きて… 中島瑠衣:え?…何?…これで…いいの? 中山美緒:…さっきの告白っ…冗談じゃ…ないですよっ…(ささやくように) 中島瑠衣:え?…今…なんて… 中山美緒:じゃあ…瑠衣先輩…私は先に会社いきますねっ…んふふっ… to be continued         朝焼けのキセキ - Atelier ladybird feat.すぎやま