台本概要
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タイトル | 始末屋の二人 01 |
---|---|
作者名 | 読川詩朗 |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
言葉足らずで幼い女の子 キラ そして口調が荒い男 ブルーノの二人が暴れるお話 192 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ブルーノ | 男 | 67 | 口が悪い殺し屋 でも面倒見がいいおっちゃん |
キラ | 女 | 51 | 幼いながらにも強い女の子 口数が少ない |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:大きな電波塔の頂上
キラ:今日は満月か・・・はぁ・・今日はよく冷えるなぁ・・・
0:耳に着けてるブルートゥースからコールが鳴る
キラ:・・・・・はい・・。
ブルーノ:あぁ、やっと出た。キラお前今どこにいんだ?言われた場所に車止めたけど?乗るなら早くしてくれよー駐禁きられたくねぇんだよ
キラ:あ・・ごめん・・・忘れてた。
ブルーノ:はぁ?忘れてただぁ?ちょお前今どこにいんだよ?もうじき仕事だろ?
キラ:・・いつもの所だよ・・・
ブルーノ:おま!また電波塔の上昇ってるのかよ!ったくよぉ・・・仕事には間に合うのか?
キラ:・・・ブルーノ・・うるさい・・・
ブルーノ:うるさいってなんだ!俺はお前の事を思ってだな?
0:ガチャッ・・ツーツー
ブルーノ:あ!おい!キラ!まだ話はっ!!・・ったくよぉ・・・先に仕事場向かうからな俺は・・・知らねーぞ!
キラ:・・ブルーノはいつも・・・さてと・・じゃあ私も・・・・行くよ・・・
0:立ち上がると冷たい風が吹く
キラ:南西の風・・・じゃああっちかな・・・
0:小走りで電波塔の頂上から飛び降りるキラ
キラ:あのビルかな・・・
0:袖からワイヤーを出してスパイダーマンのようにビルの間を飛び交うキラ
ブルーノ:ふんふんふーん、やっぱパンクはいいなぁ・・・ん?ってあれキラじゃねぇか!!
0:車の窓を開けるブルーノ
ブルーノ:キラ!おい!キラぁ!待てっての!!
0:目と目が合うが無視して進んでいくキラ
ブルーノ:あぁあんのやろぉお!覚えてろよ・・・!!
0:とあるビルの屋上に着くキラ
キラ:・・確か・・・ここだった・・・かな・・・・
0:地上にはブルーノが車を止めて降りてくる
ブルーノ:チッ!仕事してくれるからキツくは言えんが・・誰に似たのかねぇ・・・
キラ:・・・窓から入ったほうが早いな・・・
ブルーノ:あいつ・・窓から入る気か・・んじゃ俺は
0:腰から二丁拳銃を取り出す
ブルーノ:正面から突破するとしますかね。
0:屋上の手すりにワイヤーをくくりつけゆっくり降りていくキラ
キラ:・・・確か・・・四階の・・ここだ・・・明かりがついてる・・・
0:エレベーターで四階に着くブルーノ
ブルーノ:やぁやぁこんばんわ。始末屋のブルーノです。覚えなくてもいいので。死んでください。
0:発砲しながら進むブルーノ
ブルーノ:あははは!よえぇよえぇ!俺は今腹立ってんだ!お前ら全員生きて帰さねぇから安心して死ね!
キラ:始まった・・・
0:窓を蹴破り入ってくるキラ
キラ:・・・始末屋・・・キラ・・です・・・
0:大きなナタを振り回し室内の敵を殺していくキラ
ブルーノ:あん?この部屋か?オルァ!
0:ドアを蹴破るブルーノ
ブルーノ:おい!キラぁ!お前!俺の獲物取るなよ!!
キラ:・・・取ってない・・今から・・・
ブルーノ:今からも何もねぇんだよ!このおっさんを殺せって言われたのは俺なんだよ!依頼人は俺に言ったんだ!だから俺に殺させろ!
キラ:・・・あの時・・私も・・いた・・・
ブルーノ:居ても依頼人は俺の眼を見て頼んできたんだ!だぁかぁらぁ!これは俺の獲物なんだよ!
キラ:・・・私が・・殺す・・・
ブルーノ:俺だ!
キラ:私・・・
0:ドアから増援が入って銃を乱射してくる
ブルーノ:おいお前ら!このおっさんを殺してもいいのか?お前らの雇い主だろ?あぁ!?
0:ボスを人質に後ろに回り込むブルーノ
キラ:・・・その人・・・譲る・・・
ブルーノ:あ?
0:敵勢に走り出しナタでどんどん切り殺していくキラ
ブルーノ:あ!てめぇ!ずりぃぞ!
0:ボスを押し倒すブルーノ
ブルーノ:俺も混ざろ!
0:こっそり逃げようとするボス
ブルーノ:どこ行くんだ?逃がさねぇよぉ?おらぁ!
0:踏みつけるブルーノ
ブルーノ:なぁおっさん。お前が殺した男いたろ?その男のガールフレンドからお前を殺すよう依頼されてきたんだ。じゃ大人しく死んどけよ
0:「お前らは誰なんだ・・・」と聞いてくるボス
ブルーノ:あ?俺らか?俺らは
キラ:始末屋・・・
0:投げたナタがボスの首を刎ねる
ブルーノ:だぁああああ!お前ぇええ!キラぁああ!!俺に譲るんじゃねぇのかよぉおお!!!
キラ:早く殺さない・・ブルーノが悪い・・・
0:頬をつねるブルーノ
ブルーノ:お前なぁあ?話し終えたら殺そうとしてたんだぜぇえ?
キラ:ぶうーお(ブルーノ)・・・いはい(痛い)・・・
ブルーノ:・・ったくよぉ。まぁいいや仕事は終わったしけぇんぞキラ
キラ:・・・うん・・
0:車に乗り込む二人
ブルーノ:もう仕事は終わったし、なんか食って帰るか?何食いたい?
キラ:なんでもいいよ・・・
ブルーノ:そんじゃあいつものあのラー・・
キラ:ラーメン以外・・・
ブルーノ:おまっ!なんでもいいんじゃなかったのかよ!
キラ:あそこ・・美味しくない・・・し、臭い・・・
ブルーノ:あの味がうまいんだろぉ?はぁ・・まだお子様にはわかんねぇんだな?
キラ:ブルーノの・・趣味が・・・変なだけ・・・
ブルーノ:ちょ!お前なぁ?まぁいいわ。適当にファストフード寄って帰るか
キラ:うん・・・
0:二人の家
ブルーノ:ふぅー食った食った・・あーもう何もいらねぇ・・・ちょっくらたばこ吸ってくるわ。先風呂入って寝とけよキラ
キラ:・・いってらっしゃい・・・
0:ベランダに出るキラ
ブルーノ:んぁ?どうした?キラ
キラ:なんでもない・・・月を・・見に来ただけ・・・
ブルーノ:そうかい・・・今日はいい満月だよなぁ・・・
キラ:うん・・・
ブルーノ:・・・なぁキラ
キラ:なに・・?
ブルーノ:普通の生活に戻りてぇか?
キラ:どうしたの・・突然・・・
ブルーノ:いや、あの日もお前は一人・・満月を見てたなぁ・・ってな・・・
0:煙草を吸いながら月を見上げるブルーノ
0:ー遡る事、数年前ー
ブルーノ:はっはっは!始末屋をなめんなよ!死んどけ!くそ共が!はぁ・・はぁ・・・あーいってぇ・・・ん?
0:月を見上げる小さい女の子
ブルーノ:なんだ?ガキか・・・?こいつらの誰かがさらってきたガキか?
ブルーノ:なぁお嬢ちゃ・・・
0:そこには誰もいない
ブルーノ:ん?いねぇ?グッ!
0:背中を誰かに斬られる
ブルーノ:まだ誰か生きてやがったのか!
0:振り返るが誰もいない
ブルーノ:あ?誰も・・いねぇ・・?
0:暗闇から物音がする
ブルーノ:そこか!
0:ズガンズガンと撃つブルーノ
ブルーノ:・・気配が・・ハッ!上か!
0:振り下ろされるナタを白刃取めするブルーノ
ブルーノ:ぬぉ!?ぐ・・ぐぐ・・オルァ!
0:蹴り倒し首を掴むブルーノ
ブルーノ:てめぇよくも・・・って、ガキ!?
キラ:・・・。
ブルーノ:てめぇさっき窓に居た・・・誰だ?名前を言え
キラ:ない・・
ブルーノ:あ?
キラ:名前・・・ない・・・
ブルーノ:はぁ?んじゃてめぇこいつらの仲間か?
キラ:・・・違う・・・
ブルーノ:じゃあてめぇ誰に雇われた!答えろ!
キラ:誰にも・・一人で・・・来た・・・
ブルーノ:はぁ?てめぇみたいなガキんちょが一人で来ただ?じゃあ誰にその暗殺術を教えてもらった!
キラ:さぁ・・山の・・・おじさん・・・
ブルーノ:山野おじさん?誰だか知らんが知らねぇがガキをこんなんに仕上げるなんて・・・その山野おじさん?ってやつの元へ連れていけ!
キラ:私が・・殺した・・・
ブルーノ:はぁ?殺したぁ?お前を育てた奴をか?
キラ:そう・・命令・・されたから・・・私を・・倒せる人が・・・新しい・・・飼い主・・って言ってた・・・
ブルーノ:そ・・そうか・・・俺に殺意を向けないのであれば、お前を殺さないでやる。俺に殺意を向けたら殺すからな
キラ:うん・・・
0:静かに手を離すブルーノ
ブルーノ:さてと、仕事も終えたし帰るか・・・
0:後ろをちょこちょこついてくるキラ
ブルーノ:なんなんだよ!ついてくんなガキが!!
キラ:新しい・・・飼い主・・だから・・・
ブルーノ:あ?飼い主だぁ?
キラ:私を・・倒した・・・から・・・
ブルーノ:嘘だろ・・!?お前を雇うなんてありえねぇっての!俺一人で始末屋だ!誰も仲間なんぞいらねぇ!
0:腹の音が大きくなるキラ
キラ:ごめん・・なさい・・・
ブルーノ:あぁあああ!わぁーったよ!その代わりお前が大きくなったら手放すからな!!ついてこい!
キラ:うん・・・!
ブルーノ:じゃ行くぞキラ
キラ:キラ・・?
ブルーノ:お前の名前だよ。お前とかガキとかで呼びたくねぇからな。お前は今日からキラだ。
キラ:うん・・・
0:ーそして今に戻るー
キラ:ルーノ・・ブルーノ・・・
ブルーノ:あぁすまんな。どうした?
キラ:見て・・流れ星・・・
ブルーノ:本当だな・・・あぁーあ!お前が風呂入んねぇなら俺が先に入るからな
キラ:おじさん臭くなるから・・私が先に入る・・・
ブルーノ:おまっ!・・・ふっ、まぁいい。天体観測もほどほどにしておけよ。んじゃ俺は洗い物しておくからな
キラ:うん・・・。
0:大きな電波塔の頂上
キラ:今日は満月か・・・はぁ・・今日はよく冷えるなぁ・・・
0:耳に着けてるブルートゥースからコールが鳴る
キラ:・・・・・はい・・。
ブルーノ:あぁ、やっと出た。キラお前今どこにいんだ?言われた場所に車止めたけど?乗るなら早くしてくれよー駐禁きられたくねぇんだよ
キラ:あ・・ごめん・・・忘れてた。
ブルーノ:はぁ?忘れてただぁ?ちょお前今どこにいんだよ?もうじき仕事だろ?
キラ:・・いつもの所だよ・・・
ブルーノ:おま!また電波塔の上昇ってるのかよ!ったくよぉ・・・仕事には間に合うのか?
キラ:・・・ブルーノ・・うるさい・・・
ブルーノ:うるさいってなんだ!俺はお前の事を思ってだな?
0:ガチャッ・・ツーツー
ブルーノ:あ!おい!キラ!まだ話はっ!!・・ったくよぉ・・・先に仕事場向かうからな俺は・・・知らねーぞ!
キラ:・・ブルーノはいつも・・・さてと・・じゃあ私も・・・・行くよ・・・
0:立ち上がると冷たい風が吹く
キラ:南西の風・・・じゃああっちかな・・・
0:小走りで電波塔の頂上から飛び降りるキラ
キラ:あのビルかな・・・
0:袖からワイヤーを出してスパイダーマンのようにビルの間を飛び交うキラ
ブルーノ:ふんふんふーん、やっぱパンクはいいなぁ・・・ん?ってあれキラじゃねぇか!!
0:車の窓を開けるブルーノ
ブルーノ:キラ!おい!キラぁ!待てっての!!
0:目と目が合うが無視して進んでいくキラ
ブルーノ:あぁあんのやろぉお!覚えてろよ・・・!!
0:とあるビルの屋上に着くキラ
キラ:・・確か・・・ここだった・・・かな・・・・
0:地上にはブルーノが車を止めて降りてくる
ブルーノ:チッ!仕事してくれるからキツくは言えんが・・誰に似たのかねぇ・・・
キラ:・・・窓から入ったほうが早いな・・・
ブルーノ:あいつ・・窓から入る気か・・んじゃ俺は
0:腰から二丁拳銃を取り出す
ブルーノ:正面から突破するとしますかね。
0:屋上の手すりにワイヤーをくくりつけゆっくり降りていくキラ
キラ:・・・確か・・・四階の・・ここだ・・・明かりがついてる・・・
0:エレベーターで四階に着くブルーノ
ブルーノ:やぁやぁこんばんわ。始末屋のブルーノです。覚えなくてもいいので。死んでください。
0:発砲しながら進むブルーノ
ブルーノ:あははは!よえぇよえぇ!俺は今腹立ってんだ!お前ら全員生きて帰さねぇから安心して死ね!
キラ:始まった・・・
0:窓を蹴破り入ってくるキラ
キラ:・・・始末屋・・・キラ・・です・・・
0:大きなナタを振り回し室内の敵を殺していくキラ
ブルーノ:あん?この部屋か?オルァ!
0:ドアを蹴破るブルーノ
ブルーノ:おい!キラぁ!お前!俺の獲物取るなよ!!
キラ:・・・取ってない・・今から・・・
ブルーノ:今からも何もねぇんだよ!このおっさんを殺せって言われたのは俺なんだよ!依頼人は俺に言ったんだ!だから俺に殺させろ!
キラ:・・・あの時・・私も・・いた・・・
ブルーノ:居ても依頼人は俺の眼を見て頼んできたんだ!だぁかぁらぁ!これは俺の獲物なんだよ!
キラ:・・・私が・・殺す・・・
ブルーノ:俺だ!
キラ:私・・・
0:ドアから増援が入って銃を乱射してくる
ブルーノ:おいお前ら!このおっさんを殺してもいいのか?お前らの雇い主だろ?あぁ!?
0:ボスを人質に後ろに回り込むブルーノ
キラ:・・・その人・・・譲る・・・
ブルーノ:あ?
0:敵勢に走り出しナタでどんどん切り殺していくキラ
ブルーノ:あ!てめぇ!ずりぃぞ!
0:ボスを押し倒すブルーノ
ブルーノ:俺も混ざろ!
0:こっそり逃げようとするボス
ブルーノ:どこ行くんだ?逃がさねぇよぉ?おらぁ!
0:踏みつけるブルーノ
ブルーノ:なぁおっさん。お前が殺した男いたろ?その男のガールフレンドからお前を殺すよう依頼されてきたんだ。じゃ大人しく死んどけよ
0:「お前らは誰なんだ・・・」と聞いてくるボス
ブルーノ:あ?俺らか?俺らは
キラ:始末屋・・・
0:投げたナタがボスの首を刎ねる
ブルーノ:だぁああああ!お前ぇええ!キラぁああ!!俺に譲るんじゃねぇのかよぉおお!!!
キラ:早く殺さない・・ブルーノが悪い・・・
0:頬をつねるブルーノ
ブルーノ:お前なぁあ?話し終えたら殺そうとしてたんだぜぇえ?
キラ:ぶうーお(ブルーノ)・・・いはい(痛い)・・・
ブルーノ:・・ったくよぉ。まぁいいや仕事は終わったしけぇんぞキラ
キラ:・・・うん・・
0:車に乗り込む二人
ブルーノ:もう仕事は終わったし、なんか食って帰るか?何食いたい?
キラ:なんでもいいよ・・・
ブルーノ:そんじゃあいつものあのラー・・
キラ:ラーメン以外・・・
ブルーノ:おまっ!なんでもいいんじゃなかったのかよ!
キラ:あそこ・・美味しくない・・・し、臭い・・・
ブルーノ:あの味がうまいんだろぉ?はぁ・・まだお子様にはわかんねぇんだな?
キラ:ブルーノの・・趣味が・・・変なだけ・・・
ブルーノ:ちょ!お前なぁ?まぁいいわ。適当にファストフード寄って帰るか
キラ:うん・・・
0:二人の家
ブルーノ:ふぅー食った食った・・あーもう何もいらねぇ・・・ちょっくらたばこ吸ってくるわ。先風呂入って寝とけよキラ
キラ:・・いってらっしゃい・・・
0:ベランダに出るキラ
ブルーノ:んぁ?どうした?キラ
キラ:なんでもない・・・月を・・見に来ただけ・・・
ブルーノ:そうかい・・・今日はいい満月だよなぁ・・・
キラ:うん・・・
ブルーノ:・・・なぁキラ
キラ:なに・・?
ブルーノ:普通の生活に戻りてぇか?
キラ:どうしたの・・突然・・・
ブルーノ:いや、あの日もお前は一人・・満月を見てたなぁ・・ってな・・・
0:煙草を吸いながら月を見上げるブルーノ
0:ー遡る事、数年前ー
ブルーノ:はっはっは!始末屋をなめんなよ!死んどけ!くそ共が!はぁ・・はぁ・・・あーいってぇ・・・ん?
0:月を見上げる小さい女の子
ブルーノ:なんだ?ガキか・・・?こいつらの誰かがさらってきたガキか?
ブルーノ:なぁお嬢ちゃ・・・
0:そこには誰もいない
ブルーノ:ん?いねぇ?グッ!
0:背中を誰かに斬られる
ブルーノ:まだ誰か生きてやがったのか!
0:振り返るが誰もいない
ブルーノ:あ?誰も・・いねぇ・・?
0:暗闇から物音がする
ブルーノ:そこか!
0:ズガンズガンと撃つブルーノ
ブルーノ:・・気配が・・ハッ!上か!
0:振り下ろされるナタを白刃取めするブルーノ
ブルーノ:ぬぉ!?ぐ・・ぐぐ・・オルァ!
0:蹴り倒し首を掴むブルーノ
ブルーノ:てめぇよくも・・・って、ガキ!?
キラ:・・・。
ブルーノ:てめぇさっき窓に居た・・・誰だ?名前を言え
キラ:ない・・
ブルーノ:あ?
キラ:名前・・・ない・・・
ブルーノ:はぁ?んじゃてめぇこいつらの仲間か?
キラ:・・・違う・・・
ブルーノ:じゃあてめぇ誰に雇われた!答えろ!
キラ:誰にも・・一人で・・・来た・・・
ブルーノ:はぁ?てめぇみたいなガキんちょが一人で来ただ?じゃあ誰にその暗殺術を教えてもらった!
キラ:さぁ・・山の・・・おじさん・・・
ブルーノ:山野おじさん?誰だか知らんが知らねぇがガキをこんなんに仕上げるなんて・・・その山野おじさん?ってやつの元へ連れていけ!
キラ:私が・・殺した・・・
ブルーノ:はぁ?殺したぁ?お前を育てた奴をか?
キラ:そう・・命令・・されたから・・・私を・・倒せる人が・・・新しい・・・飼い主・・って言ってた・・・
ブルーノ:そ・・そうか・・・俺に殺意を向けないのであれば、お前を殺さないでやる。俺に殺意を向けたら殺すからな
キラ:うん・・・
0:静かに手を離すブルーノ
ブルーノ:さてと、仕事も終えたし帰るか・・・
0:後ろをちょこちょこついてくるキラ
ブルーノ:なんなんだよ!ついてくんなガキが!!
キラ:新しい・・・飼い主・・だから・・・
ブルーノ:あ?飼い主だぁ?
キラ:私を・・倒した・・・から・・・
ブルーノ:嘘だろ・・!?お前を雇うなんてありえねぇっての!俺一人で始末屋だ!誰も仲間なんぞいらねぇ!
0:腹の音が大きくなるキラ
キラ:ごめん・・なさい・・・
ブルーノ:あぁあああ!わぁーったよ!その代わりお前が大きくなったら手放すからな!!ついてこい!
キラ:うん・・・!
ブルーノ:じゃ行くぞキラ
キラ:キラ・・?
ブルーノ:お前の名前だよ。お前とかガキとかで呼びたくねぇからな。お前は今日からキラだ。
キラ:うん・・・
0:ーそして今に戻るー
キラ:ルーノ・・ブルーノ・・・
ブルーノ:あぁすまんな。どうした?
キラ:見て・・流れ星・・・
ブルーノ:本当だな・・・あぁーあ!お前が風呂入んねぇなら俺が先に入るからな
キラ:おじさん臭くなるから・・私が先に入る・・・
ブルーノ:おまっ!・・・ふっ、まぁいい。天体観測もほどほどにしておけよ。んじゃ俺は洗い物しておくからな
キラ:うん・・・。