台本概要

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タイトル ガールズキラー
作者名 読川詩朗
ジャンル その他
演者人数 5人用台本(男3、女2)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 僕の思い描くユリはこんな感じです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ミッシェル 100 口調が強い女の子
レイ 93 ミッシェルが好きな子
マスター 37 オカマちゃん
ゴメス 35 海外のよくいそうな警官
バラス 31
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:とあるパブ ミッシェル:マスター、いつもの マスター:あら、来て早々飲む気なの? ミッシェル:うるせぇなまだレイが来てねぇんだから飲ませろよ マスター:貴方この後仕事でしょう?いいのぉ? ミッシェル:いいんだよ。さっさと出せよオカマ野郎 マスター:あらやだ!あんたどこでそんな汚い言葉覚えたのよ! ミッシェル:いいから出せって マスター:もぅーやだわぁこの子。 0:煙草に火をつけるミッシェル ミッシェル:すぅー・・ふぅー・・・ レイ:ミッチーお待たせー! ミッシェル:おっせぇなレイ!何分待たせんだよ! レイ:ごめんってー道混んでたんだってー マスター:あらレイちゃん!いらっしゃーい レイ:ママー!いつものちょうだーい! マスター:わかったわよー!はい、ミッシェル。 0:カクテルを置くマスター ミッシェル:で?今回の相手はどんなんなんだよ レイ:えーまだ私のお酒届いてないんだから来るまで待ってよ ミッシェル:チッ、さっさと仕事終わらせようぜ レイ:もぉーそう言わないでよミッチー 0:肩に手を置くレイ レイ:時間は逃げても私は逃げないよ? ミッシェル:・・・チッ!好きにしろよ! レイ:ありがとー!大好きだよミッチー 0:カクテルを置くマスター マスター:はいお待たせレイちゃんの好きなカルアミルクよ レイ:ママー!ありがと!さ、ミッチーグラス持って? ミッシェル:あいよ レイ:かんぱーい! ミッシェル:・・・乾杯。 0:チンッとグラスを当てる二人 レイ:んー・・おいしー!ママの作るカルアミルクが一番おいしいよー マスター:ほんとぉ?ありがとーレイちゃん! ミッシェル:酒なんてどこでも一緒だろうがよ。すぅー・・ふぅー・・・ レイ:あー!ミッチー!煙草吸ってる!ダメだよ! ミッシェル:あぁ?いいじゃねぇかよ別に減るもんじゃないのによ! 0:煙草を取り上げるレイ レイ:だーめ ミッシェル:あ、おい!返せよ! レイ:私、煙草吸う子嫌いだよ? ミッシェル:・・チッ!あぁったよ! レイ:ふふっ マスター:イチャイチャするのはいいけど貴方達、これから仕事なんでしょう? ミッシェル:そうだよ、早く仕事内容教えろよレイ レイ:えーしょうがないなぁ。もう少しイチャイチャしたかったけど・・・ 0:鞄からリボルバーを取り出し机に置くレイ ミッシェル:へぇーパイソンじゃねぇか。 レイ:そうだよーボスがこれをミッチーに渡せって言ってきてさ ミッシェル:っつーことは殺しか レイ:だね。久しぶりじゃない?この仕事 ミッシェル:そうだなー・・・ 0:銃をまじまじと見るミッシェル レイ:楽しんでない? ミッシェル:楽しんでるに決まってんだろ?ムカつくヤローをぶっ殺せんだぜ? マスター:物騒ねぇ? レイ:本当にねー?ママ? ミッシェル:うっせぇな!いいだろいつも諜報とかスパイみたいなことしてて飽きたんだよ!たまにはパーッとやりてぇんだ! レイ:いいのかなぁ?そんな事言ってー ミッシェル:なんだよ レイ:私、ミッチーが来てるラバースーツとかピチッとしてて好きなのになぁ? ミッシェル:私は嫌なんだよ レイ:ま、今着てる服もいいけどね! マスター:見せつけてくれるわねぇ?うらやましぃ! レイ:えへへ、ママにミッチーはあげないよ! マスター:いいわよ別に!貴方達が仲良しなんだから奪う気ないわよ ミッシェル:そろそろ時間だな。行こうぜレイ レイ:はーい。ママ!今日ここは何時まで? マスター:いつも通り朝の五時までやってるわよ ミッシェル:んじゃまた寄るわ レイ:まったねーママ! マスター:いってらっしゃいー!んーま! 0:投げキッスをするマスター ミッシェル:さーてと、んじゃ運転頼むわレイ レイ:えー!?なんで私? ミッシェル:さっきまで酒飲んでたし事故ったらやべーだろ? レイ:そんなの言ったら私も飲んでるよ!もう!仕方ないなぁ 0:車に乗り込む二人 ミッシェル:んじゃ行くか レイ:しゅっぱーつ! 0: ゴメス:マスターいつもの マスター:ゴメちゃんいらっしゃい ゴメス:すんすん・・ん? マスター:どうしたの? ゴメス:いや、甘い香水の匂いがするなって思ってな マスター:あらそう? ゴメス:またミッシェルとレイが来たか? マスター:えぇそうね。さっきまで居たわよ ゴメス:はぁ!?おいおい!来たら俺をすぐに呼べって言っただろマスター! マスター:えぇー?別にいいじゃぁないの。あの子ら捕まえてもすぐ逃げるんだから ゴメス:それでも指名手配犯を野放しにしてたら警察として威厳がなくなるだろ! マスター:ハナからあってないようなもんじゃないあんたたち警察は。 ゴメス:はぁ・・ま、いいわ。とりあえずいつもの マスター:はぁい 0: ミッシェル:なぁレイ レイ:なに? ミッシェル:昨日、間違えて私のシャツ着てたろ レイ:あれー?そうだっけー ミッシェル:あぁ、あれたけぇ金で買ったんだからよ。ミートソースこぼしたシミ弁償しろよ レイ:えー!いいじゃん!いいじゃん!また新しいの買えば! ミッシェル:馬鹿!お前あれ世界で四着しか出回ってねぇ代物なんだぞ!ウリに出されたらいくらで落とせるか! レイ:ごめんてーでもあんなベッドに無造作に置いてたらダメだよミッチー? ミッシェル:いやあれはお前、疲れて帰ってきたってのに無理してお前が・・・もにょもにょ・・・ レイ:ふふっ、今日も楽しもうねミッチー ミッシェル:チッ!今日こそはお前をひーひー言わせてやるからな! レイ:えー?ミッチーいつも口だけだからなぁ?返り討ちにしちゃうよー? ミッシェル:くそっ!ん?あったあのマンションだな レイ:ん?あーそうだね。あれの最上階にいるんだってさ ミッシェル:やっぱ金持ちって高いところ好きなんだな。猫かよ レイ:いや、バカと煙は高いところが好きって言葉があるしそっちじゃない? ミッシェル:いい言葉知ってんじゃんレイ! レイ:でしょー! 0:とあるマンションの屋上 バラス:今日はいい月明りだ。下々のくだらない生活が赤裸々に見えるなぁ!はっはっは! バラス:我々富裕層が建てた大きなマンションが影になっても生きながらえようとするのは実に面白い バラス:そうだ、また屋上から金をバラまいて死に物狂いで集める様でも眺めよう 0:インターホンが鳴る バラス:ん?誰だこんな時間に ミッシェル:おい、レイ本当にこの部屋番であってんのか? レイ:うん、あってるよー バラス:小娘二人?誰だお前たち ミッシェル:お、出た出た レイ:あのぉ、ここってバラスさんのおうちでしょうかぁ? バラス:誰だと言ってるんだお前ら レイ:あのぉ私たちぃ、バラスさんのファンでして、よかったらサインとかいただけないでしょうか? バラス:こんな夜中にか?怪しいな貴様ら。帰れ 0:インターホンを切る レイ:あ、切れちゃった ミッシェル:どうするよレイ、オートロックぶち破っていくか? レイ:いや、そんなことしたら警察がすぐ来るよ? ミッシェル:んじゃどうするんだよ レイ:ふふ、簡単簡単、他人の家の子と装えばいいんだよ ミッシェル:そんな簡単に入れんだろ レイ:あのぉ私、ここに住んでる者なんですがコンビニ行くときカギを持っていくの忘れて・・親に連絡したら母が倒れたからって病院に行っちゃって・・・ レイ:私もすぐに向かいたいんで・・開けてもらってもいいですか・・・ 0:オートロックが開く ミッシェル:おー、すげぇ レイ:でしょ?ふふふ、さ、入ろ入ろ! 0:中へ入っていく二人 バラス:おい警察か!怪しい奴らがマンション近くでうろついてる!すぐに警備しろ! バラス:あぁ?お前らの事情なんか知ったことか!一秒でも早く来い!俺らの納めてる金で生きてるなら俺らの為に働け!国の犬が!! 0:電話を切るバラス マスター:ん?ゴメちゃん電話なってるわよ ゴメス:んぁ?あぁ本当だ。もしもし私だ ゴメス:あぁ?何?大富豪が家の周りをパトロールしろって言ってきてるだぁ?知らねぇよ俺は今忙しいんだよ。んじゃ切るぞ マスター:あら、切っちゃったの? ゴメス:いいんだよ、いつもホザいてる金持ちが居てな。命狙われてるから毎日パトロールしろとかうるせぇんだよ マスター:あらそうなの? ゴメス:あぁ、バラスって言う株取引で何億と資産を持った男でな。嫌味ったらしいやつなんだよあいつ マスター:ふーん。そうなのねぇ ゴメス:まぁあの二人が絡みに行ったら殺されるだろうが別にそこらへんに居るごろつきどもは近寄れねぇよ マスター:あら?なんで? ゴメス:あのデケェマンション、ほぼほぼあいつを雇ってる警備しかいねぇんだからよ 0: ミッシェル:なぁレイ? レイ:待って、言いたいことはわかるわ ミッシェル:簡単にあの男の元まで行けるって言ってたよな レイ:えぇそうね。 ミッシェル:見るからに私ら二人を歓迎してるムードじゃねぇよなこれ レイ:あれぇ?おかしいなぁここのマンションって色んな人が住んでるのになぁ 0:大勢の警備員が銃を持って入口を囲む バラス:ドブネズミが二匹迷い込んだみたいだな ミッシェル:あいつが今日の金か? レイ:うん、バラスって言うんだって ミッシェル:っかぁー!金持ちらしい顔してんなぁ!反吐が出るわ!ぺっ! レイ:だねぇ。でもアレを殺ったらお金貰えるし ミッシェル:でも今ここで殺ったら私らすぐにハチの巣になんぜ? レイ:だねぇ。どうしよっか? バラス:何をごちゃごちゃ話してる!いいかよく聞けドブネズミ バラス:ここに来た目的はなんだ?金か?俺を殺しに来たのか? ミッシェル:別にどっちでもいいじゃねぇかよおっさん バラス:おっさん!?こ、この俺に対しておっさんだと! ミッシェル:おっさんじゃねぇか。毛も立派に生え揃ってるおっさんだろテメェ レイ:ミッチー、汚いよそんな言葉 ミッシェル:別にあんたに恨みがあるから来たってわけじゃねぇんだよ。あんたをただ私らは殺しに来ただけだ バラス:はっ!この人数相手を前に虚勢を張れるとはずいぶんと活きがいいなドブネズミ ミッシェル:うっせぇハダカデバネズミ バラス:なんだと!貴様!! ミッシェル:下民の人間を見下すのは好きか?そんな高いところから私らに物申すより目の前で話そうぜ?逃げ虫野郎 レイ:もう少し言葉選びしっかりしてよねミッチー バラス:言わせておけば・・・お前たち!相手は小娘二匹だ!好きに辱(はずかし)めてやれ 0:汚い笑いをする警備員たち レイ:汚い笑いをするから男って嫌いなのよね ミッシェル:そうだな。さてと、レイ レイ:うん ミッシェル:とりあえずあいつが居る部屋までは死ぬなよ? レイ:ミッチーもね。 ミッシェル:あぁ。約束だ レイ:うん。 0:キスをする二人 ミッシェル:んじゃ、私はここでせきとめる。五分後ちゃんと部屋まで行くから待ってな レイ:うん。それじゃ! 0:駆けだしていくレイ ミッシェル:さてと、おいお前ら。こんな小娘一人に殺られるようじゃ雑魚だぜ?死にたい奴はそのまま銃を撃て。死にたくない奴は逃げな。ま、どのみち殺すけどな 0:銃声が鳴り始める レイ:始まった!ミッチー無事でいてね! 0: マスター:ゴメちゃん、電話、ほらほら ゴメス:んぁ?あぁいいんらよ別によ・・・ マスター:んもぅ!仕事中なのに泥酔しちゃダメじゃない!あたしが出るわよ? ゴメス:でてもどうせどうでもいいパトロールの話だよ。出んでいいぞ マスター:もしもしぃ?はい、ゴメちゃんは今泥酔しているのぉ。私?私はここの店の・・ん?あら、そう!わかったわ! ゴメス:誰からだぁ・・? マスター:さぁ?でもゴメス!バラス宅で銃撃戦が行われてるから今すぐ加勢に来い!って伝えてと言われたわ ゴメス:銃撃戦だぁ?なんだよテロでも押し入ったのか? マスター:監視カメラを見たら二人の女の子が入ってったって言ってたわよ? ゴメス:二人の女の子・・ッ!!ミッシェルとレイか!! マスター:さぁ?どうかしらね ゴメス:あいつら・・また厄介ごとを!!待ってろ! 0:飛び出していくゴメス マスター:あ!お金・・まぁいいか。戻ってくるでしょう。 0: ミッシェル:チッ・・さすがに多いな。めんどくせぇ・・・ 0:物陰に隠れるミッシェル ミッシェル:あと二分半、レイと合流しねぇとな。どうしたものか ゴメス:うぉおおおお!!ミッシェル!レイ!!どこだぁああ!! ミッシェル:げっ・・この声・・・ ゴメス:ん?なんだお前ら!銃を使うならちゃんと使用許可を出してから使え!今銃を持ってる奴らはみんな牢屋にぶちこんでやる!! ミッシェル:ゴメスぅうう!! ゴメス:ミッシェル!貴様また厄介ごとを持ちか・・ぶっ!! 0:ゴメスの顔を踏み勢いよくジャンプするミッシェル ミッシェル:あとで説教聞くから!んじゃな!! ゴメス:貴様!警官の顔を踏みよって!タダじゃ済まんぞ!! ミッシェル:先急いでっから!わりぃ!! 0:走ってエレベーターに乗り込むミッシェル ゴメス:クソぅ・・お前ら!銃刀法違反で逮捕する! 0: レイ:まだかな・・まだかな・・・ 0:エレベーターが開く ミッシェル:ふぅー・・間に合った? レイ:ミッチー! 0:抱き着くレイ ミッシェル:さてと、んじゃ行くか レイ:うん! 0: バラス:ふふふっ・・・さすがにあの量を前にしたら男も女もハチの巣だろうな・・・ 0:ドアをノックする音 ミッシェル:おいおっさん。おーい バラス:なっ!!な・・なな・・なんで生きて・・・! ミッシェル:出て来いよおい バラス:この部屋に来るまでに警備員が居ただろ・・! レイ:ミッチーが全員殺しちゃったよ? バラス:な・・なんだと・・・ ミッシェル:ドアを開けねぇってんなら・・・ 0:ドアノブ近くを銃で撃ち穴をあけるミッシェル ミッシェル:こうやって入るまでよ レイ:やだミッチーかっこいー! ミッシェル:んじゃ入るぞ バラス:(マズい・・マズイマズイ・・・殺される・・そうだ・・どこかに隠れてすきをついて・・・) 0:大きなクローゼットに隠れるバラス ミッシェル:あれ?いねぇ?逃げたのか? レイ:いや、さっきここで会話してたし絶対居るよ ミッシェル:私はあっちの寝室探すわ。レイはリビングとか探してくれ レイ:わかったー 0:二手に分かれる二人 ミッシェル:うっ・・男臭だ・・くっせぇ・・・ バラス:・・・ふんっ!! ミッシェル:ッ!!しまっ・・がはっ 0:後頭部を勢いよく灰皿で殴るバラス バラス:は・・はは!ははは!!まずは一人だ!! レイ:ミッチー、見つかっ・・た・・? バラス:ははは!おい女!お前の仲間は俺がぶっ殺した!ははは! レイ:ミッチー!! 0:ミッシェルからは返答はない バラス:おっと、近付くなよ? 0:ミッシェルの頭を踏み銃でレイを狙うバラス レイ:ミッチー・・ミッチーミッチー・・・ミッチー・・ぶつぶつぶつ・・・ 0:目の輝きが黒くなっていく バラス:そんなにお前の仲間が殺されて悲しいか?ははは!そこで服を脱いで跪いてワンとでも鳴け。そしたらお前は見逃してやるよ レイ:ミッチー・・ミッチー・・ぶつぶつぶつ・・・ バラス:気が狂ったか?これだから女はヒステリックだと言われるんだ。 レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ぶつぶつぶつ・・・ バラス:あぁ? レイ:あぁあああああ!! 0:レイに銃を撃つが頬をかすめる バラス:しまっ・・ぐっ・・・ 0:バラスに馬乗りになるレイ レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ 0:欠けたガラス片をバラスの目元に近付けていくレイ バラス:やめろ・・やめろぉ!! 0:押し倒し距離を取るバラス バラス:はぁ・・はぁ・・はぁ・・・ レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ ミッシェル:ん・・いてて・・ 0:薄目で周囲をちらちらとみるミッシェル バラス:待て!わかった!落ち着いて話をしよう!!お前の仲間を殺したのは悪かった!落ち着け!! レイ:黙れ!!私の・・私のミッチーを殺しておいてお前の話を聞くなんてありえない!!逃げるな!!殺す!! ミッシェル:あー・・いってぇ・・おいレイ!! レイ:ッ!!ミッチー!! バラス:な・・なぜ生きて・・・ ミッシェル:チッ・・女の柔肌を勢いよく殴りやがってよ・・・いてて・・・ 0:殴られた箇所をさするミッシェル ミッシェル:血まで出てんじゃねぇか。おっさん。死ぬ覚悟あんだろうな? バラス:あ?しまっ・・・ 0:さっき押し倒された勢いで足元に落ちてる銃を拾うミッシェル ミッシェル:さ、死ぬ時間だぜ?レイ!ガラス片を捨てろ レイ:でも・・ ミッシェル:私はこうやって生きてんだ。お前みたいな優しい彼女の手を血で染めてほしくねぇんだよ 0:髪をかき上げレイを見るミッシェル レイ:キューン・・!! 0:胸を抑えガラス片を捨てるレイ ミッシェル:わかりゃあ良し。んじゃおっさん私らが遊んで暮らせるために・・死んどけや バラス:待て・・やめろ・・やめてくれぇええええ!! 0:頭を撃ち抜き倒すミッシェル ミッシェル:うし、終わったな レイ:ミッチー!! 0:ミッシェルに抱き着き押し倒すレイ ミッシェル:うぉ!レイ!飛びつくなよ!まだ頭止血出来てねぇんだからよ! レイ:あ、そうか!ごめんね!でも・・さっきのチョーかっこよかったよ・・・私が女の子だったら絶対告白してた! ミッシェル:はは!お前はもう女だし私のモノだろ? レイ:確かにぃー! 0:ベッドでいちゃつく二人 ゴメス:んんっ! ミッシェル:あ!おいゴメス!今二人の時間だぞ!!邪魔すんなよ! ゴメス:邪魔するも何も、お前ら今回は派手に暴れたなぁ? レイ:ゴメスおじさんごめんなさい 0:目をウルウルさせるレイ ゴメス:その手には乗らん。お前らを逮捕する! ミッシェル:えー レイ:えー ゴメス:・・と言いたいところだが今、犯罪者ラッシュでなぁ?下の階にいるやつらはみんな銃刀法違反で逮捕なんだわ ミッシェル:早く用件言って出ていけよボケ ゴメス:うるさい!お前ら、今いくら持ってる? ミッシェル:ケッ!金かよ ゴメス:早く出せ レイ:えーっと・・これだけだよぉ 0:お札を数枚取り出し奪い取るゴメス ゴメス:ひぃ・・ふぅ・・みぃ・・・まぁいいだろう。あっちが非常階段だ。そっから降りてさっさと去れお前ら レイ:はぁーい ミッシェル:勝手にてめぇ判断で逮捕しねぇとか癪(しゃく)に障(さわ)るわボケ ゴメス:言ってろ。 0:部屋から出る二人 ミッシェル:じゃあなゴメス レイ:ばいばーい ゴメス:あーそうだお前ら、バーに戻るだろ レイ:うん、戻るよ ミッシェル:おい!いうんじゃねぇよ! ゴメス:あっこ会計前に飛び出してしまってな 0:レイたちから巻き上げた金を数枚レイたちに渡す ゴメス:これで払っといてくれ レイ:わかったー! ミッシェル:チッ!それ私らの金じゃねぇか!! 0:ズカズカと非常口へ進んでいく二人 ゴメス:・・・バラスを殺す手間が省けたな。 0:車を飛ばす二人 ミッシェル:チッ・・あのヤロー・・勢いよく殴りやがってよ・・・ レイ:はい、これでいいよミッチー 0:助手席でミッシェルを手当てするレイ ミッシェル:ん、サンキュな レイ:それにしてもさっきのミッチーかっこよかったなぁ・・また惚れ直しちゃった ミッシェル:だろ?へへっ! 0: マスター:そろそろ看板しまおうかしらね 0:店の外に出るマスター マスター:よいしょっと・・・ ミッシェル:あ!おいおい、マスターもう閉めるのかよ マスター:当たり前じゃない。もう五時よ・・ってあら、頭どうしたのよミッシェル ミッシェル:うっせぇ レイ:ママ!お酒ちょっとだけ飲ませてー!さっきねミッチーちょーかっこよかったんだ! マスター:もう、仕方ないわね。入りなさい レイ:やったー!ママ大好き! ミッシェル:ちゃっちゃと飲んで帰ろうぜ。頭いてぇし レイ:うん!でね、マスターさっきミッチーがね・・・ 0:終わり

0:とあるパブ ミッシェル:マスター、いつもの マスター:あら、来て早々飲む気なの? ミッシェル:うるせぇなまだレイが来てねぇんだから飲ませろよ マスター:貴方この後仕事でしょう?いいのぉ? ミッシェル:いいんだよ。さっさと出せよオカマ野郎 マスター:あらやだ!あんたどこでそんな汚い言葉覚えたのよ! ミッシェル:いいから出せって マスター:もぅーやだわぁこの子。 0:煙草に火をつけるミッシェル ミッシェル:すぅー・・ふぅー・・・ レイ:ミッチーお待たせー! ミッシェル:おっせぇなレイ!何分待たせんだよ! レイ:ごめんってー道混んでたんだってー マスター:あらレイちゃん!いらっしゃーい レイ:ママー!いつものちょうだーい! マスター:わかったわよー!はい、ミッシェル。 0:カクテルを置くマスター ミッシェル:で?今回の相手はどんなんなんだよ レイ:えーまだ私のお酒届いてないんだから来るまで待ってよ ミッシェル:チッ、さっさと仕事終わらせようぜ レイ:もぉーそう言わないでよミッチー 0:肩に手を置くレイ レイ:時間は逃げても私は逃げないよ? ミッシェル:・・・チッ!好きにしろよ! レイ:ありがとー!大好きだよミッチー 0:カクテルを置くマスター マスター:はいお待たせレイちゃんの好きなカルアミルクよ レイ:ママー!ありがと!さ、ミッチーグラス持って? ミッシェル:あいよ レイ:かんぱーい! ミッシェル:・・・乾杯。 0:チンッとグラスを当てる二人 レイ:んー・・おいしー!ママの作るカルアミルクが一番おいしいよー マスター:ほんとぉ?ありがとーレイちゃん! ミッシェル:酒なんてどこでも一緒だろうがよ。すぅー・・ふぅー・・・ レイ:あー!ミッチー!煙草吸ってる!ダメだよ! ミッシェル:あぁ?いいじゃねぇかよ別に減るもんじゃないのによ! 0:煙草を取り上げるレイ レイ:だーめ ミッシェル:あ、おい!返せよ! レイ:私、煙草吸う子嫌いだよ? ミッシェル:・・チッ!あぁったよ! レイ:ふふっ マスター:イチャイチャするのはいいけど貴方達、これから仕事なんでしょう? ミッシェル:そうだよ、早く仕事内容教えろよレイ レイ:えーしょうがないなぁ。もう少しイチャイチャしたかったけど・・・ 0:鞄からリボルバーを取り出し机に置くレイ ミッシェル:へぇーパイソンじゃねぇか。 レイ:そうだよーボスがこれをミッチーに渡せって言ってきてさ ミッシェル:っつーことは殺しか レイ:だね。久しぶりじゃない?この仕事 ミッシェル:そうだなー・・・ 0:銃をまじまじと見るミッシェル レイ:楽しんでない? ミッシェル:楽しんでるに決まってんだろ?ムカつくヤローをぶっ殺せんだぜ? マスター:物騒ねぇ? レイ:本当にねー?ママ? ミッシェル:うっせぇな!いいだろいつも諜報とかスパイみたいなことしてて飽きたんだよ!たまにはパーッとやりてぇんだ! レイ:いいのかなぁ?そんな事言ってー ミッシェル:なんだよ レイ:私、ミッチーが来てるラバースーツとかピチッとしてて好きなのになぁ? ミッシェル:私は嫌なんだよ レイ:ま、今着てる服もいいけどね! マスター:見せつけてくれるわねぇ?うらやましぃ! レイ:えへへ、ママにミッチーはあげないよ! マスター:いいわよ別に!貴方達が仲良しなんだから奪う気ないわよ ミッシェル:そろそろ時間だな。行こうぜレイ レイ:はーい。ママ!今日ここは何時まで? マスター:いつも通り朝の五時までやってるわよ ミッシェル:んじゃまた寄るわ レイ:まったねーママ! マスター:いってらっしゃいー!んーま! 0:投げキッスをするマスター ミッシェル:さーてと、んじゃ運転頼むわレイ レイ:えー!?なんで私? ミッシェル:さっきまで酒飲んでたし事故ったらやべーだろ? レイ:そんなの言ったら私も飲んでるよ!もう!仕方ないなぁ 0:車に乗り込む二人 ミッシェル:んじゃ行くか レイ:しゅっぱーつ! 0: ゴメス:マスターいつもの マスター:ゴメちゃんいらっしゃい ゴメス:すんすん・・ん? マスター:どうしたの? ゴメス:いや、甘い香水の匂いがするなって思ってな マスター:あらそう? ゴメス:またミッシェルとレイが来たか? マスター:えぇそうね。さっきまで居たわよ ゴメス:はぁ!?おいおい!来たら俺をすぐに呼べって言っただろマスター! マスター:えぇー?別にいいじゃぁないの。あの子ら捕まえてもすぐ逃げるんだから ゴメス:それでも指名手配犯を野放しにしてたら警察として威厳がなくなるだろ! マスター:ハナからあってないようなもんじゃないあんたたち警察は。 ゴメス:はぁ・・ま、いいわ。とりあえずいつもの マスター:はぁい 0: ミッシェル:なぁレイ レイ:なに? ミッシェル:昨日、間違えて私のシャツ着てたろ レイ:あれー?そうだっけー ミッシェル:あぁ、あれたけぇ金で買ったんだからよ。ミートソースこぼしたシミ弁償しろよ レイ:えー!いいじゃん!いいじゃん!また新しいの買えば! ミッシェル:馬鹿!お前あれ世界で四着しか出回ってねぇ代物なんだぞ!ウリに出されたらいくらで落とせるか! レイ:ごめんてーでもあんなベッドに無造作に置いてたらダメだよミッチー? ミッシェル:いやあれはお前、疲れて帰ってきたってのに無理してお前が・・・もにょもにょ・・・ レイ:ふふっ、今日も楽しもうねミッチー ミッシェル:チッ!今日こそはお前をひーひー言わせてやるからな! レイ:えー?ミッチーいつも口だけだからなぁ?返り討ちにしちゃうよー? ミッシェル:くそっ!ん?あったあのマンションだな レイ:ん?あーそうだね。あれの最上階にいるんだってさ ミッシェル:やっぱ金持ちって高いところ好きなんだな。猫かよ レイ:いや、バカと煙は高いところが好きって言葉があるしそっちじゃない? ミッシェル:いい言葉知ってんじゃんレイ! レイ:でしょー! 0:とあるマンションの屋上 バラス:今日はいい月明りだ。下々のくだらない生活が赤裸々に見えるなぁ!はっはっは! バラス:我々富裕層が建てた大きなマンションが影になっても生きながらえようとするのは実に面白い バラス:そうだ、また屋上から金をバラまいて死に物狂いで集める様でも眺めよう 0:インターホンが鳴る バラス:ん?誰だこんな時間に ミッシェル:おい、レイ本当にこの部屋番であってんのか? レイ:うん、あってるよー バラス:小娘二人?誰だお前たち ミッシェル:お、出た出た レイ:あのぉ、ここってバラスさんのおうちでしょうかぁ? バラス:誰だと言ってるんだお前ら レイ:あのぉ私たちぃ、バラスさんのファンでして、よかったらサインとかいただけないでしょうか? バラス:こんな夜中にか?怪しいな貴様ら。帰れ 0:インターホンを切る レイ:あ、切れちゃった ミッシェル:どうするよレイ、オートロックぶち破っていくか? レイ:いや、そんなことしたら警察がすぐ来るよ? ミッシェル:んじゃどうするんだよ レイ:ふふ、簡単簡単、他人の家の子と装えばいいんだよ ミッシェル:そんな簡単に入れんだろ レイ:あのぉ私、ここに住んでる者なんですがコンビニ行くときカギを持っていくの忘れて・・親に連絡したら母が倒れたからって病院に行っちゃって・・・ レイ:私もすぐに向かいたいんで・・開けてもらってもいいですか・・・ 0:オートロックが開く ミッシェル:おー、すげぇ レイ:でしょ?ふふふ、さ、入ろ入ろ! 0:中へ入っていく二人 バラス:おい警察か!怪しい奴らがマンション近くでうろついてる!すぐに警備しろ! バラス:あぁ?お前らの事情なんか知ったことか!一秒でも早く来い!俺らの納めてる金で生きてるなら俺らの為に働け!国の犬が!! 0:電話を切るバラス マスター:ん?ゴメちゃん電話なってるわよ ゴメス:んぁ?あぁ本当だ。もしもし私だ ゴメス:あぁ?何?大富豪が家の周りをパトロールしろって言ってきてるだぁ?知らねぇよ俺は今忙しいんだよ。んじゃ切るぞ マスター:あら、切っちゃったの? ゴメス:いいんだよ、いつもホザいてる金持ちが居てな。命狙われてるから毎日パトロールしろとかうるせぇんだよ マスター:あらそうなの? ゴメス:あぁ、バラスって言う株取引で何億と資産を持った男でな。嫌味ったらしいやつなんだよあいつ マスター:ふーん。そうなのねぇ ゴメス:まぁあの二人が絡みに行ったら殺されるだろうが別にそこらへんに居るごろつきどもは近寄れねぇよ マスター:あら?なんで? ゴメス:あのデケェマンション、ほぼほぼあいつを雇ってる警備しかいねぇんだからよ 0: ミッシェル:なぁレイ? レイ:待って、言いたいことはわかるわ ミッシェル:簡単にあの男の元まで行けるって言ってたよな レイ:えぇそうね。 ミッシェル:見るからに私ら二人を歓迎してるムードじゃねぇよなこれ レイ:あれぇ?おかしいなぁここのマンションって色んな人が住んでるのになぁ 0:大勢の警備員が銃を持って入口を囲む バラス:ドブネズミが二匹迷い込んだみたいだな ミッシェル:あいつが今日の金か? レイ:うん、バラスって言うんだって ミッシェル:っかぁー!金持ちらしい顔してんなぁ!反吐が出るわ!ぺっ! レイ:だねぇ。でもアレを殺ったらお金貰えるし ミッシェル:でも今ここで殺ったら私らすぐにハチの巣になんぜ? レイ:だねぇ。どうしよっか? バラス:何をごちゃごちゃ話してる!いいかよく聞けドブネズミ バラス:ここに来た目的はなんだ?金か?俺を殺しに来たのか? ミッシェル:別にどっちでもいいじゃねぇかよおっさん バラス:おっさん!?こ、この俺に対しておっさんだと! ミッシェル:おっさんじゃねぇか。毛も立派に生え揃ってるおっさんだろテメェ レイ:ミッチー、汚いよそんな言葉 ミッシェル:別にあんたに恨みがあるから来たってわけじゃねぇんだよ。あんたをただ私らは殺しに来ただけだ バラス:はっ!この人数相手を前に虚勢を張れるとはずいぶんと活きがいいなドブネズミ ミッシェル:うっせぇハダカデバネズミ バラス:なんだと!貴様!! ミッシェル:下民の人間を見下すのは好きか?そんな高いところから私らに物申すより目の前で話そうぜ?逃げ虫野郎 レイ:もう少し言葉選びしっかりしてよねミッチー バラス:言わせておけば・・・お前たち!相手は小娘二匹だ!好きに辱(はずかし)めてやれ 0:汚い笑いをする警備員たち レイ:汚い笑いをするから男って嫌いなのよね ミッシェル:そうだな。さてと、レイ レイ:うん ミッシェル:とりあえずあいつが居る部屋までは死ぬなよ? レイ:ミッチーもね。 ミッシェル:あぁ。約束だ レイ:うん。 0:キスをする二人 ミッシェル:んじゃ、私はここでせきとめる。五分後ちゃんと部屋まで行くから待ってな レイ:うん。それじゃ! 0:駆けだしていくレイ ミッシェル:さてと、おいお前ら。こんな小娘一人に殺られるようじゃ雑魚だぜ?死にたい奴はそのまま銃を撃て。死にたくない奴は逃げな。ま、どのみち殺すけどな 0:銃声が鳴り始める レイ:始まった!ミッチー無事でいてね! 0: マスター:ゴメちゃん、電話、ほらほら ゴメス:んぁ?あぁいいんらよ別によ・・・ マスター:んもぅ!仕事中なのに泥酔しちゃダメじゃない!あたしが出るわよ? ゴメス:でてもどうせどうでもいいパトロールの話だよ。出んでいいぞ マスター:もしもしぃ?はい、ゴメちゃんは今泥酔しているのぉ。私?私はここの店の・・ん?あら、そう!わかったわ! ゴメス:誰からだぁ・・? マスター:さぁ?でもゴメス!バラス宅で銃撃戦が行われてるから今すぐ加勢に来い!って伝えてと言われたわ ゴメス:銃撃戦だぁ?なんだよテロでも押し入ったのか? マスター:監視カメラを見たら二人の女の子が入ってったって言ってたわよ? ゴメス:二人の女の子・・ッ!!ミッシェルとレイか!! マスター:さぁ?どうかしらね ゴメス:あいつら・・また厄介ごとを!!待ってろ! 0:飛び出していくゴメス マスター:あ!お金・・まぁいいか。戻ってくるでしょう。 0: ミッシェル:チッ・・さすがに多いな。めんどくせぇ・・・ 0:物陰に隠れるミッシェル ミッシェル:あと二分半、レイと合流しねぇとな。どうしたものか ゴメス:うぉおおおお!!ミッシェル!レイ!!どこだぁああ!! ミッシェル:げっ・・この声・・・ ゴメス:ん?なんだお前ら!銃を使うならちゃんと使用許可を出してから使え!今銃を持ってる奴らはみんな牢屋にぶちこんでやる!! ミッシェル:ゴメスぅうう!! ゴメス:ミッシェル!貴様また厄介ごとを持ちか・・ぶっ!! 0:ゴメスの顔を踏み勢いよくジャンプするミッシェル ミッシェル:あとで説教聞くから!んじゃな!! ゴメス:貴様!警官の顔を踏みよって!タダじゃ済まんぞ!! ミッシェル:先急いでっから!わりぃ!! 0:走ってエレベーターに乗り込むミッシェル ゴメス:クソぅ・・お前ら!銃刀法違反で逮捕する! 0: レイ:まだかな・・まだかな・・・ 0:エレベーターが開く ミッシェル:ふぅー・・間に合った? レイ:ミッチー! 0:抱き着くレイ ミッシェル:さてと、んじゃ行くか レイ:うん! 0: バラス:ふふふっ・・・さすがにあの量を前にしたら男も女もハチの巣だろうな・・・ 0:ドアをノックする音 ミッシェル:おいおっさん。おーい バラス:なっ!!な・・なな・・なんで生きて・・・! ミッシェル:出て来いよおい バラス:この部屋に来るまでに警備員が居ただろ・・! レイ:ミッチーが全員殺しちゃったよ? バラス:な・・なんだと・・・ ミッシェル:ドアを開けねぇってんなら・・・ 0:ドアノブ近くを銃で撃ち穴をあけるミッシェル ミッシェル:こうやって入るまでよ レイ:やだミッチーかっこいー! ミッシェル:んじゃ入るぞ バラス:(マズい・・マズイマズイ・・・殺される・・そうだ・・どこかに隠れてすきをついて・・・) 0:大きなクローゼットに隠れるバラス ミッシェル:あれ?いねぇ?逃げたのか? レイ:いや、さっきここで会話してたし絶対居るよ ミッシェル:私はあっちの寝室探すわ。レイはリビングとか探してくれ レイ:わかったー 0:二手に分かれる二人 ミッシェル:うっ・・男臭だ・・くっせぇ・・・ バラス:・・・ふんっ!! ミッシェル:ッ!!しまっ・・がはっ 0:後頭部を勢いよく灰皿で殴るバラス バラス:は・・はは!ははは!!まずは一人だ!! レイ:ミッチー、見つかっ・・た・・? バラス:ははは!おい女!お前の仲間は俺がぶっ殺した!ははは! レイ:ミッチー!! 0:ミッシェルからは返答はない バラス:おっと、近付くなよ? 0:ミッシェルの頭を踏み銃でレイを狙うバラス レイ:ミッチー・・ミッチーミッチー・・・ミッチー・・ぶつぶつぶつ・・・ 0:目の輝きが黒くなっていく バラス:そんなにお前の仲間が殺されて悲しいか?ははは!そこで服を脱いで跪いてワンとでも鳴け。そしたらお前は見逃してやるよ レイ:ミッチー・・ミッチー・・ぶつぶつぶつ・・・ バラス:気が狂ったか?これだから女はヒステリックだと言われるんだ。 レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ぶつぶつぶつ・・・ バラス:あぁ? レイ:あぁあああああ!! 0:レイに銃を撃つが頬をかすめる バラス:しまっ・・ぐっ・・・ 0:バラスに馬乗りになるレイ レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ 0:欠けたガラス片をバラスの目元に近付けていくレイ バラス:やめろ・・やめろぉ!! 0:押し倒し距離を取るバラス バラス:はぁ・・はぁ・・はぁ・・・ レイ:殺す・・殺す殺す殺す・・・ ミッシェル:ん・・いてて・・ 0:薄目で周囲をちらちらとみるミッシェル バラス:待て!わかった!落ち着いて話をしよう!!お前の仲間を殺したのは悪かった!落ち着け!! レイ:黙れ!!私の・・私のミッチーを殺しておいてお前の話を聞くなんてありえない!!逃げるな!!殺す!! ミッシェル:あー・・いってぇ・・おいレイ!! レイ:ッ!!ミッチー!! バラス:な・・なぜ生きて・・・ ミッシェル:チッ・・女の柔肌を勢いよく殴りやがってよ・・・いてて・・・ 0:殴られた箇所をさするミッシェル ミッシェル:血まで出てんじゃねぇか。おっさん。死ぬ覚悟あんだろうな? バラス:あ?しまっ・・・ 0:さっき押し倒された勢いで足元に落ちてる銃を拾うミッシェル ミッシェル:さ、死ぬ時間だぜ?レイ!ガラス片を捨てろ レイ:でも・・ ミッシェル:私はこうやって生きてんだ。お前みたいな優しい彼女の手を血で染めてほしくねぇんだよ 0:髪をかき上げレイを見るミッシェル レイ:キューン・・!! 0:胸を抑えガラス片を捨てるレイ ミッシェル:わかりゃあ良し。んじゃおっさん私らが遊んで暮らせるために・・死んどけや バラス:待て・・やめろ・・やめてくれぇええええ!! 0:頭を撃ち抜き倒すミッシェル ミッシェル:うし、終わったな レイ:ミッチー!! 0:ミッシェルに抱き着き押し倒すレイ ミッシェル:うぉ!レイ!飛びつくなよ!まだ頭止血出来てねぇんだからよ! レイ:あ、そうか!ごめんね!でも・・さっきのチョーかっこよかったよ・・・私が女の子だったら絶対告白してた! ミッシェル:はは!お前はもう女だし私のモノだろ? レイ:確かにぃー! 0:ベッドでいちゃつく二人 ゴメス:んんっ! ミッシェル:あ!おいゴメス!今二人の時間だぞ!!邪魔すんなよ! ゴメス:邪魔するも何も、お前ら今回は派手に暴れたなぁ? レイ:ゴメスおじさんごめんなさい 0:目をウルウルさせるレイ ゴメス:その手には乗らん。お前らを逮捕する! ミッシェル:えー レイ:えー ゴメス:・・と言いたいところだが今、犯罪者ラッシュでなぁ?下の階にいるやつらはみんな銃刀法違反で逮捕なんだわ ミッシェル:早く用件言って出ていけよボケ ゴメス:うるさい!お前ら、今いくら持ってる? ミッシェル:ケッ!金かよ ゴメス:早く出せ レイ:えーっと・・これだけだよぉ 0:お札を数枚取り出し奪い取るゴメス ゴメス:ひぃ・・ふぅ・・みぃ・・・まぁいいだろう。あっちが非常階段だ。そっから降りてさっさと去れお前ら レイ:はぁーい ミッシェル:勝手にてめぇ判断で逮捕しねぇとか癪(しゃく)に障(さわ)るわボケ ゴメス:言ってろ。 0:部屋から出る二人 ミッシェル:じゃあなゴメス レイ:ばいばーい ゴメス:あーそうだお前ら、バーに戻るだろ レイ:うん、戻るよ ミッシェル:おい!いうんじゃねぇよ! ゴメス:あっこ会計前に飛び出してしまってな 0:レイたちから巻き上げた金を数枚レイたちに渡す ゴメス:これで払っといてくれ レイ:わかったー! ミッシェル:チッ!それ私らの金じゃねぇか!! 0:ズカズカと非常口へ進んでいく二人 ゴメス:・・・バラスを殺す手間が省けたな。 0:車を飛ばす二人 ミッシェル:チッ・・あのヤロー・・勢いよく殴りやがってよ・・・ レイ:はい、これでいいよミッチー 0:助手席でミッシェルを手当てするレイ ミッシェル:ん、サンキュな レイ:それにしてもさっきのミッチーかっこよかったなぁ・・また惚れ直しちゃった ミッシェル:だろ?へへっ! 0: マスター:そろそろ看板しまおうかしらね 0:店の外に出るマスター マスター:よいしょっと・・・ ミッシェル:あ!おいおい、マスターもう閉めるのかよ マスター:当たり前じゃない。もう五時よ・・ってあら、頭どうしたのよミッシェル ミッシェル:うっせぇ レイ:ママ!お酒ちょっとだけ飲ませてー!さっきねミッチーちょーかっこよかったんだ! マスター:もう、仕方ないわね。入りなさい レイ:やったー!ママ大好き! ミッシェル:ちゃっちゃと飲んで帰ろうぜ。頭いてぇし レイ:うん!でね、マスターさっきミッチーがね・・・ 0:終わり